【無職転生】エリスはどのようなキャラ？ルーデウスとの関係についても

『無職転生』に登場するエリスは貴族の令嬢ですが、立ち居振る舞いが暴力的で、家族の中でも持て余し気味でした。しかし、エリスは、『無職転生』の主人公であるルーデウスと出会ったことから、大きく変わります。そこで、エリスのプロフィールを紹介しましょう。

エリスは、フィットア領主で上級貴族であるボレアス・グレイラット家の令嬢です。燃え上がるような赤い髪が特徴的な美少女ですが、わがままで暴力的な性格をしているため、「狂犬」と呼ばれていました。しかし、エリスの素顔は家族思いです。暴力に訴える時は、もともと相手に非があるので、やり過ぎであることを除けば、筋は通っていると言われています。

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』は、理不尽な孫の手によるライトノベル作品です。小説投稿サイトの「小説家になろう」で、2012年11月から2015年4月まで連載され、その後、MFブックスで書籍化されました。2015年5月からは番外編の「無職転生 〜蛇足編〜」も発表されています。本作品は、「なろう系」作品として知られている異世界転生ものの先駆的作品であり、2023年時点でのシリーズ累計発行部数は、1300万部を超えています。

34歳で引きこもりの主人公は、両親と兄、姉、弟の6人家族で暮らしていました。他の兄弟は独立し、後に残ったのは両親と主人公の3人になりますが、その両親も死亡しました。主人公は、両親の葬儀にも出席しなかったため、家から追い出されます。その後、トラックにはねられそうになっていた高校生3名を庇い、代わりに轢かれて人生を終えたはずでした。ところが、目が覚めると赤ちゃんになっていたのです。そして、前世を反省し、一生懸命成長していきます。

『無職転生』では、エリスはルーデウスと結婚し、子供を設ける関係にまでになります。しかし、この2名の関係は、初めから穏やかなものではありませんでした。そこで、ここでは、エリスとルーデウスの関係がいかに進展していったかを解説します。

エリスにとって、初対面のルーデウスは年下の家庭教師でした。エリスは、勉強が嫌いなため、暴力を振るって、何人もの家庭教師を辞めさせてきました。新しくやってきたルーデウスも自分より年下であるということが気に入らず、反抗的な態度を取ります。しかし、2人は誘拐事件に巻き込まれ、この事件をきっかけにルーデウスを家庭教師として認めるようになりました。

『無職転生』でフィットア領転移事件が起こります。この事件では、フィットア領に存在するあらゆるものが世界各地に転移されられますが、エリスはルーデウスと魔大陸に転移します。やっとのことでフィットア領に帰還したものの、家族はすでに死亡しており、エリスには頼る者がいなくなりました。そこで、家族になればルーデウスと別れずに済むと考えます。そして、ルーデウスに家族になるよう迫り、結ばれることになりました。

しかし、エリスは、自分が幼いルーデウスに依存していることに気付き、ルーデウスの元から立ち去ります。その際、「今の自分とルーデウスとは釣り合いが取れないので、旅に出る」という内容の書き置きを残しますが、ルーデウスは、自分がふがいないのでエリスに相応しくないと誤読してしまいました。一方、旅に出たエリスは、貴族の名前を捨て、剣神のガル・ファリオンの元で修行をします。5年後には免許皆伝を授かって、「剣狂王」と呼ばれるようになりました。

ルーデウスと別れて旅に出てからは、ルーデウスとは一切連絡を取っていませんでした。その間、ルーデウスはシルフィとロキシーの2人と結婚していましたが、エリスの真意を勘違いしたままでした。その後、未来から来たルーデウスからエリスの本心を聞き、手紙を書くことにします。そこには、エリスがいなくなり傷ついたこと、結婚して妻が2人いること、それでもよいなら3人目の妻として迎えたいこと、もし不本意なら拳を受け入れる覚悟があることが書いてありました。

この手紙を読んだエリスは固まってしまいましたが、追伸があり、そこには龍神オルステッドと再戦することが書かれていました。その部分を読んで、エリスに生気が蘇り、ルーデウスの元に向かいます。ルーデウスは、龍神オルステッドとの戦いでピンチに陥っていましたが、「待たせたわね、ルーデウス」というセリフと共にその場に現れ、再会することができました。

『無職転生』で、エリスはルーデウスと再会した後、ルーデウスと結婚しました。ルーデウスはすでにシルフィとロキシーの2人と結婚していましたが、『無職転生』の世界では一夫多妻制となっていて、男性が複数の妻を持つことは問題ありません。しかし、エリスはすでにルーデウスの妻となっている2人と自分とを比較して、引け目を感じていました。ルーデウスは、エリスの気持ちを分かった上で求婚します。エリスは、そのようなルーデウスの求婚を受け入れて、3人目の妻となりました。

エリスは、ルーデウスと結婚してから2人の子供を授かることができました。ルーデウスにすでに子供がいることにエリスは軽い嫉妬を感じていましたが、女の子だったので、自分は男の子を産めばよいとポジティブに気持ちを切り替えていました。そして、1人目が男の子のアルス、2人目は女の子のクリスティーナを設けます。

『無職転生』で、ルーデウスとエリスが授かった1人目の子供は、アルス・グレイラットです。アルスは、母親のエリスに似て、赤い髪の毛の男の子でした。ルーデウスにとっては3人目の子供になりますが、初めての男の子で、アルスという名前はエリスが名付けました。性格は、父親と同様巨乳の女性が好きで、赤ん坊の頃から女性に抱かれると喜びますが、父親のルーデウスが抱くとすぐ泣き出していました。

このことから、祖母のゼニスは、父や祖父の悪いところが遺伝していると不安視していました。後にその不安は現実となり、アルスはルーデウスの異母妹アイシャと関係を持ちます。この事実を確認したルーデウスは緊急家族会議を開きました。最終的に相思相愛であることを認めたアルスに対してエリスはぶち切れてしまい、何度も殴りつけます。しかし、その翌朝、アルスはアイシャと駆け落ちしてしまいました。

『無職転生』で、ルーデウスとエリスの2人目の子供は、クリスティーナ・グレイラットです。クリスティーナは、ルーデウスの6人目の子供で、四女になります。どれほど泣いていてもルーデウスが抱くと泣き止み、兄のアルスとは対照的です。また、臆病で甘えん坊なところがあり、インドアな性格が転生前の主人公に似ていると言われています。

『無職転生』の登場人物であるエリスは貴族の令嬢でしたが、貴族出身とは思えない性格をしています。しかし、その後はルーデウスと結婚し、子供にも恵まれました。ここでは、そのようなエリスのかわいい魅力や強さを紹介し、また、死亡説についても真相を探ります。

『無職転生』のヒロインの1人、エリスは、ただのかわいいヒロインではありません。むしろ、その真逆のような性格や行動をしています。しかし、そのような点がむしろファンからはかわいい魅力として受け入れられました。ここでは、エリスのかわいい魅力を紹介します。

『無職転生』に登場するエリスのかわいい魅力①は、エリスのわがままな性格です。エリスはルーデウスが家庭教師先として初登場した時から、ルーデウスに対して仁王立ちで反抗したり、馬乗りになって殴りつけたりとやりたい放題でした。誘拐事件も、使用人のトーマスがエリスのわがままに振り回された恨みが原因となっています。しかし、エリスのわがままで暴力的な側面も魅力の1つです。

『無職転生』に登場するエリスのかわいい魅力②は、エリスのお願いの仕方です。エリスは、祖父からルーデウスに対して、正式に家庭教師としての契約をしてもらうよう頼みますが、祖父はエリスに、自分から頭を下げてお願いするように伝えます。そこで、エリスは、獣族の垂れ耳のポーズをして、言葉に「ニャン」をつけてルーデウスにお願いしました。獣族が好きなエリスの祖父や父には受けていましたが、ルーデウスは冷静に判断して、このやり方を止めさせます。

『無職転生』に登場するエリスのかわいい魅力③は、エリス達がミリス神聖国に滞在中の出来事を描いた番外編「エリスのゴブリン討伐」での活躍です。ゴブリン討伐のため、エリスは、冒険者ギルドを訪れますが、クリフという名の魔法使いと出会います。一緒に行動することになったエリスとクリフは、森で迷子になってしまいました。

『無職転生』に登場するエリスのかわいい魅力④は、「無職転生～エリスは本気で牙を砥ぐ～」での活躍です。この作品は、スピンオフコミックで、エリスの剣の修行の様子が描かれています。エリスの強さを求めるひたむきな姿を垣間見ることができ、思いが強く伝わるものとなっています。

エリスは「狂剣王」と呼ばれるほど、剣術の達人です。しかし、もともと剣術に強い関心があったわけではありません。エリスが剣術に関心を持ったのは、ルーデウスに好意を抱いたからでした。ルーデウスと釣り合うために、唯一勝つことのできる剣術の修行に打ち込むようになります。流派は剣術の師であるギレーヌの剣神流ですが、他の流派の影響も受けていました。魔術に関しては、初級の手ほどきはあるものの、剣神流とはあわないので使いません。

『無職転生』のヒロイン、エリスには死亡説があります。しかし、エリスは物語途中で死亡することはなく、天寿を全うしました。しかし、エリスの死亡説には根拠があります。それは、別の世界線でのエリスです。この世界線のルーデウスは、エリスが自分の元を離れた真意を理解せず、5年後、自分に付きまとうようになったエリスを疎ましく思っていました。ある日、魔王アトーフェとの戦いにエリスが現れ、ルーデウスをかばってエリスは死亡します。エリスの死後、ルーデウスはエリスの真意を知ることになりました。

ここまで、『無職転生』に登場するエリスの性格やかわいい魅力、活躍ぶりを紹介しました。このエリスを、テレビアニメ『無職転生』では誰が演じているのでしょうか。ここでは、アニメでエリスを演じた声優を紹介します。

テレビアニメ『無職転生』でエリスを演じた声優は、加隈亜衣です。加隈亜衣が声優としてデビューしたのは20代に入ってからと、最近の声優の中では比較的遅めですが、デビュー後は、人気シリーズで重要な役を次々と演じたことから、人気声優の1人となりました。『無職転生』でのエリス役も、加隈亜衣の代表作の1つとされ、多くのファンの支持を得ています。

加隈亜衣が声優を志すきっかけになった作品は、『犬夜叉』でした。そのため、目標とする憧れの先輩は『犬夜叉』でヒロインの日暮かごめを演じたゆきのさつきです。加隈亜衣は、高校卒業後、OLとして働いた後上京してマウスプロモーション付属養成所に入所しました。その後は、マウスプロモーション所属となり、アニメ『パパのいうことを聞きなさい』でデビューします。趣味に「カッパの捕獲」があるのは、2012年に岩手県遠野市で「カッパ捕獲許可書」を取得したからだそうです。

『無職転生』に登場するヒロインのエリスは、「狂犬」と呼ばれていたほど凶暴な性格をしていましたが、ルーデウスと深い関係になり、重要な役割を果たしています。そのようなエリスをファンはどのように見ているのでしょうか。SNSの投稿から、世間の評判を探ります。

『無職転生』には、魅力的なヒロインが複数います。もともと一夫多妻を容認する世界観なのでハーレムを形成しやすいですが、どのヒロインを推しているのかで、争いの予感を感じている投稿です。

『無職転生』は、魔術や剣術が登場しますが、一言で表すとルーデウスという人物の人生のすべてが描かれた作品という感想が多数見られます。そのルーデウスの人生の中でもエリスの占める割合は高く、エリスがかわいいからこそルーデウスの人生も素晴らしいものになったということをこの投稿は伝えています。

『無職転生』のエリスは、「かわいい」という声も多数ありますが、剣術に優れていることなどから「かっこいい」という声も多いです。特にルーデウスとの再会シーンでのエリスは、とりわけかっこいいと評判です。

『無職転生』に登場するエリスは、貴族の令嬢ですが、「狂犬」と呼ばれ恐れられていました。ルーデウスが家庭教師に赴いてからも、ルーデウスを素直には受け入れず、困らせていました、そのエリスが次第にルーデウスに惹かれていき、結婚してルーデウスの嫁になりました。これからも『無職転生』のエリスに注目してください。