【鬼滅の刃】風柱・不死川実弥の強さや能力まとめ!稀血の持ち主の実力とは
鬼滅の刃にて柱の一人である不死川実弥。彼は非常に稀に生まれるという血液、稀血の持ち主であり圧倒的な実力を見せたことで読者に衝撃を与えました。本記事では鬼滅の刃に登場する不死川実弥の強さや呼吸、関係のある人物や声優などもまとめていきます。
目次
【鬼滅の刃】不死川実弥とは
不死川実弥の強さや稀血に関してまとめていく上でまずは不死川実弥という人物がそもそもどんな人なのかをまとめていきます。周りの鬼殺隊からは怒りっぽく近寄りがたい印象を与えているという不死川実弥。そう思われる特徴は一体なんなのか、そしてその印象は正しいのか。鬼滅の刃のおさらいも兼ねて彼の素性を明らかにしていきます。
不死川実弥のプロフィール
本名は不死川実弥。階級は鬼殺隊で最も位の高い柱で緑色の日輪刀を持つ風柱として知られています。誕生日は11月29日。年齢は21歳、身長179cm、体重75kg、出身は東京府京橋區で現在の中央区京橋にあたります。趣味はカブトムシを育てることで好きなものはおはぎです。
不死川実弥の容姿や性格
不死川実弥は風柱の青年で短い白髪に傷跡がついているのが特徴です。言動は粗暴で苛烈なものが目立っているため味方でも恐れられている立場にあります。鬼殺隊の中でも鬼に対して強い嫌悪感を持っており炭治郎が鬼化した妹の禰豆子と共にいると知った時は自らの腕を切って血を滴らせ、鬼の本性を引き出しその場で切り捨てようと企みました。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
鬼滅の刃は日本の大正時代を舞台に人と鬼の生死をかけた戦いが描かれた漫画。和風の剣戟奇譚とジャンル付けされたこの漫画は悲壮な世界観や鬼との熾烈なやり取り、物語が進む都度直面する絶望感ややるせなさが悲壮的でも感動すると話題を呼ぶと、次第に国民的漫画作品の仲間入りを果たしました。
『鬼滅の刃』の概要
鬼滅の刃は吾峠呼世晴先生によって週刊少年ジャンプ2016年11号から2020年24号まで連載された漫画です。略称の鬼滅の二文字でファンからよく呼称されており2021年2月時点で1億5000万部も発行している大人気漫画です。2019年にはテレビアニメ化、2020年には劇場映画版も公開されておりアニメ以外でも舞台やゲーム、おもちゃなど数々のコンテンツに展開されています。
『鬼滅の刃』のあらすじ
大正時代、炭売りをして家計を支えていた主人公の竃門炭治郎は、ある日家を一日空けた時家族が殺害され無残な姿になってしまったのを目撃します。唯一生き残っていた妹の禰豆子も人ではなく鬼と化してしまっており、それを鬼殺隊によって殺されそうになってしまうと、涙を流した妹にまだ人間としての理性があると力説。そこから頼るべき人の居場所を伝えられると炭治郎の妹を人に戻すための鬼との戦いが始まっていきます。
風柱・不死川実弥の強さや能力
ここからは不死川実弥の戦いや強さに関してまとめていきます。柱と称されその強さを矜持する不死川実弥は鬼と対峙した時どのような戦い方をするのか。また、ジャンプ漫画に欠かせない異能力や必殺技などはどのような効果を持っているのか。それらを1つずつ詳しく見ていきます。
鬼殺隊「風柱」
夜に現れては人を食い殺す神出鬼没な生き物『鬼』。鬼殺隊とはその鬼を倒し人を守る非正規の組織です。鬼殺隊には階級が分けられており、不死川実弥はその最高位『柱』に位置します。炭治郎が柱たちと出会った時には柱は全部で9人おり不死川実弥は風の呼吸の使い手、風柱として知られています。
戦い方
鬼殺隊の剣士は呼吸による型を基準に戦うことを基本としていますが、不死川実弥の場合は野生の勘を軸にした躍動的で型に囚われない戦い方を得意としています。いかなる敵や環境においても即時に対応できる臨機応変さを持ち、不意打ち用の隠し武器を忍ばせておいたりと使えるものは躊躇なく使う性格でもあります。
風の呼吸
不死川実弥が会得している呼吸は風の呼吸です。全集中の呼吸の流派の中でも風の呼吸は基本となる五大流派の1つで、その特質は風を起こす攻撃的な呼吸として認知されています。呼吸を極めた実弥の場合、竜巻のような暴風や物理的な斬撃、手足を千切るほどの旋風を起こします。
壱ノ型:塵旋風・削ぎ
読み方はじんせんぷう・そぎ。一直線に突撃しその衝撃波で攻撃する技です。描かれたコマでは地面を抉り、地を走っていく横向きの竜巻のようでした。
弐ノ型:爪々・科戸風
読み方はそうそう・しなとかぜ。刀を振り下ろし、獣の爪痕のような4つの斬撃を繰り出します。一切の罪やけがれを払う風を科戸の風と呼び、一振りで四回分の切断が可能です。
参ノ型:晴嵐風樹
読み方はせいらんふうじゅ。自分の周りに旋風の渦を巻くように切る攻撃です。ちなみに風樹とは風樹の嘆きと言う言葉と紐づいておりその意味は親孝行したい時には既に親は亡くなっていることで、これは不死川実弥の背景に当てはまる部分があります。
肆ノ型:昇上砂塵嵐
読み方はしょうじょうさじんらん。低姿勢から砂塵を巻き上げるほどの嵐を起こし上空を切り裂きます。砂塵嵐は日本では馴染みがないですが、海外でも相当な風力がなければ発生しません。
伍ノ型:木枯らし颪
読み方はこがらしおろし。対象の上空から迫り、突風を吹き降ろすように攻撃する技です。木枯らしは10月半ばから11月に吹く風という意味ですが実は不死川実弥の誕生日、11月29日に関連づけているそうです。
陸ノ型:黒風烟嵐
読み方はこくふうえんらん。両手で刀を持ち、斜め下から真上にかけてふりかぶる攻撃です。動きだけで見れば劇場版アニメにて、炎柱の煉獄が使った昇り炎天に近いです。
漆ノ型:勁風・天狗風
読み方はけいふう・てんぐかぜ。空中で身体を捻りながら剣を振るう攻撃です。勁風も天狗風もどちらも強く吹く風、はげしい旋風という意味でこの技を使う不死川実弥はその威力のせいか宙に浮いています。
捌ノ型:初烈風斬り
読み方はしょれつかざきり。敵に一瞬で近寄り竜巻を起こすようにして切り捨てる技です。初列風切が元ネタと考えられており風ではなく鳥の羽を意味した言葉で、翼の中で最も尖っており幅も広い羽が飛行の推進力を加速させるための羽だそうです。一瞬にして切り捨てるという単純明白な技ながら力強さを感じさせています。
赫刀と痣
不死川実弥は激闘の末、赫刀と痣を発動することができるようになります。赫刀とは日輪刀を真っ赤に変色させ鬼の再生力を大きく阻害する効果を。痣は寿命を削り身体能力を際限なく向上させる効果を持ちます。実弥の場合風車の痣が右頬に浮かびます。どちらも剣技や呼吸を極めた者にしか発現せず不死川実弥は鬼舞辻無惨との戦いでこれらを実現しました。
不死川実弥が持つ稀血
ここからは不死川実弥が持つ稀血についてまとめていきます。鬼滅の刃作中にて稀血という単語はしばしば登場しており具体的な説明がされるまではその形や概要すら明かされない謎につつまれたものでした。稀なる血と書かれ現実にも存在するそれは、作中でどう扱われ実弥にどのような影響を与えているのかまとめます。
稀血とは
稀血とは鬼の大好物でもある、世にも珍しい特殊な血液型のことです。その匂いは鬼の鼻を強く刺激し食欲をかき立たせ鬼が食べればその後高い能力を得ることができます。不死川実弥はこの稀血を持った人物です。
一般的な人間の50人〜100人分の栄養価
鬼が稀血を好む理由はその栄養価が高いことに起因しています。鬼は人を食べれば食べるほど身体能力が向上しいずれは下弦、上弦などの階級を得られるほどになりますが、稀血を持つ人間を1人でも食べれば50人~100人を食べたのと同等になるのです。
不死川実弥は稀血の中でもさらに稀少な血を持つ
珍しい血液型である稀血ですが、その中を突き詰めれば更に特殊効果を持った稀血が存在します。その効果は鬼を酔わせることで、不死川実弥は更なる希少性のある稀血の持ち主です。
不死川実弥の稀血の種類や効果
物語は主人公である炭治郎の視点を中心に描かれますが不死川実弥は初登場時点から全身に切り傷の痕が大量にありました。これは稀血の中でも希少な鬼を酔わせる効果を利用し、自ら肌を切り稀血を匂わせて敵を酩酊させているからです。その効果は実戦的で上弦の鬼ですらその血に魅了され千鳥足になるほどです。
現実にも稀血は存在する
稀血という単語は鬼滅の刃に作られた専門用語ではありません。実際に現実にも存在しており稀血を持つ人もいます。医師の間では別名『黄金の血液』とも呼ばれており一般的な4つの血液型のどれにも属さない血液型が稀血に分別されています。
不死川実弥の過去や活躍シーン
ここからは鬼滅の刃の物語の中で不死川実弥がどういった活躍をしたのかについてまとめていきます。鬼殺隊の柱として強い剣士であった不死川実弥。その階級にたどり着くまでには想像を絶する悲劇がきっかけしており作中でも様々な人物と関係性を持つと強大な鬼に対して絶対絶命のピンチに追いやられたりしています。なお、ここでは実弥の過去や原作終盤でのネタバレを含んでいます。閲覧する際はご注意ください。
鬼になった母親を手にかけた
不死川実弥の過去について、彼には母親と兄妹の6人暮らしでした。父親はろくでなしな性格が災いを呼び刺殺し、弟関係にあたる玄弥に家族は2人で守ろうと家族思いな一面を見せます。しかしある日、母親がいつになっても帰ってこないことを心配し探しに行くとその間に兄妹が鬼に殺されてしまい、その正体も母親でした。実弥は選べる手段がなく苦肉にも鬼になってしまった最愛の母親を手にかけました。
粂野匡近との関係
不死川実弥はたった1人で鬼を日の光で焼き殺していると粂野匡近と出会います。彼とは最も関係性が深い人物であり実弥が鬼殺隊に入ったきっかけも彼の話を聞いたからでした。粂野とは共に戦う仲となり実弥にとって大事な友達関係にもなっていきますが、下弦の鬼と対峙した時2人で命からがら討伐することに成功しますが粂野は出血に耐え切れず戦死してしまいました。
初登場は柱合会議
鬼滅の刃作中にて不死川実弥が初めて登場したのは柱合会議のシーン。そこで炭治郎が鬼となった妹禰豆子を連れていることが問題として浮上すると実弥は誰よりも先に規律違反だと抗議します。初登場から鬼に対する敵対心やその場で禰豆子を容赦なく痛みつけるなどして荒っぽい性格であることを露わにし、炭治郎に悪印象を植え付けました。
柱稽古
柱が直々に鬼殺隊一向に稽古をつける物語をまとめた柱稽古編。そこで実弥と深い関係である弟の玄弥が、かつて母親を殺した現場を見て罵倒したことを謝りたいと進言してきますが実弥はそれを「俺に弟はいねえ」など過激に否定します。そこに炭治郎も仲裁しようと介入するも実弥は前言を撤回せず、結局不死川兄弟はそこで和解することはできませんでした。
黒死牢との死闘
鬼殺隊は無限城へたどり着くとそこで不死川玄弥は上弦の鬼である黒死牢と鉢合います。力の差は圧倒的で押され続ける玄弥。その元に助けに入ったのが実弥でした。そこで初めて玄弥のことを弟として見るような声をかけてあげると黒死牢に対しても傷つけたことを許さないと激怒の顔を見せ果敢に攻撃を仕掛けていきました。
弟・玄弥の死
他の柱の協力もあると死闘の末実弥は黒死牢を念願かなって倒します。しかし意識を失った状態でいるとそのまま戦い続けようとし悲鳴嶋に止められ、致命傷を負っていた玄弥の隣に置かれました。しばらくして目が覚めると既に鬼特有の体が塵のようになって消えていく玄哉の姿が。そこで弟の遺言を涙ながらに聞き届けると兄の手の中で玄弥は消えていきました。
最終決戦にて無惨との死闘
物語の終盤になるといよいよ諸悪の根源である鬼舞辻無惨との決戦が描かれます。無惨の実力はそれまでの鬼と比べものにならないほど強く同じく柱である富岡と共闘する実弥。その後合流した炭治郎を庇ったりもするという仲間思いな一面も見せると、彼らで赫刀を生み出したり夜明けが近いことから死ぬ気で無惨を逃がさないよう時間を稼ぐなど、実弥は最後に気絶するその瞬間まで討伐作戦に貢献しています。
戦いのその後
無惨の死により鬼も全滅した時、最後の柱合会議が開かれ鬼殺隊の解散が告げられます。実弥はその後蝶屋敷にいた禰豆子と出会いに行くとすっかり人の姿になっていた彼女の頭を撫でてあげました。鬼だったことから複雑な関係であった2人でしたがそこで実弥が優しい顔をすると禰豆子も根に持っていたわけでもなく、最後は「元気でな」と平和的に別れを告げました。また、仲が悪かった富岡とご飯に行ったり結婚などもし子孫を残しています。
不死川実弥のアニメ声優を担当したのは
鬼滅の刃における不死川実弥については以上となります。不死川実弥はアニメ版鬼滅の刃にも登場しておりその声もプロの声優さんをあてられています。ここでは不死川実弥を演じた声優について、プロフィールや代表作をまとめていきます。鬼滅の刃では有名声優が多く起用されていますが実弥を演じた声優も指折りの技術力を持った声優です。
不死川実弥の声優は「関智一」
アニメ版鬼滅の刃で不死川実弥の声を担当した声優は関智一(せきともかず)さんです。その声は明るくはつらつさを感じさせるもので、少年や青年を演じることが多いです。その一方でテンションを自由自在に操れることも得意としており熱血バカから生真面目なキャラ、クールとは程遠いオタクのデブなど、その演技力は比べられる声優さんがいないほど豊富です。
関智一のプロフィール
1972年9月8日の東京生まれ。血液型はAB型、身長174cm、事務所はアトミックモンキーに所属しているとそこの名誉会長であり、また劇団ヘロヘロQカムパニーの座長を務めています。1993年に『機動戦士Vガンダム』のトマーシュ・マサリク役で初レギュラーを果たすとそこから数々のアニメやゲーム、映画吹き替えなどに出演。2017年には声優総選挙にて第5位に選ばれました。
関智一の主な出演作品
代表作は『ドラえもん』の骨川スネ夫、『Fateシリーズ』のギルガメッシュなど。その他にも『はじめの一歩』の宮田一郎、『呪術廻戦』のパンダ、『PSYCO-PASS』の狡噛慎也、『ダイの大冒険』のハドラーなど、数えきれないほどの主演作品を持っています。
不死川実弥に対する世間での評判や人気
怒りっぽく過去の出来事から鬼に対して人一倍嫌悪感を持っていた不死川実弥。戦い方は風の呼吸でありながらその場その場で変則的になる独特な剣士でしたが、読者やアニメファンはそんな不死川実弥にどのような意見や感想を抱いているのでしょうか?ここでは世間での評判、人気がどれほどありどんな印象を抱かれているのか確かめていきます。
不死川実弥を好きだというファンは実際に見てみてもたくさんいました。その上彼を好きな人のほとんどはその弟の玄弥とセットで好きだという人が多かったです。最初は禰豆子に牙を向けた男としてなんなんだと思った読者も多かったそうですが、無限城編にて実弥の家族思いな性格がはっきり描かれると彼の人気にも火がつきました。
階級が柱の剣士たちは総じて強くて好きだという意見を持つファンが一定数います。それは不死川実弥も例外ではありません。少年ジャンプの漫画ということもあり強いキャラクターを好むファンはやはり多いです。また、白髪のキャラは強い存在であることが多いとデータを集めているマニアックな人も見られました。
初登場の悪印象から始まって長い時間が過ぎてやっと描かれた不死川兄弟のバックストーリー。その感動的な話が強く印象に残っているというファンがやはりとても多かったです。家族を殺したと勘違いから生まれたすれ違いの歯痒さやそれを乗り越えて共闘するシーンはファンの間では大変人気のある名場面のようです。
不死川実弥がもしも〇〇だったら
ここからは不死川実弥がもしも〇〇だったらに関してまとめていきます。鬼滅の刃では強き剣士として描かれていた実弥。もしもその世界観から外れこの現実の世界にいたらどういった存在になっていたのでしょうか?実際に作中で見せた彼の素性や性格を参考に会社の上司、学校の先生、警察官の3点を考えていきます。
不死川実弥「会社の上司」篇
不死川実弥は自分にとって何か気になることがあればすぐに声を張り上げる人です。その様子は初めての柱合会議の時に禰豆子の問題に口を利いていたことから簡単に想像ができ炭治郎を始め読者に嫌な人物として映っていたことでしょう。彼が会社の上司だった場合は後輩に対しても容赦がない上司になっていると思います。ただしその裏付けには彼なりの正義があるからであり頼られる存在にもなり得るかもしれません。
不死川実弥「学校の先生」篇
物事を教える先生という立場は実は原作でも柱稽古で描かれています。その時は弟の言葉を聞こうとせず事情を知ろうとした炭治郎に対しては暴力まで奮っていました。もしも不死川実弥が学校の先生だったら令和となった現代日本においてはタブー視されている教師像になっている可能性が高いかもしれません。生徒の中には手を挙げたくなるほど憎たらしい子もいるでしょうからあまり向いていないかもしれません。
不死川実弥「警察官」篇
不死川実弥のその後子孫を残すと上記でまとめましたが、実はその血筋が現代まで続いているとその末裔はなんと警察官となっています。実弥は強い体幹もあるためその素質は充分あることでしょう。もしも彼が警察官になった場合は犯罪者にとって真正面から対峙したくないような物理に強い警察官として活躍しているのが予想できます。
不死川実弥は言動に反して良識的な男だった
荒っぽく野性的で危なっかしい不死川実弥。その根元には彼なりのしっかりとした正義感が宿っており幼い頃から家族のため、そして人のためを想っていた心優しい良識的な男でした。鬼狩りとしての強さも兼ね備えている彼は心身ともに最強の柱と呼べるのかもしれません。
この記事のライター
zeile
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