【キングダム】名言やかっこいいセリフまとめ！魅力的な名シーンも紹介

『キングダム』の作者・原泰久は大学時代から漫画家を目指します。1997年に「上田君の退化論」が「第36回ちばてつや賞ヤング部門・期待賞」を受賞し、直ぐ漫画家になれると思っていたそうです。しかし、現実は厳しく大学院卒業後は仕方なくシステムエンジニアとして就職します。仕事を早く辞めて漫画家になりたいと感じていましたが、思いのほか仕事が楽しく3年間勤務しています。『キングダム』では、原泰久の社会人時代の経験が活かされた作品です。

『キングダム』は、2006年1月より週刊ヤングジャンプにて連載開始され、現在も連載中の漫画です。連載当初から人気のある漫画ではありませんでしたが、作者・原泰久が絵のタッチを変えてから人気が出始めます。そして2011年にはアニメ化が決定し、2019年には実写映画化されました。『キングダム』はこれまでにコミックス既刊66巻、累計発行部数9200万部（2022年9月時点）を突破した人気作品です。

『キングダム』は、古代中国の紀元前の戦国時代が舞台です。信は殺された漂の死の真相を知るために秦国に向かいます。秦国に向かう途中で偶然出会ったのが、亡き親友・漂にそっくりの秦国王・嬴政（えいせい）でした。ここで、信は漂が嬴政の身代わりとなって殺されたことを知ります。信と嬴政の二人が主人公となり、信は天下の大将軍を目指し嬴政は中華統一を目指し秦国王の奪還に奮闘する物語です。

『キングダム』コミックス1巻2話「地図」にて、信がチンピラに襲われた時に発したセリフです。1話で宮廷に向かったはずの親友の漂が、何者かに襲われ信へ地図を託し死んでしまいます。地図を受け取った信は、漂の死の真相を知るべく、黒卑村に向かう途中でチンピラに襲われますが彼の剣術で相手を倒しました。かっこいいセリフながらも信が漂の死に対する悲しみと、怒りの感情がうかがえます。

『キングダム』コミックス23巻241話「唯一つ」にて、信が元趙国三大天・廉頗（れんぱ）に発したかっこいい名言です。信と廉頗は戦い和解します。信に才能があると察した廉頗は、彼に将軍になるために必要なものを伝えました。廉頗からの言葉に対し、信が放ったセリフに彼は大笑いをし、信へ「新しい時代がくる」と言い残し去っていくシーンがあります。自分より上の立場である将軍に怯むことなく堂々と言い放ち、信が亡き友と誓った夢を叶えたい強い意志が表れた名シーンです。

『キングダム』コミックス32巻343話「六日目の檄」で、信が部下に発した名言です。信は、部下に対し自分が持っている力よりもっと力を出すように活を入れます。この発言をした上で、自身に部下に発した以上の課題を成し遂げる事を宣言しました。このセリフには、信のリーダーとしての責任感や素質が現れている事がうかがえます。信の名言に対し、読者からは「かっこいい」や「こんな人がリーダーになって欲しい」との声が上がりました。

『キングダム』コミックス12巻128話「百等分」にて信が秦将・千央軍の副長・尾到（びとう）に放った名言です。趙国との戦いで、飛信隊に危機が迫った瞬間、応援に来た尾到が左軍と戦っている時に敵国の将を倒すよう伝えます。この言葉に信は、手柄は山分けにすると叫び敵をめがけて走り出しました。信の仲間を想う気持ちがかっこいいと多くの読者を魅了した名シーンの一つです。

『キングダム』コミックス3巻22話「盟」で、信が山の民に対して発した名言です。秦国の裏切りにて、長年断絶関係にあった山の民楊端和（ようたんわ）と政が対面し協力を依頼します。しかし山の民は過去を許せず、政と信は楊端和に刀を向け二人を倒そうとしました。この危機的状況の時に、山の民に囲まれた信が叫ぶように発したこのセリフに周囲は静まり返ります。その後に政がもう一度、協力の呼びかけを行い山の民と盟を結ぶことが出来ました。信の名言の中でも、「かっこいい」と評判の名シーンです。

『キングダム』27巻286話「答えのない」での名言です。趙国・万極（まんごく）は、かつて秦国が犯した趙国兵士の大量虐殺を恨んでいました。万極の戦いに対する考えを聞いた信が彼に対し、諭すように政の思いを語りかけるセリフです。政を信じてこそ出てくるかっこいい名言となりました。

『キングダム』コミックス18巻195話「近利関の夜」での名言です。信が隊長を務める飛信隊がライバルの玉鳳隊・楽華隊とどちらが大きな成果を上げられるか競い合っていました。ところが、遅れを取っていた飛信隊が相手の作戦を丸ごと真似した時に信が放ったセリフになります。とことん勝ちに拘る信の思いがうかがえる名シーンです。

『キングダム』コミックス9巻95話「掟」で、信が政の家巨に対して言ったセリフです。家が政に対し丞相・呂不韋軍と秦王・政が率いる部隊が正面から戦う事になったとき「万人に対し10人で戦うようなもの」と発言した事がキッカケでした。信が言ったセリフは、社会人読者の心に響き「かっこいい」「一度は言ってみたい」等多くのファンに人気の名言となりました。

『キングダム』に登場する羌瘣（きょうかい）が巫舞を繰り出すときに、自身が持つ刀・緑穂に向かって発するセリフです。トーンタタンのリズムに合わせ、軽くジャンプしながら精神統一し、舞うように戦います。また、彼女の巫舞は高速技で瞬く間に敵を倒す事で周囲を驚かせる程です。巫舞の際に発するセリフに多くの読者からは「かっこいい」との声が上がりました。

『キングダム』コミックス33巻357話「脱走者」での名言です。羌瘣が蚩尤（しゆう）の幽連（ゆうれん）を追う途中で、趙国・老眉に立ち寄った際に羌明に迎えられます。羌瘣が羌名に何故、羌族の里から脱走したのか問うと「儀式が怖かった」と意外な答えが返ってきました。羌明が脱走後に歩んできた事や家族の事を話した後に、自分がズルい人間と羌瘣に投げかけます。羌瘣には「祭」にて、命を落とした姉がいました。しかし、自分のズルさを話した羌明を否定する事なく、彼女の生きざまを受け入れ発したセリフです。

『キングダム』コミックス34巻363話「別の道」で、羌瘣が亡き姉・羌象に誓ったセリフです。仲の良かった羌瘣と羌象は「祭」で互いに戦う事が決まっており、羌象は羌瘣を倒すための巫舞を考案していました。そんな中、羌象は幽連にハメられ殺されてしまいます。羌瘣は、殺された羌象の仇を取るために幽連を倒し自らも命を絶とうと決めていました。しかし信に出会った事で、生きる意味を見つけ精一杯生きる決心をし、羌象に誓った感動の名シーンです。

『キングダム』コミックス13巻137話「現る」にて、信に語った羌瘣のセリフです。羌瘣が飛信隊に入り、居心地が悪いわけではないのですが、時に聞こえる隊員たちの故郷や家族の話に孤独を感じていました。信が、羌瘣の気持ちの変化を一番に察知し声をかけます。そこで、羌瘣はこのセリフを言い割り切ろうとしました。姉の仇を討つ事だけを目標にしてきた羌瘣ですが、時に見せる孤独感が人間味があると感じる読者もいます。

『キングダム』コミックス34巻363話「別の道」で幽連を倒した後、羌明に話した名言です。羌瘣が羌明に、姉の仇討ちが出来た事を祖母に知らせるよう依頼します。この時、羌名が自分で伝えないのか羌瘣に尋ねた時に話したセリフです。生きる道を見つけた羌瘣の決意と、どこかスッキリした様子がうかがえます。

『キングダム』コミックス16巻170話「天下の大将軍」で、王騎が龐煖（ほうけん）に放った名言です。李牧（りぼく）の罠にかかってしまった王騎は、龐煖に矛で胸を一突きされてしまいます。胸に致命傷を負いながらも、天下の大将軍のプライドを貫き通しました。本来であれば、倒れてもおかしくない王騎の状況に龐煖は驚きを隠せません。龐煖は動揺し、王騎に何者かと聞いた時に王騎が放ったセリフでした。瀕死の状態でも、天下の大将軍のプライドを貫いた評判かっこいい感動の名シーンです。

『キングダム』コミックス16巻170話「天下の大将軍」にて、龐煖に対して放った名言です。李牧の罠にかかり龐煖の矛により瀕死の状態になりながらも、天下の大将軍のプライドを貫いた王騎に龐煖が何者かと問うシーンがあります。龐煖の問いに対し王騎が「将軍とは何か」を諭します。その言葉に信や周囲の部下も涙を流しました。王騎の部下をも思う気持ちと、天下の大将軍として背負う責任がうかがえます。王騎のプライドと部下に見せる背中かっこいいと評判です。

『キングダム』コミックス5巻45話「対峙」で、昭王との会話に出てくるセリフです。昭王は、中華統一の夢を王騎に委ねていました。そこで、王騎が昭王に話したセリフです。人を見る目が備わってる王騎の、将軍としてのカリスマ性がうかがえる名シーンです。

『キングダム』16巻173話「終戦」で、王騎が出陣する前に政へ残したセリフでした。政に対し昭王から預かった遺言を伝えた後、彼に勇気づけるように伝えた名言です。

『キングダム』コミックス16巻171話「将軍の景色」にて、瀕死の状態の王騎が信へ託した名言です。傷を負った王騎は、自分の命に時間が無いことを悟り信へ語りかけます。天下の大将軍は一人でできる事ではなく、様々な犠牲の下にその地位があると信へ伝えた一幕でした。王騎の人柄がうかがえる名シーンです。

『キングダム』11巻115話「龐煖」で発した王騎のセリフです。歩兵団に追い付いた王騎が騎馬隊の中央で「全軍…」と告げます。王騎のセリフを聞いた兵士たちは一気に士気が高まるかっこいい名シーンです。ここまで、多くの兵士たちをまとめる事が出来るのも、王騎のカリスマ性があったからと推測されます。

『キングダム』コミックス8巻81話「別離」で、紫夏が政に対して話したセリフです。政は、敵国である趙国に人質として生まれました。ある日、政を秦国へ連れ戻すと言う依頼を受けたのが闇商人の紫夏です。紫夏は政に寄り添い秦国への関所抜けを試みます。秦国まであと一歩という時に、趙国の騎馬隊に追い付かれ将軍や闇商が次々と殺されていきました。最後に残ったのは政と紫夏の二人です。やまない攻撃に紫夏は政の盾となり、全身に矢を浴びると政に「あなたは…」の名言を残し死亡しました。

『キングダム』31巻330話「政、語りかける」にて、政が蕞（さい）の人々に語りかけた名言です。政は信と再会した事で回復した後、信と共に蕞について調べます。蕞にいる3万の住民のうち、1000人が兵士の身と知った政は、蕞の人々に状況を説明しました。説明した上で秦国を途絶えさせない事や、子孫を諸国の奴隷にさせないために共に戦うという思いを伝えた名シーンです。普段は冷静な政が、熱く語りかける所がかっこいいと多くの読者が呟いています。

『キングダム』コミックス1巻1話「無名の少年」で、漂が死亡する間際に信へ残した名言です。漂と信は、貧しいながら共に「大将軍になる」という夢に向かって日々鍛錬していました。ある日、漂が秦国王・政と容姿が似ている事から、身代わりの任務を課され攻撃されてしまいます。漂は重傷を負いながら、命からがら信の元へ戻りこの言葉を残し亡くなりました。この名シーンのセリフに多くの読者が、涙なしには読めないと呟いています。

『キングダム』コミックス39巻425話「正しい感情」で、呂不韋が発した名言です。呂不韋は、政の最大の宿敵でもあります。「戦争は無くならない」と断言する呂不韋と「戦いを終わらせて見せる」政が国家運営について舌戦を繰り広げた際に呂不韋が発しました。元商人であり、文官としても才能が長けていた事を推測すると、呂不韋なりの正義があっての発言であるという事がうかがえます。

『キングダム』28巻301話「敵の海原」にて、桓騎が部下に言った名言です。部下が桓騎率いる少数兵で敵陣営への侵入を不安視した際のセリフで「かっこいい」と多くの読者を魅了しました。

『キングダム』では、数多くの名言が生まれています。キャラクターそれぞれの名言でファンになる読者もいる程です。ここからは、『キングダム』での名言対する評判を紹介します。

物語ごとに名言があり、その名言に感動し涙する読者が多くいます。名言にはそれぞれ、キャラクターの個性が出ています。

最期までかっこいい大将軍王騎は、人気が高く多くの読者を魅了しました。王騎が登場する回は毎回泣かされるという声もあります。

信と言えば名言・名シーンです。信は、毎回名言を残す胸熱な人気キャラクターとして多くのファンがいます。

『キングダム』に登場する名言は、多くの読者の心を揺さぶるものでした。また、かっこいい名言があるところには、必ず涙なしでは読めない名シーンがあります。他のキャラクターも沢山の名言や名シーンがありますので、ここに紹介したキャラクター以外の名言もチェックしてみて下さい。