【ワンピース】ビンクスの酒の歌詞の謎とは?重要な伏線を回収!
『ビンクスの酒』はワンピースの作中に登場する唄であり、その歌詞にかなり深い意味や重要な伏線が隠されているのではないかと、考察するファンが後を絶ちません。本記事ではビンクスの酒の歌詞の謎について深掘りし、最終的にはワンピースという物語の根幹に迫っていきます。
目次
【ワンピース】ビンクスの酒とは?
ビンクスの酒とは?
『ビンクスの酒』というのは、ワンピース作中において海賊たちが歌っている唄であり、初登場したのはスリラーバーク編です。ガイコツアフロの容姿でお馴染みのブルックが登場した際、ピアノを演奏しながらこの歌を披露していました。その唄を聞いたルフィは憧れでもあるシャンクス海賊団が歌っていた過去を思い出します。このことから海賊の世界にて代々歌い継がれてきた唄だということが判明しました。
ワンピースの概要
「ワンピース」は週刊少年ジャンプにて連載されている漫画家尾田栄一郎描く大人気バトルマンガです。アニメ化や映画化はもちろん、ゲームやアプリ、さらには数々の大企業とのコラボなど、もはやワンピースを目にしない日は無いと言っても過言ではありません。ワンピースには今回取り上げるような伏線や考察すべき内容があちこちに散りばめられており、私たちが生きる現実社会とのリンクも少なくありません。こういった謎多き物語というのも魅力のひとつとなっています。
ワンピースのあらすじ
「ワンピース」はひとつなぎの大秘宝を巡る海賊冒険物語です。主人公は海賊王を目指すモンキー•D•ルフィ。ワンピースの世界には900年前から800年前の間である「空白の100年」というものが存在しており、そこで何が起きたのか調べることすらも禁止されています。つまり政府にとって不都合な真実が隠されている可能性があるのです。Dの一族やラフテルに古代兵器、ワンピースのヒントがあることは明らかです。原作の物語は現在最終章に突入しています。
【ワンピース】ビンクスの酒の歌詞の謎・意味を考察
ビンクスの酒の歌詞の全文
まず初めに「ビンクスの酒」の歌詞全文を見ていきます。
ヨホホホ ヨホホホX4
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
海風 気まかせ 波まかせ
潮の向こうで 夕日も騒ぐ
空にゃ 輪をかく鳥の唄
さよなら港 つむぎの里よ
ドンと一丁唄お 船出の唄
金波銀波(きんばぎんば)も しぶきにかえて
おれ達ゃゆくぞ 海の限り
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
われら海賊 海割ってく
波を枕に 寝ぐらは船よ
帆に旗に 蹴立てるはドクロ
嵐がきたぞ 千里の空に
波がおどるよ ドラムならせ
おくびょう風に 吹かれりゃ最後
明日の朝日が ないじゃなし
ヨホホホ ヨホホホX4
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
今日か明日かと 宵の夢
手をふる影に もう会えないよ
何をくよくよ 明日も月夜(あすもつくよ)
ビンクスの酒を 届けにゆくよ
ドンと一丁唄お 海の唄(うなばのうた)
どうせ誰でも いつかはホネよ
果てなし あてなし 笑い話
ヨホホホ ヨホホホX4出典: onepiece-log.com
歌詞の意味①「輪をかく鳥の唄」
『ビンクスの酒』の歌詞に登場する「輪をかく鳥の唄」の意味ついてはワノ国光月家の家紋を連想する考察が非常に多くみられます。光月家というのは歴史の本文(ポーネグリフ)を作りそこへ古代文字を刻み込んだかなり重要な一族です。この唄は光月家と何かしら関係していると思われます。
歌詞の意味②「さよなら港 つむぎの里よ」
『ビンクスの酒』の歌詞に登場する「さよなら港つむぎの里よ」。この歌詞からつむぎの里を出港した様子が窺えます。このつむぎの里については「紡ぎ」と変換すれば「織物」を連想することができ着物を民族衣装としている「ワノ国」を指している可能性が高いです。またそうなると前項の「輪をかく鳥の唄」光月家からの流れも自然になります。
歌詞の意味③「海割ってく」と「千里の空」
『ビンクスの酒』に登場する「海割ってく」と聞いてまず思いつくのは司法の島と呼ばれる「エニエスロビー」です。この島の特徴は周囲の海が裂かれた状態で海底が見えないほど深い場所にあります。この流れからいくと「千里の空」はまさに「空島」のことを表していると考えられます。ロジャーやルフィたちの冒険を辿っているようにも見えてきました。
歌詞の意味④「ドラムならせ」
『ビンクスの酒』の歌詞である「ドラムならせ」には2通りの考察があります。まずチョッパーの故郷でもある「ドラム王国」を指している説。ドラム王国は過去、黒ひげことマーシャル•D•ティーチの襲撃を経験しておりその理由は未だ明らかにされていません。当然ティーチにも何か理由があったはずです。ドラム王国にはまだ明かされていない大きな謎が隠されている可能性があります。
もうひとつは「解放のドラム」のことだという説です。ゴムゴムの実が覚醒した際、象主(ズニーシャ)が800年ぶりに解放のドラムが聞こえると発言し、その音は「ドンドットット」倒れていたルフィの鼓動でした。ルフィがあのジョイボーイである可能性を示唆したシーンになります。過去ルフィたちの宴シーンでもこの擬音が使用されており、宴の音でありルフィの鼓動であり解放のドラムだということです。これらを踏まえると「覚醒しろ」という表現にもとれます。
歌詞の意味⑤「果てなし あてなし 笑い話」
『ビンクスの酒』の締めくくりにあたる部分の歌詞です。この「笑い話」という言葉ですがこれに関しては2019年に公開された劇場版ワンピース「スタンピード」にてラフテルの綴りが「laugh tale」だということがわかり衝撃が走りました。直訳で「笑い話」という意味になり、ロジャーが名付けた島の名前になります。つまりビンクスの酒はワノ国からラフテルになにか(ビンクスの酒)を届ける唄だということがわかりました。
【ワンピース】ビンクスの酒に関する伏線や謎を考察
考察①Dの一族との関係
『ビンクスの酒』とDの一族には深い繋がりがありそうです。ワンピースには度々登場する「月」というワード。Dの一族は月の民であるという考察も多いのですが、これも現在のところ空白の100年によって隠されています。歌詞の中には当然「月」も入っているのでDの一族を示唆していてもおかしくありません。またDはアルファベットでなく「半月」を表しているのではという興味深い考察もありました。
考察②ブルックの笑い方の由来になった?
『ビンクスの酒』の歌詞に「ヨホホホ」という掛け声が入ります。ブルックはこれと同じく「ヨホホホ」と笑うのです。また「どうせいつかは誰でも骨よ」という歌詞にも共鳴しており、ブルックはこの曲から多大な影響を受けていることが想像できます。
考察③ポーネグリフとの関係
『ビンクスの酒』の歌詞はここまでの考察からいくと、ワノ国からラフテルに向けてビンクスの酒を届けるという歌詞になります。ワノ国の光月家も関与しているという歌詞から、光月家は800年前にポーネグリフを作った一族であるため、つまり「ワノ国から空白の100年を後世に伝える手段としてポーネグリフをラフテルへ届ける」という唄だったと解釈することができます。
考察④ラフテルに行ったロジャーとの関係
『ビンクスの酒』はロジャー海賊団も歌っていた唄だということがわかりました。ロジャーはラフテルにてポーネグリフを確認し空白の100年について知った人物です。ロジャー海賊団の航海路にリンクする部分も多いため予言の唄である可能性もでてきました。
【ワンピース】ビンクスの酒のタイトルの意味や元ネタ
ビンクスの酒のタイトルの意味
ここでは『ビンクスの酒』というタイトルの意味について詳しく見ていきます。人名や国名、本当にお酒の名前など様々な考察があるのですが、その中でも特に有力である説について紹介します。
考察①Vinculum
これは「Vinculum(ヴィンキュラム)」という単語が訛って「ビンクス」になったという考察になります。Vinculumは「絆、つなぐ」という意味があり、さらに海賊にとって酒は宝のようなもの。つまりそのまま当てはめると「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」が彷彿とされます。
考察②Binges
こちらも少し似ていますが「Binges(ビンジズ)」が語源ではないかという説です。Bingesは「酒を飲んで大騒ぎをする」という宴のような意味があります。ワンピースの物語は、大きな戦いが終わるごとに大宴会の描写があり、そこで重要なシーンが登場することも少なくありません。「宴」はワンピース考察において軽視できないテーマであります。ちなみにこのシーンでも「ドンドットット」が確認できます。
考察③空白の100年に存在した巨大な国?
空白の100年というのは、現在のワンピースにおいて最大の謎でありこの空白の100年がワンピースの謎を解く大きな鍵を握っています。わかっていることは「ある巨大な王国」が栄えていたということ。この国の名前こそがビンクスそのものではないのか?そういった考察もあります。
ビンクスの酒の元ネタはカリブの海賊?
『ビンクスの酒』の元ネタになっているとは言及されていませんが、ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」を思い浮かべる人は少なくありません。映画で言うなら「パイレーツ•オブ•カリビアン」になりますが、海賊というテーマが共通しているため、似通った部分を避けることは難しいはなしです。
ビンクスの酒の作詞・作曲をしたのは?
『ビンクスの酒』の作詞は作者尾田栄一郎で、作曲はアニメワンピースの楽曲を担当していた田中公平です。調べればすぐにわかる情報ですが、気になるところは作中において誰が作った唄なのか?ロジャー海賊団も歌っていたということは、ロジャーたちよりも前にラフテルへ到達していた者が存在し、その者が重要なメッセージを唄に隠した可能性が高いと見れます。ラフテルへ到達したものはこの800年間でロジャー海賊団のみということは、空白の100年に作られた唄であるということは濃厚です。
【ワンピース】ビンクスの酒に対する世間での評判や人気
ここではビンクスの酒について世間での評判を見ていきます。様々な考察がなされておりそれらを見ているだけであっという間に時間が過ぎてしまします。それだけこの唄に対する注目度が高いということです。
『ビンクスの酒』の歌詞について、自分が好きな部分の歌詞をSNS上に投稿しているが様子が見られました。さらに興味深いのはその箇所が人によって様々であるところで、それはこの歌詞が幅広く受け入れられていることを表していると言えます。
『ビンクスの酒』について深い考察はせずとも歌詞が泣けると話題です。ブルックの過去と照らし合わせて聞くとより歌詞が胸を打ちます。
『ビンクスの酒』の歌詞はブルックの過去にも準えることができ、新作映画「ONE PIECE FILM RED」の内容も表現しており、さらにワンピースの鍵を握る可能性もあるこの歌詞。まさに作詞した尾田栄一郎には脱帽です。
【ワンピース】ビンクスの酒の歌詞には伏線が多かった
『ビンクスの酒』の歌詞には様々な考察があり、まだまだ意見が大きく割れている箇所もいくつか見られました。ワンピース最大の謎である空白の100年。これがわかったとき世界はひっくり返ると言われています。それらの謎を解くためのルーツになるであろうこの唄。ルフィ海賊団がラフテルへ到着することを願いつつ、今後の展開と照らし合わせながら追いかけていく必要があります。
この記事のライター
うら
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