【ワンピース】3D2Yの意味とは？スペシャルアニメの内容も紹介

『ワンピース』には、スペシャルアニメや漫画のタイトルに「3D2Y」という英数字がつくものがあります。この「3D2Y」は暗号になっており、物語の中でも重要な意味を持っています。「3D2Y」の暗号はどのような意味を持っているのか、わかりやすくまとめていきます。また、アニメや漫画での「3D2Y」の登場回や、スペシャルアニメのあらすじも紹介します。

3D2Yの暗号の意味は、3Dが「3日」で2Yが「2年」となります。これは、ルフィが仲間たちへのメッセージを、暗号にして伝えたものです。実際には「3D」にバツ印がつけられており、「3日ではなく2年」という意味に読み取れます。ルフィは仲間たちと3日後に落ち合う約束をしていましたが、それを2年後に変更しました。そのため、「3D2Y」の「3D」にバツをつけ、「3日後ではなく2年後に落ち合おう」というメッセージを暗号にして届けたのです。

『ワンピース』は、冒険や友情をテーマにした少年漫画です。作者は尾田栄一郎さんで、週刊少年ジャンプで1997年から連載が続いています。1999年にはアニメの放送も始まり、漫画に負けないほどの人気を誇っています。迫力のあるバトルシーンはもちろん、ギャグシーンや感動エピソードなどが多数盛り込まれており、日本だけでなく全世界に愛読者がいます。

『ワンピース』は、伝説の海賊王ロジャーが残した、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を巡って海賊たちが戦いを繰り広げる物語です。幼い頃から海賊に憧れていたルフィは、成長すると1人で海賊王を目指して海へと旅立ちます。悪魔の実のひとつであるゴムゴムの実の能力で、立ちはだかる他の海賊や海軍などを撃退します。旅の途中で出会った仲間たちと「麦わら海賊団」を結成し、海賊王になるための冒険を続けるのでした。

「3D2Y」は、『ワンピース』のスペシャルアニメのタイトルにもなっています。麦わらの一味が一時的に離れていた時期の話で、原作や通常版のアニメでは語られなかったエピソードです。ここでは、「3D2Y」のスペシャルアニメの放送日や内容についてまとめていきます。

「3D2Y」の暗号は、それ自体がタイトルとなってスペシャルアニメで登場しています。それは、フジテレビで2014年8月に放送された、「"3D2Y"エースの死を越えて！ルフィ仲間との誓い」というスペシャルアニメです。実際のタイトルには、「3D」にバツ印がついています。

このスペシャルアニメは、『ワンピース』のアニメ放送から15周年を記念して制作されました。原作にはないオリジナルアニメで、オリジナルキャラも出てきます。ストーリー自体は尾田栄一郎さんが作ったものではありませんが、オリジナルキャラは尾田栄一郎さんが描き下ろしたものです。

「3D2Y」のスペシャルアニメは、通常のアニメ版とは違う枠で放送されました。そのため、見逃してしまったという人もいるのではないでしょうか？「3D2Y」のスペシャルアニメの内容はどのようなものだったのか、簡単なネタバレを紹介します。

原作では描かれなかったルフィの修行の様子が、「3D2Y」のスペシャルアニメでは詳細に描かれています。ルフィはルスカイナ島で、レイリーと覇気を習得するために修行をしていました。どのようにしてルフィが覇気を習得したかがわかり、スッキリとしたファンも多かったようです。

バーンディ・ワールドは、「3D2Y」のスペシャルアニメで登場したオリジナルキャラです。ルフィの修行のシーンが終わった後、海軍と海賊の戦いのシーンでワールドが登場します。ワールドは仲間を引き連れて現れ、海軍と交戦します。悪魔の実であるモアモアの実の能力を使い、海軍を圧倒しました。

ルフィが修行をしているルスカイナ島は、ハンコックがいる女々島の近くです。ルフィに好意を抱いているハンコックは、ルフィへの差し入れをすることにします。その差し入れをルスカイナ島まで持っていったのは、ハンコックの妹たちでしたが、そこにワールドが現れます。ワールドはハンコックを人質にしようと考え、妹たちを連れ去ります。

ハンコックとともにワールドの海賊船であるグローセデア号へ乗り込んだルフィは、ハンコックと協力して巨人族と魚人のハーフであるセバスチャンと戦います。苦戦しながらもなんとかセバスチャンを倒しますが、トドメを指したのはミホークと一緒にワールド討伐に来ていたペローナでした。ペローナの助けによりルフィとハンコックは船内に入れましたが、そこでガイラムによってハンコックと離れ離れになってしまいます。

ルフィは1人でワールドに挑みますが、まったくかないません。ルフィはずっと様子を伺っていたバギーによって治療を受けて先へと進みますが、そこでガイラムが現れて戦闘になります。ルフィにワールドを倒してほしいバギーは、ガイラムを引き受けてルフィを先に行かせます。しかし、バギーにガイラムが倒せるはずもなく、ガイラムを倒したのは迷ってたまたま居合わせたハンコックでした。

ワールドの元へとたどり着いたルフィは、再びワールドと戦うことになります。前回と同じように苦戦するルフィでしたが、仲間を道具扱いするワールドに怒りが爆発します。ワールドへの怒りや仲間への想いがルフィに力を与え、徐々に覇気を扱えるようになっていきました。そこでルフィの「レッドホーク」が炸裂し、ワールドに一矢報いることができたのです。しかし、戦っている最中も続いていた海軍からの攻撃が激しくなってきたため、ルフィはハンコックが待つ九蛇の海賊船へと脱出しました。

ルフィの攻撃にもなんとか耐えていたワールドは、海軍へと100倍モアモア砲を撃ちます。しかし、その砲撃はミホークによって斬り裂かれ、最後の力を振り絞ったワールドも倒れ、グローセデア号は壊滅しました。その後、ルフィはレイリーとの修行を終え、仲間たちと再会するためにシャボンティ諸島へ向かいます。

そして、ルフィが仲間たちと新世界へ向けて出航した頃、白ひげとエースの墓にサボが現れ、墓参りをしている様子が映ります。「3D2Y」のスペシャルアニメでは、最後の最後にサボが生きていることが明らかになりました。サボの登場は、ファンの間でも大きな話題となりました。

「3D2Y」のスペシャルアニメの主題歌は、通常のアニメ版の主題歌とは異なります。予告でも流れていたこの主題歌は、とてもかっこいいとファンの間でも評判でした。「3D2Y」の主題歌や歌手について知っておくと、スペシャルアニメをもっと楽しめること間違いなしです。

「3D2Y」のスペシャルアニメでは、AAAが歌う「Next Stage」が主題歌として採用されました。この歌は、「どれだけ過去に傷ついたとしても未来へ進もう」という意味の歌詞になっています。エースの死に傷ついても次へ進もうとする、ルフィにぴったりの主題歌であるといえます。

AAAは「トリプル・エー」と読み、男女混合で結成されたパフォーマンスグループです。AAAは「Attack All Around」の略で、すべてのことに挑戦するという意味で名付けられたそうです。音楽活動だけでなく、それぞれのメンバーが俳優やモデルとしても活躍しています。現在ではAAAとしての活動は休止しており、各メンバーは個々で活動しています。

AAAは、「3D2Y」のスペシャルアニメ以外にも、『ワンピース』の主題歌を担当しています。その曲は、41番目のシングルである「Wake Up！」です。この曲は『ワンピース』のために描き下ろした曲で、初回生産限定盤ではジャケットが『ワンピース』の絵柄になっているバージョンも販売されていました。仲間との絆や冒険心を歌った曲で、バンクハザード編の主題歌として使われています。

「3D2Y」の暗号は、通常のアニメや漫画でも目にすることができます。しかし、それほど多く登場するわけではないため、いざ探そうと思ってもなかなか見つからないでしょう。「3D2Y」は漫画やアニメのどのあたりで登場するのか、登場した話数を紹介します。

「3D2Y」は、アニメだと2つの回で登場します。どちらも頂上戦争が終わった後のエピソードで、物語の転換期に当たる位置の話です。では、アニメでは具体的にどの話で「3D2Y」が見られるのか、具体的な話数をチェックしておきましょう。

『ワンピース』のアニメ511話は、「まさかの再上陸！ルフィ海軍本部へ！」というタイトルです。タイトル通り、ルフィが再び海軍本部へと再上陸する話です。ジンベエとレイリーの助けを借りて海軍本部へ潜入したルフィは、そこでオックスベルを16回打ち鳴らします。そこでのルフィの行動は写真に撮られ、新聞で大きく報じられました。この新聞に載った写真のルフィの腕に、「3D2Y」の文字が刻まれています。

『ワンピース』のアニメ515話は、「まだまだ強くなる！ゾロ船長への誓い」というルフィ以外の麦わらの一味に焦点を当てた物語です。ここでは、それぞれがルフィからのメッセージを受け取り、2年後に備える決意をする様子が描かれています。しかし、他のメンバーと違って、ゾロはなかなかルフィの暗号が解けずにいました。そのゾロもようやく暗号の意味がわかり、2年後の再会を誓うのでした。

『ワンピース』の漫画で「3D2Y」が初めて出てくるのは、コミックス60巻の594話「メッセージ」の回です。こちらはアニメの511話と同じ内容で、ルフィの右腕に「3D2Y」のタトゥーが見えます。次に出てくるのは、コミックス61巻の597話で、タイトルはその名も「3D2Y」です。この回で、ようやくゾロがルフィからのメッセージの意味に気づきます。

スペシャルアニメの「3D2Y」は作画に違和感を覚える人もいたようですが、おおむね評判が良かったです。特に、これまで語られなかったルフィの修行内容が見れたことに、満足するファンの人が多かったです。

スペシャルアニメの最後でサボが登場したときには、多くのファンが喝采を上げたようです。成長したサボはこれまで通常版のアニメでは登場しておらず、この「3D2Y」がアニメでの初登場でした。それだけに、サボの登場に驚いた人も多かったようです。

また、ゾロが「3D2Y」の暗号の意味に気づけたことに驚く人もいました。麦わらの一味の中では最後までその意味に気づけなかったゾロですが、最終的にはしっかりとルフィの意図を汲むことができました。ルフィのことをよく知っているゾロだからこそ、暗号の意味に気づくことができたのでしょう。

「3D2Y」という暗号には、麦わらの一味にとって重要な意味がありました。すべてのメンバーがしっかりとその意味に気づき、2年後に再び集結することができました。麦わらの一味の絆があったこそ、この短い暗号の意味に全員が気づけたといえるでしょう。