【ワンピース】シャッキーの正体はロックス海賊団？人物像や声優を紹介

『ワンピース』に登場するシャッキーは、シャボンディ諸島で「シャッキー's ぼったくりBAR」という店を経営する女主人です。真っ黒のボブカットをしていて、常に煙草を吹かしています。バーの店主で噂好きの為、シャボンディ諸島で起こった出来事の大半を知っている程の情報通です。店名の通り、客に対して異常とも思える飲食代を請求していますが、友人や仲間に対しては非常に優しく接します。

シャッキーというのは愛称で、本名はシャクヤクといいます。60歳を過ぎてはいますが、年齢を全く感じさせない美しい顔立ちと整った体型が特徴的です。勘が鋭く、物事の本質や相手の目的を瞬時に見抜く程の分析力を持っています。

シャッキーが登場する『ワンピース』は、1997年から週刊少年ジャンプにて連載されている人気漫画です。2022年現在では、単行本は100巻を越え、25年以上も読者に愛され続ける作品となっています。派手な戦闘シーンや感動するエピソードが多く、年齢や性別に関係なく世界中にたくさんのファンがいます。

かつて「海賊王」と呼ばれた男・ロジャーは、処刑の前に「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を隠した」と宣言します。その言葉を聞いた海賊達は、ロジャーが残した大秘宝を求めて海へと出発し大海賊時代が幕を開けました。主人公のルフィも、そんな大秘宝を見つけることを目的としている海賊の1人です。ルフィは信頼できる人物を仲間にし、数々の冒険を繰り広げていきます。

初登場時より、只者ではない雰囲気を醸し出しているシャッキーですが、その正体はどんな人物なのでしょうか？60歳を過ぎても年齢を感じさせない外見と強さには何か秘密がありそうです。ここからは、『ワンピース』本編におけるシャッキーの言動から、正体や目的を考察していきます。

シャッキーは「40年前に海賊から足を洗った」と、過去に海賊をやっていたことをルフィ達に話します。『ワンピース』の作中で、丁度40年前に活躍していた海賊団と言えば、伝説のロックス海賊団です。40年前に海賊をしていて海軍中将のガープとも因縁の関係であり、男顔負けの腕っぷしの強さを持つシャッキーは、ロックス海賊団のメンバーだったと考えられます。

『ワンピース』本編でシャッキーが戦う描写はない為、戦闘能力の詳細に関しては不明です。しかし、ルフィ達がシャッキーの店を初めて訪れた際に、シャッキーは客の男性を素手で殴って追い出しているシーンがあります。自分よりも大柄の男性を締め上げている訳ですから、相当の腕っぷしの強さを持っていることが判ります。

女ヶ島は、『ワンピース』に登場する女性だけが入ることの許される特殊な島です。島民は全て女性ですが、全員が高い戦闘能力と気品のある佇まいをしています。シャッキーも60歳を超えていますが、その美貌と強さは衰え知らずであることから、女ヶ島出身と考えられています。さらに、島民の名前は全て花の名前となっており、シャッキーの本名も「シャクヤク（芍薬）」なので間違いないでしょう。中には女ヶ島の先々代皇帝ではないかとの考察もあります。

レイリーと夫婦の様な関係を続けながらシャボンディ諸島で暮らすシャッキー。現役を引退したにも関わらず、ルフィ達と関係を持つ目的は、何なのでしょうか？様々な考察が行われている中、一番有力な目的として挙げられるのは、「次世代の幕開けを待っている」というものです。過去に名を馳せたロックス海賊団やロジャー海賊団を知るシャッキーは、彼らの意志を継ぐ人物を待っていたと推測されます。シャッキーは新たな時代の幕開けをルフィ達に賭けていて、その瞬間を待っているのかもしれません。

美人で色っぽい雰囲気の美魔女であるシャッキー。アニメ版ではどのような声色なのでしょうか？ここからは、シャッキーの声を担当した新旧声優をご紹介します。

『ワンピース』のアニメ版でシャッキーの声を演じた声優は、鶴ひろみさんです。普段は気が強くて少々我儘なキャラクターを演じることが多い鶴ひろみさんですが、シャッキーの様な落ち着つきのある大人の女性役もハマり役でした。

鶴ひろみさんは、小学生の頃から子役として様々なドラマに出演していました。高校3年生の頃に世界名作劇場『ペリーヌ物語』のペリーヌ役で声優デビューを果たしました。2017年11月16日に高速道路を運転中に大動脈解離を発症してしまい、突然死という形で亡くなりました。

鶴ひろみさんは、勝ち気で元気な女性キャラを演じることが多い声優です。時には心優しい少女役を演じることもあり、年齢を感じさせない声で人気がありました。

『ワンピース』のアニメ版でシャッキーの二代目声優を務めているのは、浅野真澄さんです。2017年にシャッキーの初代声優である鶴ひろみさんが亡くなった為、浅野真澄さんがシャッキー役を引き継ぎました。

浅野真澄さんは声優だけでなく、童話作家や作詞家といった面でも活躍しています。夫は『ハヤテのごとく!』の作者である漫画家の畑健二郎さんです。

しっかり者の女性キャラクターを演じることが多い浅野真澄さん。元々『ワンピース』でマーガレット役で出演していました。

シャッキーは60歳を超えており、海賊だった過去もあるので、『ワンピース』で過去に名を馳せていた有名人達とも関係がある様です。ここからは、『ワンピース』に登場する人物とシャッキーの関係についてご紹介します。

『ワンピース』に登場するレイリーは、元ロジャー海賊団の副船長です。海賊を引退してからは、シャボンディ諸島でコーティング職人として暮らしています。シャッキーとレイリーは一緒に暮らしている上に、親密に会話する程仲が良い描写があります。結婚しているかについては不明ですが、シャッキーがレイリーのことを「ウチの人」と呼ぶことから、事実上夫婦の関係なのではないかと考えられます。

『ワンピース』に登場するガープは、海軍本部に所属する軍人です。階級は中将で、ルフィの祖父でもあります。シャッキーが海賊をしていた頃、ガープとは海軍と海賊という敵対関係でした。シャッキー本人も「ガープから追われていた」と発言しており、過去に激しい戦闘があったことが窺えます。ロックス海賊団が解散した現在では、お互いに干渉していない様です。

『ワンピース』に登場するシャンクスは、赤髪海賊団の船長です。幼かったルフィと面識があり、自身の麦わら帽子をルフィに預けた人物として有名です。そんなシャンクスですが、周囲との関係や本人の目的については未だに明かされていない部分がたくさんあります。その中で、シャンクスとシャッキーは親子の関係ではないかとの考察があります。父親に関してはロックスやレイリーといった人物の名前が挙がっていますが、詳細はまだ不明です。

シャボンディ諸島に店を構える女主人のシャッキーは、華奢な体付きとは裏腹に非常に強い女性です。また、クールな性格と人生経験豊富でルフィ達を見守ろうとする姿勢がかっこいいと、男女問わず人気があることが判りました。頼れる年長者感も人気の理由と言えるでしょう。

シャッキーは実年齢が64歳にも関わらず、とても美しい顔とプロポーションを維持しています。その美魔女っぷりには読者もかなり驚いています。

さらに、ファンから人気の高いレイリーとも半同棲しており、夫婦の様な関係である所も人気の理由の様です。お互いに認め合っている大人な雰囲気が好きというファンもいます。

『ワンピース』に登場するシャッキーが、もしも貴方の○○だったらどんな感じになるでしょうか？ここからは、シャッキーの作中での言動を基に様々なシチュエーションを想像してみます。今回は、「彼女」「母」「学校の教師」の3つのパターンで考えてみました。

もしもシャッキーが「彼女」だったら。優しく包容力のある彼女になるでしょう。元々仲間想いのシャッキーは、好きな相手に対して力になってあげたいという思考の持ち主です。もし自分が落ち込んだりしていたら、優しく声をかけて元気付けてくれることでしょう。落ち着いた大人な恋愛ができそうです。

もしもシャッキーが「母」だったら。優しさと厳しさを兼ね備えた母親になるでしょう。法外な代金をぼったくるシャッキーですが、バーを経営するしっかり者でもあります。子供が真っ直ぐ育つ様に努力を惜しまない立派な母親になりそうです。また、年齢を感じさせない綺麗で整ったプロポーションは、周囲から注目を浴びることになるでしょう。

もしもシャッキーが「学校の教師」だったら。生徒のことを一番に考える人気の教師になるでしょう。生徒に起きたトラブルにも、親身に相談に乗って問題解決まで導いてくれる優しい教師という印象を受けます。分析能力も高いので、生徒一人一人の特徴をしっかり把握してくれて保護者からの人気も高そうです。

『ワンピース』に登場するシャッキーは、レイリーやロックスといった大海賊時代の基礎を作った人物達と深い関係があることが判りました。しかし、その詳細はまだ明らかにされておらず、謎な部分も非常に多い人物です。謎が多いからこそ、シャッキーはより魅力的に見えるのでしょう。今後の展開で、シャッキーの正体や目的が明かさせるのか注目したいところです。