【鬼滅の刃】煉獄杏寿郎の人気な名言10選！独特な口調のセリフを紹介

『鬼滅の刃』に登場する煉獄杏寿郎とは、鬼殺隊の最高位である「炎柱」の称号を持つ剣士です。主人公・竈門炭治郎との初対面では規律違反を犯した炭治郎と鬼となった禰豆子もろとも斬首すると容赦のない言葉を放ちました。しかし、炭治郎の鬼舞辻無惨を倒すという強い意志を目の当たりにした煉獄杏寿郎は感嘆するのです。

先祖代々、炎柱を輩出している名家「煉獄家」の長男として誕生した煉獄杏寿郎。煉獄家の跡取りとして当時炎柱でもあった父・煉獄槇寿郎から剣の指導を受けながら日々鍛錬をしていました。しかし、ある日を境に父・槇寿郎は鬼殺隊を引退し、酒浸りの毎日を送るようになります。母・瑠火も亡くなり火の消えたような煉獄家。そんな中でも気丈に振る舞い、弟・千寿郎を支えながら炎柱としての矜持を忘れず生きていました。

煉獄杏寿郎の「心を燃やせ」という言葉は炭治郎に大きな影響を与えていました。煉獄杏寿郎が残した「心を燃やせ」は炭治郎が幾度となく鬼との激しい戦いの中で危機に陥った時に必ず思い出すセリフとなっています。「心を燃やせ」というたった一言が、炭治郎の心を鼓舞する事が出来る煉獄杏寿郎の熱いセリフなのです。

『鬼滅の刃』とは2016年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載された少年漫画です。2019年にはアニメ化もされ、個性的なキャラクターと担当した声優の豪華さも話題となりTVニュースやSNSなどで大きく取り上げられる程大人気となりました。原作コミックは全23巻で、アニメでは先日「遊郭編」が惜しまれつつ最終回を迎えましたが「刀鍛冶の里編」のアニメ化制作も決定し、人気が衰える事はありません。

『鬼滅の刃』とは主人公の竈門炭治郎が炭を売りに家を空けた間に鬼によって家族を惨殺されてしまいます。炭治郎はまだ息のある妹・禰豆子を見つけますが、凶暴な鬼へと変貌していました。しかし、人としての心が残っていた禰豆子。禰豆子を人間に戻す為に冨岡義勇の計らいで鱗滝左近次の元で厳しい修業を積み、鬼殺隊士となった炭治郎は禰豆子や同期入隊した我妻善逸や嘴平伊之助と共に鬼との激しい戦いへと向かうのです。

『鬼滅の刃』に登場する炎柱・煉獄杏寿郎は、炭治郎に影響を与えた「心を燃やせ」と言う胸を熱くさせる言葉以外にも独特な口癖を持っています。彼の持ち味とも言える口癖とは一体、どのようなものなのでしょうか。名言を紹介する前に煉獄杏寿郎の気になる口癖を紹介します。

煉獄杏寿郎の口癖の一つ目は「わっしょい」です。この口癖は原作では登場しなかった口癖です。ですが、鬼滅の刃公式ファンブックで公開されるや否やファンの間で大きな話題になり、後に発刊されたスピンオフ『煉獄外伝』で、好物のさつまいもを「わっしょい、わっしょい」と言いながら食べているシーンが描かれたのです。『煉獄外伝』でしか見られない貴重なシーンとなっています。

煉獄杏寿郎の二つ目の口癖は「よもや」です。劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』で厭夢の血鬼術によって眠らされ夢を見させられている所でどうにか目を覚ました時に発した口癖です。ファンの間でもよく使われていたこの「よもや」は「まさか」「万が一にも」という意味があります。その他にも「多分」「きっと」などがありますが、状況から察するに「まさか」という意味で使っていたのでしょう。

煉獄杏寿郎の口癖三つ目は「うむ」です。この口癖は「うむ！いい心がけだ！」といった風に、会話の初めに発せられる口癖になっています。恐らく「うん」や「ああ」といった感動詞と同じで、煉獄杏寿郎にとって相槌として使う言葉なのでしょう。煉獄杏寿郎のまっすぐな性格が現れているようです。煉獄杏寿郎の口癖はとても特徴的だという事が分かります。

『鬼滅の刃 無限列車編』で煉獄杏寿郎が残した心に響く名言を感動シーンと共に10選を紹介します。煉獄杏寿郎の残した名言はどれも素晴らしいものばかりです。

『鬼滅の刃 無限列車編』で猗窩座との激闘の末、致命傷を負った煉獄杏寿郎が命の炎が燃え尽きる前に炭治郎達に残した名言です。どれだけ相手が強く太刀打ち出来なくても心を燃やして戦い抜けと、これからの鬼殺隊を引っ張って行くであろう炭治郎達に檄を飛ばしました。鬼舞辻無惨を倒すまで、多くの強い鬼達が立ちはだかります。だからこそ心を燃やせと伝えたのでしょう。

猗窩座と戦っている時に叫んだ名言です。煉獄杏寿郎の責務は弱い者達を守る事。自分が強いからこそ相手がどんなに難敵でも命を賭しても戦い抜く覚悟がありました。

猗窩座から鬼になれと誘われた煉獄杏寿郎。鬼になれば人間の様に死する事なく、永遠に強さを追い求めていく事が出来ると語る猗窩座に対して断った時に言った名言です。「強さ」とは肉体にだけ使う言葉ではないと煉獄杏寿郎は意気揚々に語る猗窩座に静かに説き伏せます。人間の命は儚いからこそ、もがきながらも強くありたいと思っていたのでしょう。

厭夢の血鬼術によって深い眠りに誘われていた所、突如と罠を見破り目を覚ました時に言った名言です。この名言のアニメシーンでは、まるで歌舞伎役者の演技を観ている様な豪快な立ち回りでした。大声で叫ぶ姿は恥じる姿とは思えない程清々しいものです。

猗窩座に敗れ残り僅かな命の炎が消えかけた時、煉獄杏寿郎の前に亡き母・瑠火が姿を現します。それが幻影なのかは分かりませんが生前、母・瑠火と約束した「弱き人を助ける事は強く生まれた者の責務」という言葉を思い出し、自分自身がその約束を果たせたのかを訊く名言です。その問いかけに母・瑠火は「立派にできましたよ」と微笑み、それを見た煉獄杏寿郎は笑顔を浮かべ命尽きるのでした。

猗窩座との死闘を繰り広げる最中、母・瑠火が死ぬ間際に強く優しい子の母になれて幸せだったという言葉を思い出した煉獄杏寿郎。致命傷を負いながらも母・瑠火に感謝の言葉を告げながら、最期まで諦めないと心を燃やして戦い抜いた時の名言です。

長い激闘が煉獄杏寿郎の敗北で終わり、命が尽きかけようとしていた時に最後の力を振り絞って炭治郎・伊之助・善逸に告げた名言です。自分が死んでも「悪鬼滅殺」の意志は受け継がれていくと煉獄杏寿郎は信じたのです。煉獄杏寿郎は命を懸けて戦う事で、炭治郎・伊之助・善逸に鬼殺隊のこれからを託したのでした。

自分の死を悟った煉獄杏寿郎は炭治郎を呼んで「俺がここで死ぬことは気にするな」と言った後に優しく告げた名言です。柱である以上後輩の鬼殺隊士の盾になるのは当然だと説く煉獄杏寿郎。その言葉を聞いた炭治郎は悲しみや悔しさを感じます。しかし、煉獄杏寿郎の生き様は炭治郎にとって心にずっと残るものとなりました。

この言葉は先述した「己の弱さや不甲斐なさ…」の最初に告げる名言です。無限列車での戦いは決して恥じるべきものではない、寧ろ胸を張って居て良いのだと煉獄杏寿郎は炭治郎達に告げるのです。その言葉を聞いた炭治郎達は込み上げてくるものを感じずにはいられませんでした。

厭夢の血鬼術から目を覚ました煉獄杏寿郎が「心を燃やせ」を体現したかの様に叫ぶ名言です。「うまい!!」と連呼しながらお弁当を頬張っていた時と打って変わって怒りを滾らせる名言です。鬼ならばどの様な相手であっても容赦はしないという決意の表れを感じます。

『鬼滅の刃 無限列車編』で数々の名言を残した炎柱・煉獄杏寿郎の声を担当した声優は一体誰なのでしょうか。「心を燃やせ」と熱いセリフでファンを魅了した声優を紹介します。

炎柱・煉獄杏寿郎の声を担当したのは、声優の日野聡さんです。日野さんは役作りの際、原作をしっかり読み込んでから演じるそうです。そんな日野さんは、かっこいいキャラから、硬派なキャラまで幅広く演じられる実力派声優です。

10代から児童劇団に所属していた日野さんは、舞台俳優を目指していました。しかし、海外ドラマ『ER緊急救命室』で吹き替えを担当した事がきっかけで声優として活動する事になります。活動当初はアニメには縁がないと思っていた所に『一騎当千』のオーディションに参加し初レギュラーの座を掴みました。

上記の他にも『薔薇王の葬列』のケイツビー役や『東京リベンジャーズ』のキヨマサ役、『呪術廻戦』の加茂憲紀など、個性的なキャラクターの役で数多くの作品に出演しています。

『鬼滅の刃』に登場した煉獄杏寿郎の名言に対する世間での評判や人気はどうなっているのでしょうか。Twitterでの声を一部紹介します。

煉獄杏寿郎の名言はとても素晴らしく生きる上で活力になったと言う声が多くありました。他にも、会社のホームページで「今日の格言」と題して煉獄杏寿郎の名言を挙げている所もあるなど、煉獄杏寿郎の名言は人々の心に深く刻み込まれているようです。

煉獄杏寿郎の数々の名言の中で「心を燃やせ」が一番心に響いて感動したと言う声もありました。日々生きていく中で気持ちが沈み落ち込んでいる時に、煉獄杏寿郎の「心を燃やせ」の名言が自分を強くしてくれていると感謝している人もいます。煉獄杏寿郎の名言は人の生きる活力となっているようです。

煉獄杏寿郎の「うまい!!」と言う口癖が大好きといった声も多くありました。「心を燃やせ」といった感動する名言とは裏腹に、天然で可愛らしい口癖がある所が煉獄杏寿郎の魅力と言えるでしょう。

数多くの名言を残した煉獄杏寿郎。そんな煉獄杏寿郎が鬼殺隊最高位炎柱という立場ではなく、別の世界軸で生きていたらどの様な人間だったのでしょう。ここでは、煉獄杏寿郎がもしも〇〇だったらと題して「彼氏」「学校の先生」「父親」を挙げて考えてみます。

煉獄杏寿郎がもしも「彼氏」だったら、彼女の為なら身体を張って守ってくれるのではないでしょうか。そして、彼女の作った料理を「うまい!!」と連呼しながら美味しそうに食べてくれそうです。そんな煉獄杏寿郎に彼女は尽くしてしまうのではないでしょうか。

煉獄杏寿郎がもしも「学校の先生」だったら、熱血指導な先生になりそうです。ですが、熱血だからといって生徒が授業についていけないという事はなく、懇切丁寧に教え導いてくれると思います。公式漫画「キメツ学園」でも歴史の先生として教鞭に立っている煉獄杏寿郎。彼は学校の先生としても「心を燃やせ」と熱く語ってくれそうです。

煉獄杏寿郎がもしも「父親」だったら子供の持つ夢を精一杯応援し、支えてくれるのではないでしょうか。一緒になって時には悩み涙し、ある時は一緒に手を取り合って喜ぶといった器の大きな父親になっていると思います。

『鬼滅の刃』に登場する炎柱・煉獄杏寿郎は心に残る名言を沢山残しました。どの名言も素晴らしく、現代に生きる私達の糧にもなっていると言っても過言ではありません。連載が終わった今でも、煉獄杏寿郎がファンから支持されているのは彼の生き方や名言が今でも心に響き「心を燃やせ」と鼓舞してくれているからなのです。