【BLEACH】虎徹勇音が可愛い!斬魄刀や卍解は?隊長までの経緯も!
『BLEACH』には虎徹勇音という死神が登場します。虎徹勇音とは護廷十三隊四番隊の副隊長を務める人物です。実は十三番隊に所属している虎徹清音の姉でもあります。この記事では虎徹勇音がどのような人物なのか、また斬魄刀の卍解の能力やアニメの声優などをまとめています。
目次
虎徹勇音とは
虎徹勇音とは2001年から2016年まで週刊少年ジャンプで連載されていた『BLEACH』という漫画に登場するキャラクターです。ここではまず虎徹勇音についてプロフィールや性格、家族の虎徹清音について紹介します。
虎徹勇音のプロフィール
『BLEACH』に登場する虎徹勇音とは護廷十三隊四番隊副隊長で、救護隊副官を兼任しています。プロフィールは8月2日生まれで身長187cm、体重70kgのスレンダーなモデル体型の女性です。戦闘時にはほとんど前線で戦うことはありませんが、負傷者の治療のためによく戦線に赴くことはあります。
『BLEACH』の尸魂界篇では藍染惣右介の裏切りを卯ノ花烈と共に暴くなど何かと重要な場面で登場することもあります。破面篇では卯ノ花烈とは別行動を取り、虚圏で負傷した死神達の手当やサポートをしていました。
虎徹勇音の性格
虎徹勇音は『BLEACH』の女性キャラクターの中でもとても身長が高く、ショートヘアなのでボーイッシュな外見をしています。しかし実は小心者で優柔不断なところがあります。『BLEACH』のスピンオフ「死神図鑑」では真夜中に起きてしまい、怖くて寝られなくなったこともありました。
妹の虎徹清音のところに行こうとしましたが、以前同じような理由で行った時にそんなことで別の隊舎に来るなと怒られたことがありました。その時はまだ起きていた卯ノ花烈がいたので落ち着くまで一緒に居てもらいました。このように虎徹勇音は副隊長でありながらも臆病なところがあります。
虎徹勇音の家族
虎徹勇音には虎徹清音という妹がいます。虎徹清音は護廷十三隊十三番隊に所属しており、第三席の実力を持っている女性死神です。朽木ルキアが護廷十三隊に入隊する前から十三番隊に所属しています。虎徹清音は特に身分など気にしないタイプで朽木ルキアとも仲のいい人物です。ただ十三番隊隊長である浮竹十四郎に心酔しています。
虎徹清音の性格は虎徹勇音とは正反対で強気な性格をしており、見た目は小柄で金髪のショートヘアです。虎徹勇音はよく虎徹清音の元を訪れており、休日は一緒に過ごすことが多いようです。読者からもとても仲の良い姉妹だといわれています。
虎徹勇音の斬魄刀や能力と卍解
虎徹勇音が斬魄刀を初めて使ったのは『BLEACH』の162話です。ここでは虎徹勇音が使う斬魄刀の能力や卍解について詳しく紹介します。
虎徹勇音の斬魄刀は凍雲(いてぐも)
虎徹勇音の斬魄刀は「凍雲(いてぐも)」といいます。『BLEACH』の162話で初めて登場しましたが、通常時は普通の刀の形状をしています。
凍雲の解号
『BLEACH』の虎徹勇音の斬魄刀「凍雲(いてぐも)」の始解の解号は「奔れ 凍雲(はしれ いてぐも)」です。始解をすると刀身が三本に分かれるのが特徴的です。『BLEACH』では、唯一162話で朽木ルキア奪還に訪れた黒崎一護と戦うために刀を抜いて始解しました。
しかし能力を使う暇もなく倒されてしまったので戦闘力や能力などは不明です。ただ鍔が雪の結晶のような形なので、氷雪系の能力を持つ斬魄刀なのではないかといわれています。
虎徹勇音の能力は治癒メイン?
虎徹勇音の斬魄刀の能力は『BLEACH』では明かされていないものの、ファンの間で様々な考察がされています。鍔の形やその名称から氷雪系の能力という考察もあるのですが、他にも四番隊副隊長であることから治癒の能力があるのではないかと考えられています。
治癒系の能力がある斬魄刀は卯ノ花烈や山田花太郎が持っています。この二人の斬魄刀の能力はほぼ治癒しかできないので攻撃では使えません。ただ山田花太郎のように何度か使うことで攻撃に使える治癒系の刀もあります。山田花太郎の場合は斬ると相手の傷を治すのですが、刀の赤いゲージが溜まると強い斬撃波を出すことができます。
このように普段は治療メインで使えるものの、何度か使うことで攻撃にも使える斬魄刀もあります。ただ、虎徹勇音の場合は黒崎一護と最初から戦おうとして剣を抜いていました。その後も藍染惣右介に対してすぐに刀に手をかけるシーンがあります。斬魄刀で相手に攻撃しようとしているところを見ると、治療系というよりも攻撃系の斬魄刀かもしれません。
縛道も使える
虎徹勇音は縛道の使い手です。縛道とは鬼道の一種で、相手の動きを封じたり防御や伝達に使うことができる霊術です。虎徹勇音が『BLEACH』で使ったのは縛道の五十六「掴趾追雀(りくじょうこうろう)」です。縛道の五十六「掴趾追雀」とは相手の居場所を探ることができる能力です。
藍染惣右介が清掃塔居林からどこに転移したのか探るためにこの縛道を使いました。また縛道の七十七「天挺空羅(てんていくうら)」も使っています。これは対象の人物に伝信することができる能力です。霊圧を網状に巡らせることで複数人にも伝える事ができます。虎徹勇音はこの縛道で藍染惣右介の謀反を伝えました。
虎徹勇音の卍解は?
虎徹勇音は『BLEACH』の劇中で始解の能力が明らかになっていません。そのため卍解を習得しているのかさえも不明です。『BLEACH』の初登場時点ではまだ副隊長だったので、卍解は習得していないのではないかといわれています。
卍解してる説も
『BLEACH』では虎徹勇音が卍解を使っているシーンはないものの、卍解を習得しているという説があります。なぜなら、10年後に隊長に昇格しているからです。護廷十三隊では卍解が使えるようになると隊長へ推薦される可能性が高くなります。
実際に斑目一角は卍解を使えましたが、隊長になりたくないという理由で卍解のことを隠していました。ただ更木剣八のように卍解を習得していない隊長もおり、10年後では卍解を習得している阿散井恋次は副隊長のままでした。そのため、虎徹勇音が隊長だからといって必ずしも卍解を習得しているとはいえません。
虎徹勇音の声優は?
『BLEACH』は2004年にアニメ化されて2012年まで放送されました。虎徹勇音は『BLEACH』のアニメの本編だけでなく、スピンオフの「死神図鑑」にも登場しています。ここでは『BLEACH』のアニメで虎徹勇音役を演じている声優を紹介します。
アニメ版での声優はゆかな
『BLEACH』のアニメで虎徹勇音役を演じた声優はゆかなです。声優のゆかなは『BLEACH』の尸魂界篇が放送されていた2005年から虎徹勇音役を演じています。2020年に製作発表された『BLEACH』の千年血戦篇にも虎徹勇音役の声優として出演するといわれています。
ゆかなのプロフィール
ゆかなは1975年1月6日生まれの女性声優です。シグマ・セブンに所属しています。1993年に高校3年生で声優デビューしており、1996年からは音楽活動もしています。デビューしてすぐに主演に抜擢された実力のある声優です。アニメ声優としてだけでなく、CMやバラエティ番組のナレーションもよく務めています。
ゆかなの主な出演作品
声優のゆかなの主な出演作品には、『あずきちゃん』の野山あずさ役、『遊☆戯☆王』の野坂ミホ役、『真・女神転生デビチル』の要未来役、『コードギアス反逆のルルーシュ』のC.C.役、『男子高校生の日常』の羽原役、『たまごっち!』のひめスペっち役、『IS〈インフィニット・ストラトス〉』のセシリア・オルコット役などがあります。
虎徹勇音が隊長に?
『BLEACH』の虎徹勇音は護廷十三隊の四番隊に所属しているのですが、終盤では隊長にまで昇格しました。なぜ虎徹勇音が隊長に就任したのか、ここではその理由を紹介します。
元々は四番隊副隊長
『BLEACH』の虎徹勇音は初登場時点で四番隊副隊長でした。副隊長として戦場に行き、戦闘で負傷した死神の治療をしていました。
当時の隊長は卯ノ花烈
虎徹勇音が副隊長をしていた時に四番隊の隊長をしていたのは卯ノ花烈です。卯ノ花烈とは、4月21日生まれの身長159cm、体重45kgの女性死神です。どんな時でも穏やかで冷静な女性です。声を荒げて怒ることはありませんが、笑顔で威圧感を出して従わせることがあります。治療に特化した斬魄刀や鬼道を使います。
卯ノ花烈の死亡で格上げ
なぜ虎徹勇音が四番隊隊長になったのかというと、卯ノ花烈が更木剣八に殺されてしまったからです。実は卯ノ花烈は四番隊隊長に就任する前は初代「剣八」の名を持つ十一番隊隊長を務めており、本名が卯ノ花八千流であることが判明しました。元々大罪人でしたが、その圧倒的強さを買われて護廷十三隊に入隊しました。
その後少年時代の更木剣八と戦ったことで、「剣八」の名前は更木剣八にふさわしいと考えるようになりました。卯ノ花烈が前で髪を結んでいるのもこの時更木剣八につけられた傷を隠すためです。ただしこの時に圧倒的強さを持つ卯ノ花烈との戦いで、更木剣八は無意識に手を抜く癖ができてしまいました。
卯ノ花烈はこの癖をなおし、更木剣八の本当の力を引き出すために戦いました。そして更木剣八が本当の力を得たのを見届けて息を引き取りました。卯ノ花烈が死亡したことは更木剣八の口から虎徹勇音に伝えられました。
勇音は複雑な気持ちを抱えながらも千年血戦篇では更木剣八や草鹿やちるとともに行動し、戦闘のサポートをしました。ちなみに卯ノ花烈の「カラブリ+」での戦闘データは知力・霊圧・鬼道・攻撃力が高く、他の隊長と比べても抜きん出ていました。この頃から実は卯ノ花烈の伏線が張られていた事がわかります。
格上げ後の副隊長は妹の虎徹清音
『BLEACH』の千年血戦後、総隊長である京楽春水によって虎徹勇音は四番隊隊長に任命されました。その時に妹の虎徹清音も四番隊に移籍して副隊長に就任しました。虎徹清音は、四番隊隊長になってもどこか頼りない虎徹勇音の補佐をしており、同じ隊長に頭を下げる姉に対して「あんなヘコヘコしなくていーのよ!」と注意していました。
虎徹勇音と言えばどのシーン?
虎徹勇音は『BLEACH』での登場シーンはそこまで多くはないのですが、重要な場面にいることが多い人物です。ここでは虎徹勇音の登場シーンの中でも代表的な場面を紹介します。
シーン①「私、虎徹勇音よりの緊急電信です…」
『BLEACH』の虎徹勇音には「私、虎徹勇音よりの緊急通信です…」と言うシーンがあります。『BLEACH』の172話で描かれており、初めて虎徹勇音が活躍したシーンでもあります。ストーリーは尸魂界篇の終盤で、前話では藍染惣右介が日番谷冬獅郎を斬り、その場面に卯ノ花烈と虎徹勇音が出くわします。
卯ノ花烈は藍染惣右介の死体に違和感を覚え、死体の人形を作ってまで身を隠すのであれば清掃塔居林にいるだろうと思い、虎徹勇音を連れてやってきたのです。そしてここで藍染惣右介の斬魄刀「鏡花水月」の能力が完全催眠であることが判明します。虎徹勇音は「鏡花水月」は霧と水龍の乱反射で敵を攪乱させる能力のはずだと言います。
虎徹勇音は以前「鏡花水月」の能力を実際に見せてもらったことがあったのです。実はそれこそがこの「鏡花水月」の発動条件でした。完全催眠の能力を使うには、相手に一度能力の開放の瞬間を見せなければならないのです。これにより藍染惣右介の側にいた市丸ギンと東仙要も裏切り者であることが判明します。
その後、姿をくらまそうとする藍染惣右介に虎徹勇音は斬魄刀を向けようとしましたが間に合いませんでした。そして172話のシーンに繋がります。172話では虎徹勇音がすぐに鬼道を使って藍染惣右介の転移先を突き止めます。卯ノ花烈は隊長・副隊長、そして黒崎一護にこの真実と転移先を伝信するよう命じました。
卯ノ花烈はその間に日番谷冬獅郎と雛森桃の救命措置を行います。「私、虎徹勇音よりの緊急通信です…」というセリフは虎徹勇音が皆に伝信した時のセリフでした。これにより他の隊長達にも藍染惣右介の謀反が周知された重要なシーンでした。
シーン②「扉が開かないんです…」
『BLEACH』には虎徹勇音が「扉が開かないんです…」と言うシーンがあります。このシーンは『BLEACH』の本編ではなく、アニメのスピンオフ「死神図鑑」でのセリフです。「死神図鑑」では女性死神協会についてよく描かれており、虎徹勇音も女性死神協会の理事を務めています。
ある時朽木白哉が朽木家の屋敷の廊下を歩いていると、なぜか草鹿やちるが斑目一角に作ってもらったというキックスケーターを走らせていました。それを注意していると突然朽木白哉の立っていた後ろの壁から涅ネムが現れたのです。草鹿やちるは朽木白哉の家を改築して女性死神協会の隠し部屋を作っていました。
ある時、朽木家に女性死神協会の集まりで来ていた虎徹勇音がお菓子を持ってこようと部屋を出ようとした時、扉が開かなくなります。実は扉の反対側で朽木白哉が部下に女性死神協会の隠し部屋の扉を封鎖させていたのです。
しかし残念ながら扉は二つあり、朽木白哉が封鎖させている横の扉から虎徹勇音と草鹿やちるが出てきます。その時の朽木白哉の驚愕した顔はとてもおもしろいといわれています。
虎徹勇音の世間での評判や人気
『BLEACH』の女性キャラクターの中でも虎徹勇音が一番好きだという方がたくさんいました。身長が高くてボーイッシュなのに実は臆病なところがギャップがあってかわいいといわれています。特にアニメのスピンオフ「死神図鑑」での虎徹勇音の登場回が人気のようです。
『BLEACH』の兄弟姉妹の中でも特に仲が良い虎徹姉妹が好きだという方もいました。虎徹勇音と虎徹清音の二人は『BLEACH』の原作にはあまり登場していないのですが、アニメのスピンオフ「死神図鑑」には度々仲の良い姿が描かれています。そんな虎徹姉妹は微笑ましいと人気です。
『BLEACH』の終盤では10年後の尸魂界の様子が描かれたのですが、その時にショートヘアからボブになった虎徹勇音が登場しました。以前のボーイッシュな雰囲気はなくなり、とても女性らしくなっていたので驚いた読者も多かったようです。ボブの虎徹勇音もかわいいと人気です。
もしも虎徹勇音が〇〇だったら
『BLEACH』の虎徹勇音がもしも〇〇だったらと仮定して、会社の後輩、部活の先輩、彼女の三つのシチュエーションごとに考察していきます。
虎徹勇音会社の後輩篇
『BLEACH』の虎徹勇音がもしも会社の後輩だったら、いざという時にしっかりとサポートしてくれる後輩になると考えられます。ただ自信がなくて小心者なので、困っている時は相談に乗ったり励ましてあげるといいでしょう。
虎徹勇音部活の先輩篇
『BLEACH』の虎徹勇音がもしも部活の先輩だったら、少し頼りなさげなところがあると考えられます。『BLEACH』の10年後でも虎徹清音が虎徹勇音を支えているような描写がありました。そのため、お互いに助け合える先輩後輩の関係になれるかもしれません。
虎徹勇音彼女篇
『BLEACH』の虎徹勇音がもしも彼女だったら、控えめでおとなしいので理想の彼女になるかもしれません。ただとても身長が高いので、身長のことで悩む可能性があります。その時は身長は気にしないと言ってあげるといいかもしれません。
虎徹勇音はユーモア溢れる女性キャラ
『BLEACH』の虎徹勇音は一見ボーイッシュな雰囲気ですが、実は臆病なキャラクターでした。しかし黒崎一護や藍染惣右介など敵を前にした時はすぐに刀を手にしており、いざという時には頼れる人物です。虎徹勇音は尸魂界篇から千年血戦篇まで登場するので、ぜひ『BLEACH』で登場シーンを読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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