【ワンピース】ロジャーの懸賞金はいくら？その他の四皇の金額も紹介

ロジャーの懸賞金を見ていく前に、まずはロジャーとはそもそもどのような人物なのかについてまとめていきます。また、ロジャーの活躍が描かれている作品『ワンピース』についても具体的な概要と大まかなあらすじをまとめ、内容をおさらいしていきます。

ロジャーは元ロジャー海賊団の船長であり世界で唯一ひとつなぎの大秘宝にたどり着いた海賊王です。ワンピースという物語が始まったきっかけとなる人物であり、大海賊時代を生み出した張本人でもあります。ボサッとした黒髪と長い口髭、常に白い歯を見せるように笑っているのが特徴的です。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。海賊王を夢見る青年の冒険が描かれた本作は、王道展開と感動的なストーリーなどが人気を博し、今や世界で最も売れている漫画として認知されています。その累計発行部数は4億部を超えており、アニメ化やゲーム化といったメディアミックスも展開されています。

かつてこの世のすべてを手に入れた海賊王ゴールド・ロジャー。彼は処刑台の上でひとつなぎの大秘宝（ワンピース）の在り処を訊かれると、この世のどこかに置いてきたと言い残し、本作の主人公モンキー・D・ルフィを含む数多の海賊たちを海へかりたたせました。ルフィは自分が海賊王になるため、そして恩師との約束を果たすために果てしない冒険の旅に挑んでいきます。

ここからはロジャーの懸賞金についてまとめていきます。ワンピースにおいてロジャーはその名前と海賊王という異名しか知られていませんでしたが、物語の進行によってその懸賞金がやっと判明しました。その目を見張るような高い金額にファンからは驚きの声が寄せられています。

ワンピース957話にてロジャーの懸賞金が明かされました。その金額は55億6480万ベリーです。この金額はワンピースに登場するすべての海賊より高いもので、作中では海賊史上最高の懸賞金額と言われていました。

海賊にかけられる懸賞金はその海賊の危険度を数値化したものと言い換えられますが、それが最高金額であるロジャーの場合、世界で最も危険な海賊だったということになります。ロジャーがなぜそれほどまでに危険視されていたのか、具体的な理由を4つ紹介していきます。

ロジャーの性格は非常に仲間思いで自由を好むものでした。支配には微塵も興味がなく、やりたいようにやるのが海賊の真髄だと断言したこともあります。一見すればこの性格はかなり人情深いように思えますが、ロジャーの場合、出会った人々を惹きつける不思議な魅力を持っていて、気がつけば彼の周りにどんどん仲間が加わっていき戦力が増幅していくという現象が起きていたのです。

ロジャーは過去にゴッドバレーにてロックス海賊団と戦ったことがあります。かつて世界最強の海賊団と呼ばれ、後に四皇に数えられる海賊が3人も乗っていたという、まさに最凶の海賊団と呼ぶに相応しかったロックス海賊団。それを相手にロジャー海賊団はなんと勝利を収めています。

ロジャー海賊団の副船長だったレイリーは、ロジャーについて訊かれると「万物の声が聞けた」とだけ話しました。ロジャーは海王類や象主の声すら聞けたそうで、その声を聞く能力によってあらゆる生き物を惹きつけたとされています。

伝説の海賊王にもなったロジャーであれば、何かしらの悪魔の実の能力があるだろうと考察されていました。しかし、ワンピース1047話にてロジャーは能力者ではなかったことが判明しました。現役のロジャーを知るカイドウ曰く、ロジャーは能力を持たずとも最強の覇気を使えた人物で、それだけで頂点まで登りつめたと語っていました。

ここからはロジャーとその他の四皇の懸賞金の金額を比較していきます。ワンピース史上最高金額と言われているロジャーの懸賞金ですが、現在作中で活躍しているキャラクターたちとはどれほどの差があるのでしょうか？それぞれのキャラクターの懸賞金をロジャーのものと比較していきます。

シャンクスの懸賞金は40億4890万ベリーです。ワンピース初期から現在に至るまで、唯一四皇の座に居座り続けている最強の海賊で、その懸賞金もまさしく高い部類の数字ですが、ロジャーとの差はおよそ15億ベリーもあります。

カイドウの懸賞金は46億1110万ベリーです。頂上戦争編で白ひげが亡くなった後、存命している海賊の中ではカイドウの懸賞金が世界最高金額となっていましたが、それでもロジャーとは10億ベリーと大きな差がありました。

ビッグ・マムの懸賞金は43億8800万ベリーです。ビッグ・マムのこの金額はカイドウに次ぐ高い数字であり、すべての海賊の中で4番目でもあります。それでも、ロジャーとの差はおよそ12億ベリーと開いています。

黒ひげの懸賞金は22億4760万ベリーです。巷ではワンピースのラスボス候補と噂されている黒ひげですが、その懸賞金は四皇など最強クラスの海賊よりかはやや見劣りしています。ですが、今後の展開次第では彼らを上回る金額になるかもしれません。

ルフィの懸賞金は30億ベリーです。ワンピースの主人公として活躍しているルフィは、カイドウを撃破した実績により今の金額に到達しています。ロジャーに続き海賊王を目指しているルフィであれば、ひとつなぎの大秘宝に近づくにつれてその金額がもっと上昇していくのかもしれません。

ルフィと同じ時期に四皇に格上げされたバギーですが、実は彼の懸賞金だけは明かされていません。元王下七武海だった頃は1500万ベリーと紹介されていましたが、現在はそれより高い数字になっていることは間違いないでしょう。わざわざ金額を隠しているということはロジャーを超えている可能性も考えられます。

ここからはロジャーの謎について考察されている内容をまとめていきます。ワンピース初期から名前が出ていたロジャーですが、作中では謎を残すような描写がかなり多いです。それに対してワンピースファンたちはロジャーの謎を原作より一足先に解明しようと様々な考察をしています。

ルフィのトレードマークとして知られている麦わら帽子。元々の持ち主だったシャンクスがルフィに直接譲ったシーンはとても有名ですが、実はこの帽子の本来の持ち主はロジャーだったことが明らかにされました。麦わら帽子が受け継がれていることは、Dの意志が受け継がれている証拠ではないかと考察されています。

ゴールド・ロジャーという名前の由来はジョリー・ロジャーだと言われており、それを英語に訳すと『海賊旗』という意味になります。このジョリー・ロジャーという名前にも由来が3つほど存在しており、フランス語で血を意味する『ジョリー・ルージュ』、愉快な赤い奴を意味する『ル・ジェリー・ルージュ』、悪魔を意味する『オールド・ロジャー』のどれかと言われています。

ルフィの義兄弟として知られるポートガス・D・エースですが、彼はロジャーの実の息子だったことが判明しています。ロジャーの母親の名前がポートガス・D・ルージュとファーストネームが一致しており、ロジャーの黒髪とルージュのそばかすが見事に遺伝しています。また、ロジャーの愛刀の名前がエースであり、息子に名付ける時にそこから取ったとされています。

ロジャーは25歳の頃にレイリーと出会い、そこでロジャー海賊団を結成。その後38歳の頃にログポースの最終地点である水先星島（ロードスターとう）に到達しますが、まだ先があることに気付きロードポーネグリフを求めることに。そして51歳になった頃、ロジャーはポーネグリフの古代文字が読める光月おでんと出会います。彼を無理やり仲間に引き入れると一年足らずで偉大なる航路を制覇し、最終到達地点の島に『ラフテル』という名前をつけたのでした。

ひとつなぎの大秘宝はラフテルに存在していることになっていますが、その正体は現状明かされていません。唯一描写されたのは、ラフテルに着いてひとつなぎの大秘宝を実際に見たロジャーは笑っていたこと。そして宝をその場に残して去った後、たった一言「自分たちは早すぎた」とセリフを残したことだけです。

これまでロジャーの懸賞金や謎について情報をまとめてきました。ワンピースの中で最も高い金額を誇っていたロジャーでしたが、そのことについてワンピースファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではロジャーに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

ワンピースの懸賞金ランキングにおいて1位にロジャーが君臨していることにカッコよさを感じるファンがいました。比較的多くのファンはロジャーが最高金額であることに納得しているようで、さすが伝説の海賊王だと称賛されていました。

ロジャーの懸賞金が55億ベリーにも達した理由について考察している人は多数いました。本編で描かれていない部分も多いため、考察には様々な憶測を含んでいるものもあり、どれも見ていて興味深いものばかりでした。

最高金額であるロジャーの懸賞金ですが、いつかはそれをルフィが超えるだろうと予想している人も大勢いました。やはりワンピースの主人公であり、新たな海賊王を目指しているルフィにはロジャーを超えてほしいと思っているファンが多くいるということでしょう。

伝説の海賊王と称されるロジャーの懸賞金額は作中最高金額で、現状明かされている戦歴や実績だけを見ても相応しいと思えるものでした。これからワンピースは最終章に突入すると予告されましたが、それを受けて多くのファンがロジャーの謎やワンピースの正体が明かされる瞬間を待ち望んでいることでしょう。