【ワンピース】スピードがウマ美になった理由！SMILEの能力者で強い？

まずはスピードというキャラクターがワンピースにてどのように描かれたのかを知るため、彼女のプロフィールと人物像をまとめていきます。また、スピードが登場し活躍している作品『ワンピース』についても概要とあらすじをまとめ、内容をおさらいしていきます。

スピードはカイドウが率いる百獣海賊団に所属していた女海賊です。右と左で白黒に分かれたショートボブと、SMILEの実を食べたことにより下半身がウマの胴体に変化したことが特徴です。顔立ちからは凛々しさを感じさせられますが、嬉しいことがあるとつい歯茎を剥きだしにするほどの笑みを浮かべてしまいます。

海賊団の中では管理者の立場に置かれており基本的には真面目な性格をしています。悪魔の実で手に入れたウマの機動力や視野の広さを自慢するほど自信家でもありますが、その反面、誰かに煽てられることに弱く部下から称賛の声をかけられるとつい笑顔が出てしまうという一面もあります。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。夢と冒険をテーマにした本作はバトルとギャグ、感動エピソードが話題を呼び1997年の初掲載から瞬く間に人気が広がっていきました。連載期間は20年を超えており2021年時点では国内累計発行部数が4億部を突破しています。

かつてこの世のすべてを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャー。彼は死に際にひとつなぎの大秘宝（ワンピース）について語ると、世の海賊たちはそれを追い求めて海へ漕ぎだしました。本作の主人公モンキー・D・ルフィもワンピースを狙う1人の海賊であると、自分が新たな海賊王になるために集めた仲間と共に新世界に挑んでいきます。

ここからはスピードがウマ美になった理由についてまとめていきます。スピードは百獣海賊団の一員であるため、本来ならばルフィたちと敵対関係にあります。ですがお玉のきびだんごの能力が発揮されると、そこからまさかの展開が描かれました。

キビキビの実は自分の頬から生み出されるきびだんごを動物に食べさせると、その動物を服従させるという能力を持っています。スピードはルフィに飛びつかれた時にそのきびだんごを食べさせられ、能力者であるお玉の家来にさせられました。その時にルフィから「ウマ美」という呼び名をつけられます。

スピードは元々人間でしたが、人造悪魔の実SMILEによってウマと融合した半獣に変化しました。本来お玉のきびだんごは人間には効果がありませんが、スピードの場合は半獣の部分が作用したと考えられます。

お玉のきびだんごによってすっかり家来に成り果てたスピードですが、ネット上ではこれが演技なのではという噂が流れています。お玉のきびだんごは人間には効果が発揮されませんが、スピードは半分人間であるため実は自我を保っているかもしれないという考察がされているのです。もしもきびだんごの能力にかかったフリをしているなら、どこかで裏切るタイミングを見計らっているのかもしれません。

ここからはスピードの強さについてまとめていきます。スピードは神話上の生き物であるケンタウロスのような見た目をしていますが、その姿でどのような戦い方をするのか、そしてその強さはどれほどのものなのでしょうか？具体的な内容をここで解説していきます。

百獣海賊団の真打ちとは海賊団の幹部に与えられる階級です。総督、大看板の次に位置する階級であり相当な実力者が真打ちに選ばれます。スピードもその真打ちに選ばれた船員の1人です。彼女以外の真打ちは懸賞金2億～5億ベリー程度の実力者が揃っており、スピードもそれに匹敵するほどの強さを持っていると言えます。

スピードはウマのSMILEを食べた能力者であり、ウマの持つ足の速さや持久力が備わっています。視界も本物のウマ同様350度の範囲まで広がっており、視野の広さを活かし弓矢ですぐ攻撃に転じることができます。また、アニメ版ワンピースでは矢に武装色の覇気を纏わせる演出もされていました。

スピードの能力は上述した通りですが、ワンピース作中でスピードが戦闘で活躍を残した場面は描かれていません。唯一描かれていたのはカイドウとの戦闘です。お玉に服従していたところをカイドウに見られたスピードは、裏切られたと誤解されお玉共々カイドウの一撃を食らってしまいます。その一撃でお玉は軽傷で済んだものの、彼女を庇ったスピードは重症を負ってしまいしばらく本編から退場させられました。

ここからはアニメ版ワンピースにてスピードの声を担当した声優についてまとめていきます。アニメでもワノ国編が放送されるとそこにスピードも出演しました。根は真面目でも煽てに弱いスピードを演じた声優はどんな人だったのか、その素性を明らかにしていきます。

アニメにてスピードを演じた声優は佐藤聡美（さとうさとみ）さんです。柔らかく透き通った声質が特徴的で、数々の作品のヒロイン役を担当しています。声優以外にも歌手やナレーターとしても活動しており、現在は一児の母でもあります。

1986年5月8日の宮城県生まれ。血液型はO型、身長は158cm、現在の所属事務所は青二プロダクションです。2007年に『かみちゃまかりん』という作品で声優デビューを果たしており、『けいおん！』の律役で知名度を大きく上げました。第5回声優アワードでは新人女優賞を受賞しており、2017年に声優の寺島拓篤と結婚を発表。そして2021年12月に1人目の子を授かりました。

これまでスピードの人物像や強さなどについてまとめてきました。お玉のきびだんごによってルフィの味方になったスピードでしたが、そんな彼女に対してワンピースファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではスピードに対する世間での評判や人気について、ネット上に出回っているリアルな声を参照して明らかにしていきます。

スピードについて語っているファンの多くは、お玉と一緒にいるスピードがかわいいと感じているようでした。基本的にスピードとお玉をセットにして語っている人がとても多く、2人の独特な掛け合いなどに魅力を感じている様子が見受けられました。

お玉のきびだんごは一ヶ月を過ぎると効果が切れてしまいますが、スピードは既にお玉に懐いているようで効果が切れても一緒にいようとしていました。その様子に対して2人で幸せに暮らしてほしいと願う声が多く寄せられていました。

スピードとお玉が好きな人の中には2人セットのフィギュアを作ってほしいと懇願している人もいました。それだけ2人の尊さに魅力を感じている人が多いようで、とても人気がある組み合わせのようです。

ここからはスピードがもしも〇〇だったらについてまとめていきます。ワンピースにおいて生真面目ながら人に褒められることに弱かったスピードでしたが、そんな彼女がもしもこの現実世界に実在する人物だったとしたらどのような存在になり得ていたのでしょう？ここでは原作で描かれたスピードの性格や言動を元にして、実際にスピードが彼女、友達、学校の教師だった場合について考えていきます。

スピードはカイドウの仲間ということで敵側の人物として描かれていましたが、生真面目で人に褒められるのに弱いという性格を見るに、彼女自身が根っからの悪人のようには見えません。もしもスピードが彼女だった場合、好きな人にしっかり尽くそうとする魅力的な彼女になっているのではないかと思います。

お玉のきびだんごを食べた時は従順な家来となって服従していたスピードでしたが、お玉の性格が気に入ると物語の後半ではずっと一緒にいたいと思うようになっていました。このことからスピード自身が誰かと交流することが好きなように見えるので、友達になった場合はその人と気が合えば、すぐに付き合いやすい関係が築けるのではないかと思います。

百獣海賊団の真打ちだったスピードは部下を取りまとめる立場にいました。その部下たちからはスピード様と呼ばれ、慕われている様子が描かれていました。スピードの生真面目な性格などが部下たちの信頼を得ていたのでしょう。もしも学校の教師だった場合も、真打ちだった頃と同様に、生徒たちから尊敬される存在になっていると思います。

スピードはカイドウの部下でありながらお玉のきびだんごによってルフィたちに加勢していた奇妙な存在でしたが、その実直な性格とウマ特有の強さを兼ね備えている部分が魅力的なキャラクターでもありました。今後のワンピースはいよいよ最終章を迎えますが、再びスピードが登場することがあるのかどうか気になるところです。