【鬼滅の刃】恋柱の甘露寺蜜璃が鬼殺隊に入った理由とは？魅力や強さも

『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃はかわいくて人気のあるキャラクターです。恋の呼吸という独自の呼吸を生み出し、恋柱にまで上り詰めた鬼殺隊です。そんな甘露寺蜜璃のプロフィールや生い立ちや過去、鬼殺隊に入った理由や、煉獄杏寿郎との関係、『鬼滅の刃』での活躍や強さ、恋の呼吸の技一覧や声優などを紹介します。

『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃は鬼殺隊の頂点である柱の一人です。炎の呼吸から派生した恋の呼吸の使い手で、恋柱でもあります。髪色が頭頂部がピンクで、毛先にかけて緑となっており、派手な色となっています。これは好物である桜餅を食べすぎて髪の色が変色しています。隊服は胸元が大きく空き、短いスカートが特徴的です。同じような隊服を支給された胡蝶しのぶはその場で隊服を燃やしていました。甘露寺蜜璃は明るく元気な性格で、年頃の男の子に強さや見た目、話し方などですぐに「キュン」としてしまう恋多き女の子です。

『鬼滅の刃』は吾峠 呼世晴 （ごとうげ こよはる）による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』で連載していた作品です。物語は完結しており、単行本は全23巻となっています。「鬼滅」の愛称で親しまれ、社会現象になるほどの人気作品となり、単行本全23巻の累計発行部数は、2021年で1億5000万部を突破しています。2019年にはアニメ第1期『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』が放送され、「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」が放送されました。

『鬼滅の刃』は炭売り小屋の少年・竈門炭治郎を主人公にした物語です。家族を惨殺され、残った妹の禰豆子は鬼にされてしまい、禰豆子を人間に戻す方法を探すために鬼を狩る「鬼殺隊」に所属します。炭治郎は鬼殺隊での新たな仲間と共に鬼を狩り、禰豆子を人間に戻す方法を探していました。鬼殺隊には階級があり、その頂点には「柱」という存在がいます。炭治郎はそんな柱達とも共に戦い、全ての元凶である鬼舞辻無惨の行方を追います。

『鬼滅の刃』の人気キャラクターである甘露寺蜜璃ですが、彼女が鬼殺隊に入った理由は一体何なのでしょうか。甘露寺蜜璃が鬼殺隊に入った理由、過去や生い立ち、炎柱の煉獄杏寿郎との関係性、甘露寺蜜璃の『鬼滅の刃』での活躍強さ、最期のシーンを紹介します。

甘露寺蜜璃は優しい両親の元に産まれ、健やかに育ちました。生まれつきの体質で通常の人間の8倍もの筋繊維の密度を持っている「捌倍娘（はちばいむすめ）」で、常人よりもかなり力持ちでした。そんな甘露寺蜜璃を両親は可愛がりますが、年頃になると他の女の子とは違うことに気づきます。常人よりも力持ちで、さらにかなりの大食いということや、奇抜な髪色でお見合い相手に厳しい言葉をかけられることもありました。初めは食べるのを我慢し、髪色を黒く染めていましたが、自分らしくないことに嫌になってお見合いをやめてしまいます。

甘露寺蜜璃が鬼殺隊に入った理由は「自分より強い殿方を探すため」です。刀鍛冶の里編で炭治郎に聞かれたときに恥ずかしがりながら答えていました。自分は人と違って変だと思っているときに、自分の才能が活かせる鬼殺隊という存在を知り、お館様には「自分の強さを誇りなさい」と言われて涙しました。自分よりも強い殿方に出会うには自分も強さを持たなくてはと思い、柱にまで上り詰めました。

甘露寺蜜璃は柱になる前は、炎柱の煉獄杏寿郎の元で鍛錬をしていました。元々は炎の呼吸を使っていましたが、より自分にあっている「恋の呼吸」を生み出しました。恋の呼吸は炎の呼吸の派生となっています。甘露寺蜜璃が鬼殺隊をやめようか悩んでいるときには、煉獄杏寿郎が親身になって励ましたくれたというエピソードもあります。煉獄杏寿郎から見た甘露寺蜜璃の印象は「才能が凄い！技の独創性も凄い！可愛い後輩！」というものでした。

炭治郎が刀鍛冶の里に来た頃、ちょうど里に甘露寺蜜璃も来ていました。炭治郎よりも先に里を出た甘露寺蜜璃ですが、急遽里に呼び戻され、不死川玄弥と炭治郎と禰豆子を危機一髪のところで助けます。炭治郎と禰豆子、玄弥が苦戦していた鬼である憎珀天を一人で引き受け、たくさんの攻撃を恋の呼吸の技でいなしている姿をみることができます。柱の強さが改めてわかるシーンでした。憎珀天を抑えている間に炭治郎たちが半天狗の本体を切り、憎珀天も消滅して刀鍛冶の里を救うことができました。

無限城ではお館様の元へ駆けつけましたが、伊黒小芭内と共に無限城に落とされてしまいます。落とされた先で上弦の肆となった鳴女に出くわして戦います。伊黒小芭内と甘露寺蜜璃は鳴女になかなか攻撃できずにいましたが、鬼殺隊に紛れてやってきた愈史郎に助けられます。愈史郎と協力して鳴女を操り、鬼舞辻無惨の元に向かいました。

鬼舞辻無惨は人間に戻す薬を投与しても倒すことができず、太陽にさらすことで消滅させるしかなくなっていました。柱が次々と鬼舞辻無惨に攻撃しますが、なかなか倒すことができません。甘露寺蜜璃は無惨の触手を引きちぎって参戦しますが、無惨の攻撃で重症を負ってしまいます。その後無事に無惨を倒すことができましたが、甘露寺蜜璃は無惨の毒や重症によって動くことができませんでした。伊黒の腕に抱かれ、生まれ変わったらお嫁さんにするという約束をして、甘露寺蜜璃と伊黒は死亡しました。

恋柱の甘露寺蜜璃はかわいい柱ということで人気のキャラクターとなっております。そんな甘露寺蜜璃の魅力は一体何なのでしょうか。恋柱の甘露寺蜜璃の魅力を紹介します。

恋柱の甘露寺蜜璃の魅力の1つ目は明るい性格です。兄弟が多く、長女であることから禰豆子のことをかわいがっています。他の柱が鬼を連れていることに反対しているところ、甘露寺蜜璃は炭治郎と禰豆子の味方で、全力で応援すると言ってくれました。また不死川玄弥に無視されたことを泣きながら炭治郎に抗議するも、ご飯のことを聞くと一気に機嫌が良くなったりします。明るい性格で他の柱や隊士からも人気となっています。

恋柱の甘露寺蜜璃の魅力の2つ目は惚れっぽいところです。炭治郎が初めて柱やお館様と会った柱合会議では、他の柱に対して「キュンとするわ！」と心のなかで思っていました。他の隊士や柱は鬼を倒すことに執念を燃やしている中、恋愛に重きを置いているのは恋柱の甘露寺蜜璃だけです。

恋柱の甘露寺蜜璃の魅力の3つ目はセクシーな隊服です。胸元が大きく開いており、スカートもかなり短い隊服ですが、甘露寺蜜璃の体型と合わさりかなりセクシーになっています。隊服が支給されたときは寸法が合っていないと抗議しましたが、隊服を作る隊士に騙されてそのまま着ています。同じ柱である胡蝶しのぶも同じような隊服を支給されていますが、油を使ってその場で燃やしています。スカートが短くて足が出すぎて恥ずかしいと思っていたところ、蛇柱の伊黒小芭内が縞々の長い靴下をプレゼントしてくれました。

持ち前の筋力としなやかな体で恋柱になった甘露寺蜜璃の強さはどれほどなのでしょうか。甘露寺蜜璃が使う恋の呼吸や日輪刀、恋の呼吸の技の一覧を紹介します。

恋柱の甘露寺蜜璃が使う呼吸は「恋の呼吸」です。恋の呼吸は炎の呼吸から派生した呼吸で、甘露寺蜜璃が独自で編み出した呼吸です。炎柱である煉獄杏寿郎の弟子として鍛錬していましたが、オリジナリティが溢れすぎて炎の呼吸を使いこなせず、独自の呼吸を生み出しました。持ち前の筋力と、女性の体のしなやかさを合わせた体の動きをし、新体操のようにアクロバティックなものとなっています。

恋柱の甘露寺蜜璃の日輪刀は新体操のリボンのような刀です。刀身が薄く、しなやかに曲がる特殊な形をしており、刀鍛冶の里の里長である鉄珍が作っています。剣さばきは元忍で音柱である宇髄天元より早く、肉眼では見えないほどの速さとなっています。独特な日輪刀は使いこなすのが難しく、甘露寺蜜璃は音楽に合わせた稽古や柔軟を取り入れています。

恋柱の甘露寺蜜璃が使う「恋の呼吸」の技を紹介します。恋の呼吸の使い手は甘露寺蜜璃だけで、技も可愛らしいものとなっています。

恋の呼吸、壱ノ型は「初恋のわななき」です。刀鍛冶の里で、里長とお付きの人が玉壺の出した金魚のような生物に襲われているときに発動した技です。大きな踏み込みからの一太刀で、目にも止まらない速さで斬撃を繰り出します。あまりの速さに、切られた相手は自分がバラバラになっていることも気づかない様子です。

恋の呼吸、弐ノ型は「懊悩巡る恋（おうのうめぐるこい）」です。半天狗の分身が合体した憎珀天の攻撃に対して発動した技です。流れるように刀をしならせ、相手を螺旋状に切り刻む、連撃の攻撃です。

恋の呼吸、参ノ型は「恋猫しぐれ（こいねこしぐれ）」です。猫が跳ねるように三日月の斬撃を広範囲に繰り出す技です。敵の攻撃を切ることができるため、防御にも使える技になっています。技を繰り出したときの炭治郎の顔から、強さがわかる一面です。

恋の呼吸、伍ノ型は「揺らめく恋情・乱れ爪（ゆらめくれんじょう・みだれづめ）」です。体の柔らかさやしなやかさを使った技で、後方に宙返りしながらの広範囲の攻撃です。無尽蔵に斬撃を四方八方に繰り出すことができます。

恋の呼吸、陸ノ型は「猫足恋風（ねこあしこいかぜ）」です。自分の周囲に突風のような斬撃を展開する技です。敵の攻撃から防御することもできる技になっています。

強くてかわいい恋柱の甘露寺蜜璃を担当した声優は誰なのでしょうか。甘露寺蜜璃の声優のプロフィールや代表作を紹介します。

恋柱の甘露寺蜜璃の声を担当するのは「花澤香菜（はなざわかな）」さんです。『鬼滅の刃』アニメ第1期では柱合会議で、他の柱にキュンキュンする甘露寺蜜璃しか演じられなかったのに対し、アニメ第2期では甘露寺蜜璃のより深いところを表現できることが楽しみとインタビューで語っていました。

花澤香菜さんは「澄んだ可愛らしい声」と評判の声優です。子役のオーディションのチラシをきっかけに芸能界に入り、子役として活躍し、バラエティ番組『やっぱりさんま大先生』や、テレビドラマ『ガッコの先生』に出演していました。14歳のときに『LAST EXILE』のホリー・マドセイン役で声優に初挑戦し、高校生のときに『ゼーガペイン』ヒロインのカミナギ・リョーコ役でレギュラー出演となりました。2020年には同じ声優の小野賢章さんと結婚しました。

花澤香菜さんの代表作は『ニセコイ』小野寺小咲、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』黒猫、『五等分の花嫁』中野一花、『〈物語〉シリーズ』千石撫子、『PSYCHO-PASS サイコパス』常守朱、『サクラダリセット』春埼美空、『orange』高宮菜穂、『劇場版 呪術廻戦 0』祈本里香、『デュラララ!!』園原杏里、『Angel Beats!』天使 / 立華かなで、『神のみぞ知るセカイ』汐宮栞、ミネルヴァ、『PandoraHearts』シャロン＝レインズワースなどです。

甘露寺蜜璃は蛇柱の伊黒小芭内とよくご飯を食べに行っています。漫画では扉絵として描かれていたシーンですが、アニメ『鬼滅の刃』ではアニメオリジナルとしてエピソードが描かれていました。甘露寺蜜璃と伊黒小芭内のほっこりとした日常シーンが追加されてよかったというファンの声が多くありました。

『鬼滅の刃』の登場キャラクターは髪色がグラデーションになっていたり、奇抜な髪色をしていることがあります。特に吾妻善逸は雷に打たれて黒から金髪になったり、甘露寺蜜璃は大好物の桜餅を食べすぎて黒からピンクと緑色になったというエピソードが衝撃的でした。そんな無茶苦茶なエピソードが好きというファンもたくさんいました。

甘露寺蜜璃の身長は167cmで、当時からするとかなり身長が高かったことがわかります。そんな中でも明るく元気な性格で強く生きられたのは、両親がたくさん愛してくれたからだというファンの声もありました。またたくさん食べる甘露寺蜜璃を応援している声もたくさんあります。

『鬼滅の刃』の恋柱である甘露寺蜜璃のプロフィールや過去、強さや鬼殺隊に入った理由、恋の呼吸の技やかわいい魅力について紹介しました。甘露寺蜜璃が鬼殺隊に入った理由は意外なもので、「強い男性をみつけるため」でした。強い男性を見つけるには自分も強くなって柱になろうと思い、本当に柱になってしまう甘露寺蜜璃は、本当の強さを持っていたのでしょう。今後『鬼滅の刃』を見る際は、甘露寺蜜璃のかわいさや強さ、他の柱や隊士の鬼殺隊に入った理由についても注目してみてください。