【鬼滅の刃】日輪刀の色の意味とは?黒刀は出世できない?特徴も一覧で紹介
鬼滅の刃に登場する日輪刀は持ち主によって色が変わることから『色変わりの刀』という別名があります。炭治郎が握った日輪刀は黒に変わりましたが、前例がない色のため出世できないという噂があるほどです。この記事では、この噂の真偽と共に日輪刀の色の意味、特徴を紹介します。
日輪刀とは
鬼滅の刃に登場する武器である日輪刀は持ち主によってさまざまな形をしていますが、唯一鬼の首を斬って殺すことができる刀です。持ち主によって色が変化することから『色変わりの刀』とも呼ばれる日輪刀ですが、黒に変化した場合、持ち主は出世しないという噂があります。炭治郎は日輪刀が黒く染まり、つくった鋼鐵塚蛍をがっかりさせていました。この噂は本当なのか検証していくと共にさまざまな日輪刀を紹介していきます。
鬼を倒せる特別な刀
鬼滅の刃における鬼は頭をつぶしても、どれだけ骨を砕いても、日光に当てるか日輪刀によって首を斬ることでしか殺すことができません。日輪刀を打つことができる刀鍛冶が住む里は重要な拠点であるため、厳密に隠されています。刀鍛冶はそれぞれの隊士を担当し、隊士の戦い方に応じた形の刀を打ちます。
鬼滅の刃の概要
日輪刀が登場する鬼滅の刃は週刊少年ジャンプで連載されていましたが、原作は完結しています。大正時代を舞台にしたダークファンタジーであり、ufotableによるアニメ化で人気に火がつきました。遊郭編までアニメ化されており、続編である刀鍛冶の里編のアニメ化が決定しています。刀鍛冶の里編では日輪刀を打つ刀鍛冶が大勢登場します。
鬼滅の刃のあらすじ
山で暮らす炭焼きを生業とする家の長男である竈門炭治郎がある晩家を留守にして帰ると、家族が惨殺されていたことから鬼滅の刃ははじまります。家族の中でただひとり生き残った妹の禰豆子は鬼化されており、炭治郎は禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊の隊士となりました。日輪刀を手渡されるのは、鬼殺隊に入隊するための試験である最終選別で合格したあとのことです。
日輪刀の色の意味は?
別名『色変わりの刀』と呼ばれる日輪刀。日輪刀が変化する色はさまざまですが、持ち主が得意とする呼吸によって色が変化するのではないかと言われています。炭焼きの家の子である炭治郎は火にかかわる仕事をしていたため、刀が赤くなるのではないかと日輪刀をつくった鋼鐵塚蛍は期待していましたが、炭治郎の日輪刀の色は黒に染まりました。その理由を考察します。
持ち主によって色が変化する
鬼滅の刃に登場する武器である日輪刀は持ち主が握ることによって色が変化します。炎の呼吸の使い手である煉獄杏寿郎の日輪刀は赤色に、水の呼吸の使い手である冨岡義勇の日輪刀は水色に変化しています。そのことから、日輪刀の色は持ち主の得意な呼吸に応じて、その色を変化させていることが考えられます。
始まりの呼吸
日輪刀の色の変化に関わっているとされる呼吸について説明します。鬼滅の刃に登場する鬼殺隊の剣士たちは呼吸を使って戦います。この呼吸による戦い方を生み出したのは、はじまりの呼吸の使い手である縁壱(よりいち)という男でした。
基本の5つの呼吸
縁壱は誰に対しても日の呼吸による戦い方を教えました。しかし日の呼吸を使える者は誰ひとりとして存在せず、隊士たちは日の呼吸を真似て、それぞれ炎・岩・水・風・雷の5つの呼吸を生み出しました。この呼吸による戦い方を学んだことで、鬼殺隊は鬼をより多く倒せるようになり、鬼殺隊全体の戦闘能力が格段に上昇しました。
5つの呼吸から派生した呼吸
日の呼吸から生まれた5つの呼吸は、年月が経つとともに派生の呼吸を生み出しました。水の呼吸からは蛇の呼吸、花の呼吸。炎の呼吸からは恋の呼吸。風邪の呼吸からは霞の呼吸。雷の呼吸からは音の呼吸が生まれています。さらに花の呼吸からは派生しており、胡蝶しのぶが使う蟲の呼吸も生まれています。日の呼吸から派生が遠いほど一撃の強さは劣っていくと言われています。
日輪刀の色が黒いと出世できない理由
鬼舞辻無惨は日の呼吸の使い手である縁壱に一度殺されかけています。体を分裂させてどうにか生き延びた無惨は縁壱が存命の間は一切姿を現すことはありませんでした。縁壱の死後、鬼舞辻無惨は日の呼吸の才がある者は残らず皆殺しにしています。縁壱が持っていた刀の色は黒であり、日の呼吸の使い手が持つ日輪刀が黒に染まるとするならば、黒い日輪刀を持つ剣士は出世する前に殺されてしまうことが、出世できないと言われていた理由と考えられます。
日輪刀の色や特徴一覧
日輪刀は一般的な刀の形をしているものだけでなく、隊士の戦い方に応じたさまざまな形のものがあります。それぞれの隊士に担当の刀鍛冶がおり、刀鍛冶は隊士の要望に応じた刀をつくることになっていることが理由です。この項目では炭治郎の同期である主要キャラ5人の日輪刀と、柱9人の日輪刀を紹介していきます。
日輪刀①竈門炭治郎
竈門炭治郎の日輪刀は黒色の一般的な刀です。刀鍛冶の里にあった縁壱零式という縁壱の動きを再現した機械人形の中にあった刀を炭治郎の担当鍛冶師である鋼鐵塚蛍が、鋼鐵塚家に伝わる特別な研磨法で磨きあげたものです。縁壱零式の中から出てきたことから、この刀は縁壱が過去に使っていた日輪刀であると考えられます。鍔には猗窩座によって殺された煉獄杏寿郎の日輪刀の鍔が使用されました。
日輪刀②我妻善逸
我妻善逸の日輪刀は一般的な刀の形をしていますが、黒い刀身には稲妻のように黄色い文様が走っています。雷の呼吸の使い手として、超高速の攻撃を繰り出す善逸らしい日輪刀です。柄と鞘は真っ白な美しい刀です。
日輪刀③嘴平伊之助
嘴平伊之助は2対の日輪刀を使います。日輪刀の色は浅黄色のような色をしているのは、彼が独自に編み出した獣の呼吸の使い手であることが理由と考えられます。刀鍛冶は美しい刀を打ってくれましたが、伊之助は刀をもらった瞬間に庭にある石で刀身をガタガタにしてしまいました。これに刀鍛冶は怒り狂いましたが、伊之助の戦闘スタイルを考えると、削り取るような刀が適していたのでしょう。
日輪刀④栗花落カナヲ
栗花落カナヲの日輪刀は淡い桃色であり、一般的な刀の形をしています。鍔と鞘に花の文様が刻まれており、鼻の呼吸を使うカナヲにぴったりの刀です。刻まれている文様の花は梅の花であり、花言葉は「高潔」「不屈の精神」です。胡蝶姉妹に憧れていることの表れなのかもしれません。
日輪刀⑤冨岡義勇
富岡義勇の日輪刀の刀身は深い青色に変化しています。この色は同期で同じ水の呼吸の使い手である村田よりもかなり濃い色をしています。水柱にまでのぼりつめた冨岡気湯の日輪刀の方が濃い色に変化したことを考えると、呼吸に適正があればあるほど日輪刀の色が濃く変化するのかもしれません。
日輪刀⑥煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎の日輪刀は、炎を思わせる赤色をしています。炎の呼吸を代々受け継いできた煉獄家の長男にふさわしい色です。煉獄杏寿郎は炎の呼吸にも剣士としても適正があり、柱の中でも上位の強さを持つ剣士となりました。
日輪刀⑦不死川玄弥
不死川玄弥は呼吸が使えないため、日輪刀の色は変化していません。その代わり銃をいつも持っており、戦況によって日輪刀と使い分けて戦っています。
日輪刀⑧胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶの日輪刀は細く、鞘にしまった時に毒の調合を変える仕組みがある変わった日輪刀です。胡蝶しのぶは小柄な体格故か腕力がなく、柱の中で唯一鬼の首を斬ることができません。その代わり突きに特化した筋肉を身につけ、鬼を殺す毒を開発しました。日輪刀に毒を仕込み、鬼を突いたときに注入することで倒します。
日輪刀⑨宇髄天元
宇髄天元は二刀流であり、刀身の色は黄色に近い橙色です。宇髄天元が使う音の呼吸は雷の呼吸の派生であるため黄色に変化したと考えられます。宇髄天元は二対の刀を打ち合わせることで爆発を発生させて鬼を攻撃します。
日輪刀⑩時透無一郎
時透無一郎の日輪刀は白色の刀身をしています。形状は一般的な刀の形状です。最年少で柱になった時透無一郎は血が滲むほど日輪刀を振り続け、柱になる実力を身につけました。
日輪刀⑪甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃の日輪刀は刀身は鮮やかなサクラ色であるだけでなく、極めて薄く柔らかさを持つためムチのようにしなります。この日輪刀は柔軟性を持つ甘露寺蜜璃にしか扱えない特殊なものです。甘露寺蜜璃が日輪刀を扱う様は美しく、まるで舞うように戦います。
日輪刀⑫悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥の日輪刀は灰色であり、鎖で繋がれたトゲのついた鉄球と斧でできています。盲目の悲鳴嶼行冥はこの鎖の音やその音の反響で鬼の位置を特定し、攻撃します。盲目であるにもかかわらず柱の中で最強と呼ばれる悲鳴嶼行冥だからこそ扱える日輪刀といえます。
日輪刀⑬伊黒小芭内
伊黒小芭内の日輪刀は蛇のようにうねった形をしています。刀身の色は蛇の呼吸の使い手であることが理由なのか薄紫に染まっています。蛇の呼吸は水の呼吸から派生しているためか、この薄紫色は青みをおびた色です。伊黒小芭内の斬撃は蛇のようにうねるものであり、この斬撃はうねった形の日輪刀だから出せるものです。
日輪刀の作り方
日輪刀は持ち主によって色が変わるという変わった特性があることからも分かるとおり、普通の刀とは使用する素材から異なります。日輪刀に使う素材は鬼を殺すための特別な素材です。ここからはその特別な素材について、そして日輪刀は誰がつくっているのかを紹介します。
作るのは刀鍛冶
日輪刀を作るのは刀鍛冶の里に住むひょっとこのお面をした刀鍛冶たちです。隊士には一人ひとり担当の刀鍛冶がついており、刀鍛冶は隊士の要望に応じてそれぞれ形状を変えた刀を打ちます。日輪刀をつくる技術を持った刀鍛冶が鬼に殺された場合、鬼殺隊全体の戦力が低下してしまうため、刀鍛冶の里は厳重に隠されており、鬼に見つかった際に移動する空里もいくつか用意されています。
日輪刀の素材は砂鉄と鉱石
鬼滅の刃に登場する日輪刀の素材は特別な砂鉄と鉱石によって作られます。この砂鉄と鉱石が特別なもので、太陽に一番近い高い山でしかとることができない 猩々緋砂鉄 (しょうじょうひさてつ)と猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)という素材です。この素材は陽光を急襲する鉄であることから、日輪刀は鬼に対して有効な攻撃を与えることができると考えられます。
玉鋼を作るための素材
日輪刀に使われるもうひとつの素材である玉鋼は、最終選別に合格した者が自ら選びます。選んだ玉鋼は刀鍛冶の里に住む刀鍛冶によって鍛えられ、隊士の元に運ばれます。炭治郎の場合は15日で鋼鐵塚蛍が届けてくれました。
日輪刀の色に対する世間での評判や人気
日輪刀はそれぞれのキャラクターによって異なるデザインであり、それがすべてかっこいいことから「集めたい」「欲しい」と思っているファンが多いようです。
鬼滅の刃は子どもからも人気であるため、日輪刀はおもちゃとしても発売されました。子どもも大人も幅広い年代に日輪刀は愛されているようです。
また、日輪刀の色が黒だと出世できないと言われていたことに関して、その設定は結局何だったのか気になるという感想もありました。
日輪刀の色は呼吸によって変化する
日輪刀の色は持ち主に適した呼吸によって色が変わることがわかりました。炭治郎は鬼滅の刃本編の途中で水の呼吸が自分には合わないということに気がつき、日の呼吸であるヒノカミ神楽を使った方が強い攻撃を出せることに気がつきます。炭治郎の刀は黒色であったため、水の呼吸には向いていなかったということだったのでしょう。
この記事のライター
兎本
なんでも書くライターです。 好きな漫画は「妖狐×僕SS」「銀魂」「SKET DANCE」です。
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