【ワンピース】タコと麦わらの一味との関係とは?タコキャラも合わせて紹介
『ワンピース』のタコについて紹介します。『ワンピース』のタコと麦わらの一味との関係や、登場するタコのキャラクター、ワノ国に行くときに出会ったタコの正体などを徹底解説しました。また、タコの正体は黒ひげなのかどうかについても考察しています。
目次
【ワンピース】とは?
『ワンピース』とは、1997年から『週刊少年ジャンプ』で連載している大人気少年漫画、および漫画を原作としたアニメやゲームなどのメディアミックス作品を指します。海賊王を目指すモンキー・D・ルフィを主人公に、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を目指して冒険を繰り広げる物語となっています。ここでは『ワンピース』の作者やあらすじなどを紹介していきましょう。
ワンピースの作者
『ワンピース』の作者は「尾田栄一郎(おだえいいちろう)」です。熊本県出身の漫画家で、『ワンピース』が国内での累計発行部数4億1000万部、世界累計5億1000万部を超えており、ギネスでも認定されています。幼い頃から父親の影響で絵を描いており、中学2年生で本格的に漫画を描き始めたそうです。『ワンピース』は尾田栄一郎の初の連載作品ですが、初連載作品が国民的人気作品になります。
ワンピースの概要
『ワンピース』とは、モンキー・D・ルフィを主人公とする海洋冒険ロマン作品です。原作コミックスは現在106巻まで発売されており、テレビアニメ化や小説化、ゲーム化、歌舞伎化など、多方面でのメディアミックスが展開されています。『ワンピース』は『週刊少年ジャンプ』では同じように看板作品だった『ナルト』と共に海外での人気も高く、全世界での累計発行部数は5億1000万部を突破しています。日本を代表する大人気漫画作品です。
ワンピースのあらすじ
世界は海賊王ゴールド・ロジャーが遺した財宝を巡り、多くの海賊が争いあう大航海時代を迎えていました。主人公の少年・ルフィは偶然悪魔の実を食べたことで、身体が伸び縮みするゴム人間になってしまいます。成長したルフィは海賊王を目指して旅立ち、航海へと乗り出します。そして仲間達を集めながら「麦わらの一味」と呼ばれるようになった彼らは、さまざまな場所を訪れ、強敵達を倒しながら、最後の海「新世界」へと突入することになるのでした。
【ワンピース】タコと麦わらの一味の関係
『ワンピース』の世界には、人間以外にもさまざまな種族が存在しています。多彩な種族が登場する中でも、魚人族のタコキャラクターなどタコがモチーフになっているキャラクターは少なくはありません。また、魚人族以外の謎のタコなども存在しており、作中で麦わらの一味と関わることがあります。ここでは『ワンピース』のタコと麦わらの一味の関係を紹介していきましょう。
麦わらの一味との関係①はっちゃんとの出会い
『ワンピース』でのタコと麦わらの一味の関係として、アーロンパークでのはっちゃんとの出会いが挙げられます。はっちゃんはタコの魚人で、アーロン一味のメンバーとして登場しました。作中ではココヤシ村で迷子になっていたゾロを敵とは思わず案内してくれましたが、ゾロの正体を知ってからはゾロと戦うことになります。
8刀流を使いこなしてゾロと戦うはっちゃんですが、結局敗北し、さらにアーロン一味も解体されてしまいます。その後は海軍に捕まっていたようですが、うまく逃げだし、タコ焼き屋になったようです。
麦わらの一味との関係②たこバルーン
『ワンピース』でのタコと麦わらの一味の関係として、空島スカイピア名物の「たこバルーン」が挙げられます。エネルを倒したルフィ達は空島から地上へ帰ることになりますが、普通に降りようと思っても船が壊れてしまいます。そこで使用したのが、空島名物のたこバルーンです。
たこバルーンは生きている本物のタコのようで、空の民が降りる際に速度を下げるために利用しています。作中ではたこバルーンがメリー号を包み込み、ゆっくりと地上へと落下してくれました。このように、戦闘では活躍しなかったたこバルーンですが、たこバルーンのおかげでルフィ達は空島から無事に帰還することができたのでした。
麦わらの一味との関係③スルメとの出会い
『ワンピース』でのタコと麦わらの一味の関係として、魚人島での「スルメ」との出会いが挙げられます。シャボンディ諸島から魚人島へ向かう際に、麦わらの一味は巨大なタコ「クラーケン」と出会うことになります。クラーケン自身は家族思いのタコだったため、本当は人間には無害です。
しかしとある理由によって魚人島に近づく船を攻撃していたため、魚人島への到達率は非常に低い状態となっていました。そしてそんなクラーケンを手懐けたルフィは、クラーケンに対して「スルメ」というイカのような名前を付けていました。
麦わらの一味との関係④ルフィの技名
『ワンピース』でのタコと麦わらの一味の関係として、ルフィの技名が挙げられます。ルフィの技名の中にはタコに関係するものもあり、「ゴムゴムのタコスタンプ」や「ゴムゴムのたこ」、「ゴムゴムのたこ花火」などがあります。このようにあえてタコと名前の付いた技が登場しているため、ルフィとタコには縁深いものがあるのです。
【ワンピース】タコキャラ一覧
先に紹介したとおり、『ワンピース』の世界にはさまざまなタコキャラが登場します。中にはルフィ達麦わらの一味と何度も出会うキャラクターもおり、名前がわかっているキャラクターもいます。ここでは『ワンピース』に登場するタコキャラ一覧を紹介していきましょう。
タコキャラ①ハチ(はっちゃん)
『ワンピース』に登場するタコキャラの中でも、ハチ(はっちゃん)は最初に登場したタコキャラクターです。はっちゃんと麦わらの一味は、最初は敵キャラクターとしてアーロンパークで出会いました。しかしアーロンと違ってはっちゃんは人間のことを憎んではおらず、迷子になっていたゾロのことを親切にも案内しています。
むしろ人間は好きな方だったようで、アーロン一味が解体されてからもシャボンディ諸島や魚人島などで登場しており、麦わらの一味と絡んでいます。このように、はっちゃんは敵ながら憎めないキャラクターとなっており、作中でも代表的なタコキャラクターです。なお、はっちゃんは「はっちゃん」が本名で、「ハチ」があだ名です。
タコキャラ②新魚人海賊団のヒョウゾウ
『ワンピース』に登場するタコキャラとして、新魚人海賊団のヒョウゾウがいます。ヒョウゾウは魚人島編で登場した酔っぱらいのタコの魚人で、新魚人海賊団の殺し屋です。はっちゃんと同じく8刀流の使い手で、酒に酔うと敵味方関係なく斬って捨ててしまう悪癖を持っています。過去にははっちゃんと同じ道場に通っており、はっちゃんは一度もヒョウゾウに勝つことができなかったようです。ヒョウゾウは金さえ出せばなんでもするような悪い剣士でしたが、ゾロとの戦闘になり敗北しました。
タコキャラ③スルメ
『ワンピース』に登場するタコキャラとして、先に紹介したスルメがいます。スルメは魚人島へ近づく船を攻撃して沈めていましたが、その理由は新魚人海賊団によって兄弟を人質に取られていたためでした。スルメが兄弟を人質にとられたためにボーディの命令によって船を沈め、しらほしに害を与えていたことを知ったルフィ達は、スルメと共に兄弟を助けることに成功します。しかしスルメは行方不明になってしまったのでした。
タコキャラ④ワノ国に行くときに出会ったタコ
『ワンピース』に登場するタコキャラとして、麦わらの一味がワノ国に行くときに近海で出会ったタコがいます。このタコは荒れ狂う海から顔を出して、ルフィ達一行に気づかれることなく乗船していました。そしてタコは突然口鼓を始め、タコの声に合わせて巨大な鯉の群れが現れます。この鯉の群れによって麦わらの一味は滝を登ることができ、ワノ国に上陸することができたのです。このような経緯から、謎のタコはルフィ達の乗船を手伝ってくれたと考えられています。
【ワンピース】ワノ国に行くときに出会ったタコの正体
『ワンピース』で麦わらの一味がワノ国へ上陸する際に登場した謎のタコの正体は、いまだに明らかになっていません。しかしタコがとったその行動から、タコには知性があったのではないかと言われています。ここでは『ワンピース』でワノ国に行くときに出会ったタコの正体について考察していきましょう。
ワノ国に行くときに出会ったタコには知性がある?
『ワンピース』でワノ国に行くに麦わらの一味が出会ったタコには知性がありました。まず、タコはルフィ達に気付かれないように船に上がっています。さらに「イヨーポン!」と声を出していますが、普通のタコが声を出すことはありません。さらにこの声で巨大な鯉を引き越せていることから、タコが明らかに知性を持っていることがわかります。
ワノ国に行くときに出会ったタコの正体は忍者?
前述のとおり、麦わらの一味がワノ国に行くときに出会ったタコには知性がありました。知性があるということは、タコの正体が人間であるという可能性があります。出会ったのがワノ国の近海ということもあり、タコの正体は忍者であるという可能性も高いです。もしくは、ワノ国の忍者によって訓練されたタコとも考察できます。
ワノ国に行くときに出会ったタコは悪魔の実の能力者?
『ワンピース』でワノ国に行くときに、麦わらの一味が出会ったタコが悪魔の実の能力者である可能性はほぼありません。悪魔の実の能力者は泳ぐことができないため、そもそも海は弱点になります。仮にタコになれる悪魔の実があったとしても、その能力者は海の中はもちろん水たまりに入ることすらできないため、能力も限定されたものになってしまいます。そのため、ワノ国の近海にいたタコは悪魔の実の能力者である可能性は低いです。
【ワンピース】黒ひげの正体はタコ?
『ワンピース』に登場する黒ひげとは、悪魔の実を2つ食べた海賊です。悪魔の実は2つ食べると死亡するとされているため、読者の間ではなぜ黒ひげが悪魔の実を2つ食べることができたのかさまざまな考察がなされています。一般的にはケルベロス説が通説としてよく取り上げられていますが、他の生き物であるという説もあります。ここでは『ワンピース』の黒ひげの正体がタコだとされている理由について考察していきましょう。
黒ひげのタコ説①黒ひげ海賊団の海賊旗
『ワンピース』の黒ひげにタコ説がある理由として、まずは黒ひげ海賊団の海賊旗に船長の特徴が反映されていない点が挙げられます。ワンピースの世界では、ルフィ率いる麦わらの一味の場合は麦わら帽子、シャンクス率いる赤髪海賊団であれば左目の3本線など、船長の特徴が海賊旗にも反映されています。しかし黒ひげ海賊団の場合は3つの頭に8本の骨が描かれていることから、黒ひげの特徴とは一致していませんでした。
読者の間では3つの頭があることからケルベロスだと言われることがありますが、ケルベロスであれば8本の骨が描かれている理由がわかりません。作中で8本と言えば、はっちゃんなどのタコの魚人や巨大タコなどの8本足をイメージしやすいため、実は黒ひげ海賊団の場合はタコを意味しているのではないかとも言われています。さらにタコは心臓が3つあるため、海賊旗で骸骨が3つ描かれている点とも重なります。
黒ひげのタコ説②黒ひげの悪魔の実の能力の謎
『ワンピース』の黒ひげにタコ説がある理由として、黒ひげの悪魔の実の能力の謎が挙げられます。『ワンピース』の世界では悪魔の実は1人1つまでしか食べることができないため、2つの悪魔の実を食べた黒ひげはマルコの言っていた異形な身体が関係していると考えられています。悪魔の実が宿主のどこに宿るのか作中で明らかになっていませんが、たとえば死んでも蘇ることができるヨミヨミの実の能力は、骨や髪しか残っていない状態でも蘇ることが可能でした。
また、モクモクの実の場合、スモーカーとたしぎの中身が入れ替わってしまいましたが、モクモクの実の能力が使用できたのはスモーカーの身体に入っているたしぎの方でした。そのため、悪魔の実の能力は魂に宿るのではなく、肉体の方へ宿る可能性があります。このことを考慮すると、黒ひげ海賊団の海賊旗には3つの頭があることから、黒ひげは3つの肉体を持っている、もしくは肉体を分裂できることから、悪魔の実を2つ食べることができた可能性があります。
黒ひげのタコ説③黒ひげのモデル
『ワンピース』の黒ひげにタコ説がある理由として、黒ひげのモデルが悪魔の化身である点が挙げられます。『ワンピース』の黒ひげ「マーシャル・D・ティーチ」のモデルだと言われているのは、悪魔の化身と呼ばれていた「エドワード・ティーチ」です。さらに西洋ではタコのことを「悪魔の化身」と呼んでいることから、黒ひげの正体はタコなのではないかと言われています。
【ワンピース】タコに対する世間での評判や人気
X(旧Twitter)上には、「『ワンピース』の黒ひげはタコだわ」とコメントしている人がいました。黒ひげにはケルベロス説とタコ説がありますが、『ワンピース』の世界にはさまざまな魚人が登場するため、タコ説の方が信ぴょう性が高いと考えている人も多いようです。
X(旧Twitter)上には、「タコには心臓が3つあるから『ワンピース』の黒ひげはケルベロス説とタコ説に別れてるんだね」とコメントしている人がいました。また、他にも黒ひげのケルベロス説とタコ説を挙げて、「タコ説よりもケルベロス説の方がいい」といった内容のコメントをしている人もいました。
X(旧Twitter)上には「漫画に出てくるタコは弱いだろって?『ワンピース』にはハチとスルメとヒョウゾウがいるから大丈夫」と『ワンピース』に登場するさまざまなタコキャラクターを挙げている人がいました。このように、『ワンピース』の世界には強いタコのキャラクターがいるということを意識している読者もいるようです。
【ワンピース】タコと麦わらの一味には深い関係があった
『ワンピース』に登場するタコは、麦わらの一味とさまざまな場面で関わっています。ルフィの技の中にもタコの名前を冠しているものがあるため、麦わらの一味とタコは縁が深いです。また、現在でも正体がわかっていない黒ひげにもタコ説があるため、今後も重要なキャラクターとしてタコが登場する可能性があります。『ワンピース』に登場するタコのキャラクターについて興味が湧いた人は、ぜひ『ワンピース』をチェックしてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
azu
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。