【メイドインアビス】ボンドルドの素顔は晒されていない?正体や死亡説も
『メイドインアビス』に登場するボンドルドは、黒いマスクで素顔を隠しているキャラクターです。「白笛」の称号を持つ探掘家の一人で、非常に冷酷な性格をしています。この記事では、ボンドルドの隠された素顔や正体、死亡説について考察します。
目次
ボンドルドとは?
『メイドインアビス』では素顔も正体も謎に包まれている「白笛」ボンドルドとはどのような人物なのでしょうか?メイドインアビスの概要やあらすじを説明するとともに、ボンドルドのプロフィールを紹介します。
ボンドルドのプロフィール
『メイドインアビス』のボンドルドは最高位である「白笛」の探窟家であり、アビスの謎を追求する科学者でもあります。「黎明卿」「新しきボンドルド」という二つの名前を持っていることで知られています。そして、アビスの深界五層の最も深い場所に造った「前線基地(イドフロント)」に生活しています。ボンドルドは常に黒いマスクとスーツを身につけており、その素顔は謎に包まれています。またリコも出会うことになるプルシュカという娘がいます。
メイドインアビスの概要
『メイドインアビス』は2012年より「WEBコミックガンマ」で年に数回の不定期連載がされている、つくしあきひと氏によるダークファンタジー漫画です。単行本は累計発行部数300万部を突破し、テレビアニメ化もされています。アニメの総集編が前後編に分けて映画化され、その続編「劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明」も上映されました。その後にはゲーム化もされ、2023年1月には待望の新作アニメの制作が発表されています。
メイドインアビスのあらすじ
『メイドインアビス』は、謎多き遺物や見たことのない原生生物が生存している大穴「アビス」が中心の物語です。その謎を解くために多くの探窟家が「アビス」を探究しています。見習い探窟家リコは伝説の探窟家であるリコ母親ライザを探しに、記憶を失った少年ロボットのレグは自分自身の正体を求めて、アビスの最底を目指します。リコとレグは多くの危険に晒されながらも、新しい仲間ナナチやボンドルドの娘プルシュカなどと出会い、冒険を通して成長していきます。
ボンドルドの素顔や正体を考察
『メイドインアビス』においてボンドルドは同じ白笛のオーゼンからはろくでなしと言われており、読者の間でもクズでサイコパスであるという認識は共通しています。なぜボンドルドがクズでサイコパスと思われているのかを解説し、ボンドルドの素顔や正体を考察します。
ボンドルドの二つの名前
ボンドルドは「黎明卿」「新しきボンドルド」という二つの名を持っています。その由来は、白笛としては新入りだったボンドルドが10年の間に多くの「アビス」における功績を作ったことにあります。その功績は、人類が辿り着けなかった「アビス」深部への新しいルートを発見、「アビス」の上昇負荷の影響を受けなくするための装置の開発など多岐に渡ります。夜明けの意味を持つ黎明には、大切にしてきた伝統や探窟家の誇りすらも全て踏みにじって夜明けをもたらす人物という皮肉も込められていると言われています。
ボンドルドの素顔は不明?
ボンドルドは黒く中心がライン状に発光するマスクを常につけており、現時点までの『メイドインアビス』の作中で素顔が描かれたことはありません。リコとレグ、ナナチとの戦闘の際にマスクが割れて瞳だけが見える描写がありますが、顔の全てが見えたことはないため素顔は不明のままです。
ボンドルドの目の色と形
ボンドルドとレグが戦闘になった際に、レグの攻撃によりボンドルドのマスクが割れて目が露出します。それは普通の人間の目とは違い、粘膜のようなものが開くと、その中に赤黒い何個もの小さな目が存在する不気味なものです。映画『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』では小さな目の全てから細い触手のようなものが現れるシーンも描写されています。しかし、その後に去っていくリコたちを死亡したと思われていたボンドルドが見送るシーンがあります。その時の彼の目は、グリーンで普通の人間の目になっています。
ボンドルドはクズでサイコパスだといわれる理由
素顔が明かされていないボンドルドですが、彼がクズでサイコパスだといわれていることは多くの人の共通認識です。それは彼がしている実験に大きな原因があります。「アビス」の謎を解明する功績を多く残しているボンドルドですが、そのために犠牲にしたのはナナチやミーティ、そして娘であるプルシュカを始めとした子供たちでした。
理由①ミーティとナナチに対する実験
ボンドルドは「前線基地(イドフロント)」に身寄りのない子供たちを連れてきて、「箱庭」と呼ばれる研究所で実験をしていました。そこには唯一の第六層に降りることができる昇降機があり、二人の子供を降ろし上げることで「アビス」の呪いと呼ばれる上昇負荷を片方に押しつける実験でした。その結果ミーティは呪いを押しつけられ、人としての外見と中身を失った「成れ果て」になりました。ナナチは人の形を保った「成れ果て」になったことで、ボンドルドからは「アビス」の祝福を受けたものと言われています。
理由②プルシュカをカートリッジにする
ボンドルドは呪いを肩代わりさせる実験を通して、肩代わりさせるには相手と精神的な強い繋がりがなければならないことを知ります。そしてボンドルドは自身の呪いを肩代わりさせるためにカートリッジという装備を発明しました。それは、ボンドルドの探窟隊「祈手(アンブラハンズ)」の子供を父子の強い絆のために愛情深く育て、しばらく生きていられる最低限の体にバラバラにして小さな箱に詰めたものです。プルシュカも同じようにカートリッジにされてしまいましたが、最後まで父親を愛し続けました。
ボンドルドがリコを見て「こちら側の人間」と表現した理由
ボンドルドは「前線基地(イドフロント)」にやってきたリコに対して「こちら側の人間」だと話しました。その理由は、ボンドルドがリコの「アビス」へ対する飽くなき探究心を見抜いたためと言われています。そのため、「アビス」の謎を解明するためにはどのような手段もいとわないボンドルドと、「アビス」への探究心を満たすためにはどんな危険に晒されても冒険を続けるリコは根本が似ているという意見も出ています。
ボンドルドは不死身?最後は死亡する?
『メイドインアビス』では素顔を見せないことから、その正体も謎であるボンドルドは不死の力を持っているのでしょうか?レグとの戦闘によってボンドルドは最後には死亡するのでしょうか?ボンドルドが既に死亡しているのかどうかに加え、素顔が隠された正体の謎についても解説します。
ボンドルドは既に死亡している?
ボンドルドはレグ、リコ、ナナチとの戦闘で倒されたと思った次の瞬間に、「祈手(アンブラハンズ)」が黒いマスクを引き継ぐと新たなボンドルドが誕生しました。現在のボンドルドの体は、国が管理するべき遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」によって作られたコピーなのです。ボンドルドが人間であった頃の肉体は、「前線基地(イドフロント)」を作る準備段階で死亡しています。自分の肉体を「白笛」に変えることに使ってしまったためです。しかし、ボンドルドの魂は「白笛」に宿ったまま存在しています。
ボンドルドはコピーがある限り不死身?
ボンドルドの正体の謎から、彼の探窟隊「祈手(アンブラハンズ)」は全てがボンドルド自身の精神をコピーした存在であることがわかりました。本来は国が管理すべき特急遺物に指定されている「精神隷属機(ゾアホリック)」をボンドルドが所持している限りは、彼は自分の精神をコピーし続けることが可能なので、その正体は不死身であるとも言えます。
ボンドルドには寿命がある?
ボンドルドの所持していた「精神隷属機(ゾアホリック)」はナナチによって破壊されていたことがわかっています。ナナチはミーティや自分に対するボンドルドの仕打ちを許せずにいましたが、ボンドルドのもとを逃げた後にも彼に無意識のうちに信号を送る存在にされていました。それを知ったナナチは「精神隷属機(ゾアホリック)」を破壊したと考察されています。そのためボンドルドは新しいコピーを作れなくなり、今いるコピーが全て無くなれば死んでしまうという寿命を持ったことになります。
ボンドルドの遺物や装備
『メイドインアビス』にて素顔が明かされていないボンドルドですが、数々の遺物を所持しており、それらを利用して自分のコピー「祈手(アンブラハンズ)」を作ったり、戦闘のために装備したりしています。ボンドルドの装備と、彼が所持する遺物の持つ力を解説します。
遺物①呪い針(シェイカー)
「呪い針(シェイカー)」とは、ボンドルドが装備している遺物の一つでボンドルドが着用している黒い甲冑のようなスーツの手の部分から針のような武器を出すことができます。この針に刺されると、「アビス」の呪いである上昇負荷がかかってしまうようです。リコがこの「呪い針(シェイカー)」に刺されてしまったときにボンドルドは、少し内臓がひっくり返るだけで心配はないと発言しています。
遺物②明星へ登る(ギャングウェイ)
「明星へ登る(ギャングウェイ)」は、「光の階段」という遺物をボンボルドが改造して装備しているものです。ボンドルドの素顔を隠している黒いマスクの中央の光る部分から、光線状の攻撃が放たれます。ボンドルドが強く対象を意識することで、その対象にのみ当てることができると言われています。
遺物③精神隷属機(ゾアホリック)
「精神隷属機(ゾアホリック)」は本来個人には所持できない遺物ですが、ボンドルドはなぜが自身で所持しています。自分の精神を対象に移植して支配できる力を持っています。その力を利用してボンドルドが「祈手(アンブラハンズ)」を作ったために、自分自身のコピーである「祈手(アンブラハンズ)」の数だけ彼自身は死亡しても新しい体に移り変わることができます。
遺物④枢機へ還す光(スパラグモス)
「枢機へ還す光(スパラグモス)」は、ボンドルドが前腕部分に装備している遺物です。剣状の光を発生させ対象をバラバラにして吹き飛ばしてしまう力を持っています。高い耐久性を持ったレグの腕を切り落とし、不死の力を持っているはずであったミーティの片目を焼き尽くしたという威力を持っています。
遺物⑤月に触れる(ファーカレス)
「月に触れる(ファーカレス)」は遺物ではなく「アビス」に生存する原生生物をボンドルドが加工したものであると言われています。「月に触れる(ファーカレス)」によってボンドルドは触手のような物体を操って、レグとの戦闘の際に使用しています。攻撃の他にも対象の捕獲などにも使用しているようです。
ボンドルドの声優
アニメ版『メイドインアビス』及び『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』にてボンドルドを演じた声優は誰だったのでしょうか。
ボンドルドの声優は「森川智之」
その素顔が謎に包まれているボンドルド役を演じたのは日本を代表するベテラン声優の一人、森川智之(もりかわとしゆき)さんです。アニメ版の『メイドインアビス』第一期と『劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明』にて続けて森川さんが演じています。森川さんのプロフィールを紹介し、数多くある出演作の中から代表的なものをまとめます。
森川智之のプロフィール
- 生年月日:1967年1月26日
- 出身地:神奈川県(出生地は東京都)
- 所属:アクセルワン代表取締役/グループ満天の星主宰
森川智之さんは、もともとスポーツ実況のアナウンサー志望でしたが、進路について調べていく中で声優業に興味を持つようになり、声優学校に入学しました。声優学校では入学当時から約5年間、生徒であると同時に発声の講師を任されています。2017年には、『人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!3時間SP』で12位に選ばれるなど、日本を代表するベテラン声優の一人として知られています。
森川智之の主な出演作品
- 『蒼き伝説シュート!』神谷篤司役
- 『機動新世紀ガンダムX』シャギア・フロスト役
- 『遊☆戯☆王』城之内克也役
- 『創聖のアクエリオン』頭翅(トーマ)役
- 『キングダム』李牧役(第四シーズン)
- 『クレヨンしんちゃん』野原ひろし役(2代目)
- 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』吉良吉影/川尻浩作役
ボンドルドに対する世間での評判や人気
『メイドインアビス』では素顔が明かされておらず、冷酷でサイコパスな性格として知られるボンドルドですが、『メイドインアビス』のキャラクター人気投票で二年連続1位を獲得するなど読者からの人気は高いことで知られています。そんなボンドルドについて世間ではどのような声があるのか、SNSにおける彼の人気や評判を紹介します。
『メイドインアビス』にてボンドルドがしている行為が残虐であることには共通した認識がありますが、ボンドルド自身がリコたちにとっても悪役ではない敵役であり、多くの魅力を持っているところが支持されているようです。
ボンドルドは「アビス」への探究心のためには手段を選ばないのですが、その一貫した姿勢は彼の魅力の一つだと考えるファンは多いようです。
ボンドルドはクズでサイコパスと呼ばれる研究者ですが、研究成果により「アビス」に挑む多くの人を助けたという事実もあります。ボンドルドがそのような二面性を持つ点に魅力を感じるファンもいるようです。
ボンドルドの素顔は不明だった
『メイドインアビス』の「白笛」探窟家ボンドルドの素顔は不明であることがわかりました。ナナチやミーティ、プルシュカを始めとした子供たちを研究のために犠牲にしてきたボンドルドですが、全ては「アビス」への飽くなき探究心からの行動でした。ナナチによって「精神隷属機(ゾアホリック)」が破壊されたボンドルドの今後も、読者には気になる点となっています。果たして、今後の『メイドインアビス』にボンドルドが再登場し、その素顔が明かされることはあるのでしょうか。
この記事のライター
Ai Kato
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