【ナルト】3代目土影・オオノキの強さや塵遁の能力を紹介!最後は死亡する?
岩隠れの里の3代目土影として「NARUTO-ナルト-」に登場したオオノキは、「BORUTO-ボルト-」で再登場しボルトと会話していました。高齢なキャラクターであるオオノキの人物像と共に過去やナルト作中での活躍、また名言や担当された声優について振り返ります。
目次
【ナルト】3代目土影・オオノキとは?
ナルトにて五影の1人、岩隠れの里の長・土影として登場したのがオオノキです。オオノキは初代土影であるイシカワの孫で、後に4代目土影となる黒ツチの祖父にあたります。赤い団子鼻が特徴的の小柄な老人であるオオノキは、2代目土影である無(むう)の弟子でもあります。また腰を悪くしており、腰痛を訴える姿も印象的です。過去の影も含めて五影の中で、オオノキは一番長く土影を務めていました。
オオノキのプロフィール
名前 | オオノキ |
---|---|
年齢 | 79歳 |
身長 | 130cm |
体重 | 42.3kg |
誕生日 | 10月8日 |
所属 | 岩隠れの里 |
階級 | 土影 |
CV | 西村知道 |
CV(幼少、青年期) | 菊本平 |
オオノキは土影となってから2度も忍界大戦を経験している数少ない忍の一人であり、異名“両天秤のオオノキ”と呼ばれ恐れられていました。里の為なら手段を選ばないオオノキは、ナルト作中にて抜け忍で構成された暁を利用していました。幼少の頃は純粋なオオノキでしたが、生前のうちはマダラとの戦いに敗れ“自分を捨てる”決心をした過去から頑固な性格になりました。
ナルト(NARUTO)の概要
週刊少年ジャンプにて「ONE PIECE」と並び二大看板作品となった岸本斉史による漫画「NARUTO-ナルト-」は、1999年から連載されると徐々に人気を伸ばし、2002年にはアニメ放送が開始されました。2014年には連載が終了し、ナルトの単行本は72巻まで発行されました。その後はノベライズなどで外伝が発売されたり、続編となる「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS-」が岸本さんのアシスタントをしていた池本幹雄によって描かれています。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
生まれた時に九尾の妖狐を封印された両親のいないうずまきナルトは問題児で、忍者アカデミーに通うものの卒業試験になかなか合格できませんでした。そこで事件に巻き込まれ分身の術を驚異的に急成長させたことで、ナルトは担任に認められ晴れて下忍となりました。同期のサスケとサクラと共にはたけカカシ率いる第七班の所属となり、任務をこなしつつ様々な出来事に巻き込まれます。
【ナルト】オオノキの強さや塵遁の能力
土影3代目のオオノキは、土遁の忍術を使います。またオオノキは、血の繋がりによって次世代に伝えられていく特殊な能力である“血継限界”を持っています。血継限界は特異体質タイプと性質変化タイプに分かれ、オオノキは後者です。2種類のチャクラを同時発生させて新たな属性のチャクラを生み出せる性質変化タイプの中でも、上位種である“血継淘汰”をオオノキは持っています。
オオノキの強さ
ナルト作中で血継淘汰はオオノキと師である無しか獲得しておらず、オオノキは土遁の忍ですが土以外にも火と風のチャクラの性質も持っています。土、火、風のチャクラを融合させ、全てを分解できる“塵遁(じんとん)”の能力をオオノキは持っています。更には重力コントロールも可能で、オオノキ自身が飛行したり他者に付加したり応用が効く能力も会得しています。オオノキは塵遁を13歳頃から獲得しており、異名と共に広く知られ若い頃から高い戦闘力がありました。高齢になっても塵遁を使用するオオノキの姿により、オオノキの強さが確認できます。
オオノキの術
オオノキの忍術は土遁をベースにした技で構成されています。“岩分身の術”の他に土遁の術として、“加重岩の術”“軽重岩の術”“拳岩の術”“剛隷武の術”“地動核”などの忍術をナルト作中でオオノキは披露していました。この中でも有名な3つの忍術を紹介します。
塵遁・原界剥離の術
オオノキの使用する“塵遁・原界剥離の術”は、血継淘汰の能力である塵遁の忍術です。前述したように土、火、風のチャクラを融合させることで使用可能な術で、立方体に練り出したチャクラを飛ばし立方体に触れたものを分子レベルで分解します。塵遁の術はもう1つ披露されており、“塵遁・分裂原界剥離の術”という原界剥離の術と似たような効果を生む術もあり、触れてしまうと消滅します。
土遁・加重岩の術
オオノキの土遁の忍術の1つである“土遁・加重岩の術”は、名の通り触れたものを重くする術です。忍にも効果があり、動きを鈍らせたり重力で押し潰すことも可能です。オオノキ自身に加重岩の術を行うことで速度が遅くなる欠点はありますが、通常攻撃に加重されることで威力を増すような使用方法もあります。
土遁・軽重岩の術
土遁の忍術であるオオノキの使用する“土遁・軽重岩の術”は、前述した“土遁・加重岩の術”と反対の効果があります。触れたものの重量の軽減が可能で、空を飛んだりと応用力の高いオオノキの忍術となります。
【ナルト】オオノキの最後は死亡する?活躍をネタバレ
オオノキはナルト第2部(青年期のストーリー)でも活躍しましたが、続編となるボルトでも登場し話題になりました。ナルト作中では第四次忍界大戦で活躍した後のオオノキがあまり描かれていませんでしたが、ボルトにてオオノキのその後が明らかになりました。ナルト作中でのオオノキの過去の活躍を振り返りながら紹介します。
オオノキの過去
師匠である2代目土影・無や祖父からの教えでオオノキは塵遁を習得し、13歳にして“両天秤のオオノキ”として名と共に力をつけていました。若いながらも実力ある忍として、第二次と第三次の忍界大戦をオオノキは過去に経験しました。里を裏切ったマダラの圧倒的な力にオオノキは負けた過去を持ち、オオノキは自分を捨ててでも里を守るために手段を選ばない頑固な考えへと変わっていきました。そして、終戦後も力を求め続ける雲隠れの里を恐れていたオオノキは、抜け忍の集まりである“暁”を利用した過去がありました。
オオノキの第2部での活躍
ナルト第2部でオオノキは、キラービーが襲われた事に腹を立てた4代目雷影であるエーの招集によって開催された五影会談に、岩隠れの里の長・土影としてオオノキは出席します。若くして風影となった我愛羅を子供扱いするオオノキでしたが、我愛羅には我愛羅が狙われた時に木ノ葉隠れの里以外は応じなかった事を、エーには過去に暁を利用したことを指摘されます。雲隠れの里の脅威から里を守るためには仕方なかったと言い争う中、我愛羅に己をいつ捨てたかとオオノキは問われます。
オオノキは過去に捨てた自分を取り戻す決意をし、暁に対抗すべく結成する忍連合軍に協力します。この時ゼツとサスケの乱入で会談は中断し、オビトに五影たちは宣戦布告されます。そして、キラービーに封印された八尾とナルトに封印された九尾を狙うカブトとデイダラが、雲隠れの孤島である島亀に接近しオオノキも交戦します。八尾と九尾を守ったものの、見張り役だったヤマトが攫われてしまいました。
オオノキの第四次忍界大戦での活躍
第四次忍界大戦が始まるも本部で戦況を見守っていたオオノキは、歴代の影らが穢土転生により復活しその中には師であった無も蘇生されたと知り参戦します。我愛羅率いる第4部隊と共にオオノキは、無と2代目水影であった鬼灯幻月(ほおずきげんげつ)と戦い、我愛羅と共に無と鬼灯幻月の封印に成功します。オオノキはこれをきっかけに我愛羅を一目置くようになります。しかし、穢土転生によって無を介して蘇ったマダラと対峙し、オオノキと我愛羅はマダラと交戦します。
マダラは全盛期以上の力を持っており、忍連合に大岩を落下させてきます。我愛羅と協力して大岩を防ぐオオノキでしたが、2つ目の大岩が打ち込まれ重傷を負います。駆けつけた綱手によって回復し戦意喪失した皆を鼓舞し、我愛羅と共にマダラの大岩攻撃を阻止します。更に大岩を落とすマダラによって壊滅状態となりますが、復活した大蛇丸に救出され、オオノキは他の五影らと共に最終決戦に終結した忍連合軍の元へ駆けつけ最後まで生き抜きました。
オオノキの最後は死亡する?
オオノキは第四次忍界大戦の終戦後、現役を引退し土影の座を孫である黒ツチに譲り渡しています。ナルト作中でも高齢だったオオノキは更に歳を取り体力が衰え腰が悪いこともあり、ボルト作中では電動車椅子のようなものに乗って移動しています。ボルト作中では木ノ葉の里を訪れた際にオオノキはボルトに出会っており、岩隠れの里がある土の国に来たら訪ねるよう言い残していきました。
時は流れ無断で里を抜け土の国に向かったミツキを追って、ボルトがオオノキの元に助けを求めに訪れました。ミツキは、ミツキ同様人造人間であるツクラレに自らの意思でついて行ったのですが、ツクラレを造ったのはオオノキでした。若者の犠牲が相次ぎ心配したオオノキは、謎の科学者が造ったツクラレに目をつけ若者を死なせない新たな戦力として利用していました。
しかし意志を持ち始めたツクラレ1号の空(くう)が心臓を求め里を襲い、その暴走を止めるためにオオノキは塵遁の術をぶつけボルトらに岩隠れの人の意志を教えて死亡しました。オオノキは表向きには老衰による死亡とされ、ナルト含む現役の五影らが葬儀に集まり死亡したオオノキを見送りました。しかし、オオノキの死亡するストーリーはアニメ版のボルトオリジナルストーリーなので、原作のボルトではまだオオノキが生きている可能性があります。
【ナルト】オオノキの名言
高齢ながらも強く、里を想うあまり道を外れるも深く反省し長期に渡り土影として活躍したオオノキは、数多くの名言をナルト作中で残していました。多くの名言の中でも、特に注目された5つの名言とエピソードを紹介します。
オオノキの名言①「いつぞや捨てた…」
いつぞや捨てた己をここで拾う!!
ナルト56巻の第四次忍界大戦の戦闘開始の際に、オオノキが放った名言です。前述しましたが、五影会談で我愛羅に己をいつ捨てたか問われても、直ぐに言い返せずに過去の自分を振り返っていました。我愛羅の一言で過去を思い返したオオノキは、深く反省し捨ててきてしまった真っ直ぐな自分を取り戻す決意をしていました。その答えとして、戦闘前に平和のために仲間と奮闘することを誓い放ったオオノキの名言となります。
オオノキの名言②「生死を分ける時に…」
立て!!…影共!!生死を分けるときにもう弱音を吐くな!!五影のはしくれなら最後の言葉はその肩書きに恥じぬものにせい ワシらナルトに預けた戦いがあるのじゃ あいつに預けられたここでの戦いは絶対に勝つと誓ったんじゃぜ それにもう一つワシらは忍の者全員から預かったもんがある 五影を預かったことを無駄にするな
第四次忍界大戦が開始し、マダラと五影が戦闘している最中にオオノキが放った名言です。五影揃って挑んでも1人であるマダラに押され五影に疲れが見えてきた時、雷影エーがマダラの幻術に掛かってしまいます。エーを助けるオオノキでしたが、オオノキ以外の影は跪きオオノキだけが両足でしっかりと立っていました。そんなオオノキが他の影らを鼓舞するために放った名言です。この名言②により名言①のオオノキの覚悟が強いものだったと分かるシーンでもあります。
オオノキの名言③「今回はそんな事を…」
今回はそんな事をやるつもりはないのです
第四次忍界大戦で歴代の影らが穢土転生されたと知り、我愛羅と共にオオノキは蘇ったかつての師である無と二代目水影と戦う事になります。無と交戦する中、無はオオノキに大戦後の戦利品を奪い、その後の主導権をオオノキが握るよう示唆します。しかしもう自身を捨てることを止めたオオノキは名言③を無に放ち、自身が心を入れ替えてることを伝えます。名言③を聞いた無は、オオノキが頑固じじいにならなかったことに安堵した様子を見せました。
オオノキの名言④「まさか五影揃って…」
まさか五影揃って…共に戦う日が来るとはな!!
ナルト59巻でマダラを前に五影が集まった際に、オオノキが放った名言です。強敵のマダラに対抗すべく火影の綱手、風影の我愛羅、土影のオオノキ、水影の照美メイ、雷影のエーの5人が揃いました。長年争いを繰り返していた5つの里長が共に力を合わせ強敵に立ち向かう日が到来したことに、オオノキが感慨深さ故に名言④を放ちました。
オオノキの名言⑤「どんな逆境に…」
どんな逆境に於いても、決して砕けない強い意志……それこそが、世界で一番硬い石の答えじゃぜぃ!
名言⑤はナルト作中ではなく続編のボルト内でオオノキが放った名言です。木ノ葉隠れの里で五影会談が行われ、そこには水、火、雷、土の前任の影も招集されていました。しかしオオノキだけは顔を出さず木ノ葉の忍総出で探される中、ボルトに出会い木ノ葉隠れの里を観光する事になりました。観光中にボルトがナルトから“世界で一番硬い石”が何かと問われた答えが分かるか尋ねられます。その答えとしてオオノキが返したのが名言⑤となります。名言⑤はボルトと一緒に行動していたミツキの心に深く刺さりました。
【ナルト】オオノキの声優
有名な声優が担当することも多いナルトで、頑固ながらも素直さが残るオオノキをアニメ版のナルトとボルトで演じた声優は、西村知道さんです。オオノキと同様に、ベテランとして2022年現在も大活躍している声優・西村知道さんについて簡単に紹介します。
オオノキの声優は「西村知道」
ベテラン声優として現在も活躍されている西村さんは、1974年から声優として活動されています。アニメ声優としてだけではなく吹き替えやナレーションとしても活動されており、出演作品は数えきれないほど多いです。また、俳優活動も行っており、舞台やテレビドラマにも出演されています。
西村知道のプロフィール
西村さんは千葉県出身の声優で、1946年6月2日生まれの75歳です。血液型はA型で身長は169cmの体重が59kgの西村さんは、アーツビジョンに所属して声優活動を行っています。俳優としては「三人姉妹」でデビューし、声優としては「ゼロテスター」でデビューしました。西村さんはかつて講師をしていたこともあり、現在声優として活躍されている鳥海浩輔さんも教え子の1人です。
西村知道の主な出演作品
- マクロスF
- べるぜバブ
- ベルセルク
- テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス
- ドラゴン、家を買う。
上記の他にも「ベルサイユのばら」や「スペースコブラ」、「機動戦士Zガンダム」「ビックリマン」「新世紀エヴァンゲリオン」など、西村さんは数々の名作にも出演されています。吹き替えとしては、カートウッド・スミスさんやポール・ギルフォイルさんを担当され、その他にも多くの映画に吹き替え声優として西村さんは活躍されています。
【ナルト】オオノキに対する世間での評判や人気
オオノキは塵遁を獲得していたため、その強さがナルトファンに評価されていました。第四次忍界大戦では五影が押される中、オオノキのみが立つ姿にかっこいい印象を受けたファンも多くいます。また、飛び抜けてオオノキは強いのでチート級の術だと話題にもなりました。
アニメ版ボルトにてオオノキが黒幕として扱われていたため、困惑するナルトファンの声もありました。ナルト作中で自身を取り戻したオオノキの想いの強さに惚れたファンも多かったので、心が弱ってしまった姿に耐えられない声が多く聞こえました。優しさが裏目に出てしまう役目となってしまったオオノキの評価が下がるきっかけでもあります。
黒幕だった展開に評判が若干下がるものの、オオノキが最期に見せた姿に再度魅了される声が上がりました。真っ直ぐな心を持つが故に外れたことをしてしまったオオノキに、やはり嫌いになれないという声や憧れの老人姿という感想のナルトファンが最終的には増えました。また、原作のボルトではオオノキは死亡していないので、今後の活躍も期待されています。
【ナルト】オオノキは強い3代目土影だった
13歳から両天秤のオオノキと強さを恐れられ、三代目土影として長きに渡り岩隠れの里を誰よりも守ろうと奮闘してきたのがオオノキでした。高齢ながらも強いオオノキの姿に魅了されるナルトファンも多く、アニメ版ボルトでのオオノキには賛否両論でした。原作のオルトではオオノキは死亡していないので、今後のボルトで再登場するかもしれません。
この記事のライター
m0naka
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