【キングダム】アニメがひどいと言われるのはなぜ?理由や評価について調査
『キングダム』は週刊ヤングジャンプにて連載中の人気漫画です。アニメ化や実写映画化もされている人気作品ですが、アニメの『キングダム』はファンから「ひどい」と言われています。今回は、なぜアニメ『キングダム』がひどいと言われているのかについて詳しく解説していきます。
目次
【キングダム】とは?
『キングダム』は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載されている漫画です。2011年から放送が開始されたアニメは、2024年1月に第5シリーズが放送予定となっており、日本だけでなく世界中で人気の作品となりました。
キングダムの作者
- 名前:原 泰久(はら やすひさ)
- 生年月日:1975年6月9日
- 出身地:佐賀県
- 血液型:A型
大学3年生の頃から漫画家を志し、1997年に『上田君の退化論』という作品で「ちばてつや賞ヤング部門・期待賞」を受賞します。その後、1999年に「別冊ヤングマガジン」にて『於兎松』という作品で掲載デビューしました。そして2006年に『キングダム』の連載が始まり、2013年に手塚治虫文化賞にてマンガ大賞を受賞しています。
キングダムの概要
『キングダム』は原泰久による漫画作品で、週刊ヤングジャンプにて連載中の作品です。2022年9月の時点で、コミックスの累計発行部数は9200万部を超えています。アニメは2022年までで第4シリーズまで放送されており、2024年1月から第5シリーズの放送が決定しています。2018年にコミックス50巻を記念して実写映画化されており、2019年と2022年に劇場公開されました。
キングダムのあらすじ
舞台は紀元前3世紀で、争乱が500年続く古代中国です。主人公・信は「天下の代将軍」になるために奮闘します。幼い頃に戦災孤児で下僕として生活していた信徒、幼馴染の漂は、その生活から抜け出すための修業をしていました。ある日突然、漂は秦の大臣・昌文君に連れられ仕官を果たすことになりますが、1か月後に致命傷を負った状態で信の元へ帰ってきます。漂は信に地図と2人の夢を託して命を落としてしまうところから物語はスタートします。
【キングダム】アニメがひどいと言われる理由
『キングダム』は原作や実写映画がとても好評で、人気の高い作品です。しかし、アニメが「ひどい」といった声がファンから数多く上がっているようです。第5シリーズの放送が決まっているアニメ『キングダム』の、ひどいと言われている原因についてまとめました。
ひどいと言われる理由①CGアニメ
原作の評価が非常に高い『キングダム』は、アニメの期待値も高い作品でした。しかし、第1期に放送されたアニメは、手書きではなくCGを使った作品となります。CG作品は年々増えているものの、まだ手書きのアニメに勝る出来ではなかったようで、ファンからは違和感のある動きや作画に不満の声が多く上がってしまいました。
ひどいと言われる理由②放送局はNHK
アニメ『キングダム』は、NHKで放送されていました。その為、原作での描写が規制に引っ掛かってしまい、大幅にカットされてしまうといった事態になりました。作中では残酷なシーンも多く大人向けの作品のため、放送局の都合でカットされてしまうことから「ひどい」と言われる原因のひとつになってしまいました。
ひどいと言われる理由③作画
アニメ『キングダム』の第1期はCGでしたが、第2期からは手書きのアニメになっています。しかし、第2期での作画崩壊がひどいと話題になってしまったのです。CGに比べると綺麗で見やすくなっているようですが、顔のパーツの乱れが多いとファンから指摘されています。登場人物の多い作品なので、作業量が多く荒さが目立ってしまった可能性があり、作画崩壊が気になってストーリーに集中できないといった声があがるほどだったようです。
ひどいと言われる理由④テンポが悪い
アニメ『キングダム』はテンポが悪いという声もありましたが、残酷な描写のカットや省略などが影響しているようです。漫画で読むのとは違い、不自然な場面で終わってしまうこともあり、それらがテンポの悪さに感じられると推測されます。
ひどいと言われる理由⑤原作からのカットが多い
放送局がNHKということもあり、原作で描かれている残酷なシーンは大幅にカットされています。戦闘シーンが見どころの作品なので、カットされている場面が多ければアニメが「ひどい」という評価になってしまうのは当然です。しかし、原作は残酷な描写が多すぎて読みにくい、という人はアニメの方が楽しめているようでした。
ひどいと言われる理由⑥期待が大きすぎた
『キングダム』はアニメ化される前からとても評価が高く、その結果期待値が上がりすぎてしまったという声も多くありました。中国の戦国時代という時代設定のファンも多く、ストーリーに引き込まれる人も増えてきたため、アニメでは原作の良さを再現させられなかったようです。
【キングダム】アニメ制作会社は?原作との違いも紹介
アニメ『キングダム』は作画が「ひどい」という声が多いですが、アニメの制作を担当した会社はどこなのでしょうか。放送が決まっている第5期までのアニメ制作会社についてまとめました。
キングダムのアニメ制作会社
アニメ『キングダム』の制作会社は第1期からずっと「株式会社ぴえろ」が担当しています。1・2期、3・4期で大幅に作画が変更された事が話題になりました。
アニメ制作会社①1期と2期
アニメ『キングダム』の1・2期の制作を担当したのは、「株式会社ぴえろ」と「株式会社総合ビジョン」です。第1期ではCGアニメーションで放送され話題となりました。第2期からは手書きのアニメーションで放送されましたが、作画崩壊がひどいとの声が多数ありました。
アニメ制作会社②3期と4期
アニメ3・4期の制作を担当したのは、「株式会社ぴえろ」と「スタジオ サインポスト」です。1・2期とは大幅に作画が変更され、キャラクターデザインも原作に近くなっています。3期でアニメ化されたのは原作でも人気のエピソードで、ファンからの評価がとても高くなりました。4期も同じく安定した作画で高評価でした。
キングダムのアニメ5期の放送はいつから?
アニメ『キングダム』第4期の放送終了後に第5期が制作されると発表されました。現時点では2024年の1月から放送される予定です。5期では黒羊攻防戦編からスタートするらしく、ファンからの期待も高まっています。
【キングダム】アニメ声優
アニメ『キングダム』は作画がひどいと言われていましたが、声優の演技に対しての評価はとても高いものでした。アニメが第5期まで放送されることになったのは、声優の力も大きく影響しています。主要キャラクターの担当声優についてまとめました。
声優①信役/森田成一
主人公・信役を演じたのは、フリーで活動している森田成一さんです。代表作は『BLEACH』の黒崎一護や『TIGER&BUNNY』のバーナビー・ブルックスJr.などがあります。信の覇気のある演技がすごいと高い評価を得ていました。
声優②嬴政役/福山潤
嬴政役を演じたのは、BLACK SHIP所属の福山潤さんです。代表作は『コードギアス反逆のルルーシュ』のルルーシュや『おそ松さん』の松野一松などがあります。自身の所属する事務所の代表を務めるなど、声優以外の活動も行っていて、マルチで活躍する声優です。
声優③河了貂役/釘宮理恵
河了貂役を演じたのは、アイムエンタープライズ所属の釘宮理恵さんです。代表作は『鋼の錬金術師』のアルフォンス・エルリックや『銀魂』の神楽などがあります。少年、幼女~10代のキャラクターを演じることが多い声優です。また、河了貂や神楽など釘宮さんの担当したキャラクターが実写化した際、どちらの役も橋本環奈さんが演じていると話題になりました。
声優④羌瘣役/日笠陽子
羌瘣役を演じたのは、アイムエンタープライズ所属の日笠陽子さんです。代表作は『けいおん!』の秋山澪や『NEWGAME!』の八神コウなどがあります。透明感がありよく通る声が印象的で、少年から大人の女性まで幅広い演技が好評の声優です。
声優⑤王騎役/小山力也
王騎役を演じたのは、劇団俳優座所属の小山力也さんです。代表作は『名探偵コナン』の毛利小五郎や『うたわれるもの』のハクオロなどがあります。独特の喋り方で癖のあるキャラクターである王騎を見事に演じていました。落ち着いた低音ボイスで色気のある大人を演じることが多い声優です。
声優⑥騰役/加藤亮夫
騰役を演じたのは、声優事務所アクセントに所属する加藤亮夫さんです。アニメよりも洋画や海外ドラマの吹き替えで活躍することが多いですが、個性的なキャラクターである騰を違和感なく演じるベテラン声優です。
声優⑦成蟜役/宮田幸季
成蟜役を演じたのは、81プロデュース所属の宮田幸季さんです。代表作は『弱虫ペダル』の杉元照文や『free!』の似鳥愛一郎などがあります。高音で特徴的な声の宮田さんは、少年である成蟜でもイメージ通りの声で演じていました。
声優⑧竭氏役/辻親八
竭氏役を演じたのは、オフィスPACに所属する辻親八さんです。代表作は『PSYCHO-PASSサイコパス3』の廿六木春馬や『コップクラフト』のビル・ジマーなどがあります。竭氏の演技を見たファンからは「怪演」だったと高い評価を得ていました。
声優⑨肆氏役/高瀬右光
肆氏役を演じたのは、アクセント所属の高瀬右光さんです。代表作は『蒼弓のファフナー』の小楯保や『フレッシュプリキュア!』の桃園圭太郎などがあります。アニメだけでなく吹き替えも多数出演している声優です。二枚目から三枚目まで幅広いキャラクターを演じています。
【キングダム】アニメに対する世間での評判や人気・評価
アニメ『キングダム』では、やはり第1期のCGアニメーションが受け入れられない方が多かったようです。動きもスムーズに再現できておらず、見どころである戦闘シーンもイマイチな出来になってしまった事で「ひどい」と言われています。
アニメ『キングダム』で好評だったのはキャスティングの良さです。キャラクターのイメージに合った声優が起用されていたため、作画の荒さを気にせずストーリーを楽しめたというファンは多かったです。セリフに違和感がなければ、原作同様ストーリーをメインに楽しむことができます。
アニメ『キングダム』の作画崩壊についてのコメントも目立ちますが、元々原作の作画についても独特だと言われていました。初期に比べると原作も徐々に絵が整ってきているように感じますが、老若男女に好かれる絵柄とは言えません。にもかかわらず『キングダム』が人気作品になったのは、やはりストーリーに魅力があるからです。
【キングダム】アニメはひどいと言われていた
アニメ『キングダム』の評価が「ひどい」と言われていた原因は、主に第1期と第2期の作画の乱れによるものでした。CGアニメーションで放送されたことがファンからはあまり受け入れられず、NHKでの放送の影響で見どころである戦闘シーンの大幅カットも「ひどい」と評価されてしまったようです。しかし、第3期からは作画が大幅に変更され、作画問題は解消されました。
アニメ放送前から原作の評価が非常に高く、期待値が上がりすぎてしまったのも今回アニメが「ひどい」と言われてしまう原因です。しかし、第5期までアニメの放送が続いているのは、原作のストーリーの良さとキャラクターを支える声優達の高い演技力があってこそのものでした。しっかりとファンの評価を受け止め、回数を重ねるごとにさらに良い作品となって放送され続けています。第5期の放送も、ファンから楽しみだという声が多数寄せられていました。
この記事のライター
ふじちか
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