【ワンピース】シャボンディ諸島編の見どころまとめ!あらすじや登場キャラも紹介
年齢問わず幅広い世代から人気の漫画アニメ作品『ワンピース』には"シャボンディ諸島編"というストーリーが存在します。今回は『ワンピース』のストーリーの中でも見所の詰まっているストーリーであるシャボンディ諸島編の内容ついて紹介していきます。
目次
【ワンピース】シャボンディ諸島編とは?
シャボンディ諸島編とは?
『ワンピース』に登場するアニメや漫画共に人気のストーリーである"シャボンディ諸島編"とは、将来『ワンピース』の中でも重要な役割を持っているキャラクターの登場シーンや、今後のストーリーに残る伏線等が登場する事から、読者の中でも印象に残る回となっています。
ワンピースの漫画やアニメの概要
原作を尾田栄一郎が作者として手掛けた人気作品である『ワンピース』は漫画とアニメで長期に渡って配信が行われている作品となっています。1997年から週刊少年ジャンプで連載を開始した『ワンピース』はその社会現象を引き起こす程の人気から2年後の1999年にアニメ版の配信がスタートします。そんな漫画アニメ共に幅広い年代で人気の作品である『ワンピース』は国外での人気の獲得にも成功し、世界中で沢山のファンを獲得したバトル作品となっています。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』に登場する主人公"モンキー・D・ルフィ"は、最弱の海とも呼ばれる東の海(イーストブルー)に存在しているフーシャ村で育ちました。フーシャ村での少年期に出会った海賊である"赤髪のシャンクス"とのやり取りを経て、ルフィは悪魔の実であるゴムゴムの実の能力者になりながら海賊への強い憧れを持ちます。その後成長したルフィが海賊王を目指し、戦力を整えながら冒険していくストーリーとなっています。
【ワンピース】シャボンディ諸島編の見どころとあらすじ
『ワンピース』の中でも物語との深い関係性から人気を誇る回であるシャボンディ諸島編では、新たな登場人物の紹介やアニメでの最悪の世代との戦闘シーンの描写を始めとした様々な見所が登場しています。そんな見所の多いシャボンディ諸島編ですが、ここでは読者の印象に特に残る見所となっているシーンやストーリーのあらすじについて紹介をしていきます。
シャボンディ諸島編のあらすじとストーリー
シャボンディ諸島編は麦わらの一味の8人目の仲間である"ブルック"が登場したスリラーバーク編に続くストーリーとなっています。ルフィを始めとする麦わらの一味は"海底の楽園"と呼ばれる場所を目指す為の航海中にシャボンディ諸島に到達します。海底の楽園に向かう為には船に加工を施すという条件が必要なことが分かり、麦わらの一味は船に加工をしてくれる人物の居場所へと向かいました。
シャボンディ諸島編の見どころ
シャボンディ諸島編のストーリーでは、『ワンピース』の中でも特に重要な存在となってくる人物達の登場シーンを主とした見所があります。ここではシャボンディ諸島編のストーリーで具体的にどのような人物の登場シーンや見所があるのかについて紹介していきます。
見どころ①レイリーの初登場
シャボンディ諸島編の見所の一つには"シルバーズ・レイリー"の登場があります。レイリーは海賊王と呼ばれる"ゴール・D・ロジャー"を船長としたロジャー海賊団の副船長を務めていたキャラで、"冥王レイリー"という通称も持っています。アニメでは高齢とは思えない身のこなしをしていて、その経歴からも分かるように『ワンピース』の中でも屈指の実力を持っている人物で、今後のストーリーにも影響のある重要キャラクターとなっています。
見どころ②超新星の初登場
"超新星"とは今後の『ワンピース』のストーリーで"最悪の世代"と呼ばれる海賊達の通称で、海賊団としての経歴が短いにもかかわらず億以上の懸賞金が懸けられている海賊達の事を指します。主人公のルフィも含めた"トラファルガー・ロー"や"キャプテン・キッド"を筆頭にした最悪の世代の海賊団達は皆ストーリーに大きく関わる人気キャラクター達で、最悪の世代の集結がシャボンディ諸島編が人気となる理由の一つとなっています。
見どころ③天竜人の初登場
天竜人とは『ワンピース』の世界において圧倒的な権力を持っている人物達で、その歴史は古くから続いているものの謎の多い存在となっています。天竜人はその権力から一般の人々を奴隷のように扱っていてとても嫌われている存在ですが、天竜人に攻撃や抵抗すると犯罪者の扱いを受け海軍の標的となってしまう事から、天竜人と出会った時は何も起きずにやり過ごせる事を祈るしか出来なくなっています。
見どころ④黄猿の初登場
シャボンディ諸島編では海軍の大将である"黄猿"が初めて登場します。その登場シーンでは最悪の世代達との戦いが行われていますが、ピカピカの実の能力者である事を活かした戦い方で最悪の世代の海賊達を相手に圧倒的な実力を見せつけています。アニメ版のシャボンディ諸島編ではその流れるように相手を倒していく戦闘シーンから、黄猿の恐ろしさが読者に対して強く植え付けられた回となっています。
見どころ⑤パシフィスタの初登場
シャボンディ諸島編では王下七武海の一人である"バーソロミュー・くま"を模した"パシフィスタ"と呼ばれる兵器の試作型が登場します。黄猿のレーザー攻撃が使用可能となっている事から、恐ろしい破壊力を持った兵器である事が分かります。パシフィスタのコントロールをしているのは海軍の"戦桃丸"と呼ばれる人物で、シャボンディ諸島編ではパシフィスタを数体携えて登場しました。
見どころ⑥麦わらの一味が離れ離れになる
シャボンディ諸島編ではバーソロミュー・くまの能力によって、結成以来初となる麦わらの一味全体の分断が行われました。麦わらの一味がバラバラになる描写は『ワンピース』の中でも非常に印象に残るストーリーとなっていて、麦わらの一味の今後について読者達からは不安の声が上がりましたが、この一件は後のストーリーで麦わらの一味の成長と深い関係を持った回である事が分かりました。
【ワンピース】シャボンディ諸島編の登場キャラ
『ワンピース』に登場するストーリーの一つであるシャボンディ諸島編では、今後のストーリーに強い影響を持ったレイリーを始めとした沢山のキャラクターが登場しています。ここでは『ワンピース』の中でも特に魅力のあるシャボンディ諸島編で登場したキャラクター達について紹介していきます。
モンキー・D・ルフィ
『ワンピース』の主人公でありながら"麦わらの一味"の船長を務めている"モンキー・D・ルフィ"は最悪の世代の一人として、シャボンディ諸島編で登場しました。ゴムゴムの実の能力者でありながら今後のストーリーで"覇気"を習得するキャラクターである事から戦闘力は非常に高く、誰とでの対等に接するその姿勢から作品内の人物だけでなく読者からも愛されている主人公となっています。
ロロノア・ゾロ
麦わらの一味で戦闘員を担当している"ロロノア・ゾロ"はルフィが冒険を始めてから最初に仲間となった人物です。世界で一番強い剣士となる事を目標に腕を磨いており、ルフィと同じく今後のストーリーでは覇気を使用します。悪魔の実の能力は無いものの超一流の刀の使い手でとてつもない戦闘力を誇っていますが、シャボンディ諸島編では天竜人の権力を知らずに攻撃するなど、戦闘以外ではどこか抜けた一面がある人物となっています。
ナミ
麦わらの一味で航海士の役割を担っている"ナミ"は"泥棒猫のナミ"という呼ばれ方をしている程の金目の物に強い執着のある人物となっています。ナミは戦闘力の面では他のメンバーと少し劣る所から、やむを得ない状況以外での戦闘を避ける傾向にあります。しかしルフィがナミのお宝を勝手に寄付した時には激怒し、船長であるにも関わらずルフィを殴るシーンがあったりと全く戦闘が出来ないという訳ではない人物です。
ウソップ
"ウソップ"は麦わらの一味において狙撃手を担当しながら、他のメンバーの武器や道具の整備も行っている人物となっています。基本明るく臆病な性格で、仲間とは元気に話をするものの強い敵には震えたりと戦闘の面では不安な一面を見せる人物となっています。しかしいざという時には命懸けで戦闘をするシーンもあり、普段とは違う男らしい性格が見え隠れする人物にもなっています。
サンジ
"サンジ"はバラティエという海上レストランで働いていた所をルフィに勧誘された事から料理人としての立場で麦わらの一味に加入しました。サンジは戦闘スタイルに自分の信念が強く表れていて、女性の敵にはなすすべなく負けたりするシーンがありますが、そのような事態を加味しても強いと評される戦闘力を持っています。サンジは直接敵を倒すだけでなく料理で人を救うシーンもある事から人気キャラクターの一人となっています。
トニートニー・チョッパー
"トニートニー・チョッパー"は麦わらの一味の治療をきっかけに出会い船医として海賊団に参加しました。チョッパーの医者としての実力はトップクラスとなっていて、助けを求めている人に対しては相手が海軍であっても治療をするといったシーンから、海賊である事よりも医者としての立場を優先する人物となっています。『ワンピース』の世界ではマスコットとして認識されている為、懸賞金は非常に低いキャラクターとなっています。
ニコ・ロビン
"ニコ・ロビン"は麦わらの一味で唯一古代文字の解読が可能な考古学者の役割を持ったキャラクターです。ロビンは冷静なイメージの強いキャラクターですが、自分が標的になっている事が分かったら仲間を守る為に自首するといったシーン等から、仲間の事を非常に大切にしている事が分かる人物となっています。ロビンはハナハナの実の能力者である事から、考古学者としてだけでなく戦闘での活躍も多いキャラクターです。
フランキー
"フランキー"は麦わらの一味の所有している船である"サウザンド・サニー号"を造船したキャラクターとなっています。海賊団としての役割は船大工を担当していて、麦わらの一味加入後はウソップと共に道具の整備をする役割も担っています。家族の事が心配でなかなか海賊団の加入に踏み切れませんでしたが、家族に後押しされたことで加入を決意しました。戦闘では性格に合ったワイルドで派手な戦い方をする人物となっています。
ブルック
"ブルック"はシャボンディ諸島編の前のストーリーであるスリラーバーク編で出会い、スリラーバークでの共闘の末ルフィの仲間になりました。担当する役職は音楽家でどんな時でも紳士的で仲間想いな性格をしています。ヨミヨミの実の能力を使用する事で幽体化し、直接の潜入が難しい場所での偵察等の行動が可能なキャラクターとなっています。
ユースタス・キッド
"ユースタス・キッド"は最悪の世代の中でも群を抜いて凶暴な一面を持っている人物です。キッドはルフィと同じく今後のストーリーで戦闘の面では覇王色の覇気を使えるようになり、普段の性格は仲間想いで海賊王になる事に対する強い執念を持っている事からルフィと似た部分の多い人物となっています。シャボンディ諸島編ではルフィの起こした事件で海軍に包囲されるものの、ルフィと共に戦い脱出に成功しています。
トラファルガー・ロー
"トラファルガー・ロー"はキッドと同じく最悪の世代の中でも特にルフィ達と関わりの深い人物となっています。シャボンディ諸島でルフィが天竜人を殴ったことにより海軍に包囲されますが、ルフィとキッドと共闘し海軍に対して圧倒的な力を見せつけました。今後のストーリーではルフィと海賊同盟を組んだりと策略家な一面を見せますが、人格者である海軍のスモーカーを殺さない所などから優しさもある人物となっています。
バーソロミュー・くま
王下七武海の一人となっている"バーソロミュー・くま"はシャボンディ諸島編で苦戦を強いられていた麦わらの一味をバラバラにし、それぞれが成長するのに相応しい場所へと送る活躍をしました。その後"Dr.ベガパンク"の手によってサイボーグに改造されてしまった為、くまが本心でルフィ達と会えたのはシャボンディ諸島編が最後となっています。
ボルサリーノ
"ボルサリーノ"は通称"黄猿"と呼ばれている海軍に所属している人物です。海軍の中では大将と呼ばれる階級を持っており、その戦闘力は『ワンピース』のなかでも最強格のものとなっています。ピカピカの実の能力によって覇気を持たない攻撃に対しては殆ど無敵の状態となっている為、シャボンディ諸島編で登場した最悪の世代の海賊達に対して圧倒的な差をつけて勝利しています。
ケイミー
"ケイミー"は『ワンピース』で最初に登場した人魚のキャラクターであり、ルフィとはスリラーバーク編の後に海洋生物に襲われている所を麦わらの地味に助けてもらった事で出会いました。明るく純粋な性格であるが故に様々な悪人達に騙され利用されていて、シャボンディ諸島編では競売の商品として扱われていました。
はっちゃん
"はっちゃん"はルフィ達と当初ナミの救出を阻む敵として出会いました。ナミを救出するために戦う事となったゾロとの勝負に負けた後は、海軍に拘束されていましたが脱出に成功しケイミー達との出会い等を経験しながら、海賊を引退した後にたこ焼き屋の店主として活動を再開しました。
トビウオライダーズ
"トビウオライダーズ"とはリーダーの"デュバル"を中心としたチームで、シャボンディ諸島編では人攫い屋として登場しました。デュバルの素顔は手配書に描かれたサンジと非常に似ている顔となっており、そのせいで勘違いから海軍の標的になったりと悲惨な目にあっています。この事からサンジを強く恨んでいて、サンジに戦いを挑みますが敗北し蹴られた事による顔の変形で心までイケメンへと豹変しました。
レイリー
"シルバーズ・レイリー"はシャボンディ諸島編でルフィ達の船の加工をしてくれる職人として麦わらの一味と出会います。その正体はロジャー海賊団の副船長だった"冥王レイリー"と呼ばれる人物で、悪魔の実の能力は持っていないにも関わらず覇気を使いこなした圧倒的な戦闘力を持っています。シャボンディ諸島ではケイミーに装着された爆弾の処理をしたりといった活躍をしています。
ジュエリー・ボニー
"ジュエリー・ボニー"はボニー海賊団の船長で最悪の世代の一人として登場します。ボニーは悪魔の実の能力者であり、自分や相手の年齢を操作する能力を持っています。シャボンディ諸島編ではその能力を駆使して、天竜人に攻撃を仕掛けようとしたゾロを死んだように見せかける事で、天竜人に絡んだ騒動を事前に阻止する事に成功しています。
【ワンピース】シャボンディ諸島編の名言や名シーン
『ワンピース』で登場する最悪の世代と呼ばれる海賊達が集結したシャボンディ諸島編では、アニメでの迫力のある描写や読者の心に響く登場人物の発言など、様々な名言や名シーンが登場しています。ここからは麦わらの一味の成長に大きく関わりのある、シャボンディ諸島編で登場した名言や名シーンについて紹介していきます。
名言①「オラが一体…」
わがるが!?
ある日 突然 命を狙われたオラの恐怖!!!
......なしてオラが...「海軍本部」におわれなぐっちゃならねんだ!!!
名のある賞金稼ぎに殺されがげにゃならねェぬら
オラが一体 何をすた!!?
オラの人生を返せェ〜〜!!!
名言①はトビウオライダーズのリーダーであるデュバルが憎んでいたサンジに対して言った名言となっています。デュバルは特に悪行を重ねたわけでもないのに顔が似ているという理由だけで海軍から追われる羽目になってしまいました。名言①にもあるように人生を奪われた事に対する怒りが見える名言となっています。
名言②「野郎共!!! …」
海からでも空からでもかかって来い!!
暴れてやるぞ〜〜!!
野郎共!!! 戦闘だァ〜〜〜!!!
名言②は名言①で登場したトビウオライダーズと麦わらの一味が戦闘を開始するときにルフィが発した名言となっています。トビウオライダーズは海だけでなく飛べる事を利用して空中からの攻撃を仕掛けてくる敵となっています。その為名言②はどんな方向から挑んできても問題ないといった自信の溢れる名言となっていて、この名言によってルフィ達の士気は上げながら戦闘に臨む事が出来ました。
名言③「お前ら…下がって…」
お前ら... 下がっていいぞ
名言③は海軍の包囲網を突破する際にルフィが同じ最悪の世代であるキッドとローに言った名言です。この後にキッドとローもルフィに対してお互い名言③のような言葉をかけており、この3人のライバル関係が始まったきっかけとなりました。その後3人はそれぞれ圧倒的な力を海軍に見せつけ、見事包囲網を突破する事に成功しました。
名言④「それを口にする度胸の…」
おれ達の通って来た航路じゃあ ...そんな事口にすると大口開けて笑われたモンだ
その度におれは... 笑ったやつらを皆殺しにして来たがな......!!
ーーだが この先は...それを口にする度胸のねエ奴が死ぬ海だ...!!
”新世界”で会おうぜ
名言④はキッドが別れ際にルフィとローに言った名言となっています。俺がワンピースを見つけると豪語するルフィに対してキッドは、その覚悟が無い奴は生き残れないと言い自分の夢を宣言するシーンとなっています。この名言からキッド達ははお互いの事を同じワンピースを目標としたライバルの海賊として認め合い、シャボンディ諸島を出発しました。
名言⑤「つまらねェ冒険なら…」
宝がどこにあるかなんて聞きたくねェ!!!
宝があるかないかだって聞きたくねェ!!
何もわかんねェけど みんなそうやって命懸けで海へ出てんだよっ!!!
ここでおっさんから何か教えて貰うんなら おれは海賊やめる
つまらねェ冒険なら おれはしねェ!!!!
名言⑤はワンピースの存在を知っているレイリーから事情を聴こうとする麦わらの一味のメンバーに対して船長であるルフィが言った名言です。この名言からルフィはワンピースの情報を楽して手に入れるのではなく、自分の力で手に入れたいという強い意志を感じさせています。名言⑤によってルフィの冒険に対する熱い想いを、メンバーが再確認する事となりました。
名言⑥「手が出せないんなら…」
手が出せないんなら!!
ここのルールでケイミーを取り戻してやるわ!!!
名言⑥は競売の商品として首に爆弾を取り付けられているケイミーを助ける為に、ナミが言った名言となっています。爆弾の存在から力での解決に踏み込めずにいた麦わらの一味ですが、ナミが自身のお金を使い取り戻そうと決意します。人の為に勝手にお金を使ったルフィに怒る程の金品に執着を持つナミですが、仲間の為なら即決でお金を使用するという仲間想いで強い覚悟を感じ取れるシーンで発言した名言となっています。
名言⑦「支配なんかしねェよ…」
支配なんかしねェよ
この海で一番自由な奴が 海賊王だ!!!
名言⑦はルフィがここから冒険する先の海を支配する事が出来るかについて聞かれた時の返答で言った名言となっています。名言⑦からルフィは自由に重きを置いている事が分かり、天竜人を攻撃した事からも無理矢理な支配に対する反抗心からの行動だったと推測できます。この一貫した自由への考え方がルフィが数多の人々から好かれている理由の一つとなっています。
名言⑧「仲間一人も…」
......何だ おれは............!!
......仲間一人も...!!!
救えないっ......!!!!
名言⑧は王下七武海に属する人物の一人であるバーソロミュー・くまのニキュニキュの実の能力で麦わらの一味が離れ離れにされてしまった時にルフィが発した名言です。くまは麦わらの一味を壊滅させる為に能力で飛ばした訳ではありませんが、当時のルフィは全力で阻止しようとしていました。しかし圧倒的な力の差の前に何も出来ず、ルフィにとっては非常に悔しい結果となってしまいます。この悔しさがきっかけとなりルフィは今後とてつもない成長を遂げる事になります。
名言⑨「2年後に!!!…」
2年後に!!! シャボンディ諸島で!!!
名言⑨はルフィが麦わらの一味のメンバーに対して言った名言です。シャボンディ諸島での麦わらの一味は力不足を感じる部分が多い結果となりました。その為ルフィは新世界でも通用する力を付ける為に名言⑨で2年間という修行期間を設ける宣言をしました。この宣言を受け取った麦わらの一味は、皆2年後に向けて全力で強くなる為に修行を開始しました。
名言⑩「おれ!!必ず!!!強くなって…」
ルフィが連れ出してくれた海 おれはついてく事に必死で...ルフィに何をしてやれたかな
ーーーもうあんな思いすんの... やだな......!!
ルフィはもっと辛かった筈だ
お前が仲間にしてくれたからもう誰かに何と言われても平気なんだ
お前の力になれるなら おれは本物の怪物になりたい...!!!
ーーールフィ〜〜〜〜〜っ!!!
おれ!!必ず!!!
強くなって見せるぞ〜〜〜〜!!!!
名言⑩は、くまの能力によって飛ばされた後のチョッパーが、ルフィの事を想いながら絶対に強くなる事を宣言した名言となっています。チョッパーは逃げる事を最優先にするルフィの判断について、ルフィ自身が相当辛い想いをしていると考え2年間の修業期間でもっとルフィの役に立てるようになりたいと強く決意しました。チョッパーは船医という役割ではあるものの戦闘に役立てない事を悔しく思っている為、この2年間で凄まじい成長を遂げる事となります。
名言⑪「あいつにはおれ様の力…」
おれは... 心のどこかで......
ルフィって奴は...見てるだけで ーー勝手に海賊王になっちまう奴だと思ってたんだ...!!
ーーでも違うな... あいつだって敵わねェ敵がたくさんいる............!!
ルフィだって敗けるんだ.........!!!
......無理してんだ......!!
悲鳴上げてんだ.........!!
だから
あいつにはおれ様の力が必要なんだ!!!
名言⑪はウソップが修行期間に入る時の決意を固めるシーンで発した名言となっています。ウソップは普段臆病で頼りないイメージを持っていますが、ルフィと本気で対立した過去を持つ程に譲れない信念を持っている人物です。ルフィの強さをよく知るが故にルフィは自分の力だけでも海賊王を目指せると思っていたウソップですが、ルフィが通用しなかった事実を目撃した事でウソップ自身がルフィに貢献できる戦闘力になる必要があると考え、全力で修行を開始していきます。
名言⑫「お前の様な男が…」
稽古は傷が治ってからだ
不器用な奴め
...お前の様な男がプライドを捨てる時は必ず誰かの為だと決まっている
名言⑫は王下七武海の一人で最強の剣士とされている"ジュラキュール・ミホーク"がゾロに対して言った名言となっています。ゾロもルフィと同じく自身の実力不足を痛感した事から、"鷹の目"と呼ばれるミホークに弟子にして欲しいと懇願します。自分の脅威となる存在をミホーク自身に育てろというゾロの申し出に笑ってしまったミホークですが、ゾロの仲間を守る強さを獲得する目的で頭を下げてまで頼む姿に感銘を受け、ゾロはミホークという最強の師匠に剣を教わる事が出来ました。
名言⑬「船を間違え…」
ぷはっ
船を
間違えた!!!
名言⑬はシャボンディ諸島での再集合の際に、早めに到着したゾロが暇つぶしに釣りをする為に漁船に乗り込みますが、間違って海賊船に乗ってしまった時に発した名言です。一見ゾロ特有のただの方向音痴が出ただけに見えるシーンですが、間違って乗った海賊船を一撃で半分にするといった過去に登場したミホークの様な剣の腕を見せており、アニメでの切断シーンの迫力は凄まじいものとなっています。この事から名言⑬は2年間でのゾロの成長が見て取れるシーンでの名言となっています。
名言⑭「海賊”麦わらのルフィ…」
この島は我々にとって敗北の思い出のある”無念の島”であり...
ーーーそして”再出発の島”!!!
ーーー一味においては冒険を盛り上げるのが私の務め...!!
”麦わらのルフィ”...死亡説?
バカバカしいーー世界に伝えてくれだぜ!!
海賊”麦わらのルフィ”は生きている!!!
いずれ世界の海の”王”になる男...!!
奴の船出にィ静けさなんざいあわねェっ!!!
OH BABY
名言⑭は2年間の間、音沙汰が無かった為死亡説の出ていたルフィの噂に対して、2年間の修業を経て有名な音楽家となったブルックがライブ会場で宣言した名言となっています。ブルックは自身の音楽家としての役割を果たすべく"ソウルキング"と呼ばれるようになり有名になりました。ブルックはルフィの復活は派手であるべきと考えライブ会場で麦わらの一味の活動再開を宣言します。この名言⑭によって世界に激震が走り、ルフィの復活が世界中へと通達されました。
名言⑮「”海賊王”に!!!…」
”海賊王”に!!!
おれはなるっ!!!!
名言⑮はルフィが自分の夢を宣言する時に使用した名言でとなっており、『ワンピース』の名言の中でも特に有名な名言となっています。アニメではルフィの元気で自信に溢れる発言から視聴者の印象に特に残っているシーンとなっています。2年間の期間を経て再集合した麦わらの一味は、この名言⑮をルフィが宣言した後に成長した麦わらの一味は、様々な思い出の残るシャボンディ諸島を出発しました。
【ワンピース】シャボンディ諸島編の伏線
上記に記載された沢山の名言、名シーンの生まれたシャボンディ諸島編ですが、ストーリーの節々での台詞や漫画やアニメの描写では様々な伏線が用意されていました。ここからは『ワンピース』の魅力の一つである、シャボンディ諸島編で登場した伏線について紹介していきます。
伏線①200年前まで魚人族と人魚族が差別を受けていた理由
シャボンディ諸島編では200年前まで魚人族と人魚族が魚類へ分類されて、人類と同じ扱いをされなかったという歴史が紹介されます。200年の間には『ワンピース』の伏線であり謎の一つでもある"空白の100年"も含まれています。この事から魚人族達は過去に世界政府の敵として、または世界政府との友好関係を築くことに失敗した為に差別を受けたのではないかと考察されています。
伏線②「我々もまたオハラもまた 少々急ぎすぎた」の意味
シャボンディ諸島編ではレイリーからロビンに対して伏線②の言葉が掛けられました。オハラとはロビンの故郷である西の海の島の事で、レイリーはオハラについて何か知っている素振りを見せています。またレイリーはロビンに焦らないようにと注意をしている為、今後レイリーの言葉の意味が伏線として回収される可能性が考察されています。
伏線③ロビンのセリフの「パシフィスタ」という読み仮名
麦わらの一味が"パシフィスタ"と遭遇した際に、操っている戦桃丸も含めてそのままパシフィスタと呼びました。しかしロビンだけは"平和主義者"にパシフィスタと読み仮名を付けており、読者の間で謎となっています。パシフィスタと出会ったメンバーの中でロビンは唯一ポーネグリフの解読が出来る人物な為、平和主義者とポーネグリフに何か関係があるのではないかと考察がされています。
伏線④シャクヤクの正体
シャクヤク(シャッキー)は作中の会話から40年程前に海賊をしていた事が分かっています。『ワンピース90巻』での作者である尾田栄一郎への質問にはシャッキーとロックス海賊団の関係がある事を示唆する回答が返っています。この事からシャッキーは当時最強クラスとされていたロックス海賊団に所属していたのではないかと考察されています。
伏線⑤ロジャーの不治の病
シャボンディ諸島編ではレイリーの証言によって海賊王のロジャーは不治の病にかかっていた事が明かされます。『ワンピース』には麦わらの一味の加入順番についての伏線等から、ルフィも同じく不治の病にかかってそれをチョッパーが治すのではないかと予想が立てられています。
伏線⑥ロジャーのレイリーへの最後の言葉
ロジャーはレイリーに対して自分は死なないといった意味の言葉をレイリーに伝えていました。しかしロジャーは処刑されて死亡した事実が存在しています。この事からロジャーの言った言葉の意味についての考察が始まり、死なないのはロジャーではなくロジャーの意志なのではないか等といった考察が読者の間ではされています。
伏線⑦ルフィが言ったロジャーと同じ言葉
レイリーは東の海を後にしたシャンクスと出会いルフィの話を聞いていました。そこでシャンクスからルフィがロジャーと同じ言葉を言っていたと報告されています。ロジャーとルフィは似ていてよく比べられる存在として登場していますが、同じ言葉とは何の事なのかは未だ不明となっています。しかし物語が進行すれば確実に回収されるであろう伏線である為、読者の間でもどんな言葉なのかについて考察が行われています。
伏線⑧万物の声を聞ける能力
ルフィとの比較の対象となっているロジャーには言葉を話さない生物達の声を聞く事が出来る能力がありました。この能力は実際に作中でルフィも聞く事が出来ている描写から、ルフィも持ち合わせている能力である事が分かる為、Dの一族特有の能力なのか、または何か別の関係性で得た能力なのかについての考察が読者の間で行われています。
伏線⑨レイリーがケイミーの首輪を外した方法
競売の商品として奪われないように爆弾が装着されたケイミーですが、レイリーが爆弾の付いた首輪を外す事で爆発から逃れています。この時レイリーはどのような能力を使用して首輪を破壊したのかについて考察がされていましたが、物語の進行と共に解明されました。レイリーは武装色の覇気の応用である"流桜"という覇気を使い、首輪を外部からではなく内部から破壊する事でケイミーや爆弾にダメージを与えずに首輪だけを破壊出来たという事が分かりました。
伏線⑩レイリーを捕まえる覚悟
シャボンディ諸島編で海軍大将である黄猿とレイリーが対面した時に、レイリーの事を捕まえるには覚悟がいると黄猿が発言しています。レイリーは3種類の覇気を最強クラスの練度で使用する人物ですので、単純に黄猿が命懸けで戦う必要があるという事なのか、ロジャー海賊団の副船長であるレイリーには何か他の謎があるのかについて、読者達は考察をしています。
伏線⑪ドフラミンゴの言うスマイル
王下七武海の一人でありシャボンディ諸島で人身売買の取引を行っていたドフラミンゴは、ルフィ達に計画を阻止されても特に悔しがる様子もなく撤退しました。その際にドフラミンゴはスマイルの時代という言葉を残していて、スマイルとは何なのかについての謎が登場しました。物語が進みスマイルは人工の悪魔の実である事が発覚した事で、この伏線は回収されました。
伏線⑫ ジュエリー・ボニーがゾロを助けた理由
シャボンディ諸島編でゾロは天竜人を斬ろうとした所をボニーによって邪魔され、結果大事にならずに済みました。天竜人が攻撃されたとなれば海軍大将クラスの援軍が来る事が想定されるので至って普通の行動に見えますが、ボニーには何か海軍に来られたらまずい理由があったのではないかと考察されていました。続くストーリーでボニーは過去に海軍に捕らえられていた事が分かった為、シャボンディ諸島では海軍の動きに特に警戒していたものと推測できます。
伏線⑬くまが麦わらを助けた理由
シャボンディ諸島編でくまは黄猿の激しい攻撃から麦わらの一味を避難させる為にニキュニキュの実の能力でルフィ達を各地へ飛ばしました。くまは王下七武海の一人でありながら革命軍に所属していてリーダーのドラゴンの息子であるルフィを助ける為に行動した等といった考察がされています。また悪魔の実の名前と麦わらの一味には関係があり、ゴムゴムの実(5656)の様な数字に置き換えると2と9が余る事からニキュニキュの実のくまが仲間になるのではないかと考察もされています。
【ワンピース】シャボンディ諸島編に対する世間での評判や人気
シャボンディ諸島編の中でも屈指の名シーンとなっている、2年間の修業期間を設定後に強くなって再開するシーンは、何かしらのグループが一時的な解散をしたりする時の表現方法として使われている程の大人気なシーンとなりました。
シャボンディ諸島編は物語が大きく動きルフィを含めた麦わらの一味も大きく成長する節目となっています。シャボンディ諸島編は『ワンピース』をよく知らない人にも通用する程に名前だけでも有名な回となっていて、覇気の登場からアニメの戦闘シーンの派手さも上がる為、『ワンピース』を新しく見始める人達のきっかけとなるストーリーとなっています。
シャボンディ諸島編で登場してルフィ達に様々な手助けを施したバーソロミュー・くまは、今後完全なサイボーグへと改造されてしまう為、本心での会話をする事が出来なくなってしまいます。仲間になる可能性の考察が出ていたりと人気なキャラクターですが、そんなくまの別れの言葉に悲しみを感じる読者が大勢存在しました。
【ワンピース】シャボンディ諸島編には見どころがたくさんあった
今回は漫画アニメ共に人気のある『ワンピース』の"シャボンディ諸島編"で登場するキャラクターや名シーン、伏線等について紹介しました。シャボンディ諸島で解散した麦わらの一味が再集結する時には、新たな技である覇気を習得した仲間もいて今後のアニメの戦闘シーンや漫画での描写に大きな影響を与える節目の回となっています。また麦わらの一味だけでなく、レイリーやくまの様なルフィ達の手助けをしたキャラクターにも注目が集まるストーリーである事が分かりました。
この記事のライター
サカモト
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