【キングダム】舜水樹の正体は李牧の右腕?史実で実在していたのかも考察
『キングダム』に登場する「舜水樹(しゅんすいじゅ)」とは趙国の総大将李牧の傘下についている武将です。本記事ではそんな舜水樹について詳しく見ていき、キングダム本編での強さや活躍シーン、史実での情報についても紹介していきます。
目次
【キングダム】舜水樹とは?
舜水樹のプロフィール
『キングダム』に登場する「舜水樹」とは原作第484話から、李牧軍の副官として馬南慈(ばなんじ)と共に登場します。李牧側近の印象は強いのですが、その他プロフィールの詳細は明かされていません。ただし序盤からわかることは、自国である趙国からあまり気にられていないという点です。これについては後程の解説で明らかにしていきますが、髪型に特徴のある舜水樹は、キングダム登場人物に珍しいデザインであり、ファンの間では「白ナス」の愛称で親しまれていました。
キングダムの概要
『キングダム』とは「週間ヤングジャンプ」にて連載中のマンガであり、漫画家の「原泰久(はらやすひさ)」によって描かれています。連載当初は人気が出ず、師匠のスラムダンク作者「井上雄彦(いのうえたけひこ)」へ相談しました。師匠から一言「主人公の黒目が小さい」とのアドバイスを受け、そこから黒目を大きくし、それに伴い全体的な絵柄や構図を整えたところ、いつしかここまでの大人気マンガに成長しました。躍動感ある迫力の絵柄は、キングダム最大の魅力のひとつとなっています。
キングダムのあらすじ
『キングダム』の舞台は、古代中国の春秋戦国時代末期です。500年もの争乱が続いた時代であり、中国史上初めて天下統一を成し遂げた秦の始皇帝を中心に、その秦国に仕えるひとりの武将「信(しん)」が主人公として描かれる物語です。信は幼い頃、幼馴染みであった「漂(ひょう)」と天下の大将軍を目指して日々鍛錬していました。しかし漂は秦国王の影武者とされ突然殺されてしまいます。信は漂から託された夢、大将軍を目指して強くなることを誓うのでした。
【キングダム】舜水樹の正体は李牧の右腕?出身は?
舜水樹の李牧への忠誠心がわかるシーン
『キングダム』に登場する「舜水樹」は、まず趙国でそこまで名が知られていない存在です。しかし李牧の副官という重役を務めていることから、2人の関係性が深いことは明らかでしょう。舜水樹の李牧への忠誠心が最もわかるシーンは第640話「国の要」です。李牧が趙国王から公開斬首の刑に処されることを聞いた舜水樹は激怒し「王を殺しても、李牧様を助ける」と発言しました。このことから舜水樹は、国よりも李牧に対して忠誠心があることが窺えます。
舜水樹への李牧からの信頼がわかるシーン
『キングダム』に登場する「舜水樹」は李牧からの信頼も厚いことがわかります。主に「橑陽の戦い」でそれは複数描かれており、李牧はこの重要な戦いの総大将に舜水樹を任命しました。この決断は李牧からの信頼の何ものでもなく、さらに秦軍の動向探らせる重役を任せています。自分の側近に置き、その強さや知力の高さを理解しているからこそ、李牧は命じたのでしょう。
舜水樹は匈奴の一族の出身?
『キングダム』に登場する「舜水樹」の出身地が明かされました。「あの北の遺児か…」と言われたり、犬戎の言葉を使って会話し犬戎王ゾロから「ワケありか…」と言われたりと、匈奴(きょうど)一族の出身であることが予想されていました。しかしその答えは「北狄(ほくてき)」の出身だったのです。北狄人はかつて趙国に滅ぼされそのまま吸収されてしまった経緯のある一族で、匈奴一族と同じ道を辿っています。北狄人は遊牧民であったため、犬戎の言葉を使える点にも納得がいきました。
舜水樹はどういう経緯で李牧の右腕になった?
『キングダム』に登場する「舜水樹」は趙国の手によって滅ぼされた一族の出身であり、幼少期から奴隷のように扱われていたところ、李牧によってその才能を見出され引き抜かれた可能性が予想されます。そこで舜水樹は李牧から戦のことを一から学び、李牧をすぐ横で見ていたことで戦略や判断力を養い、李牧が信頼のおける右腕へと成長したのでしょう。
【キングダム】舜水樹の史実や強さ
舜水樹は史実で実在した?
『キングダム』に登場する人物は「李牧」を含め主人公の「信」など主要人物は基本的に史実で存在した人物です。そこで「舜水樹」ですが、なんと史実上での存在は確認できませんでした。キングダムオリジナルキャラクターとして登場しており、さらに李牧の剣士側近「カイネ」も史実には実在しておらず、趙国総大将李牧をより強大な敵として演出するために、必要な存在だったことが想像されます。
舜水樹の強さや実力
『キングダム』に登場する「舜水樹」は李牧の副官という時点で実力のある武将に間違いありません。その武力としての強さが窺えるシーンはまだ描かれていませんが、舜水樹が人一倍優れている能力は、やはり知力を活かした「洞察力」と「判断力」だと言えるでしょう。李牧はもし自分の身に何かあった際、後継者として舜水樹を育て上げてきた可能性が想像されます。
舜水樹の性格
『キングダム』に登場する「舜水樹」の性格は、李牧軍の中で最もクールな武将であり、何事にも動じない冷静な性格の持ち主であり、顔色一つ変える事なく的確な状況判断を下すことができます。しかし李牧処刑の報告を聞いた際には、激情する姿も見られたため、無感情ではないこともわかりました。見せしめのために兵を殺したり、井戸水に毒を流す作戦を考案したりなど、大胆かつ残忍な一面も持ち合わせています。
舜水樹は死亡する?
『キングダム』に登場する「舜水樹」は橑陽の戦いで敗れてしまい、その後李牧投獄の報告を受け撤退することになりました。舜水樹は死亡しておらず、この後起きる李牧と桓騎の戦いで活躍することが予想されます。そもそも舜水樹はオリジナルキャラクターであるため、その死亡するタイミングは作者の判断に委ねられており、作中で死亡が描かれない可能性もあるでしょう。楊端和との再戦も可能性としては考えられます。
【キングダム】舜水樹の鄴での活躍をネタバレ
鄴での活躍①秦軍の本当の狙いに気づく
『キングダム』に登場する「舜水樹」の鄴(ぎょう)での活躍は、まず秦軍の本当の狙いに気づいた点です。秦の侵攻に対して「兵糧の量と流れ」を追うように李牧から指示を受けていた舜水樹は、金安から黒羊に向かう兵糧が偽物であることに気づき、実は秦軍が進路変更していることをいち早く察知します。この活躍から李牧は秦の本当の目的が「鄴」であることを把握し、秦の奇策を欺くかたちですぐに対策することができました。
鄴での活躍②兵糧を焼く
『キングダム』に登場する「舜水樹」の次の活躍は、秦軍の兵糧を焼くことに成功した点です。この度の鄴戦は「兵糧が先に尽きた方が負ける」という緊迫した戦となっていました。そんな二日目の夜、秦軍の兵糧が約半分焼かれてしまいます。これに関与していたのが舜水樹であり、犬戎王ゾロから秦軍の兵糧のありかに繋がる地下道を聞いていたのです。その情報を頼りに誰からも見つかることなく、兵糧攻めを成功させるのでした。舜水樹の強さはやはり頭脳戦であることがより目立ったシーンです。
鄴での活躍③補給部隊を壊滅させる
『キングダム』に登場する舜水樹の活躍は、さらに補給部隊を壊滅させた点です。激戦を繰り広げるも秦軍に陥落されてしまった鄴でした。しかしさすがに秦軍にはもう兵糧が残っていませんでした。そこで秦軍は補給部隊を派遣するように指示を出すのですが、この動きを予想していた舜水樹は、水路から来る補給部隊を壊滅させることに成功します。敗北してもタダでは転ばないところが舜水樹の強さとも言えるでしょう。
【キングダム】舜水樹に対する世間での評判や人気
『キングダム』に登場する「舜水樹」は頭の切れる智将であり、李牧から厚い信頼を獲得しており、鄴での戦いでは輝かしい武功をあげていました。ここではそんなキングダムオリジナルキャラクター舜水樹について、世間ではどのような意見があるのでしょうか。実際のリアルな声を紹介していきます。
『キングダム』に登場する「舜水樹」はキャラクターデザインに特徴があり、奇抜な髪型から「白ナス」と呼ばれているほどで、従来のキャラクターとのタッチの相違に少し違和感を覚えている読者が多数見られました。ただしビジュアルは整っているため、イケメンとして評価されている声もあります。
『キングダム』に登場する「舜水樹」について、まだ智将としての戦闘しか描かれておらず、早くその武将としての強さを見せて欲しいという声が相次いでいました。頭脳戦も面白いのですが、やはりキングダムにはド派手にぶつかり合う戦闘シーンを期待している読者が多いようです。
『キングダム』に登場する「舜水樹」は李牧軍の人間であり、結局のところ物語上敵キャラです。キングダムの読者は秦軍を応援する声が圧倒的に多いため、舜水樹のこれまでの姑息な戦い方は受け入れられておらず、早くやられてほしいという意見もありました。史実には存在しない舜水樹の死亡は、一体いつになるのでしょうか。その答えは作者以外知る由もありません。
【キングダム】舜水樹の正体は李牧の右腕だった
『キングダム』に登場する「舜水樹」は元々趙国に滅ぼされた一族の出身であり、そこから救い上げてもらった李牧に対して深い忠誠心を抱いており、李牧軍唯一の智将として右腕を務めていることがわかりました。またこの舜水樹がオリジナルキャラクターであることがキングダムの物語により深みを与えています。現在キングダム本編は李牧VS桓騎「宜安の戦い(ぎあんのたたかい)」の最終局面を迎えており、舜水樹も李牧軍として活躍しています。是非この機会にチェックしてみてください。
この記事のライター
うら
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