【ワンピース】シャーロット・プリンは性格が悪い？過去やサンジとの関係を調査

『ワンピース』のシャーロット・プリンは、ホールケーキアイランド編で登場する女性キャラクターです。可愛らしい見た目と裏表のある性格は、多くの読者の目を惹きつけました。本記事ではプリンの魅力の理由に迫るとともに、プリンの声を担当した声優さんについても紹介します。

『ワンピース』のシャーロット・プリンは、四皇であるビッグ・マムの娘です。ホールケーキアイランドで、「カラメル」というカフェを経営しています。サンジやブルックスが一目惚れしてしまうほどの美貌の持ち主で、非常に優しく穏やかな気質をしています。しかし、穏やかに見えていた性格は演技で、実は冷酷で残忍な性格であることが後に明かされます。

『ワンピース』は、集英社の少年ジャンプで連載中の漫画です。1997年の連載開始当初から人気を集め、その人気はとどまるところを知りません。主人公のルフィが、悪魔の実の能力者と戦いながら、海賊王を目指すストーリーです。ギャグとシリアスが混ざり合ったテンポの良い作品で、子どもだけでなく大人のファンも多いです。

『ワンピース』のルフィは、海賊たちが覇権を争う、大海賊時代に生まれた1人の少年です。幼い頃に出会った大海賊・赤髪のシャンクスに憧れ、海賊になることを心に決めます。成長したルフィは海賊王を目指して海へと旅立ち、仲間を集めながら悪魔の実の能力者たちと戦います。自分も仲間も成長しながら、ゴールドロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を追い求めて旅を続けるのです。

『ワンピース』のプリンは、短い期間の間で性格がコロコロ変わるという珍しいキャラです。その性格の変化もプリンの魅力のひとつですが、本性を表したときのセリフの非道さなどから、性格が悪いと言われることもあります。しかし、それと同じくらいかわいいと言われることも多いキャラです。プリンは本当に性格が悪いのか、かわいいと言われる理由はどこにあるのか、見ていきましょう。

ルフィたちと最初に出会ったプリンは、非常に気立ての良い優しい娘でした。サンジの前でも心優しい姿を見せていましたが、読み進めるに従い、徐々にその本性が明らかになってきます。プリンはいい子の演技をしながら、他人を欺いて裏で操作していたのです。何かあれば涙を流して泣く演技をし、相手を取り込もうとします。

しかし、サンジに心を許してからは、ただの「照れ屋な女の子」になってしまいます。性格が良くなったり悪くなったりを繰り返すため、結局本当に性格が悪いのかどうか、ファンの間でも意見が分かれるキャラクターです。

とても可愛らしい『ワンピース』のプリンですが、実は額に目がある「三つ目」の持ち主でした。この三つ目のせいで母親からも気味悪がられ、周りからもいじめられます。そんな経験から自分の本当の気持ちも素直に言えず、徐々に自分自身をも騙すようになります。プリンの裏表の激しい性格は、幼少期のトラウマが理由だと考えられます。

『ワンピース』のプリンは、途中まで残忍な悪女のような描き方をされています。しかし、話が進むにつれて悪女ぶりが身をひそめ、恥ずかしがり屋な女の子に転じていきます。その激しいギャップが、プリンの一番大きな魅力です。また、照れた様子で精一杯虚勢を張っている姿も、プリンがかわいいと言われる理由のひとつです。

『ワンピース』のプリンは、サンジの結婚相手として登場しました。最初は結婚するつもりもなかった2人ですが、徐々にその距離が近づいていきます。プリンがサンジに心を許した理由や最終的な2人の関係などを、今後の展開も交えてまとめていきます。

『ワンピース』のサンジは麦わらの一味で、ルフィにとっては4人目の仲間です。普段はコックとして働き、仲間たちの食事作りを担当しています。10歳の頃にクック海賊団に襲撃され、船長のゼフとともに遭難を経験します。ゼフのおかげで生き延びたサンジは、恩を返すためにゼフが建てたレストランで働き始めます。そこでルフィたちと出会い、仲間に加わり共に旅をすることになるのです。

プリンは最初、サンジ共々麦わらの一味を殺す予定でした。しかし、忌み嫌われていた第3の目を見せたとき、サンジにその目を美しいと褒められ、その場に泣き崩れます。そこからサンジに好意を寄せ始め、最終的にはサンジと麦わらの一味を助けるべく尽力します。最後のお願いとしてキスを交わすところからも、サンジのことが本当に好きになったと思われます。

『ワンピース』のプリンは、ホールケーキアイランド編が終了してからは登場していません。しかし、プリンには、まだ「三つ目の真の開眼」という伏線が残っています。三つ目の伏線が残っている以上、この先まだ再登場する可能性は残っています。サンジと再会して結ばれるという展開も、ないとは言い切れません。

『ワンピース』のプリンは、ルフィと同じく悪魔の実の能力者でした。そのため、普通の人間には使えない、プリン独自の技を持っています。ここでは、プリンの能力や技、強さについて紹介します。

『ワンピース』のプリンは、メモメモの実を食べた能力者です。メモメモの実の能力者は、他人の頭からフィルムを取り出すことができます。フィルムを取り出された人間は、その記憶を失ってしまいます。また、その取り出したフィルムを自由に改ざんし、誤った記憶を植え付けることもできます。

プリンが食べたメモメモの実は戦闘には不向きなため、プリンの戦闘力自体は大して高くありません。レイジュとの戦闘においても、攻撃には銃を使っています。そのため、戦闘力は高くありませんが、頭脳戦には大いにその能力を発揮します。また、まだ「真の開眼」の力は明らかになっておらず、三つ目の真の開眼によって更に強さを増すという可能性も捨てきれません。

『ワンピース』のプリンが使える技は、「記憶を抜く」「編集（エディット）」「記憶の糸（メモリーズフィル） フラッシュバック」の3つです。「記憶を抜く」と「編集」は前述した通り、相手の記憶を抜いて改ざんできる技です。フラッシュバックは記憶の糸を操り、相手の過去の記憶を蘇らせる技です。『ワンピース』の作中ではホーミーズ相手に使っていたため、人間に対しての効果はまだわかっていません。

アニメ版の『ワンピース』のプリンは、その見た目にあったかわいらしい声をしています。ここでは、アニメ版『ワンピース』のプリンの声を担当した、声優さんについてまとめていきます。

アニメ版の『ワンピース』のプリンの声は、声優の沢城みゆきさんが演じています。いい子の演技をしているときのプリンと、本性を表したときのプリンを、上手に演じ分けていました。特に、ルフィとナミに自分の本当の狙いをバラしたときの声は、本当に同一人物かと驚くほどの変わり様でした。

沢城みゆきさんは東京都出身の声優さんで、青二プロダクションに所属しています。声優アワードでは助演女優賞や主演女優賞などを受賞しており、その実力のほどがうかがえます。可愛い声やセクシーな声、クールな声など、さまざまな声を使い分けられるところが魅力の人気声優さんです。

アニメはもちろん、ナレーションや映画の吹き替え、ゲーム、朗読劇など、広いジャンルで活躍しています。デビュー作は『デ・ジ・キャラット』で、主人公「でじこ」の妹分である、「プチ・キャラット」を担当しています。

沢城みゆきさんの代表作といえば、やはり『ルパン三世』の二代目「峰不二子」役でしょう。長い間愛され続けてきたキャラクターの世代交代とあって、大きな話題になりました。他にも2011年度版『HUNTER×HUNTER』のクラピカ役や、『鬼滅の刃 遊郭編』の堕姫役など、人気キャラクターを演じています。

『ワンピース』のプリンは、サンジとの別れ方が切ないとあって、その恋心を応援する声が多かったです。またサンジと再会して、結婚してほしいというファンも多くいます。サンジのほうもプリンに好意を寄せていただけあって、カップル誕生に期待をしてしまうのでしょう。

しかし、サンジと同じくその見た目や演技に騙されていた読者にとっては、本性を知ったときの衝撃は激しかったようです。プリンの本性を知って、落ち込む様子も多く見られました。

ただ、三つ目になってからのプリンは性格の変化も激しく、さらに好きになったという声も多く上がっていました。中には、最初の優しげなプリンよりも、三つ目のプリンのほうが好きだという人もいました。

『ワンピース』のプリンは冷酷で残忍な一面を見せるシーンも多く、性格が悪いと言われがちです。しかし、性格が悪くなった理由は過去のいじめなどにあり、ファンの間では本当はいい子だと評判です。ホールケーキアイランド編でしか登場しないゲストキャラですが、その人気は今でも健在です。プリンの魅力を再確認しつつ、これからの再登場に期待しましょう。