【鬼滅の刃】胡蝶カナエの担当声優は茅野愛衣！代表作やキャラを紹介

鬼滅の刃は2019年頃から人気が急上昇した日本の漫画・アニメ作品です。

胡蝶カナエはいつもニコニコしている穏やかな女性です。しかしそんな見た目に反して、鬼殺隊に所属しています。使っている呼吸は「花の呼吸」で、女性でありながら「柱」の肩書きも与えられており、花柱を務める非常に優秀な隊士です。また蟲柱を務めた胡蝶しのぶの姉でもあります。

鬼滅の刃のキャラクターはほとんどのキャラクターの誕生日が公開されていますが、残念ながら胡蝶カナエの誕生日は公開されておらず、誕生日は不明となっています。また、胡蝶カナエは鬼との戦いによって17歳という若さで命を落としています。身長は152cmから156cmに成長していますが、それでも日本人女性の平均身長くらいで、鬼と戦うという面ではあまり身長や体格が恵まれているとは言えません。 胡蝶カナエの性格はとても優しく、いつもニコニコと笑顔を忘れず、周りに癒やしを与えられる女性です。 

自身も鬼に家族を殺された過去を持ち「自分たちと同じように悲しむ人をこれ以上増やしたくない」という思いから鬼殺隊を目指しました。また胡蝶カナエ・しのぶ姉妹が住んでいる蝶屋敷にはたくさんの女性が暮らしていて、その女性達の多くは何らかの問題がある環境から胡蝶カナエが引き取った女性達です。そしてそんな胡蝶カナエの優しさは鬼にまで向けられ、「できることなら鬼も救いたい」と望むほどの優しさを持っていました。

胡蝶カナエは既に亡くなっていて回想シーンや精神世界でしか登場しません。しかし妹・胡蝶しのぶや栗花落カナヲは、胡蝶カナエを心の支えにしている部分があり、亡くなってなお力となっています。特に胡蝶カナエが敗北した鬼・童磨（どうま）との戦いで負けそうになり諦めかけた胡蝶しのぶの精神世界に現れ、花柱として叱責し姉として励ました際は、胡蝶しのぶがどれだけ胡蝶カナエに支えられて生きてきたかがよく分かるシーンとなっています。

一度、鬼滅の刃についておさらいをしてみましょう。

鬼滅の刃は2016年から週刊少年ジャンプで連載が始まり、2020年には単行本全23巻も発売され完結しています。連載開始当初から少年ジャンプファンには注目されていましたが、一般のファンが多く増え、爆発的な鬼滅の刃ブームが起きたのはアニメ放送が始まった2019年頃です。そのアニメ映像の美しさが話題を呼び、鬼滅の刃ファンを増やしました。さらに2020年に公開された「劇場版アニメ鬼滅の刃無限列車編」は数々の記録を樹立し、国民的アニメ・漫画となりました。

大正時代を舞台とした鬼滅の刃には「鬼」が存在します。鬼は人間を喰らい多くの人間が苦しめられ悲しみの淵に立たされるため、そんな鬼を討伐するために「鬼滅隊」が作られました。主人公・竈門炭治郎も鬼殺隊へ入隊し、たくさんの仲間や柱達と共に鬼に挑み成長していくバトル漫画です。しかし鬼にも哀しい過去があり、鬼に対して同情・涙することも多い物語でもあります。

アニメが話題を呼んだ鬼滅の刃で、胡蝶カナエの声優を担当したのは茅野愛衣さんです。

既に亡くなっていたとは言えファンからの人気も高かった胡蝶カナエの声優を担当した茅野愛衣さんはどのような方なのでしょうか？

茅野愛衣さんは大沢事務所に所属する声優さんです。「かやのん」という愛称でファンから親しまれています。

茅野愛衣さんの誕生日は1987年9月13日です。今年の誕生日（2022年）を迎えた際には35歳になります。ファンの多い茅野愛衣さんの誕生日にはファンが独自に誕生日イベントを企画し、茅野愛衣さんの誕生日をお祝いすることがお馴染みとなっています。公式からは2020年の誕生日の際に茅野愛衣さんのラジオがスタートしましたが、イベントは今のところ開催されていないようです。

茅野愛衣さんの身長は153cmです。日本人女性の平均身長より低く、どちらかというと低身長の小柄な女性です。偶然にも153cmという身長は、演じた胡蝶カナエと同じくらいの身長でもあります。

茅野愛衣さんの出身地は東京都ということが公開されています。

茅野愛衣さんはまだ結婚をしていません。

茅野愛衣さんは自身の性格を「マイペース」と語っていて、マイペースさは養成所の選考オーディションの際にも発揮していたそうです。周囲の声優仲間からは「癒やし系」「周りの空気を換える人」と言われているようですが、ファンの中では「お調子者」という性格を指摘される声も多く見られました。また、「酒豪」というギャップのある一面も持ち合わせています。

小柄な身長だけでなく、お顔もとてもかわいらしい顔立ちをしていてファンからも「かわいい」「見てるだけでも癒やされる」と人気が高いです。そのため、声優さんですがお顔を出した仕事もたくさんされています。また、年齢を一切感じさせず、無邪気な雰囲気も相まってかかなりお若く見える容姿をしています。

茅野愛衣さんは2010年にプロ・フィットに所属してデビューを果たしました。その後2014年にはフリーランスとなっていますが、翌年の2015年に現在の大沢事務所に所属しました。デビュー以前には「人を癒やす仕事がしたい」という思いからエステティシャンとして働いており、なんと一時期は声優とエステティシャンの2つの仕事を掛け持ちしていた時期もあったそうです。声優を目指したのも「アニメでも人は癒やせる」と感じたことがきっかけだったそうです。

ニコニコとした笑顔と底抜けの優しさで周りを癒やす胡蝶カナエですが、その胡蝶カナエを演じた茅野愛衣さんもまた「人を癒やしたい」という強い想いを持っていて実際に雰囲気や声でたくさんの人を癒やしています。そのため、茅野愛衣さんは胡蝶カナエのキャラクターに非常に合っている声優と言えます。

そんな胡蝶カナエにぴったりな茅野愛衣さんは、他にはどんなアニメでどんな役を演じているのでしょうか？

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の本間芽衣子役は、茅野愛衣さんが第6回声優アワードにて新人賞を受賞した作品です。この作品をきっかけに茅野愛衣さんは声優として注目されるようになりました。本間芽衣子は天真爛漫な性格をしていて、そして何より誰かの為に泣けるような心優しい少女です。

原作がライトノベルの「ソードアート・オンライン」は漫画化・アニメ化・ゲーム化などもされています。茅野愛衣さんはこのソードアート・オンラインでは第4部のヒロイン・アリスを演じています。このアリスは記憶喪失でありながらも非常に強い戦闘力を持っていたり、実は人工的に作られた人間の心を持っていたり、様々な設定を持ったかなり重要なキャラクターです。

「この素晴らしい世界に祝福を！」では、妄想癖持ちのドMと言われるダクネス役を演じています。非常に優秀な能力を持ちつつも主人公にまで「変態」と言われてしまうちょっと変わったキャラクターに茅野愛衣さんの声が加わることで、かなり人気のキャラクターになっています。

「氷菓」にて演じる伊原摩耶花は、毒舌な面も目立ちますが、芯が強く根は優しい子です。小柄で童顔なキャラクターという点は、茅野愛衣さん自身にも似ています。

「ノーライフ・ノーゲーム」では11歳にして天才と呼ばれる頭脳と記憶力を持った白を演じています。しかし実は引きこもりでゲームの世界に入り浸っているというキャラクターです。見た目は白くて長い髪が特徴的な美少女です。

「冴えない彼女の育て方」では霞ヶ丘詩羽を演じています。霞ヶ丘詩羽は優等生・新人ノベル小説家という一面と、無口だけど話すドSという一面を持った美女です。

実写化もされた「斉木楠雄のΨ難」ではヒロイン照橋心美役を演じました。学校一の美少女でありながら、実は自分がかわいいことを誰よりも自覚していて表の顔と裏の顔を持つ、とても腹黒い性格をしています。しかし周囲からの完璧な美少女象を演じ続けるための努力を惜しまず、主人公の斉木楠雄には振り回されてしまうなど、どこか憎めないキャラクターです。

ゲーム「ファイナルファンタジーXIV」ではヤ・シュトラを演じています。猫に似た耳と尻尾が特徴的なキャラクターで、やはり美女です。仲間から「可愛げがない」と言われることもありますが、自身のことを「永遠の23歳」といって譲らないなどチャーミングな一面もあるキャラクターです。

たくさんのアニメ作品で幅広いキャラクターを演じてきた茅野愛衣さんですが、鬼滅の刃にて胡蝶カナエ役を演じた際にはどのような評判があったのでしょうか？

「イメージ通り」という大絶賛の意見が多く見られました。

なんと、茅野愛衣さんの決定前どころか鬼滅の刃がアニメ放送される前から「胡蝶カナエの声優には茅野愛衣さん」という意見も出ていました。

胡蝶カナエ役が茅野愛衣さんに加え、胡蝶しのぶ役が早見沙織さん、栗花落カナヲ役が上田麗奈さんということで声優陣が豪華すぎると驚いているファンも多いです。

生きているときだけでなく亡くなってからも胡蝶しのぶや栗花落カナヲを支え続けた胡蝶カナエ役の声優に抜擢された茅野愛衣さんは、自身も胡蝶カナエに通じるところがあり、とてもぴったりな声優さんでした。