【ワンピース】エピソードオブチョッパーのあらすじは?結末や名言も紹介
エピソードオブチョッパーは、原作をリメイクした『ワンピース』の劇場版アニメです。本記事では、『ワンピース』のエピソードオブチョッパーのあらすじや結末、名言などをまとめて紹介します。ゲスト出演した人物や、主題歌についてもまとめています。
目次
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーとは?
映画エピソードオブチョッパーとは?
エピソードオブチョッパーは、2008年に公開された『ワンピース』の9作目の映画です。原作の冬島編をリメイクしたストーリーで、チョッパーとの出会いの話になっています。おおかたのあらすじや結末は原作と同じですが、原作に登場しない「ムッシュール」というキャラも出てきます。
原作ではビビとともにアラバスタへ向かう途中での話でしたが、映画ではビビは出てきません。その代わり、原作ではまだ登場していなかったロビンとフランキーがすでに仲間になっています。また、原作ではルフィたちの船はまだメリー号ですが、映画ではサニー号になっています。
ワンピースの概要
『ワンピース』は、海賊たちが覇権を争う「大海賊時代」を描いた作品です。週刊少年ジャンプにて連載中で、2022年で連載開始から25周年を迎えました。個々のキャラの感動エピソードが多く、映画になったチョッパーの過去の話も人気があります。『ワンピース』のコミックスは累計発行部数がギネス記録を塗り替え、その記録は現在も更新され続けています。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』の主人公は、海賊王になることを夢見ている少年のルフィです。ルフィはゴムゴムの実を食べたゴム人間で、伝説の海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指して旅を続けます。自分1人で始まった冒険でしたが、少しずつ仲間を集めて麦わら海賊団を結成します。次々にやってくる敵を仲間たちと撃退しながら、航海を続けるのでした。
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーのあらすじと結末
映画エピソードオブチョッパーのあらすじ
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーのあらすじは、原作と少し違うところがあります。しかし、その結末は原作と同じく、非常に感動的だと評判です。まずは、映画エピソードオブチョッパーの序盤のあらすじを、順を追って紹介します。
あらすじ①高熱を出したナミ
サウザンドサニー号で穏やかな時間を過ごす麦わらの一味でしたが、ナミが高熱を出して倒れてしまいます。船医がいない麦わらの一味は、医者を探すために近くのドラム王国へ立ち寄ります。海賊を警戒する住人たちに追い払われそうになりますが、土下座をして頼むルフィを見て、ドルトンが上陸を許可します。ゾロとフランキーを船に残し、残りのメンバーはナミを連れて村へと向かいます。
あらすじ②ドラム城へ
医者を呼んでほしいというルフィたちに、ドルトンはすぐには呼べないと言います。現在この島にはDr.くれはという医者が一人いるだけで、普段はドラム城にいて連絡が取れないというのです。それを聞いたルフィは、ナミを連れてドラム城へ行くことを決めます。サンジやウソップが反対する中、ナミ本人はルフィに任せることを決め、高熱にうなされながらも笑いながら「頼んだ」と言います。そこで、ルフィは高熱で動けないナミを背負い、サンジとともにドラム城に向かったのでした。
あらすじ③ドラム王国の国王・ワポル
ドラム王国にはかつて、悪政を敷いていたワポルという国王がいました。ワポルは独占した20人の医者を残して他の医者をすべて追放し、医療を独り占めしようと目論んでいました。しかし、黒ひげ海賊団が襲撃してきた際、医者たちと部下を連れてさっさと逃げてしまったのです。そんなワポルが、ルフィたちが上陸したすぐ後にドラム王国に現れました。
ワポルの船に興味を持ったフランキーは、ゾロとともに潜水艦に乗って船を見学に行きます。そこで攻撃を受けたため、ゾロとフランキーはワポルたちの船を壊滅させます。しかし、すでに島に上陸していたワポルたちは、住人を脅かそうとあちこちに大砲を撃ちます。そのせいで大きな雪崩が起き、ドラム城へ向かっていたルフィたちも巻き込まれます。ルフィはナミを背中にくくりつけ、怪我をしたサンジを口にくわえた状態で、絶壁のえんとつ山を登っていくのでした。
あらすじ④チョッパーとDr.ヒルルクの過去
なんとか無事にたどり着いたルフィとサンジとナミを、チョッパーとDr.くれはが治療をします。治療のおかげで復活した3人は、2本足で歩いて喋るトナカイのチョッパーと出会います。チョッパーを仲間にしようとするナミたちに、Dr.くれははチョッパーの悲しい過去について話します。チョッパーは青鼻で生まれたため、トナカイの群れから拒絶されます。ヒトヒトの実を食べてさらに異形の姿となったチョッパーは、人間からもトナカイからも迫害されるようになりました。
銃で打たれて怪我をしたチョッパーを助けたのは、「ヤブ医者」と呼ばれていたDr.ヒルルクです。チョッパーはヒルルクにだけは心を開き、怪我が治るまでの1年間を楽しく過ごします。しかし、ヒルルクは病に冒されており、あと少しで命が尽きることを知っていました。チョッパーの目の前で死んで悲しませないようにと、ヒルルクはわざとチョッパーを突き放します。そのことを知ったチョッパーはきのこ図鑑を調べ、ドクロマークがついていたアミウダケを採ってきます。
ドクロマークは万病にきく印と思い込んでいたチョッパーでしたが、このマークは猛毒の印でした。ヒルルクはそれを知った上で、チョッパーの優しさを無駄にしないためにきのこスープを飲み干します。その後、ドクターヒルルクは、イッシー20が病気になったという噂を聞いてドラム城へと向かいます。しかし、それはヒルルクをおびき出すための嘘でした。ヒルルクは病人がいないことを喜び、自ら爆薬を飲んで自爆してしまいます。
映画エピソードオブチョッパーの結末
結末の部分は、ルフィとムッシュールのバトルが原作とは最も違う部分です。しかし、最後のチョッパーが仲間に入るシーンや、感動の結末は原作と一緒です。続いて、映画エピソードオブチョッパーの結末について紹介します。
結末①ワポルとの戦闘に勝利するルフィ
ドラム城に、部下を引き連れたワポルとムッシュールがやってきます。ワポルがヒルルクの海賊旗を撃ったことでルフィの怒りが爆発し、その迫力にワポルたちが怯みます。しかし、ムッシュールのノコノコの実の力によって、ルフィとチョッパーは苦戦を強いられます。しかし、ドラム城へたどり着いたロビンとウソップ、ドルトンによって戦況が変わり、ルフィは見事ムッシュールを討ち果たしました。
ワポルはやられたムッシュールを取り込み、キャノン砲で毒の胞子をばら撒こうとします。しかし、ようやく城へやってきたゾロとフランキーにより、毒の胞子は燃やされます。そして、ルフィがワポルを撃退し、国には平穏が訪れました。
結末②チョッパーの船出と桜
ルフィはチョッパーを仲間にしようとしますが、チョッパーは自分がバケモノだという理由でルフィの誘いを断ります。しかし、そんなことはまったく気にしないルフィに、ついに仲間になることを決めたのでした。チョッパーが出ていくことに怒ったくれはは、包丁を投げつけてチョッパーを追いかけます。
くれはから逃げるようにドラム城を去ったチョッパーとルフィたちでしたが、くれはが腹を立てていたのは、湿っぽい別れをしたくないが故の演技でした。くれははヒルルクが発明したピンク色の雪を降らせ、チョッパーの船出を祝います。それはまさに、冬の島に咲く大きな桜のようでした。
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーの名言
名言①「なカバ...」
なカバ(仲間)......ダンダよ
出典: note.com
ルフィは全身凍傷になりながらも、ナミとサンジをDr.くれはのもとまで連れていきます。ルフィとサンジもボロボロでしたが、その中でも危険なのは40度以上の熱を出しているナミでした。その場に倒れていたルフィですが、最後の力を振り絞り、仲間を助けてほしいとくれはに伝えます。仲間を大切に想うルフィの気持ちが、ひしひしと伝わってくる名言です。
名言②「やれるさ、チョッパー...」
やれるさチョッパー お前はこんなに優しいじゃねェか...!
ヒルルクが不治の病にかかっていることを知ったチョッパーは、きのこ図鑑で調べたきのこを採ってきます。全身ボロボロになりながらきのこを差し出したチョッパーは、ヒルルクに医者になりたいと言います。トナカイでもやれるかと訊いたチョッパーに、ヒルルクは泣いてチョッパーを抱きしめながらこう言うのでした。2人の溢れるほどの優しさと、絆が感じられるシーンでした。
名言③「ほらな 折れねェ」
ほらな 折れねェ
出典: www.nepece.com
現在のドラム城には、Dr.ヒルルクのドクロの旗が掲げてあります。その旗をワポルに攻撃されたチョッパーは、「ドクター...」と呟きながら呆然と立ち尽くします。その様子から何かを感じ取ったルフィは海賊旗のもとへ向かい、これは信念の象徴だと怒ります。構わずにもう一度攻撃をしたワポルでしたが、ルフィは折れた海賊旗を手で掲げながら、この台詞を口にします。これを見たチョッパーが身震いするように、このシーンではルフィの海賊としての信念と強さがよくわかります。
名言④「ヘイヘイヘイ...」
ヘイヘイヘイアフロマン!!てめェ レディーに向かってアフロ飛ばすとはどんなブラザー魂(ソウル)だよ
出典: www.nepece.com
この台詞は、サンジがDr.くれはをかばったときの名言です。サンジは初めてDr.くれはに会ったとき、ルフィと一緒に「ばあさん」と呼んで包丁を投げつけられていました。しかし、130歳を過ぎていても、サンジにとって女性は女性です。サンジの騎士道精神がよくわかるシーンです。
名言⑤「うるせェ...」
うるせェ!!! いこう!!!!
こちらの名言は、エピソードオブチョッパーの結末でルフィがチョッパーに叫んだ台詞です。自分はバケモノだから一緒に行けないと同行を断るチョッパーの台詞を、ルフィはこう叫んで遮ります。チョッパーが今まで悩んでいたさまざまなことを、たった一言で吹き飛ばした名言です。この台詞を聞いたチョッパーは、ルフィたちの仲間になることを決意したのでした。
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーの主な登場キャラ
キャラ①麦わらの一味
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーに登場する麦わらの一味は、ルフィ、ナミ、サンジ、ウソップ、ゾロ、ロビン、フランキーの7人です。この映画では、ルフィとナミとサンジの出番が多く、他のメンバーはあまり活躍の場がありませんでした。
キャラ②Dr.ヒルルク
Dr.ヒルルクは、チョッパーの過去を語るときに欠かせない人物です。チョッパーに初めてできた仲間であり、チョッパーが医者になろうと決意したきっかけでもある人物です。ヒルルクと悲しい別れをしたチョッパーは心に大きな傷を負いますが、ルフィのおかげでその傷を癒やすことができました。
キャラ③Dr.くれは
Dr.くれはは、Dr.ヒルルクと昔なじみの医者です。くれははヒルルクに頼まれ、チョッパーに医術を教え込みます。そのおかげで、チョッパーは一人前の医者となることができました。悪態をつきながらもチョッパーのことは大事に想っており、別れのときには泣いてチョッパーを見送りました。
キャラ④イッシー20
イッシー20は、ワポルが独占した20人の医者たちです。ワポルとともにドラム王国へ戻ってきますが、ワポルの非道な行いを目にしてワポルの元から逃げ出すことを決意します。医者としての誇りを失っていなかった彼らは、ロビンとウソップに開発した解毒剤を託します。
キャラ⑤チェス
チェスは、ワポルに付き従っている悪参謀です。黒ひげ海賊団に襲われたときは、ワポルとともに一目散に逃げ出しました。耳付きの頭巾を被っていて、弓矢を背中に担いでいます。しかし、この弓矢は敵を攻撃するためのものではなく、クロマーリモとの連携攻撃に使用します。
キャラ⑥クロマーリモ
クロマーリオはドラム王国の悪代官で、チェスとともにワポルに従っています。大きなアフロヘアと、両手につけたマリモのようなグローブが特徴です。「静電気(エレキ)マーリモ」のような技をいくつか使いますが、悪魔の実の能力者かどうかは不明です。映画では、身体にくっつくマリモにサンジが苦戦していました。
キャラ⑦ドルトン
ドルトンはもともとはワポルの部下で、守備隊長を務めていました。黒ひげ海賊団が攻めてきたときはワポルたちについていかず、住民を守るために戦いました。非常に真面目で実直な性格で、住民たちからも慕われています。映画の最後では、いまだにワポルに従う部下たちを一喝して目を覚まさせていました。
キャラ⑧ワポル
ドラム王国の国王だったワポルは、自分の利益のためなら住人の命など何とも思わない人物です。バクバクの実の能力者で、ドラム王国に悪政を敷いていました。国民を見捨てて逃げましたが、再び王座に返り咲こうと島へ戻ってきます。しかし、最終的にルフィに倒され、ドラム王国は滅亡しました。
キャラ⑨ラパーン
ラパーンは、雪山に住んでいる肉食のうさぎです。成長するとかなりの巨体で、スピードとパワーも驚異的なものがあります。サンジとルフィはナミを連れてドラム城へ向かう際、ラパーンたちから攻撃を受けています。しかし、雪崩の被害にあったラパーンをルフィが助けたことで、原作ではルフィたちの危機を救ってくれました。映画ではルフィがラパーンを助けたシーンはありましたが、その後特にラパーンの出番はありませんでした。
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーのゲスト声優と主題歌
映画エピソードオブチョッパーのゲスト声優
『ワンピース』の映画には、毎回ゲスト声優が出演することでも話題になります。これまでの映画に出演したゲスト声優には、稲垣吾郎さんや中村獅童さん、竹中直人さんなどがいます。では、エピソードオブチョッパーに出演したゲスト声優は誰でしょうか?ここでは、エピソードオブチョッパーのゲスト声優とキャラ、主題歌についてまとめています。
ゲスト声優はみのもんた
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーには、ゲスト声優としてみのもんたさんが出演しています。ゲスト声優には俳優が選ばれることが多いですが、みのもんたさんはもともとアナウンサーです。演技に関しては素人ですが、意外と上手だったと評判でした。
みのもんたが演じるキャラはムッシュール
みのもんたさんが演じたのはムッシュールという敵役で、映画のオリジナルキャラでもあります。ムッシュールはワポルの兄という設定で、ルフィとの戦闘シーンもあります。独特な笑い声なども自然に演じており、底意地の悪そうなムッシュールを上手に表現していました。
映画エピソードオブチョッパーの主題歌
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーの主題歌は、人気歌手バンドであるDREAMS COME TRUEが担当しています。作者の尾田栄一郎さんが直々にDREAMS COME TRUEにオファーすることで、このコラボが完成しました。歌の題名は「またね」で、出会いと別れをテーマにした歌詞になっています。海へと出る人だけでなく見送る側の気持ちも描かれており、旅立つチョッパーと見送るDr.くれはが思い浮かんでくるような歌です。
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーに対する世間での評判や人気
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーは、ストーリー全体の流れは原作と同じです。それでも飽きることなく、何回も観ている人が多いようです。見返すたびに号泣するという声も多く、それだけ感動的なエピソードであることがわかります。
ただ、原作とは時系列が違うため、ロビンとフランキーがいることに混乱してしまう人もいたようです。原作とは違うとわかって観ていた人でも、2人の登場には違和感を覚えるという感想を抱く人もいました。原作への想いが強ければ強いほど、細かい点が気になってしまうようです。
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーは、主題歌も非常に人気がありました。歌詞がストーリーとリンクしているため、歌を聞くだけで泣いてしまうという声も多かったです。逆にDREAMS COME TRUEが好きで映画を観て、映画にハマってしまったという人もいました。
ポジティブな意見とネガティブな意見まとめ
ポジティブな意見
ネガティブな意見
【ワンピース】映画エピソードオブチョッパーは感動的なエピソードだった
『ワンピース』の映画エピソードオブチョッパーは感動的なエピソードで、結末だけでなく何回も泣ける場面が出てきます。その感動は、時間が経っても何回観ても色褪せることはありません。原作とはまた違った面白さもあるため、原作しか知らない人もぜひ一度エピソードオブチョッパーを視聴してみてください。
この記事のライター
NR4712
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