【メイドインアビス】ボンドルドは最後に死亡する?正体についても調査
「メイドインアビス」作中では、ボンドルドが死亡したかのように描かれているシーンがあります。本記事ではボンドルドが本当に死亡したのか真相を調査しました。あわせて、ボンドルドの正体や目的、作中で彼が残した名言についても解説します。
ボンドルドとは?
ボンドルドは漫画「メイドインアビス」に登場するキャラクターです。作中に姿を現したのは原作コミックの3巻で、黒い仮面で素顔を隠し、アーマーを身に纏った謎の多いキャラクターとして描かれました。ボンドルドのプロフィールや、漫画「メイドインアビス」の概要について見ていきます。
ボンドルドのプロフィール
ボンドルドは「メイドインアビス」の世界では最高位の探窟家に与えられる「白笛」の称号を与えられた一人で、他にも「黎明卿」や「新しきボンドルド」といった数々の二つ名を持っています。深界五層の研究施設「前線基地(イドフロント)」に常駐しており、アビスの研究において様々な功績を残す大人物です。常にマスクで素顔を隠しており、「アビス」を解明するという目的のため、日夜、様々な研究を行っています。
メイドインアビスの概要
「メイドインアビス」はウェブコミック配信サイト『WEBコミックガンマ』で2012年から連載されている、つくしあきひとさんのダークファンタジー漫画です。人類最後の秘境である縦穴「アビス」を舞台に、その奥底にあるものを探り当てようとする「探窟家」達の奮闘が描かれていきます。2023年には第52回「日本漫画家協会賞まんが王国とっとり賞」を受賞するなど、独特の世界観から絶大な人気を誇る作品です。
メイドインアビスのあらすじ
「アビス」と名付けられた巨大な縦穴は、人類最後の秘境として多くの謎に包まれており、これを解き明かすため日夜「探窟家」と呼ばれる人々が研究、挑戦を続けていました。そんな中、ヒロインの少女・リコは探窟中、偶然にも少年そっくりの姿をしたロボットに出会い、彼をレグと名付けて共に暮らしていきます。そんなリコ達の元にある日突然、失踪していた母からの封書が届きます。その内容から、母が「アビス」の最深部にいると悟ったリコ達は、数々の謎を解き明かすために奈落の底へと挑んでいきます。
ボンドルドは最後に死亡する?
ボンドルドは「白笛」の称号を持つ大人物ですが、レグやリコと劇中で激突します。数々の武装を使いこなし、凄まじい実力を発揮するボンドルドですが、最後には死亡したかのように見える描写も描かれました。ボンドルドが死亡してしまうまでの流れを順に見ていきます。
ボンドルドとレグの戦い
ボンドルドは「黎明の箱庭」でついにレグと激突します。ボンドルドを止めるために猛攻を仕掛けるレグですが、ボンドルドはそれを鮮やかにかわし、追い詰められてもなおレグを褒めるなど余裕を見せつけていました。時間の経過と共にボンドルドの肉体も「半獣化」が進んでいき、徐々に姿が変わっていきます。
ボンドルドは胴体が真っ二つになり死亡?
ボンドルドはその圧倒的な実力からついにレグを追い詰め、彼の腹を刺して捕縛してしまいます。窮地に立たされるレグですが、それを見ていたリコが放った「火葬砲(インシネーター)」がボンドルドの体に直撃します。凄まじい威力によってボンドルドの肉体は真っ二つにされ、一時は死亡したように見えました。
ボンドルドが死亡していなかった理由はコピーが存在するから?
リコの活躍によって死亡したかに見えたボンドルドでしたが、なんと彼は致命傷を負いながらも復活を遂げます。実はボンドルドの本体はすでに死亡しており、活動しているのは大量に用意されているコピーだったのです。このため、どれだけ大きな傷を負ったとしても、ボンドルドは死亡することなく肉体を入れ替え、生き延びることができるのです。
ボンドルドはリコのラストダイブを見送る
リコ達によって一時は退けられたボンドルドでしたが、その後、「ラストダイブ」に挑もうとするリコを見送りに姿を現しました。この際、ほんのわずかにボンドルドの素顔が見えましたが、このボンドルドはリコ達が戦ったものとは別の個体で、精神や記憶を入れ替え新たな肉体を手にしていました。この登場を最後に、彼は一旦ストーリーから姿を消してしまいます。
ボンドルドが今後死亡する可能性
「メイドインアビス」における屈指の実力者にして、無数のコピー体を持つという不死身性を発揮したボンドルドですが、一方で今後、物語の中で死亡するのではないかという考察が交わされています。ボンドルドが死亡する可能性が高い理由について、詳しく見ていきます。
解説①ナナチが精神隷属機を破壊した
ボンドルドは数々の発明品を生み出してきましたが、そのうちの一つである「精神隷属機」は彼が自身のコピーを作り上げるために必要な、非常に重要な装置でした。しかし、直接的な描写こそないものの、レグらとボンドルドの戦いの裏でナナチが最後にこれを破壊したことが示唆されています。ナナチのこの行動が、ボンドルドが今後死亡する可能性を高めることになりました。
解説②ボンドルドはコピーを作ることができなくなる
ボンドルドは「精神隷属機」を使ってコピーを作り、肉体を入れ替えることで不死身状態を作り上げていましたが、ナナチがこれを破壊したことでこれ以上のコピーを作り上げることができなくなりました。このため、ボンドルドは肉体のストックを失い、寿命にも限りがある状況まで追い込まれたのです。肉体のストックが切れてしまえば最後、何らかの理由でボンドルドが死亡する理由は高いと推測できます。
ボンドルドの正体や目的
「メイドインアビス」では実力者でありながら、同時にリコらの敵として立ちはだかったボンドルドですが、その素顔や正体は謎に包まれています。ここからは作中で判明してる彼の正体や、その目的について考察していきます。
ボンドルドはろくでなし?
「メイドインアビス」の作中では、屈指の実力者である「白笛」の一人に数えられるボンドルドですが、一方で「アビス」の探求のために数多くの非人道的な行為に手を染めています。アビスの謎を解明するその傍らで、環境破壊や人体実験といった犠牲を出す冷酷な所業に、作中では「筋金入りのろくでなし」と称される場面もありました。
ボンドルドの仮面の下の素顔
ボンドルドは常に黒い仮面をつけており、その表情を読み解くことは困難ですが、劇中ではいまだにはっきりと素顔が描かれたことはありません。リコらとの戦いの後、ほんのわずかに目元が見えたものの、いまだにその素顔は謎に包まれています。過去についても依然として謎な部分は多く、今もなお正体は分からないままです。
ボンドルドとプルシュカの関係
ボンドルドは家族構成も謎に包まれていますが、劇中では彼の養子としてプルシュカという少女が登場しています。しかし、ボンドルドはプルシュカすら「アビス」の呪いを肩代わりするための道具である「カートリッジ」に作り変えてしまい、自分が「アビス」を探索するために利用していました。
ボンドルドの目的
ボンドルドは「アビス」の解明に常軌を逸した熱意を注いでいましたが、それとは別にある目的を持って行動していました。彼は強い絆で結ばれた二人がいることで、一方がアビスの「呪い」を受け、もう一方が「祝福」を得られると考えています。このため、ボンドルドは集めた子供達に愛情を与え、彼らに「呪い」を押し付けることで自身が「祝福」を得ようともくろんでいました。
ボンドルドの名セリフ
知的なキャラクターでありながら、どこか狂気的な正体を隠し持っているボンドルドですが、「メイドインアビス」の作中でも数々の名セリフを放っています。ここからは作中でボンドルドが放った個性的なセリフの数々について見ていきます。
ボンドルドの名セリフ①「深淵に踏み入る…」
「深淵に踏み入ることを厭わない勇気ある子どもたち、どうぞ一歩前へ。」
ボンドルドがナナチを含め、集めた子供達を前に放ったセリフです。一見、友好的に優しく子供達を勧誘しているセリフに見えますが、ボンドルドにとって「深淵に踏み入る」とは、子供達の命を利用することに外なりません。丁寧なセリフではありますが、一方でボンドルドが秘めた狂気のようなものを感じ取れる名言です。
ボンドルドの名セリフ②「あれらは人間としての…」
「あれらは人間としての運用をしておりませんので」
出典: anime-drama.jp
ボンドルドは「メイドインアビス」の作中で、各地から子供を集め、引き取っていました。浮浪児であったナナチも他の子供と同様にボンドルドに引き取られましたが、ナナチは偶然にもボンドルドが口走ったこのセリフを耳にします。ボンドルドにとって子供達の命は「アビス」を解き明かすための道具でしかなく、目的のためには手段を選ばない、彼の非情かつ冷酷な正体や本性が滲み出た名セリフです。
ボンドルドの名セリフ③「愛です…」
「愛です。愛ですよ。ナナチ」
ボンドルドがナナチと二人きりで話している際に放ったセリフです。ボンドルドは「アビス」の呪いを打ち消すための「祝福」を得る方法を悟り、それが二人の人間の間に結ばれた絆や愛情であるということを理解しました。「愛」というと非常に綺麗な言葉に聞こえますが、あくまでボンドルドはそれを「アビス」の解明や探求のために利用することしか考えておらず、ボンドルドのどこかずれた価値観が伝わってくる、シンプルながらどこかおぞましい名セリフとなっています。
ボンドルドに対する世間での評判や人気
ボンドルドは「メイドインアビス」の作中でレグらと激闘を繰り広げ、死亡したことでひとまずは物語の舞台から姿を消しました。しかし、その高いキャラクター人気から、彼の再登場を願っているファンも多いようです。冷酷無比でありながら、一方でどこか憎めない立ち振る舞いが個性的で、その魅力に惹きつけられるファンも少なくはありません。
「メイドインアビス」にはボンドルド以外にも深淵に到達した実力者達が数多く登場しますが、似た境遇でありながらもそれぞれの人間性の違いに着目するファンもいるようです。その上で、やはりボンドルドは劇中で見せた様々な所業のせいからか、冷酷非道という印象が強いキャラクターとなっています。
「メイドインアビス」の作中でボンドルドは子供を「カートリッジ」として作り変えて使うといった非人道的な行いを見せていますが、一方で彼が「アビス」解明という目的に対し、大きく貢献している点に注目するファンもいるようです。ボンドルドの思考は我々の常識に当てはめると異常極まりないものですが、一方で「アビス」の探求においては数々の功績を残しているのも、非常に興味深い設定だと評価されています。
ボンドルドの本体は既に死亡していた
「メイドインアビス」に登場する実力者・ボンドルドの本体は既に死亡しており、作中で活躍していたのは彼のコピーとも呼べる存在達でした。「アビス」の解明のためならば人間の命すら道具として扱う姿はなんとも不気味ですが、一方で突き抜けたキャラクタ―性と、その独特の感性や価値観、謎のままの素顔、目的のために何事も躊躇しない、突き抜けた立ち振る舞いが個性的なキャラクターです。
この記事のライター
創也慎介
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