【メイドインアビス】レグは記憶喪失の少年型ロボット！正体や過去を考察

『メイドインアビス』のレグは、物語の最初からリコと共に冒険している少年型ロボットであり、戦闘面では頼りになる存在ですが、謎も多いキャラです。そんな『メイドインアビス』のレグについてプロフィールや性格などを紹介します。

『メイドインアビス』のレグは、リコがアビスの中で拾った少年型ロボットです。名前はリコが昔飼っていた犬から付けられました。褐色の肌と短髪、金色の瞳が特徴で、へそを始めとした人間とほぼ同じような身体構造になっています。

『メイドインアビス』のレグは、リコが見つけた時には機能を停止しており、拾った後に電気を流した後で再起動しました。その際、レグの記憶は失われていましたが、この記憶喪失が機能停止前からだったのか、無理やり再起動したせいなのかはわかっていません。

『メイドインアビス』のレグは、真面目な性格でリコを守るために戦っていますが、メンタル的に未熟な部分が多く、未知のものに対しては臆病な反応を見せたり、リコが怪我した際には泣きながら慌てたりしています。また、霊的なものも苦手であり、話題に出ただけでビビりながら必死に否定してます。

『メイドインアビス』は竹書房のウェブコミックサイト『WEBコミックガンマ』で2012年から不定期で連載されているつくしあきひとの漫画です。アビスと呼ばれる謎多き秘境を探検する主人公達の様子を中心に描いていくダークファンタジー作品になっています。可愛らしい絵柄ながらもグロテスクな内容が描かれることも多く、ファンタジーとしての魅力もたくさん詰まっていることから人気を集めています。

孤児院で暮らすリコは、巨大な未知の縦穴「アビス」を冒険した母親・ライザに憧れて、探窟家見習いとして生活していました。ある日のアビス探窟中に、化物に襲われそうになります。しかし、化物は何者かの熱線で倒され、その先には見た目は人間の少年のように見えるロボットを発見します。リコはそのロボットをレグと名付け、孤児院の大人に隠しながら匿うようになりました。

『メイドインアビス』のレグはリコの頼もしい仲間として活躍していますが、アビス内で出会う人物の反応やレグの頭の中でよぎる過去から、普通の存在ではないという描写がなされています。そんな『メイドインアビス』のレグの正体や過去について紹介します。

『メイドインアビス』のレグは、作中世界の技術力で考えても普通は制作するのが難しいと言われる存在です。ただ、アビスで見つかる古代人の遺跡からは、地上の技術よりも上を行く道具が発掘されており、拾ったリコはレグがアビスの遺物であると推測しています。しかし、レグは「遺物録」に記録がないため、奈落の至宝（オーバーロード）に分類されるレベルの存在であると示唆されています。

『メイドインアビス』の作中で登場する他キャラと会った際に、レグの正体について知っているかのような反応を見せるキャラはいましたが、詳しい部分は話していません。そんなレグの正体を知る可能性があるキャラを見ていきましょう。

『メイドインアビス』の白笛の一人であるオーゼンは、シーカーキャンプからリコとレグが旅立つ際、やはり探窟の技術の飲み込みが速いと、まるでレグの能力の高さを知っていたかのような発言をしています。ライザと交流があったオーゼンはライザと共に行動していた過去のレグに会っている可能性が高く、その時点でレグの正体を理解していた可能性もあります。

『メイドインアビス』の孤児院で見習い探窟家の教師をしているジルオは、シーカーキャンプでオーゼンに会った際、レグとライザに関して言及していました。ジルオはライザの直弟子であり、リコが孤児院から旅立つ前には、レグを普通の少年と思っているように描かれていました。一方で、リコがアビスへ旅立つ際はレグに同行するように言ったり、レグの過去や正体がわかった上で喋りかけているような描写もあります。

『メイドインアビス』の「成れの果ての姫」と呼ばれるファプタは、レグと出会った際、自分がいた場所を忘れたのかとレグに問いかけていました。その時、レグはファプタとの過去を一部思い出しており、そこでレグは何か高い価値がある物を持ち帰ってくるために、上の階層へ向かったことが明らかになります。しかし、レグは全てを思い出せず、ファプタも詳しく語らなかったことから、過去の詳細は不明です。

『メイドインアビス』の干渉器は、アビス探窟用に何者かが制作したロボットであり、ファプタのいる第六層で登場しています。その干渉器の1体であるガブルーンは、レグを見て自分と似た意匠があると言いつつも、異なる存在であると考えていました。干渉器の方も制作者が不明であるため、レグの正体に直接繋がるわけではありませんが、干渉器は階層を跨がない性質があるようで、レグの異質さが際立っています。

『メイドインアビス』のレグは、記憶を失う前にライザと共に行動していたことが、他キャラの発言や自身の記憶の片隅から明らかになっています。レグの口癖である「度し難い」はライザから移ったものだとオーゼンやジルオの発言から判明しており、それほど長い期間共に行動していたと推測されています。また、レグはリコによって名付けられたと思われていましたが、ライザと行動していた時点でレグと呼ばれていた謎が出てきます。

『メイドインアビス』のレグは、干渉器とは別の存在でありつつも、機能としてはアビスに適応し、敵対生物を倒せるような戦闘力を備えています。一方で、完全なロボットではなく、人間に近い性質を持っており、どちらかといえば臆病であることからアビスの探窟向きな性格ではありません。

『メイドインアビス』の白笛の人地で、第五層にいるボンドルドは、リコ達が訪れた際にレグに興味を持ち、誘拐した上で右腕を切断しています。その直後にナナチとプルシュカによって救出されますが、解体を行っていた手下の祈手（アンブラハンズ）は、全身の解体を試みようとしていました。様々な研究を行うボンドルドにとってもレグの正体や機能は気になるものだったのです。

『メイドインアビス』のレグは、第五層でボンドルドとの戦闘中に暴走を起こしていました。その原因はボンドルドの非道な行いに対する怒りで、レグは体を別の存在に支配されているかのような感覚に陥っていました。このことから、レグの中には普段とは性格が違う別人格があるのではないかと考察されています。

『メイドインアビス』のレグは、見た目は少年でもロボットであるため体に様々な機能を備えています。そんな『メイドインアビス』のレグの能力や強さについて紹介します。

『メイドインアビス』のレグの身体は、見た目だけなら人間の少年ですが、上腕や指などはロボットらしい金属の部分があります。ただ、装甲が厚いようには見えないにもかかわらず、レグの身体は非常に頑丈で、敵対生物に少し触れられたら死んでしまう人間とは大きく異なります。一方で、身体が破損した際には、血のような液体が流れ、切断されると激痛を覚えるなど、人間と同じ痛覚を持っています。

『メイドインアビス』のレグの両腕はワイヤーで伸びるようになっており、レグの体積以上の長さと通常のワイヤーとは異なる強度を誇っています。射出時の勢いや巻き付けて攻撃に使ったり、仲間を救助したりと様々な使い道があります。また、伸ばした後でも身体の一部のように動かせ、ワイヤー自体にも感覚がある描写がなされていました。

『メイドインアビス』のレグの手のひらと足裏にある穴には、光線を発射する「火葬砲(インシネレーター)」が備え付けられています。命中した箇所は分解消滅しており、高熱で溶かしたわけではないことからこの光線も未知の技術が使用されています。

『メイドインアビス』のレグが最初から被っていたヘルメットには、電力の残量計が付いており、基本的に残量は減りませんが、火葬砲を放つ時には、残量が減少しています。様々な機能がある中でも火葬砲は身体を動かす以上の燃費の悪さがあることが判明します。

『メイドインアビス』のアビスは、下の階層に行くほど強い呪いを受けることになります。しかし、レグはロボットであるため、どの階層でも呪いの影響を受けずに行動できます。戦闘面でも下の階層になるほど、強力な相手が出てきますが、呪いを受けない点で対人戦はかなり有利になっています。

『メイドインアビス』のレグは、リコの笛が白笛になった後、二度目の白笛を吹いた時に戦闘中のレグが覚醒しました。その際、ヘルメットなどの黒かった部分は白色になるという変化が見られました。戦闘力も上昇しているような描写もありますが、具体的な戦闘描写はまだ不明です。

『メイドインアビス』は2017年に第1期、2022年に第2期とアニメ化されており、2019年と2020年に劇場版も公開されています。そんなアニメ『メイドインアビス』におけるレグの声優について紹介します。

アニメ『メイドインアビス』でレグの声優を演じたのは伊瀬茉莉也さんです。伊瀬茉莉也さんは、他作品でも少年キャラを演じることがありますが、レグも少年らしい幼さと共に、日常での少し抜けた感じと戦闘時の勇ましさを使い分けて演じています。

伊瀬茉莉也さんは、神奈川県出身で、1988年9月25日生まれの声優・女優です。小学校の頃に『もののけ姫』を観た影響から作品を作る職業に携わりたいと思うようになり、『HUNTER×HUNTER』のミュージカルをきっかけに養成所に所属するようになりました。そして、2004年に声優デビューを果たし、様々な作品に出演していきます。

伊瀬茉莉也さんの主な出演作品としては、『エア・ギア』の野山野林檎、『Yes!プリキュア5』の春日野うらら/キュアレモネード、『FAIRY TAIL』のレビィ・マグガーデン、ロメオ・コンボルト、『TIGER & BUNNY』のドラゴンキッド/ホァン・パオリン、『緋弾のアリア』の峰理子、『ポケットモンスター XY』のユリーカ、『賭ケグルイ』の生志摩妄、『殺戮の天使』のキャシーなどがあります。

ここでは『メイドインアビス』のレグについて世間での評判や人気を紹介します。作中のメインキャラとして活躍の多いレグですが、魅力的に思う部分は人によって異なっています。

『メイドインアビス』のレグについて、かっこいいという意見が多数出ていました。戦闘中は頼りになる描写が多く、特にリコの白笛で覚醒したレグについてはかっこよさから人気を集めています。

『メイドインアビス』のレグについて、かわいいという意見も多数出ていました。見た目から可愛らしい少年であり、普段の言動もかわいい部分も多いことから、作中で一番かわいいキャラと思う人もいるようです。

『メイドインアビス』のレグの正体について、アビスやライザ、リコと関係性から考察している人がいました。原作漫画の更新がそれほど早くないため、少ない情報からレグの不明な点を考察しており、そんなレグに関する考察が一番楽しいという人もいるようです。

『メイドインアビス』のレグは、リコがアビスで出会った少年型ロボットで、記憶喪失する前にはリコの母親であるライザと共に行動していた過去があります。その中でライザを知るキャラからレグの正体を察しているような言動をしていますが、詳しい正体は不明なままです。そんなレグの正体を考察しながら原作漫画やアニメを見るのも一つの楽しみ方なので、ぜひ試してみてください。