【ワンピース】ヤマトが仲間にならない理由を徹底考察!強さについても
「ワンピース」に登場するヤマトは、ワノ国編での活躍から、ルフィ率いる麦わら海賊団の仲間になるのではないかと予想されていました。本記事では、ヤマトが仲間にならない理由や「ワンピース」での過去や活躍、カイドウとの関係や強さについても徹底考察していきます。
目次
【ワンピース】ヤマトとは?
ヤマトは漫画「ワンピース」に登場するキャラクターで、ワノ国編にて初登場しました。四皇・カイドウが率いる「百獣海賊団」に所属していながら単身、離反して活動したり、素顔を般若の面で隠していたりと、登場初期は謎多き人物として描かれていました。まずはヤマトのプロフィールや、「ワンピース」の概要について見ていきます。
ヤマトのプロフィール
- 年齢:28歳
- 身長:263cm
- 覇気:覇王色、武装色、見聞色
- 武器:金棒「建(タケル)」
- 誕生日:11月3日
- 星座:さそり座
- 一人称:僕
ヤマトは 自身の事を「僕」と称していますが、その正体は角と長い髪を持つ女性でした。ワノ国編に登場する英雄・光月おでんに強い憧れを見せ、父であるカイドウに反発するように、ルフィらの味方として最後まで共に戦いました。恵まれた体格と高い戦闘能力、特殊な「悪魔の実」の力を持っており、父譲りの強さを作中で存分に発揮しました。
ワンピースの概要
「ワンピース」は「週刊少年ジャンプ」にて連載されている尾田栄一郎さんの漫画で、1997年に連載を開始して以来、凄まじい人気を博しています。少年漫画の王道的展開や、緻密に練り込まれたストーリー、伏線が読者を強く惹きつけ、数多くのファンを獲得しています。アニメや映画、舞台化、実写化と様々なメディア展開を続けており、2015年にはその発行部数がギネス認定されるなど、日本を代表する漫画作品となっています。
ワンピースのあらすじ
「この世の全てを手に入れた」とされる海賊王、ゴールド・ロジャーは、海軍に処刑されるその寸前、自身が見つけた最大の秘宝「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の存在をほのめかし、これがきっかけで世は「大航海時代」を迎えます。そんな中、主人公の少年、モンキー・D・ルフィは、海賊・シャンクスとの出会い、別れをきっかけに、「海賊王」を夢見て成長していきます。彼は偶然食べてしまった「悪魔の実」の力を使い、数々の強敵と戦いながら世界を旅していきます。
【ワンピース】ヤマトが仲間にならない理由
ヤマトは「ワンピース」の作中で、主人公・ルフィらの仲間として宿敵・カイドウの軍団と戦いました。「麦わら海賊団」とも密接な関係にあったヤマトでしたが、結果的に彼女は一団の仲間にはならず、ワノ国に残ることとなりました。ここからはヤマトがルフィらの仲間にならない理由について、様々な観点から考察していきます。
理由①ワノ国を守らなければならない
ヤマトやルフィ達の活躍によってカイドウと彼が率いていた「百獣海賊団」を追い出すことに成功し、ワノ国には平和がもたらされます。ヤマトはルフィらと共に海に出る意思はあったものの、モモの助から「ワノ国に残る自分たちだけで国を守らなければならない」という言葉を聞き、思いとどまります。今後また、別の脅威が現れた時のため、ヤマトはワノ国にとどまり、国の民達を守る道を選びました。
理由②役割や肩書がない
ルフィと共に航海をする「麦わら海賊団」の面々は、それぞれが役割や肩書を持ち、船に乗る上での明確な立ち位置が設定されています。しかし、ヤマトは凄まじい強さこそ誇るものの、海賊団における明確な役割・肩書が設定されておらず、こういった背景からも彼女が仲間になる可能性は低いと考えられています。
理由③目的がない
例えば、ゾロならば「世界最強の剣士になる」、ニコ・ロビンならば「歴史の謎を紐解く」といった明確な目的を持っていますが、ヤマトは旅立つことに対する明確な目的を持っていません。一応、かつて出会ったエースや共に戦ったルフィに感化され、外の世界を見てみたいという願望はあるものの、他の仲間達のような強い目的ではないため、彼女が「麦わら海賊団」に加入する可能性は少ないと考えられています。
理由④初めから強すぎる
ヤマトは父・カイドウから受け継いだ凄まじい強さを誇るキャラクターで、その高い実力を発揮し、劇中でも数々の窮地を乗り越えました。仲間としては非常に頼もしいヤマトですが、一方であまりにも強すぎるため、仲間キャラクターとして今後活躍させるのが難しいのでは、という点も考察されています。ルフィと出会った段階でヤマトの強さはほぼ完成されたものだっただけに、ワノ国編限定のキャラクターであると考えられています。
理由⑤ルフィが積極的に誘っていない
ヤマトはワノ国編にてルフィ達と共闘し、一時は仲間として活躍しました。一方で、ルフィがヤマトに対し仲間になることを誘った場面は、明確には描かれていません。こういった背景からも、ヤマトが「麦わら海賊団」として共に航海を行う可能性は低いと推測できます。
理由⑥回想シーンが薄い
「ワンピース」に登場するキャラクター達は皆、様々な過去を持っており、特に「麦わら海賊団」に所属する仲間達は回想シーンが描かれることも少なくはありません。ヤマトも「ワンピース」の中で様々な回想シーンが描かれていますが、海賊団の仲間達に比べるとどこかシーンが薄く、「麦わら海賊団」の仲間として戦っていくだけの理由や目的には結びつかないと考えられています。
【ワンピース】ヤマトの強さや能力
「ワンピース」に登場したヤマトは、ルフィ達の仲間にこそなりませんでしたが、それでもカイドウを相手に一時は共闘し、凄まじい強さを見せつけました。ここからはヤマトが扱う武器や技、彼女が食べた「悪魔の実」について解説していきます。
ヤマトの悪魔の実の能力
「ワンピース」には数々の「悪魔の実」が登場しますが、ヤマトもまたこの実を食べ、能力者となっています。彼女の食べた実は「イヌイヌの実 モデル“大口真神(オオクチノマカミ)」と呼ばれるもので、白い体を持つ「神狼」へと姿を変えることができます。主に「氷」を操ることに長けており、金棒に氷を纏わせたり、氷の壁を生み出したりと、攻守において隙の無い戦いを繰り広げることができます。
ヤマトの強さ
ヤマトは「ワンピース」に登場した数々の強敵とも戦っており、その度に凄まじい強さを発揮しています。四皇の幹部であるうるティと戦った際、彼女を一撃で昏倒させてしまったことから、その実力は四皇幹部と同等、あるいはそれ以上であると推測できます。後半は父・カイドウとも一対一で戦い、しばらくは足止めして見せるなど、四皇にすら太刀打ちできる強さを秘めたキャラクターです。
ヤマトの技
ヤマトは「ワンピース」の作中で、様々な技を披露しています。金棒を相手に叩きつける「雷鳴八卦」のように父から受け継いだ技もあれば、離れた位置を打撃する「鳴鏑(なりかぶら)」や、悪魔の実の力を合わせて使う氷のブレス「無侍氷牙(ナムジヒョウガ)」、氷を纏って防御する「鏡山(かがみやま)」といった、数々のオリジナル技も使いこなします。
【ワンピース】ヤマトの過去や謎を考察
「ワンピース」のワノ国編で登場したヤマトは、ルフィらと共にカイドウ達と戦いましたが、彼女には戦いに赴くための明確な理由と、複雑な過去がありました。ここからはヤマトの過去や彼女に残された謎について、詳しく考察していきます。
ヤマトが光月おでんを名乗っていた理由
ヤマトは「ワンピース」で初登場した際、当初はワノ国の英雄・光月おでんの名を語っていました。カイドウの子であるヤマトは、かつて父が光月おでんを処刑した場面に立ち会っており、そこで見たおでんの男気溢れる姿に惚れ込み、以降、彼の「ワノ国を開国する」という意思に強く惹きつけられていきます。ヤマトはかつての英雄に心酔した結果、父・カイドウに強く反発し、以降は光月おでんの名を語り、様々な逆境の中で単身、活動していくようになっていきます。
ヤマトはエースと昔出会っていた?
カイドウとルフィが戦う4年前、ワノ国に辿り着いたポートガス・D・エースとヤマトは鬼ヶ島で出会っていました。二人は当初、交戦していましたが、その中でエースはヤマトが様々なものに縛り付けられていることを見抜き、彼女の本心を聞き出します。二人は最終的に和解し、酒を酌み交わす仲にまでなりました。ヤマトはエースの口から、弟・ルフィの存在をいち早く告げられていたのです。
ヤマトとカイドウの関係
「ワンピース」の作中でも屈指の実力者である「四皇」ですが、カイドウはその四皇の一人で、ワノ国を力によって支配していました。ヤマトはカイドウの一人娘ですが、カイドウが処刑した英雄・光月おでんに憧れを抱き、以降、ヤマトは自身を光月おでんと同じ存在であると強く語り、女性でありながら「男」として生活するようになります。結果、カイドウだけでなく「百獣海賊団」の面々も、ヤマトをカイドウの「一人息子」として扱うようになっていきます。
ヤマトの母親は誰?
「ワンピース」の重要キャラクターの一人・カイドウの実子として登場し、凄まじい強さを発揮したヤマトですが、「ワンピース」の作中で彼女の母親の存在は謎に包まれたままです。カイドウがどのような女性と出会い、どういった経緯でヤマトが生まれることとなったのか、ファンにとってはその背景は気になる所ですが、いまだにその謎は解明されていません。
ヤマトのモデル
四皇を父に持ちながら、自ら敵対関係となっているヤマトですが、その名前や立ち振る舞いから彼のモデルは日本神話に登場する「ヤマトタケル」ではないかと言われています。ヤマトタケルは男性でありながら女装し、敵軍の宴会の席で宿敵を討ち取ったというエピソードを持っています。このエピソードを膨らませ、「ワンピース」に登場するヤマトが生まれたのではないかと考察されています。
【ワンピース】ヤマトの声優
いまや国民的人気作品として多くのファンに愛されている「ワンピース」ですが、漫画同様にアニメも今もなお放送が続いています。ここからはアニメ版「ワンピース」にてヤマトを演じた、声優について詳しく見ていきます。
ヤマトの声優は「早見沙織」
アニメ版「ワンピース」にてヤマトを演じたのは、声優の早見沙織さんです。早見沙織さんはアイムエンタープライズに所属する声優で、数々の有名アニメ作品に出演しています。透明感のある声質が特徴で、幼い女の子から大人の女性、静かな性格から活発な役柄と、様々なタイプのキャラクターを演じ分けています。
早見沙織のプロフィール
- 愛称:はやみん、みさお
- 出身地:日本・東京都
- 生年月日:1991年5月29日
- 血液型:AB型
- 身長:164cm
早見沙織さんは幼少期、映画でオードリー・ヘプバーンの吹き替えを見たことがきっかけで声優という存在に強く惹きつけられ、声の仕事に興味を持っていきます。中学1年生の時に日本ナレーション演技研究所のジュニア声優クラスに入所し、アイムエンタープライズのオーディションに合格したことで声優としてデビューしました。
早見沙織の主な出演作品
早見沙織さんは「ワンピース」のヤマト以外にも、数多くのアニメ作品のキャラクターを演じています。国民的人気アニメ「魔法つかいプリキュア!」ではレギュラーキャラクターのキュアフェリーチェを演じ、「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶ役、「ワンパンマン」のフブキ役、「SPY×FAMILY」のヨル・フォージャー役といった、数々の人気キャラクターも演じています。
【ワンピース】ヤマトに対する世間での評判や人気
「ワンピース」の作中でヤマトは自身の事を「僕」と呼び、あくまで光月おでんと同じ男性として振る舞っています。こういった複雑な背景からヤマトの呼び方について戸惑うファンもいるようです。ヤマトの生き様には英雄・光月おでんが深く関係しており、父・カイドウとの関係性も考えると、なんとも複雑な立ち位置のキャラクターといえます。
ヤマトといえばやはり四皇・カイドウの実子という大きな特徴を持っていますが、その親子関係に着目するファンも多いようです。「ワンピース」には数々の親子関係を持つキャラクターが登場しますが、非常に辛辣な関係性を持つ親子も少なくはありません。カイドウとヤマトも敵対こそしていますが、一方でカイドウがヤマトを「息子」として扱っていることに、まだカイドウの親心が残っているということが分かります。
ヤマトは凄まじい強さや独自の目的からカイドウと戦うキャラクターですが、一方で彼女の可愛さに惹きつけられるファンも多いようです。アニメ版で彼女を演じた早見沙織さんの演技を他の作品のキャラクターと比べ、また違った印象の声質にファンは魅了されています。
【ワンピース】ヤマトが仲間にならないのは様々な理由があった
「ワンピース」に登場したヤマトがルフィ達の仲間にならないのは、彼女の境遇や背景、目的など様々な要素が関係していました。ヤマトは四皇の実子でありながら、父に処刑された英雄に成り代わろうと独自の目的で戦い、ルフィらと奮闘しました。その高い人気から、今後の再登場が待ち望まれるキャラクターです。
この記事のライター
創也慎介
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