【無職転生】エリスの結婚相手はルーデウス？年齢差や子供について解説

『無職転生』のエリスは、メインヒロインの一人です。ヒロインの中でも登場したのは一番最後になりますが、ルーデウスと共に魔大陸を旅して、最も長い時間を共にしたヒロインとなっています。ここでは『無職転生』のエリスのプロフィールを紹介していきましょう。

『無職転生』のエリスは、貴族であるボレアス・グレイラット家の一人娘です。ルーデウスとはまた従姉の関係です。燃えるような赤毛のロングヘアが特徴の勝気な美少女ですが、すぐに手が出る凶暴な性格をしているため、狂犬と称されています。しかし根は優しい性格をしており、自分が納得できれば受け入れる素直さもあります。

『無職転生〜異世界行ったら本気だす〜』は、なろう系の人気ライトノベルです。もともとは小説投稿サイト『小説家になろう』で連載していたオンライン小説で、書籍化されて全26巻が発売されています。日本人の主人公が中世ヨーロッパ風の異世界へ転生し、活躍するという形式のなろう系ファンタジーのパイオニアとされています。シリーズの累計発行部数は1300万部を突破しており、テレビアニメ化されました。

34歳という年齢で20年近く引きこもっていた主人公は、兄弟にも見限られ、家を追い出されたところトラックに轢かれて事故死します。しかし目が覚めた時には主人公は赤子になっており、ルーデウス・グレイラットとして異世界へ転生していました。ルーデウスは前世での後悔を振り返り、この世界では家族を大切にし、懸命に生きることを決意するのでした。

『無職転生』のエリスは主人公のルーデウスが最後に出会うことになるヒロインです。エリスは物語の中で結婚することになりますが、結婚の相手は誰なのでしょうか。ここでは、エリスの結婚相手はルーデウスなのかどうかや、子供は生まれたのかなどを紹介していきましょう。

『無職転生』のエリスの結婚相手はルーデウスです。ただし、エリスがルーデウスと結婚したときにはすでにシルフィ、ロキシーと結婚していました。そのため、エリスは3番目の妻として迎えられることになります。3人もの妻を迎えることに、ミリス教徒であるゼノスなどはあまり良い顔をしませんでした。

ルーデウスがエリスの結婚相手となるのは、原作小説の15巻になります。結婚式や披露宴などを行ったわけではありませんが、結婚の描写が登場したのは15巻の第11話です。『無職転生』はコミカライズされていますが、漫画版ではまだエリスとルーデウスの結婚まで話は進んでいないようです。

エリスとルーデウスの年齢差は2歳です。エリスの方が2歳年上で、エリスが9歳、ルーデウスが7歳のときに2人は出会いました。その後、フィットア領転移事件の際にはエリス12歳、ルーデウスは10歳、3年の冒険を経て領地へ戻ってきたときには2人はエリスは15歳、ルーデウスは12歳となっていました。2歳という年齢差はありますが、2人は子供時代から少年期までの大事な時期を共に過ごした関係です。

エリスとルーデウスの間には子どもが生まれています。子供が生まれるまでエリスは他の子供達などに剣術を教えて過ごしていましたが、なかなか子供ができないことに悩んでいました。そんなある日、ようやくエリスの妊娠がわかり、エリスは絶対に男の子を生むと張り切っていました。エリスの出産は原作小説の19巻、Web小説版では第261話で描かれています。

ルーデウスと結婚したエリスですが、シルフィやロキシーのようにすぐに子宝に恵まれることはありませんでした。しかしエリスはルーデウスとの間に2人の子供を授かることができます。2人の子供は、男の子と女の子が一人ずつ恵まれました。ここではエリスとルーデウスの間に生まれた2人の子供を紹介していきましょう。

アルス・グレイラットはエリスとルーデウスの間に生まれた男の子です。エリス譲りの赤毛が特徴となっています。アルスはグレイラット家では初めての男の子だったため、長男です。アルスという名前は勇者アルスにあやかり、エリスが名づけました。ルーデウスの子供ということもあり女性の胸が好きで、ルーデウスにはあまり懐きませんでした。

クリスティーナ・グレイラットはエリスとルーデウスの間に生まれた女の子です。グレイラット家では四女となります。外見は母親であるエリスによく似ており、赤毛で声が大きいのが特徴です。性格は内気で、幼い頃からルーデウスによく懐いていました。

ルーデウスにとって、エリスとの出会いは衝撃的でした。初対面での最悪の印象から2人が結婚するまでには、さまざまな出来事がありました。ここでは『無職転生』のエリスとルーデウスが結婚するまでの経緯を紹介していきましょう。

『無職転生』でエリスとルーデウスが出会ったのは、ルーデウスが7歳、エリスが9歳の時です。ルーデウスがエリスの家庭教師としてボレアス家を訪れた際にエリスに初めて会いますが、当時のエリスはわがままな暴力少女で、ルーデウスはいきなり殴られてしまいました。しかしエリスが何者かに誘拐される事件があり、ルーデウスがエリスを救ったことをきっかけに、エリスは徐々にルーデウスに心を許すようになっていきます。

ルーデウスがボレアス家へときて3年の時が経った頃、フィットア領大規模転移事件が発生します。これは大勢の人間が一瞬で遠く離れた場所へ転移されてしまった魔力大災害で、エリスとルーデウスも魔大陸へ転移されてしまいました。転移先にはスペルド族のルイジェルドがおり、ルイジェルドに保護される形で2人は元居た場所を目指して旅をすることになります。

エリスとルーデウスはルイジェルドと共にデッドエンドというパーティを組み、冒険者として依頼をこなし、お金を稼ぎながら故郷を目指して旅をしました。しかし海路を使用することができなかったため、故郷へ戻るまでには3年という長い時間がかかってしまいました。さまざまな冒険を経て2人はようやく故郷へとたどり着きます。その頃には、エリスはルーデウスに対して恋心を抱くようになっていました。

エリスとルーデウスがフィットア領に戻ると、そこには何もなくなってしまっていました。さらにエリスの両親は死亡し、祖父も死亡していたことがわかり、エリスはいきなり家族全員を失ってしまいます。その日は奇しくもエリスの15歳という年齢になる誕生日でした。夜、ルーデウスの部屋へやってきたエリスは、ルーデウスに対して家族になるように迫り、2人は初めて結ばれるのでした。

翌日、ルーデウスが目を覚ますと、そこにはエリスの姿はありませんでした。部屋にはばっさりと切られたエリスの長い赤髪と、「私とルーデウスでは釣り合いが取れないので旅に出ます」と書かれた手紙が置いてありました。エリスはルーデウスに思いを寄せていましたが、今の自分では彼の足手まといになってしまうと考え、修行のためにギレーヌとともに旅へ出てしまったのです。しかしエリスの手紙は言葉足らずだったため、エリスの気持ちはルーデウスには伝わりませんでした。

エリスに置いて行かれてしまったルーデウスは、自分がエリスに振られた、捨てられたと思い込んでしまいます。エリスはルーデウスが追ってこないようにと短い言葉を残しましたが、ルーデウスは残された手紙からエリスの意図をくみ取ることはできませんでした。そして心に深い傷を負ったルーデウスは、男性として不能になってしまったのです。

ルーデウスと別れた後、エリスはギレーヌと共に剣の聖地へ向かい、修行をしていました。そこでエリスは剣神ガル・ファリオンに修行をつけてもらい、約5年間の中で剣王まで上り詰めます。また、エリスは初めて友達と呼べる存在もできたのでした。

一方、ルーデウスは18歳という年齢になり、EDも治って、シルフィ、ロキシーの2人と結婚していました。しかし今でもエリスがルーデウスのことを想っていることを知ったルーデウスは、エリスに手紙を出します。手紙には、エリスが居なくなり心に深い闇を負ったがそれは勘違いであり、エリスを3人目の妻として迎えたいということ、さらに追伸としてオルステッド相手に挑むことが書かれていました。

エリスがルーデウスと離れてでも強くなろうと決意したのは、過去にルーデウスが龍神オルステッドに殺されかけたことも大きな理由でした。手紙を読み、ルーデウスにすでに結婚相手が2人もいるという事実にしばらく頭が真っ白になっていたエリスですが、オルステッドに挑むという文面を見てルーデウスの元へと向かうのでした。

ルーデウスは再びオルステッドに挑みますが、敗北してしまい、オルステッドにとどめを刺されそうになります。ルーデウスが今まさに殺されるというタイミングで、エリスが助けに現れました。このときルーデウス18歳、エリス20歳という年齢で、二人は5年の時を経て再会するのでした。

エリスは5年間の修行によって剣王になっており、オルステッドととも渡り合えるレベルまで強くなっていました。オルステッドもエリスに敗北することはありませんでしたが、「強くなった」と評していました。この二人の勝負に決着がつく前にルーデウスが負けを認め、オルステッドの軍門に下るという形で戦いは終了します。

オルステッドとの戦いを終え、ルーデウスとエリスは一緒に暮らすことになります。しかしルーデウスの家にはすでに結婚相手が2人もいます。シルフィもロキシーも納得していたためエリスはスムーズにルーデウスの家族の一員になりますが、エリスは2人に引け目がありました。そのため、ルーデウスの身体が癒えたところでルーデウスに決闘を挑み、「自分が勝ったら自分のことを受け入れてほしい」と頼みます。

エリスに決闘を申し込まれたルーデウスでしたが、「エリスが出ていくくらいなら自分の負けでいい」と告げます。シルフィのように料理が上手くなく、ロキシーのように頭も良くないことに引け目があるエリスでしたが、ルーデウスはエリスの欠点もすべて受け入れていました。そしてルーデウスの気持ちを受け入れたエリスは、ルーデウスと結婚することになります。

『無職転生』のエリスはヒロインの中でも戦闘能力が高く、剣術に秀でています。しかしエリスには死亡説があります。エリスは本当に死亡してしまったのでしょうか。ここでは『無職転生』のエリスの強さや、死亡説などを紹介していきましょう。

『無職転生』のエリスは幼い頃から剣王ギレーヌから剣術を学び、剣の聖地での5年間の修行によって自身も剣王になり、免許皆伝の称号を得ました。ルーデウスと再会した時には、剣士としてオルステッドと渡り合えるレベルにまで実力を身につけています。また、ルーデウスに魔術を習ったため、風や水、火の魔術も初級程度であれば使用することが可能です。

『無職転生』のエリスはセクハラをしてくるような相手をすぐに殴るような乱暴な性格をしています。年齢を考慮すると殴ってしまうのは年齢相応の対応ですが、暴力事件を起こして貴族学校を退学しています。しかし根はやさしい性格をしており、大切な相手に対しては自分から暴力をふるうことはありません。大切な相手のことは自分が傷ついてでも守ろうとする献身さがあり、口下手ですが愛情表現も素直です。

エリスには死亡説がありますが、結論から述べるとエリスは死亡していません。さまざまな苦難を乗り越えて、最後まで生き延びます。しかし別の世界線のエリスは、ルーデウスを庇って死亡したようです。その世界線ではヒトガミによってロキシーが魔石病になって死亡し、そこから不幸の連鎖によってシルフィも死亡しているため、ヒロイン全員が死亡するという最悪の結末を迎えていました。

『無職転生』は原作の人気からテレビアニメ化されており、メインヒロインであるエリスもアニメの第1期から登場しています。ここでは、テレビアニメ『無職転生』でエリスを演じている声優を紹介していきましょう。

『無職転生』でエリスを演じているのは声優の「加隈亜衣（かくまあい）」さんです。加隈亜衣さんは『ひろがるスカイ！プリキュア』の「虹ヶ丘ましろ／キュアプリズム」役など人気キャラクターを演じている声優さんです。ここでは加隈亜衣さんについて紹介していきましょう。

加隈亜衣さんの主な出演作品として、『甘城ブリリアントパーク（千斗いすず）』、『ひろがるスカイ！プリキュア（虹ヶ丘ましろ／キュアプリズム）』、『転生王女と天才令嬢の魔法革命（イリア・コーラル）』、『D.Gray-man HALLOW（リナリー・リー）』、『ハンドシェイカー（マユミ / 芥川檀）』、『このはな綺譚（櫻）』、『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ（ネネ）』、『selector infected WIXOSS（小湊るう子）』などが挙げられます。

『無職転生』を読んだ人の中には、「ルーデウスはエリスが料理もできず頭もよくないところを知っていると言って受け入れている」、「無職転生の世界での結婚では相手の欠点を受け居られることを重視してて好き」とコメントしている人もいました。

エリスが好きな人の中には「無職転生、はよエリスと結婚しろ」とコメントしている人もいました。また、「アニメでは3期があったとしてもエリスと結婚するところまで行けないのマジでもったいない」ともコメントしていました。

エリスが好きな人の中には、「無職転生は一夫多妻制じゃない世界でエリスだけと結婚する世界線の話が欲しい」とコメントしている人もいました。ルーデウスは最終的にはヒロイン3人全員と結ばれるため、それぞれのヒロインが好きな人の中には一人だけと結ばれてほしいと感じる人も多いようです。

『無職転生』のエリスの結婚相手はルーデウスです。エリスはルーデウスとは2歳という年齢差がありますが、3番目の妻として結婚し、2人の子供にも恵まれました。エリスに興味が湧いた人は、ぜひ『無職転生』をチェックしてみてはいかがでしょうか。