【ワンピース】牛鬼丸の正体とは？能力や河松との関係は？

『ワンピース』のワノ国編において、主にゾロとの戦いで活躍をした人物が"牛鬼丸"です。牛鬼丸は使用する武器として薙刀を選択している人物であり、鈴後の橋を通る人から武器を奪い取る事を目的として活動していました。武器を奪う目的を達成する為には相手を倒す必要がある事から、牛鬼丸が相当な強さを持っているキャラクターである事が伺えます。ここではそんな卓越した強さを持つ牛鬼丸のプロフィールについて紹介します。

牛鬼丸は『ワンピース』のワノ国編で初登場したキャラクターで、武器を収集する事を目的として活動している人物となっています。ゾロがスリラーバークで入手した秋水の持ち主であるリューマを強く尊敬している事から、ワノ国に来たゾロと出会った時はゾロから秋水を奪いました。リューマについての事には熱意が凄まじいものの、戦闘の際は侍らしさが無く他人と戦ってる最中の相手に割り込んで攻撃するといった一面を持っています。

牛鬼丸が登場する『ワンピース』は、連載が開始してから20年以上も続いている長編作品となっていて、アニメ化や映画化といった原作の漫画以外の形でも配信がされています。『ワンピース』は長期間に渡ってストーリーが続いている事から、幅広い年齢層に知れ渡って人気を獲得している作品となっています。『ワンピース』は海外での評価も高く、アニメに興味のある外国人ファンも大人数獲得する事に成功しました。

『ワンピース』は海賊王のロジャーが巻き起こした大海賊時代が舞台となっています。イーストブルーで成長した主人公のルフィは、幼少期に命を救って貰った赤髪のシャンクスという海賊に憧れて自身も冒険を始めます。ルフィ一人で始まった冒険は、ゾロを始めとして仲間が増えていき次第に麦わらの一味という海賊団の結成にまで至りました。そんな麦わらの一味がそれぞれの目標を掲げて航海を続ける物語です。

『ワンピース』のワノ国編で活躍をした牛鬼丸は、本当の姿と違った外見での登場となりました。ここでは牛鬼丸の正体や、牛鬼丸の目的や過去に関係する河松との繋がりについて紹介していきます。

牛鬼丸は大柄の人間のような外見をして登場しましたが、正体は悪魔の実の能力者である"オニ丸"と呼ばれる狐でした。オニ丸は悪魔の実の能力であるヒトヒトの実幻獣種モデル大入道の能力を利用して変身する事によって、武器を奪う事で知られる牛鬼丸へと変化して登場していました。

オニ丸が牛鬼丸として活動している時の目的は、橋を通行する人を襲い持っている武器を奪い事のように思えますが、本来の目的は別にありました。オニ丸が登場している橋は鈴後の北の墓場と呼ばれる場所への通り道となっていて、北の墓場は墓標と同じ意味で刀を使用している事から、オニ丸は墓荒らしから刀を守るという目的で牛鬼丸として通行人を妨害していました。

牛鬼丸とは過去にオニ丸と河松が共に墓荒らしから鈴後を守っていた際に、河松が正体を隠して名乗っていた名前でした。しかし河松がオニ丸の為に食料を探していると、オニ丸の好きな食べ物である油揚げを発見して取ろうとした時に捕まってしまい離れ離れになってしまった事から、オニ丸が河松の代役として、牛鬼丸を名乗り墓守を続けていました。

オニ丸が変化していた牛鬼丸が河松と再会した事で、オニ丸は当初の目的であった墓に隠していた武器をカイドウとの戦闘に備える為に河松達へ譲りました。長い間務めていた役割を全う出来た安心感からか、牛鬼丸は変身を止めてオニ丸になった後に上機嫌で姿を消しました。オニ丸は今後の『ワンピース』で再登場する可能性がありますが、ワノ国での物語が終了してしまった為再登場の時期は見当がついていない状態となっています。

ワノ国の過去で牛鬼丸を演じていたに代わってオニ丸が牛鬼丸の代役を務めてからは、悪魔の実の能力等を扱い河松との目的の為に実力を振るう力強さが伝わってきます。ここからはオニ丸が変身した姿の牛鬼丸の能力や強さ、実際の戦闘での活躍について紹介していきます。

牛鬼丸はオニ丸という過去に河松の相棒的存在だった狐が悪魔の実の能力で変身した姿で登場していました。オニ丸が変身する際に使用した能力は、"ヒトヒトの実幻獣種モデル大入道"となっており、幻獣種の悪魔の実の能力である事から希少性や強さも相当なものである事が伺えます。

オニ丸は本来牛鬼丸の姿の時程大柄ではありませんが、前述したヒトヒトの実の能力によって変身する事で、薙刀を扱う大柄な男として墓荒らし達を圧倒していました。オニ丸の正体である狐の姿では、牛鬼丸の状態からは想像できない程の可愛らしさを持った外見をしています。

牛鬼丸は薙刀を使用して戦闘と行うという特徴を持っています。牛鬼丸は背中に相手から奪った大量の武器を背負っていますが、基本的に使用するのは牛鬼丸自身の武器である薙刀のみとなっています。過去に河松が兎丼に拘束されている間の鈴後を一人で守り抜いた事から、牛鬼丸の薙刀の腕は相当な強さである事が伺えます。

牛鬼丸の戦闘スタイルは、侍の心を持っている人物とは思えない程に卑怯で手段を選ばない戦い方をしています。しかしどんな手段を使ったにしろ、覇気を使いこなす麦わらの一味のゾロを相手にして秋水を奪い取った事や、秋水を失った後のゾロとある程度渡り合える事から、牛鬼丸の強さは卑怯な手段を抜きにしても相当な強さである事が分かります。

漫画版より少し話が遅れているアニメ版の『ワンピース』でもワノ国編がスタートした事によって、アニメ化された事による魅力の一つであるキャラクターの声が牛鬼丸にも追加されました。ここではアニメ版『ワンピース』で牛鬼丸の声を担当している人物について紹介していきます。

『ワンピース』の牛鬼丸役を演じている声優は"白熊寛嗣"です。白熊寛嗣は脇役での出演が多い声優である事から、主役級のキャラクターでの活躍が少ない人物ですが、幅広い声を使い分けて様々なキャラクター達を引き立ててきた声優となっています。ここでは『ワンピース』では牛鬼丸役で活躍をした白熊寛嗣について紹介していきます。

"白熊寛嗣"はぷろだくしょんバオバブに所属する神奈川県横浜市出身の声優で、2003年から声優としての活動を開始しているベテラン声優となっています。低めの声を特徴とする白熊寛嗣は、自身の年齢よりも上の設定のキャラクターを演じる割合が多いですが、低い声以外にも様々な声を使用して幅広い役柄を演じる事の出来る声優となっています。

白熊寛嗣は2003年にデビュー作である『無限戦記ポトリス』での活躍を始めとして、『クレヨンしんちゃん』、『鋼の錬金術師』、『しましまとらのしまじろう』といった異なるジャンルの作品でも活躍している声優となっています。白熊寛嗣は『ワンピース』で牛鬼丸役を担当しましたが、名前の当てられてるキャラクターでの活躍は少ない代わりに、一つの作品で多役を演じる事の多い声優となっています。

牛鬼丸として鈴後の防衛をしていたオニ丸と河松の関係は、ワノ国編の中でも特に感動的なエピソードとして読者から評価されています。かつて共に過ごした河松が居なくなった後も、河松が戻る事を信じて武器を収集し墓を守り続けたオニ丸の努力が報われた事に感動した読者が多数存在しました。

牛鬼丸に関する回は漫画アニメ共に配信されていて、一度感動した場面として読み終えてる読者がアニメでまた視聴する事になっても、感動の冷めない印象的なシーンとして多くのファンから人気を獲得した話となっています。

『ワンピース』を視聴する楽しみの一つとして、原作を読んだ後にアニメで動きのある描写を視聴する事が挙げられます。一度原作で内容を理解している読者がアニメでもう一度確認する事によって、また違った印象を受けて新鮮な気持ちで楽しむ事が出来ます。牛鬼丸の正体についての話では原作で一度涙を流した読者も、アニメの同じシーンでまた涙する程に作品に入り込む事が出来る程の印象的なシーンとなっています。

『ワンピース』での河松との再会で読者に感動を与えた牛鬼丸は、姑息ながらも強い信念を持ったキャラクターとして活躍をしました。そんな『ワンピース』に登場する架空の人物である牛鬼丸が、もしも実在していたらどうなるのかについて、様々な立場での想定を紹介していきます。

牛鬼丸がもしも父親として実在した場合、たとえ卑怯でも自分のやり方を徹底して、守ると決めた鈴後の墓を河松の代わりに守り抜いた事から、自分の判断を曲げない頑固な父親になると考えられます。

牛鬼丸がもしも学校の教師だったら、作中で目的を達成する為ならどんな戦い方でもしていた事から、自身の教え子には目的を果たす事が難しい時には、やり方に拘らずどんな方法でも使うように指導する姿が想像できます。

牛鬼丸がもしも友達だったら、ワノ国編で見せた河松の目的を引き継いで行動していた事から、友達の意見を尊重し友達を優先した行動を取ってくれる人物になると考える事が出来ます。

今回はワノ国編でゾロの秋水を狙って現れた牛鬼丸の正体や過去について紹介しました。牛鬼丸という存在の正体は、オニ丸という狐が過去に兎丼に閉じ込められた河松の意志を引き継いで、悪魔の実の能力を使用した姿で演じていた人物だったという事が分かりました。オニ丸は河松との再会で役目を果たした後は登場していませんが、死亡した描写等が無い事から今後登場する可能性にも注目が集まる人物となっています。