【キングダム】ラスボスの候補にあがっているキャラは?史実を元に徹底予想
『キングダム』の物語は非常に長編となっているため、ラスボスは誰になるのかと考察する声が後を絶ちません。本記事ではキングダムのラスボス候補にあがっているキャラクターを紹介し、史実を元にラスボスを予想していく内容となっています。
目次
【キングダム】とは?
キングダムの作者
『キングダム』の作者は漫画家の「原泰久(はらやすひさ)」です。大学卒業後はシステムエンジニアとして就職し、会社員務めを経験していました。しかしマンガを描くことは継続し「覇と仙」という作品がヤングジャンプ月例MANGAグランプリにて奨励賞を受賞します。そしてその受賞から3年後の2006年「キングダム」の連載が開始されました。この作品で一気に注目を集めた原はTV番組「情熱大陸」や「世界ふしぎ発見」などで特集を組まれ、出演も果たしています。
キングダムの概要
『キングダム』とは2006年1月より週刊ヤングジャンプにて連載が開始された、中国の春秋戦国時代末期を舞台にした歴史マンガとなっています。連載当初はなかなか人気が出ず、打ち切り候補にまであがった時期もありました。しかし師匠「井上雄彦」のアドバイスの末、軌道修正に成功し「第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞する作品にまで成長し、2022年9月にはコミック累計発行部数9200万部突破という大記録を成し遂げています。
キングダムのあらすじ
『キングダム』の舞台は、古代中国の春秋戦国時代末期となっています。中華統一を目指す秦の国王「嬴政(えいせい)」とその元で戦う「信(しん)」の活躍を描いた物語です。幼馴染の「漂(ひょう)」は何も知らされず秦王の影武者にされ殺されてします。信は漂から「謎の地図」と「天下の大将軍」になる夢を託されました。状況が掴めぬまま地図にあった建物へ向かった信は、そこで漂と瓜二つの人物、現秦王「嬴政」と対面します。
【キングダム】ラスボスの候補キャラ①李牧
李牧のプロフィール
『キングダム』に登場する「李牧(りぼく)」とは趙の武力の象徴とされる「趙三大天」に選ばれている人物であり、そのプロフィールは明かされていません。生年月日や血液型、その年齢までも詳細にはわかっておらず、謎に包まれています。しかし史実に存在していたことは確かでした。
李牧の実力や強さ
『キングダム』に登場する「李牧」は知力に優れた軍略家のイメージが強く、それは原作前半の山場「函谷関の戦い」にて発揮されます。五国をまとめ上げる総大将を務め、戦中に学んだ戦法をすぐに取り込むことや、意表を突いた奇策を仕掛けるなど、敵にするには非常に厄介な人物でした。そんな李牧は武力にも優れており、力自慢の信を軽々吹っ飛ばすシーンが描かれます。李牧は数えきれない程の戦場を経験している、生粋の武人でもあるのでした。
李牧はラスボス?史実から考察
『キングダム』のラスボスが「李牧」である可能性について、史実を元に考察します。原作において李牧は明らかに秦国最大の敵として描かれており、ラスボスが李牧でもなんら違和感のない展開です。しかし史実では、どうしても陥せない趙に対して秦の奇策が功を制します。趙の郭開(かくかい)に多額の賄賂を送り、趙王である幽繆王(ゆうばくおう)に、ありもしない情報「李牧が謀反を企んでいる」と発言させ、これを信じた幽繆王が刺客を送り、李牧の暗殺に成功するのです。
史実の李牧は、あまりにも呆気なく身内からの刺客により最後を迎えることになるのでした。ここまでの活躍ぶりから、ファンも多い李牧であるだけに、史実通りに描かれる可能性は低く、ラスボスとして登場するオリジナルの展開は予想されるでしょう。
【キングダム】ラスボスの候補キャラ②桓騎
桓騎のプロフィール
『キングダム』に登場する「桓騎(かんき)」とは秦国の大将軍であり「化け物」と称されるほど戦の天才です。また桓騎の大きな特徴としては作中キャラクター唯一と言って良いほど残虐な性格の持ち主で、「野盗」出身であることも桓騎の稀有な経歴でした。
桓騎の実力や強さ
『キングダム』の「桓騎」は奇抜な作戦を突然遂行する軍略家として活躍します。勝つためならば、略奪も残虐な行為も厭わない人物で、山陽攻略戦では廉頗(れんぱ)率いる魏軍との戦いで廉頗四天王のひとり「玄峰(げんぽう)」魏軍総大将「白亀西(はくきさい)」を討ち取りました。次に起きた「函谷関の戦い」でも桓騎の奇策は発揮され、魏軍の旗を掲げて進軍することで敵の目を欺き、韓軍総大将「成恢(せいかい)」を討っています。秦国に対して多大なる功績を上げていました。
桓騎はラスボス?史実から考察
『キングダム』のラスボスが「桓騎」である可能性について、史実を元に考察します。桓騎は野盗出身であることも影響してか、残虐で冷酷な性格の持ち主であり、いかにもラスボスらしい存在です。しかし桓騎は「宜安(ぎあん)の戦い」で李牧に破れます。そこで桓騎ラスボス説が浮上する理由は、生存説が存在しているからなのです。
なんと改名して姿を眩まし、燕国へ亡命したという逸話が残っています。この展開を辿るならば、秦国に立ち塞がるラスボスとして、燕の総大将桓騎が再び登場するオリジナルラストがあっても、おかしくはないでしょう。
【キングダム】ラスボスの候補キャラ③その他
ラスボス候補①項翼
『キングダム』のラスボスが「項翼(こうよく)」であることについて考察していきます。項翼とは楚国の千人将であり、ラスボスの可能性が高い理由は信の同世代武将だという点です。また項翼は「莫邪刀(ばくやとう)」と呼ばれる中国史における五代宝剣を愛用しているため、需要な人物であることは十分考えられます。しかしこの項翼は史実での存在が確認されていません。項翼がラスボスとなるキングダムオリジナル展開も期待できるでしょう。
ラスボス候補②項燕
『キングダム』のラスボスが「項燕(こうえん)」である可能性について考察していきます。項燕とは楚国最強の大将軍であり、本編ではまだ名前のみの登場です。項燕がラスボスの候補にあがる理由は明確で、史実において李信軍を撃退する武将がまさに項燕だからでした。信は総大将を任され20万の兵で楚に攻め込み、その結果項燕から返り討ちにあいます。信のラスボス的存在になることは間違いないと言って良いでしょう。
ラスボス候補③趙高
『キングダム』のラスボスが「趙高(ちょうこう)」である可能性について考察します。趙高とは秦国の太后に仕える宦官であり、政の側近です。趙高がラスボス候補にあがる理由は、政が中華統一を成し遂げ始皇帝となった後の話になります。趙高は政の死後、後継ぎについて書かれた遺言書の書き換えを行い、自分に権力が持てるよう施策し、害のありそうな人物を次々に冤罪にかけ独裁国家を作り上げようとしました。
この趙高の動きが腐敗を進め、秦国の中華統一はわずか15年で崩壊してしまいます。キングダムがここまで描かれるのであれば、秦国を滅ぼす趙高がラスボスになると言えるのかもしれません。
ラスボス候補④王翦
『キングダム』のラスボスが「王翦(おうせん)」である可能性について考察します。王翦は秦国の大将軍であり、仮面を付けて素顔を隠している姿が印象的な武将です。なんと王翦が出陣した戦は全て勝利しており、史実でも趙、燕、楚を堕とす戦いで功績をあげ、もはや主役級と言っても過言ではない活躍を見せていました。
しかし王翦は自分が「王」になりたいという欲望を持っており、実力のある人間ならば他国であろうと関係なくスカウトする一面も見られます。王翦がラスボスとなればキングダムオリジナルの展開ですが、この危うさが伏線となっている可能性も予想されます。
ラスボス候補⑤昌平君
『キングダム』のラスボスが「昌平君(しょうへいくん)」である可能性について考察します。昌平君は秦国軍の総司令官であり、右丞相も務める重要人物です。その知力を使って何度も秦のピンチを救いますが、武力にも長けている事がわかりました。そんな昌平君は実は楚国の出身であり、史実では政と意見がぶつかり流刑され、その後楚国の王に祭り上げられます。楚王として秦に立ち塞がることは明白で、ここを山場とするなら昌平君がラスボスになるでしょう。
【キングダム】ラスボス候補に対する世間での評判や人気
『キングダム』のラスボスについて、予想されるキャラクターを史実に基づいて紹介してきました。「史実通り」か「キングダムオリジナル」ここが大きなポイントとなるのでしょう。ここではそんなキングダムのラスボスに関して、世間のリアルな声を見ていきます。
『キングダム』のラスボスについて史実から予想した場合「昌平君」の可能性が高いと話題になっています。しかし作者は中華統一後まで描くと明言されていたため、ラスボスは始皇帝「嬴政」になるのではと考察するファンも少なくありませんでした。
『キングダム』のラスボスについて「桓騎」の可能性を信じる意見も多数見られます。やはり唯一無二の残虐性と、史実における生存説はラスボスに相応しい存在であり、桓騎と信が戦う姿を見てみたいという意見も多いようです。
『キングダム』のラスボスに関して様々な考察があるも、物語の展開が遅いため、結末まで描かれるかどうか不安視する声が見られました。無事にラスボスを迎え最終話まで読み切りたいというファンの声が多いようです。
【キングダム】ラスボスの候補には様々な予想があった
『キングダム』には数々のラスボス候補キャラが登場しており、読者によって期待する展開は多数あることがわかりました。キングダムのラストは非常に注目されておりますが、誰もが納得の出来るかたちで幕を閉じることに期待しましょう。作者の原は「すでに最終回までの構想は考えている」と明言しており、もうラスボスが誰になるのかは決まっているようです。ぜひこの機会にキングダム本編をチェックし、ラスボスの予想にも参加してみてください。
この記事のライター
うら
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