【ワンピース】魚人島編が面白い！見どころや名シーンを解説

『ワンピース 魚人島編』のエピソードは皆さんご存じでしょうか。『ワンピース 魚人島編』のエピソードはネガティブな要素が多くあり、ファンの間では戸惑う声もありました。しかし、魚人島編には悲しみや悔しさの他にも喜びや仲間との友情が沢山詰まった感動シーンが満載です。そして、魚人島は隠された謎や伏線があり、現在でも面白いと人気のエピソードとして話題になっています。

『ワンピース 魚人島編』のエピソードはマリンフォード頂上戦争の後に、麦わら海賊団それぞれが2年間の修行を積んで再集結した所から始まるストーリーです。ルフィを始め、麦わらの一味が2年間の修行で成長しパワーアップした姿を見る事が出来ます。

『ワンピース』は集英社「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載されている少年漫画です。戦闘やギャグ、感動シーンががふんだんに盛り込まれており、長きにわたるストーリーに張られている伏線がファンの間で注目を集めています。

『ワンピース』の主人公であるモンキー・D・ルフィは、かつての海賊王ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を目指し、自身も海賊王になるため大海原へ旅立ちました。旅先で出会った仲間達との絆、友情、出会いや別れ、行く手を阻む敵との戦いを繰り広げながら、最終目的地の「ラフテル」を探し旅を続けます。

『ワンピース 魚人島編』エピソードの見どころの名シーンを紹介します。2年間の修行を積んで強くなったルフィ達の姿や魚人達が人間を憎む理由など、魚人島編での面白いシーンや、感動シーンまでを名言と併せてご覧ください。

リュウグウ王国を崩壊させようと企む「新魚人海賊団」が、麦わら海賊団に対して傘下に入るように脅迫してきた時にルフィが威勢良く即答した名言です。場所は海中であるため、戦うには人間のルフィ達にとって圧倒的不利な状況になります。しかし、ルフィは如何なる場合でも己の意志は曲げません。そんなルフィの真っ直ぐな性格がわかるシーンです。

魚人島に到着して出会ったしらほし姫を目にしたサンジの様子を見た時にチョッパーが言った名言です。サンジはオカマしか住んでいないカマバッカ王国で2年間修行してきたので、女性への免疫がすっかり低下していました。そのため、女性を見るだけで大量の鼻血を出すまでになっていたサンジが、絶世の美女しらほし姫を見て石化していまい、それを見たチョッパーが驚いたシーンです。

「海の森」でルフィと話をするために待っていたジンベエがしらほし姫を見て言った名言です。本当ならば、身の安全のために硬殻塔に隠れているはずのしらほし姫がルフィと共に姿を現したのを始めは軽く挨拶をして流そうとした所、有り得ない状況に驚愕したジンベエの面白い表情が見られます。

海軍の激しい攻撃で重傷を負った「タイヨウの海賊団」船長のフィッシャー・タイガーの名言です。大量出血で瀕死の状態だったタイガーには輸血が必要でした。しかし、今あるのは人間の血液のみです。かつて奴隷として人間に酷い扱いを受けていたタイガーは人間の血液が自身の体内に入る事を拒みます。人間と魚人の深い因縁が感じられるシーンです。

リュウグウ王国王妃のオトヒメが夢を求め続けた最期の名言です。魚人と人間の共存を目指して愛と平和を訴えていたオトヒメは、魚人に対する差別を無くさせ人間と同じ地上で暮らせるように働きかけていました。オトヒメの身を削る努力も漸く実ろうとしていた時、何者かによって銃撃されてしまいます。息を引き取ろうとするオトヒメに、息子達はオトヒメの夢を受け継ぎ、しらほし姫も守り抜く事を誓ったのです。

疑心暗鬼になっている魚人達の問いかけに答えたルフィの名言です。人間への不信感から、麦わら海賊団に対しても自分達の敵だと思っていた魚人達でしたが、目の前で新魚人海賊団と戦おうとしているルフィ達を見て、敵か味方かを答えるように訴えます。しかし、ルフィは魚人達自身が考えて勝手に決めれば良いと断言したのです。

麦わら海賊団船大工のフランキーの名言です。2年間の修行により、サイボーグとして更なる進化を遂げた合体ロボ「フランキー将軍」になって皆を驚かせました。

魚人海賊団の幹部であるゼオに対して放ったブルックの名言です。「戦えないなら死んで恨みを残せ」と味方を攻撃するゼオに、ブルックは怒りを抱きました。死んでしまったら何も残らない事は、死んだことのあるブルックは痛い程理解しています。命を軽視しているゼオの言葉を全否定したのです。

「化け物みたいな形態だ」とゾロが言った言葉に対して答えたチョッパーの名言です。ドラム王国に住んでいた頃、仲間のトナカイ達や人間からも怪物扱いをされていたチョッパーは、どうにか仲間に入れてもらおうと人間に近い姿に変えたり必死に努力をしていました。しかし、自分を仲間だと受け入れてくれたルフィの役に立とうと2年間の修行で新たな力を手に入れていたのです。

新魚人海賊団と戦い、勝利を確信したウソップの名言です。シロップ村に住んでいる時からウソばかりついていたウソップは、戦いにおいてもウソをついては逃げ回る事がほとんどでした。しかし、2年間の修行で肉体的にも精神的にも強くなったウソップの成長を感じさせるシーンです。

2年間の修行で強さや凄みが更に増したゾロの名言です。ミホークに土下座までして剣を教えてほしいと頼んだゾロ。元王下七武海のミホークの元での修行は並大抵のものでは無かったはずです。ドーピング剤E.Sを使い筋力強化したヒョウゾウでもゾロの剣技にはまるで歯が立ちません。このシーンでは、ゾロの新たな強さを見る事ができます。

リュウグウ王国の王子であるフカボシに告げたルフィの名言です。フカボシは母・オトヒメの夢を叶えるために、過去の因縁を断ち切ろうとしていました。それを阻止しようと邪魔をするホーディを倒してくれとルフィに懇願します。その思いを聞いたルフィは、友達のフカボシに全部任せろと笑顔で答えるのでした。

魚人島に住む子供達に言い聞かせるマダム・シャーリーの名言です。人間は恐ろしく、憎むべき存在と教えられてきた魚人島の子供達は自分達の目の前で起きている新魚人海賊団と麦わら海賊団が戦っている現実に戸惑っていました。そこにマダム・シャーリーが子供達に真実を自分の目で確かめる事を教えます。子供達に新たな未来を切り拓いて欲しいと願うシーンです。

新魚人海賊団との戦いは麦わら海賊団の勝利で幕を閉じ、大怪我をしたルフィにジンベエの血を輸血している時の名言です。魚人島の掟で、人間に魚人の血を与えてはならないとされていました。魚人と人間との間には血に関する辛く悲しい過去があります。それを乗り越え、魚人達のために戦ってくれたルフィにジンベエは自身の血を与えました。オトヒメの夢に一歩近付く歴史的瞬間のシーンです。

『ワンピース 魚人島編』のエピソードは見応え満載です。ここからは、アニメ『ワンピース 魚人島編』全58話のあらすじを簡単にネタバレ紹介します。

マリンフォード頂上戦争から2年が経過し、レイリーから覇気の使い方を教わりながら修行を積んだルフィは麦わら帽子を被り再始動します。それぞれ修行をしていた麦わら海賊団は約束した再会の地、シャボンディ諸島へと向かい成長した姿で現れるのです。

シャボンディ諸島で仲間を見つけたチョッパーは喜び着いていきます。所が、その正体はニセモノの麦わらの一味だったのです。チョッパーはその事に全く気付きません。一方、ルフィはニセルフィに絡まれてしまい銃を突き付けられてしまいますが、覇気で容易くあしらってしまいます。

新世界の新たな目的地である魚人島へ向かうべく、海中を移動できるようコーティングをしたサニー号にロビンが現れます。船ではフランキーが待っていて、ブルックはソウルキングとしてライブを行っていました。ニセ麦わらの一味のあまりの非情さにショックを受けたチョッパーはそこから走り去ってしまいます。

本物のルフィだと気付かず、ニセルフィは報復しようと募っていた仲間達を呼び集めました。100人もの人数に膨れ上がっていたニセルフィの仲間達についての情報を海兵が電伝虫で海軍に報告するなか、それをカリブーが発見します。何も知らないルフィは、その軍団に着いて行ってしまいました。一方でブルックが行っているライブ会場に海軍が突入します。

ライブ会場に突入してきた海軍から逃れるため、シャクヤクが用意した「人生バラ色ライダース」のトビウオに乗りシャボンドームから脱出をしたブルック。一方、ニセルフィが集まる広場にも海軍が集結し、そこに紛れる本物のルフィを海軍の戦桃丸が発見します。

麦わら海賊団を捕えようと迫る海軍達を阻止しようと、レイリー、ハンコック、ペローナ、ハレダス、ヘラクレスン、トリノ王国の鳥・エリザベスがやってきます。レイリー達の協力のお陰で、全員サニー号に乗った麦わら海賊団は魚人島へ向けて出航する事ができました。

麦わらの一味を名乗っていたニセモノ達を退治したカリブー。戦桃丸は海軍本部に連絡し、ルフィ達が強くなっている事を報告しました。レイリーは魚人島へ向かうルフィを見送りながら、ロジャーと出会った頃を思い出し涙ぐみます。その頃、フランキーはサニー号を守っていた人物についてルフィ達に話し始めるのです。

魚人島へ向かうサニー号を突如、カリブー海賊団が襲撃します。しかし、カリブー海賊団を引っ張っていた海獣・モームはルフィとサンジに恐れをなして逃げ出してしまいました。海獣を操縦するのが上手いとされるカリブーに対し、ルフィはクラーケンを手懐けようとします。

サニー号の前に現れたクラーケンを手懐けるため、ルフィはギア3で巨大化させた腕を覇王色で硬化すると「ゴムゴムの象銃（エレファント・ガン）」でクラーケンを殴ります。すると、クラーケンの中からサメのメガロが出てきたのでした。

サニー号を狙い現れた、バンダー・デッケンのゴースト船「フライングダッチマン号」。サニー号を叩き付けようとフライング海賊団の大入道・ワダツミが襲います。そこへルフィが手懐けたクラーケンがワダツミを殴り飛ばしました。その時、海底火山が突然噴火し出すのです。

麦わら海賊団に対して、新魚人海賊団が自分達の傘下に入るよう脅迫します。それを間髪入れずに断ったルフィ。サニー号の「クー・ド・バースト」で逃げ去り魚人島へ突入します。しかし、その勢いに耐え切れずルフィ達は離ればなれになってしまいました。

一人、崖を登ったナミはロビンを抱えたフランキーと会い合流しました。その頃、ケイミーに助けられたルフィ達は人魚の入り江に到着します。そこにいたのは美しい人魚達。その姿を見たサンジは喜びのあまり鼻血を噴き出してしまいます。すると、ルフィ達の元にネプチューン3兄弟が現れました。

あまりの大量出血に輸血が必要になったサンジですが、魚人や人魚達は誰も輸血に協力しようとはしません。どうにか酒場で人間を見付けたチョッパーによってサンジは輸血し助かる事ができました。一方、ケイミーはマダム・シャーリーにルフィとウソップを紹介します。

新魚人海賊団に脅迫され、軍門に下った蟹手のジャイロは隙を見て逃げ出します。逃がすまいといきり立つイカロスやムッヒら幹部を抑えて、新魚人海賊団の船長ホーディー・ジョーンズ自らジャイロを追撃するのでした。

ルフィ達を襲ったカリブーはフランキーによって樽の中に閉じ込められていましたが、それを知らない人魚達が樽を開けてしまい、カリブーの悪魔の実「ヌマヌマの実」の能力で拘束されてしまいました。マダム・シャーリーの予言で魚人島を滅ぼすとされるルフィは、人魚行方不明事件の容疑も掛けられていたのです。

リュウグウ王国の国王・ネプチューンの娘・しらほし姫に、バンダー・デッケンは求婚し続けていました。10年もの間、愛の証としてバラの絵が入った斧を扉に向けて投げ付けています。しかし、しらほし姫の部屋に迷い込んだルフィは投げ付けられてきた斧を逸らしたのでした。

マダム・シャーリーの予言で人魚行方不明の容疑は晴れず、リュウグウ王国に連れて行かれたウソップ、ナミ、ブルックに兵士達は槍を向けます。しかし、2年間の修行で強くなった3人は容易く負ける訳がありません。すると、先に来ていたゾロが現れ3人に加わります。

フランキーは魚人島に突入した時に行方が分からなくなっていたサニー号を探そうと、師匠トムの弟・デンの元を訪ねました。すると、失った船は潮の流れによって「海の森」へ集まるという情報を得ます。

新魚人海賊団の船長・ホーディと手を組んだデッケンは竜宮城へと急ぎます。その頃、ロビンは追ってくる兵士達をあしらいつつ、ポーネグリフを求めてお魚バスに乗ると「海の森」へと向かいました。

竜宮城を襲撃した新魚人海賊団とデッケン。デッケンはすぐさましらほし姫を追い掛け、ネプチューン王はそれを嘆きます。新魚人海賊団の船長・ホーディはその体にアーロンのマークを刻んでおり、アーロンの意志を受け継いだのが新魚人海賊団だと告げると、ゾロ達を海に沈めてしまいました。

しらほし姫を連れて「海の森」に向かう途中、ルフィはサンジとチョッパーに再会します。しらほし姫を見たサンジはあまりの美しさに石化してしまい、ルフィ達はしらほし姫救出のために追ってきた兵士達に捕まってしまいました。そこへ、しらほし姫を諦めないデッケンが現れます。

ホーディに一撃を食らわせたゾロを新魚人海賊団が襲い掛かります。ネプチューン王は竜宮城を明け渡そうと考え、人魚柔術「ウルトラマリン」で海流を作り出すと、それに乗って部下達と脱出しようとしました。しかし、行く手を阻むようにホーディが立ち塞がります。

ホーディと別行動していた新魚人海賊団の幹部達が、目的のために行動を開始します。そこへフカボシが現れ幹部と対峙すると、今は亡き母・オトヒメの写真が魚人島の住民達への踏み絵として使われている事を知り、フカボシは激怒したのです。

「海の森」へ辿り着いたルフィ、ナミ、サンジ、チョッパー、フランキーにジンベエはオトヒメとフィッシャー・タイガーについて語り始めます。そこで語られたのは魚人と人間の抱えた辛い歴史を変えようと奔走した2人の物語だったのです。

ジンベエはルフィ達にオトヒメとタイガーについて語り始めました。昔、冒険家のタイガーは天竜人が住む「マリージョア」を襲撃します。「タイヨウの海賊団」を結成したタイガーの船に、まだ幼い女の子「コアラ」が乗っていました。

深海熱を発病してしまったチョッパーは、深海熱に効くとされる「海鮮の実」を食べますが治る気配がありません。実は「海鮮の実」は四季ごとの伝説の食材と一緒に食べることで効果が出るのです。ルフィとトリコは伝説の食材を求めてある塔に潜入します。

幼い女の子「コアラ」を故郷に送り届けるため、フールシャウト島に向かうタイヨウの海賊団一行は、コアラとの触れ合いで楽しい思い出を作っていきます。その後、無事にコアラを村に送ったタイガーを海軍が取り囲むのでした。

海軍の襲撃により命を落としたタイガー。もう一度人間を信じようとしていた時に訪れた裏切りはタイガーの心を酷く傷付けました。タイヨウの海賊団の船員だったアーロンは人間への憎悪を抱きながらフールシャウト島へ飛び出します。

世界政府からの提言で、王下七武海に加入したジンベエによって、彼の意志を尊重したタイヨウの海賊団の船員は魚人島へ帰る事ができました。その頃、魚人を魚類だと蔑む天竜人を乗せた船が難破して魚人島に漂着します。

魚人島に漂着した天竜人を救い、地上に帰れるよう同行したオトヒメは魚人族が地上で暮らせるよう協力するという天竜人の書状を持って帰島します。これを機に地上への移住の意志を示す、魚人島の住人達の署名活動が始まるのです。

徐々に署名が集まった時、突然署名用紙が燃えてしまうなか、何者かに銃撃されたオトヒメは命を落としてしまいます。当時、軍の兵士だったホーディが人間の海賊を討ち取り犯人だと公表しました。人間への怒りを抑えきれないネプチューン王は自身を落ち着かせるのを理由に硬殻塔へ閉じ籠ってしまうです。

オトヒメの写真を踏み絵として魚人島の住人達に迫る新魚人海賊団の幹部達。その時、ホーディがリュウグウ王国の新国王だと竜宮城で演説をします。そこには拘束されたゾロ、ウソップ、ブルックの姿がありました。

見せしめの処刑と称して水責めを受けるゾロ達でしたが、2年間の修行で得た霊魂となって竜宮城内に潜入します。それを見たルフィはゾロ達を助けに行こうとしますが、ジンベエに阻止され2人は衝突するのでした。

拘束したネプチューン王を海獣に乗せたホーディは、処刑場のあるギョンコルド広場へ向かいます。そこへ招集を受けた新魚人海賊団の幹部達も広場へ急行しました。

しらほし姫に振られ失恋したデッケンは、自暴自棄になり全てを潰そうとします。その頃、ギョンコルド広場ではネプチューン軍がホーディに銃口を向けて待ち受けていたのです。

ジンベエとしらほし姫がメガロに乗って海の森から出ようとしますが、罠に掛かり拘束されてしまいます。一方、ギョンコルド広場ではあえなく返り討ちに遭ったフカボシ達兄弟も拘束され最大のピンチを迎えるのです。

10年前にオトヒメを暗殺したのは自分だと明らかにしたホーディでしたが、しらほし姫はメガロから真実を聞いていて知っていました。生前、オトヒメから犯人を憎んではいけないと告げられたしらほし姫は、ずっとその約束を守り続けていたのです。

ネプチューン王がホーディの手により殺されてしまいそうになったその時、ルフィが登場して危機を脱します。そして、サニー号に乗った麦わら海賊団も現れ、やっと一味全員が揃いました。

10万もの船員がいる新魚人海賊団の半分をルフィは倒します。残りの5万は「ゴムゴムの巨人の銃（ギガント・ピストル）」で倒しました。ルフィに続いて麦わらの一味も戦闘を開始します。

戦闘の最中、フランキーはナミ、ウソップ、チョッパーを呼びサニー号のソルジャードックシステムへ案内します。そして、そこにあるチャンネル4と5にはフランキーが開発した新兵器が隠されていると3人に告げるのでした。

フランキーが開発した新兵器のクロサイFR-U4号とブラキオタンク5号が敵の中を突進していくなか、新魚人海賊団幹部のダルマが堀った「ダルマ落とし」に沈んでしまいます。しかし、フランキーは沈んだ兵器を合体させ、合体ロボ・フランキー将軍を完成させたのです。

ルフィの繰り出される覇気で圧倒されるホーディ。しかし、大昔に魚人島の住人が作ったとされる超巨大船「方舟・ノア」が魚人島に急接近します。このまま落ちれば島ごと崩壊してしまう緊急事態になってしまいました。

デッケンは悪魔の実「マトマトの実」の能力でしらほし姫目掛けてノアを飛ばしたと白状し、魚人島から離れ泳ぎ出しました。一方、島から遠ざかる船にしがみ付くホーディ。ルフィはしらほし姫を助けようとサンジに頼み、ノアへと飛ばしてもらいます。

しらほし姫は出来る限り離れようと海上へと急ぎました。ノアの船上でホーディがデッケンを刺すと、しらほし姫に追いついたホーディが髪を掴みます。そこへフカボシの背に乗ったルフィが現れ「ゴムゴムの蛇銃（スネークショット）」を打ち込みました。

ルフィがしらほし姫を助けに向かっている頃、サンジはワダツミと戦っていました。そしてゼオとイカロスがナミを襲おうとしている所に、ブルックとフランキーが助太刀します。ウソップとチョッパーはダルマとドスンと交戦し、ゾロとヒョウゾウも睨み合いが続きます。

ホーディに刺されたデッケンが気絶してしまったため「マトマトの実」の能力が解けてしまった方舟・ノアは、魚人島へと落ちていきます。ルフィはノアを壊そうとしますが、フカボシがそれを止めるのでした。

方舟・ノアが魚人島へ落ちる前、ワダツミは体を巨大化させサンジを威嚇します。ジンベエからの指示でロビンは新魚人海賊団の手下にされていた人間達を解放しました。そこへ、ノアが魚人島へ落下すると知らせが入ります。

特別な理由も無く人間を恨んでいたホーディは、子供の頃にアーロンの影響を受け、更にタイガーの死の理由を知った事により人間に対する憎悪を膨らませていったのでした。

ブルックはゼオと戦います。ブルックは首を斬られても魂がある限り死ぬ事はありません。しかもブルックには修行中に手長族に研いでもらった魂の喪剣があるのです。その頃、ウソップはダルマに対して次々と攻撃を仕掛けていきます。

ルフィの「ゴムゴムの火拳銃（レッドホーク）」を受けても倒れないホーディは、ルフィに凄まじいスピードで迫っていきます。「ゴムゴムのJETバズーカ」、2度目の「ゴムゴムの火拳銃」も通用しません。ルフィは徐々にホーディに追い詰められてしまいます。

新魚人海賊団の幹部達は、麦わらの一味の新必殺技により次々と敗れていきました。しかし、魚人島の住人達が安心するのも束の間、ノアの落下で窮地に立たされます。ルフィは何とか食い止めようとノアを破壊しようと攻撃を続けました。

ルフィによって方舟・ノアを破壊し、魚人島への落下を食い止める事ができました。そして、海王類は魚人島を救う事になります。海王類はしらほし姫に「しらほしこそが自分達の王だ」と告げると、ノアを海の森へと運びながら、ルフィにロジャーの面影を重ね思いを馳せました。

ネプチューン王は10万人の新魚人海賊団は罰せず、手下にされていた人間達の解放、魚人街の封鎖、そして魚人の海賊達を魚人島へ招く事を告げます。一方、ルフィ達麦わら海賊団はサニー号へ乗り込み逃げていました。

魚人島を救ってくれた麦わら海賊団のために竜宮城で盛大な宴が開かれました。ネプチューン王はロビンに古代兵器について訊かれ、しらほし姫がその古代兵器の1つ「ポセイドン」だと打ち明けます。その頃、ジンベエは頂上戦争後に海軍大将「赤犬」と「青キジ」が決闘していたとルフィに教えました。

しらほし姫を襲ったカリブー海賊団が盗んだリ竜宮城の財宝を回収するルフィ達。そこでビッグ・マム海賊団のぺコムズとタマゴ男爵と鉢合わせします。

ビッグ・マム海賊団の傘下になっているタイヨウの海賊団を引き離したいとジンベエはネプチューン王に話します。すると、いつか麦わら海賊団に魚人島を守ってもらえたらとネプチューン王は笑みを浮かべました。

魚人島から出航が近付いてきたルフィ達。マダム・シャーリーの「麦わら海賊団が魚人島を滅ぼす」という予言の答えはまだ分かりません。そして、しらほし姫達がルフィ達を見送りに集まってきました。

しらほし姫達との別れを惜しみつつ、新世界へ向け出航した麦わら海賊団。サニー号が海上へ向かうなか、それぞれ自由な時間を過ごします。その時、海底に突如として現れた白い巨大な渦巻きがサニー号を飲み込んでしまいました。

『ワンピース 魚人島編』には沢山の個性的なキャラクターが登場します。それでは、『ワンピース 魚人島編』の登場人物について紹介しましょう。

しらほしは、リュウグウ王国の王女でネプチューン家の末娘です。巨大魚ビッグキスの人魚であるしらほしは、バンダー・デッケン9世のしつこすぎる求婚から逃れるため硬殻塔に籠っていました。数百年に1人生まれるとされる海王類と話せる存在であり、古代兵器の1つ「ポセイドン」だと明らかになります。『ワンピース』の謎を紐解く重要人物です。

「タイヨウの海賊団」2代目船長で、元王下七武海だったジンベエは「海峡のジンベエ」の異名を持ったジンベエザメの魚人です。魚人空手の達人でもあるジンベエはルフィに仲間になれと誘われますが、ビッグ・マム海賊団にけじめを付けたら仲間になると約束します。

バンダー・デッケン9世は「フライング海賊団」の船長でネコザメの魚人です。海王類と話す事ができるしらほし姫の能力を狙い、しつこく求婚しますが「タイプじゃない」と振られてしまいます。方舟・ノアを使ってしらほしごと魚人島を壊滅しようとしますが、計画は失敗に終わり投獄されました。

フィッシャー・タイガーは「タイヨウの海賊団」を立ち上げ初代船長になったタイの魚人です。冒険家の時に人間に捕らわれ聖地マリージョアで奴隷になりましたが、他の奴隷達を逃がしながら暴れ回り後に奴隷解放の英雄として称えられるも、懸賞金を掛けられていました。人間の裏切りによって致命傷を負い、人間の血液を輸血すれば助かるのを拒否して亡くなります。

ホーディ・ジョーンズは「新魚人海賊団」船長でホオジロザメの魚人です。アーロンの意志を継いだホーディは、人間に対し憎悪を抱き魚人島に来る人間を捕えて奴隷にしていました。デッケンと利害の一致から手を組みクーデターを起こしますが麦わら海賊団によって失敗し、ドーピン薬「E.S」の過剰摂取の副作用で老化してしまいます。

ネプチューンは魚人島「リュウグウ王国」の国王であり、しらほし姫やネプチューン3兄弟の父親でシーラカンスの人魚です。「海の大騎士」と謳われていたネプチューンは昔、侵入者から王国を守っていた武闘派騎士でした。妻のオトヒメを暗殺された理由で、人間への不信感を抱いていました。

ネプチューン3兄弟は長男「フカボシ（フカザメの人魚）」、次男「リュウボシ（リュウグウノツカイの人魚）」、三男「マンボシ（アカマンボウの人魚）」でリュウグウ王国の王子達で王国を守る騎士「ネプチューン軍3強」と謳われる海の戦士です。

オトヒメはリュウグウ王国王妃でネプチューンの妻であり、金魚の人魚です。しらほし姫やネプチューン3兄弟の母親でもあるオトヒメは、魚人島の子供たちに凄惨な過去の歴史を背負わさないために人間との共存を訴えてきました。しかし、志半ばで暗殺され亡くなります。

ケイミーは熱帯魚のキッシンググーラミーの人魚です。マダム・シャーリーが営むマーメイドカフェで働いています。

パッパグは「クリミナルブランド」のデザイナーで社長を務めるヒトデです。ケイミーのペットでもあります。

『ワンピース 魚人島編』のエピソードには様々な謎があります。『ワンピース 魚人島編』は複雑な内容が多くあるため、敬遠してきたファンもいたようですが改めてコミックスやアニメを振り返ると今後のエピソードに大きく影響する謎があるのです。ここからは『ワンピース 魚人島編』の謎や魚人が人間を憎む理由について考察します。

マダム・シャーリーの占いで「ルフィが魚人島を滅ぼす」と出た事によって衝撃が走ります。しかし、ルフィが魚人島を滅ぼす理由があるのかが謎です。ですが、的中率100％を誇るシャーリーの占いが外れる事はありません。可能性として予想できるのは、ルフィによって魚人島から地上へ移住できるようになり、人間と共存しながら自由に生きる事を意味しているのではないかと考察されます。

『ワンピース』の謎の1つとして挙げられる「古代兵器」ですが、しらほし姫の正体が古代兵器「ポセイドン」だと明らかになりました。しらほし姫は数百年に1人現れる「海王類達と話す」事ができる能力を持っています。しかし、しらほし姫はその能力を上手く制御できません。デッケンが求婚した理由がしらほし姫の能力を手に入れるためです。しらほし姫の存在と謎については今後のエピソードに大きく影響するものと考察されます。

謎が隠されている巨大船ノアは、敵の海賊が拠点として使っていました。「約束の船ノア」と呼ばれるこの船が造られた理由は明らかにされていません。「ノアの方舟」がモデルとなった巨大船ノアは魚人島を守るためルフィが破壊しました。ネプチューン王の「約束は守れなかった」の言葉の理由にも謎が残ったままです。魚人島の住人達を救うためだと考えられていますが、今後のエピソードに深く関わってくるかもしれません。

魚人島にあるポーネグリフを読み取ったロビンは、今までのポーネグリフと違う事に気が付きました。それは、誰に宛てた手紙のようで内容は謝罪文になっていたのです。その謝罪文を記したのは「ジョイ・ボーイ」という人物。ジョイ・ボーイは一体何者で、ポーネグリフに記した謝罪理由の謎について、今後のエピソードで明らかにされるのではと考察されます。

魚人海賊団が人間を憎んでいた理由はタイガーの死がきっかけです。世界中を旅している時に捕らわれ天竜人の奴隷にされていたタイガーは、後に奴隷解放をして「タイヨウの海賊団」を結成しました。奴隷だった少女「コアラ」を故郷に送り届けたタイガーでしたが、人間達によって海軍へ売られたタイヨウの海賊団は海軍の襲撃に遭ってしまいます。瀕死の重傷を負ったタイガーは、人間への憎しみを理由に輸血を拒み命を落としてしまったのです。

『ワンピース 魚人島編』についての世間の評判や人気について紹介します。このエピソードは様々な問題や複雑な内容が理由で話題を集めました。ですが、魚人島編のエピソードにある謎や伏線に見応えを感じ、1番面白いと言った声が多くあります。

『ワンピース 魚人島編』のエピソードは絶対に読むべきだと感じている声もありました。このエピソードは、ルフィ達が2年間の修行を経て最初の目的地です。

『ワンピース 魚人島編』は読み返してみると面白いと言う声がありました。魚人島編のエピソードには沢山の謎があり、最終章に繋がる重要な内容が詰まっていると感じた人もいるようです。

『ワンピース 魚人島編』はとても面白いエピソードです。ルフィ達が2年もの修行を終え、レベルアップした姿が見られるこの魚人島編では様々な謎が隠されており、最終章へ繋がる伏線となっています。そして魚人と人間との確執の理由など考えさせられる内容もあり、深いテーマが盛り込まれています。最終章が始まる前にもう一度振り返ってみると謎についての新たな発見があるかもしれません。