【鬼滅の刃】刀鍛冶(刀匠)の名前一覧！担当している鬼殺隊員も紹介

鬼を倒すには特別な刀「日輪刀」で首を切らなければなりません。日輪刀は特別な素材、猩々緋砂鉄（しょうじょうひさてつ）と猩々緋砂鉄（しょうじょうひこうせき）を使い、鬼殺隊の刀を専属で作っている刀鍛冶が丹精を込めて作る刀です。刀鍛冶が集まる集落を「刀鍛冶の里」とし、鬼殺隊で里自体を隠しています。

存在自体が謎に包まれている刀鍛冶ですが、全員がひょっとこのお面を被っています。また『鬼滅の刃』に登場する刀鍛冶の里の人々の名前にはある文字が共通でつけられており、名前の読み方も難しいものとなっています。今回はそんな刀鍛冶の名前の読み方や声優なども含めて一覧でご紹介します。合わせて刀鍛冶が担当している鬼殺隊員などもご紹介しますので、ぜひ最後まで御覧ください。

日輪刀を作る刀鍛冶の人たちはみんなひょっとこのお面を被っています。これにはいくつかの意味があるとされています。単に趣味でお面を被っているということではありません。炭治郎も自分の日輪刀を打ってくれた刀鍛冶に初めて会った時は、そのひょっとこのお面に驚いていました。刀鍛冶の人がひょっとこのお面を被っている理由についてもご紹介したいと思います。

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて2016年11号から2020年24号まで連載されていました。「鬼滅」の略称でファンから愛され、その人気が社会現象ともなった作品です。漫画が好きな人はもちろん、そうでない人も誰もが知っている作品となりました。作者も親しみを込めて「ワニ先生」と愛称で呼ばれています。

『鬼滅の刃』は主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）が鬼にされてしまった妹、竈門禰豆子（かまどねずこ）を人間に戻すために鬼と戦っていくという物語です。戦いの最中でたくさんの仲間に出会い、炭治郎と仲間が共に成長していく姿が魅力の一つとなっています。

鬼と戦う中で、日輪刀が欠けてしまったり、折れてしまうことはよくあることです。炭治郎も遊郭の鬼と戦ったときに刀が刃こぼれしてしまいました。炭治郎は刃こぼれしてしまった刀を直してもらうために訪れたのが、刀鍛冶の人たちが集まって暮らしている「刀鍛冶の里」でした。

『鬼滅の刃』に登場する刀鍛冶の人たちの名前の多くは、読み方が難しくなっています。また、名前に「鉄」や「鋼」など、刀の素材になるものが入っていることが特徴です。名前も個性的ですが、性格もみんな個性的で魅力あふれるキャラクターとなっております。そんな刀鍛冶の、主要となるキャラクターを名前の読み方なども合わせてご紹介していきます。

『鬼滅の刃』の物語の中で一番初めに登場する刀鍛冶が「鋼鐵塚 蛍」です。読み方は「はがねづか ほたる」です。37歳の独身で、人の話を聞かない人物です。自分の刀を折られたり欠けさせたりすると、癇癪（かんしゃく）を起こして担当の鬼殺隊員を襲うことも多々あります。そういった理由で、担当から外されることもあったようです。

大好物はみたらし団子で、炭治郎が刀を折ってしまったときは大量のみたらし団子を食べさせて落ち着かせていました。みたらし団子でも効かないくらい暴れているときは、弱点である脇をこちょこちょするとしばらく動けなくなります。同じ刀鍛冶の鉄穴森が、炭治郎たちに弱点を教えてくれました。

鋼鐵塚さんが日輪刀を担当しているのは竈門炭治郎です。昔はもっと担当の隊士がいたようですが、癇癪を起こす性格のため担当を外されることもあったようです。日輪刀は持ち主の呼吸法によって色が変化します。始めて炭治郎に刀を持って来たとき、炭治郎の日輪刀の色が漆黒に変わると「俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのにクソーッ」と叫びながら、炭治郎をボカスカと殴っていました。

アニメ『鬼滅の刃』でシリアスな場面が続いているときも、鋼鐵塚が鬼の形相で現れるだけで一気にコメディ展開になります。そういったところがファンの間でも人気となっています。

蝶屋敷で療養をしている炭治郎と伊之助を訪ねて来たのが「鉄穴森 鋼蔵」でした。読み方は「かなもり こうぞう」です。名字と名前の両方に刀鍛冶の象徴である文字が入っています。鉄穴森は26歳と若く、「鉛（えん）」という美しい妻もいます。鉄穴森が鉛に一目惚れして結婚し、仲の良いおしどり夫婦と言われています。あまりに好きすぎて顔が似てきているそうです。

鉄穴森は鋼鐵塚とは違い、物腰柔らかで穏やかな性格です。しかし、伊之助が刀を石で削り始めたときは「ドカーン」とブチギレて、伊之助に向かって「ぶっ殺してやるこの糞餓鬼！！」と叫んでいました。優しい鉄穴森でも、刀鍛冶としてのプライドは高く、鋼鐵塚の手を引っ張って怒りながら帰っていきました。アニメ『鬼滅の刃』での鉄穴森のブチギレシーンはファンの間でもとても人気になっています。

鉄穴森の担当している鬼殺隊員は嘴平伊之助と時透無一郎です。物語の前半では伊之助の担当だけでしたが、無一郎の日輪刀を担当していた刀鍛冶が亡くなってしまったため、鉄穴森が後任となっています。無一郎が始めて「ありがとう、鉄穴森さん」と名前を呼んたとき、鉄穴森は思わず涙を零し、無一郎の最初の刀鍛冶である「鉄井戸（てついど）」の書き付け通りに作っただけだと言っていました。

刀鍛冶の里の長が「鉄地河原 鉄珍」です。読み方は「てっちかわはら てっちん」で、「鉄珍（てっちん）様」と呼ばれてみんなに慕われています。炭治郎が里長に挨拶をしにきた場面では「よろぴく」や「里で一番小さくって一番えらいの。ワシ」と言うなど、ユーモアが溢れていました。鋼鐵塚の名前を「蛍（ほたる）」と名付けたのも、鉄珍です。

掴みどころのないユーモアな里長ですが、癇癪を起こして行方不明になってしまう鋼鐵塚に対して「折れるような鈍（ナマクラ）を作ったあの子が悪いのや」と、里長らしい威厳のある一面もあります。また、鉄珍のひょっとこのお面はかなり特徴的で、口の部分がとても長くなっています。鬼の襲撃を喰らったときは少し短くなっているような気もします。

鉄珍が担当する鬼殺隊員は柱の甘露寺蜜璃と胡蝶しのぶです。甘露寺蜜璃の薄くしなやかな刀身や、胡蝶しのぶの毒が調合でき、鬼の首を突くことのできる刀身は扱いが難しいため、一番技術のある里長の鉄珍が自ら作っています。鉄珍が単純に若い女の子が好きという理由もあるかもしれません。 

漫画『鬼滅の刃』で炭治郎が刀鍛冶の里で出会った少年が「小鉄」です。読み方は「こてつ」となっています。小鉄の先祖が作った絡繰人形「緑壱零式」のことで無一郎と小鉄が揉めているところを炭治郎が目撃しました。小鉄もひょっとこのお面を被っていますが、素顔もお面の顔とほとんど変わりはありませんでした。「緑壱零式」のことで無一郎のことを恨み、炭治郎に過酷な修行をつけています。無一郎のことは陰で「コンブ頭」と悪口を言っていました。

刀鍛冶の里が鬼に襲撃されたとき、無一郎が上弦の伍の玉壺の術にかかってピンチな場面がありました。小鉄が脇腹を刺されても無一郎を助けようとしたことで、無一郎の記憶が蘇って覚醒することができました。訓練を受けた隊士ではないのに鬼の攻撃にひるまずに助けに行ける小鉄は、とても勇気がある子だとファンの間でも評判になっています。

小鉄は刀鍛冶としては一人前になっていないため、刀を打ってはいません。刀を打つ技術力はなくても、絡繰人形「緑壱零式」を治せる技術と得意な分析力があれば、今後誰かの日輪刀を作る日も遠くはないのではないかと言われています。

刀鍛冶の「鉄井戸」は時透無一郎の日輪刀を作っていました。読み方は「てついど」です。思い心臓病で亡くなってしまいましたが、記憶を保つことができない無一郎のことをとても心配していました。

鉄井戸は無一郎の最初の担当となった刀鍛冶です。無一郎は記憶を長く保つことができず、名前も覚えられないため何事にも無関心でした。そのため、周囲の人は無一郎のことを勘違いすることが多数ありました。鉄井戸はそんな無一郎の刀を見て「誰がわかってくれようか、お前さんのことを。お前さんがどれだけ手一杯か」と、無一郎のことを大変気にかけていました。

『鬼滅の刃』に登場する刀鍛冶の里にはたくさんの刀鍛冶がいます。全員がひょっとこのお面を被っており、名前も「鉄」や「鋼」といった象徴的な文字が使われています。ここでは主要なキャラクターではありませんが、『鬼滅の刃』の本編で登場する刀鍛冶の名前を読み方も合わせてご紹介します。

鉄谷、鉄導寺、鉄本中という3人の刀鍛冶が登場しましたが、この3人は上弦の肆の鬼・半天狗に襲われそうなところを間一髪で炭治郎に助けられました。読み方はそれぞれ「鉄谷（てつたに）、鉄導寺（てつどうじ）、鉄本中（てつもとなか）」です。

朝日に焼かれて死んでしまうかもしれない禰豆子を犠牲にしてまで、半天狗を倒して3人を救った炭治郎は、半天狗を倒した後も禰豆子のことを思って泣いていました。しかし、鉄谷・鉄導寺・鉄本中の3人に呼ばれて禰豆子の方を向いてみると、禰豆子が太陽の元で立っていました。この感動的な場面で3人はもらい泣きをしている、ほっこりする場面が描かれています。

刀鍛冶の「金剛寺・鉄尾・鉄池・鋼太郎・鉄宏」は上弦の伍の鬼である玉壺の『鍛治(かぬち)の断末魔』の犠牲となってしまった5人です。読み方はそれぞれ「金剛寺（こんごうじ）・鉄尾（てつお）・鉄池（かないけ）・鋼太郎（こうたろう）・鉄宏（てつひろ）」です。この中の鉄宏（てつひろ）は小鉄の叔父になります。

刀鍛冶の里の人々はひょっとこのお面を被っています。何故、全員がひょっとこのお面を被っているのか、この理由については公式では明らかにされていません。しかし、ファンの中ではこのひょっとこのお面にもいくつかの意味があるとされています。そこで今回は、ひょっとこのお面を被っていることの意味について、推測されていることをご紹介していきます。

刀鍛冶は鬼を倒すための唯一の武器である「日輪刀」を作ることができます。鬼殺隊員も日輪刀がなければ鬼を倒すことができません。こういった理由から鬼が日輪刀を作る刀鍛冶を襲うことがあるかもしれません。そのため、刀鍛冶の里にいる人達は鬼に素顔がバレないようにひょっとこのお面を被っていると言われています。

刀鍛冶の里の場所は鬼殺隊員にも知らされておらず、お館様だけが知っています。鬼殺隊員が里に訪れる時は、隠（かくし）と呼ばれる非戦闘員が何人も携わって居場所がわからないように運ばれます。ここまで徹底して刀鍛冶の里の存在を隠しているので、ひょっとこのお面を被っているのは鬼にバレないようにするためと言うのは理にかなっていると言われています。

刀鍛冶の里の人達がお面を被っている理由の一つに「高温の火から顔を守るため」というのがあります。刀鍛冶は刀を打つのが仕事です。刀を作る時は、鉄などを高温の火で炙り、打って形を整えていきます。そのときに浴びる火の温度は800℃～1400℃にまでなるようです。刀を作る時の防護を目的の一つとしてお面をつけていると言ってもおかしくはないと考えられています。

『鬼滅の刃』のアニメでは、豪華な声優が起用されていることで有名です。現在、アニメに登場した刀鍛冶は「鋼鐵塚」と「鉄穴森」です。今回はその2人を担当している声優についてご紹介していきたいと思います。

アニメ『鬼滅の刃』で炭治郎の日輪刀を担当している「鋼鐵塚」の声優は「浪川 大輔（なみかわ だいすけ）」さんです。浪川大輔さんが鋼鐵塚の声をあてる際は、ひょっとこのお面を被っているということで、ふざけているキャラクターを演じたというエピソードがあります。その後、監督に「もうちょっと真面目にやってください」と怒られたそうです。

浪川大輔さんは小学生の時に、アメリカのテレビドラマの子供役の日本語吹き替えで声優デビューしました。大人になると声優の仕事だけでは食べていけないと、アパレル関連の会社に7年間勤務した経歴を持っています。

浪川大輔さんは幼い頃から海外のドラマや映画の吹替え声優として活躍し、幅広い演技で数多くの作品に出演されています。爽やかな声やハスキーな声を匠に使い、女性はもちろんのこと、男性からの人気も高くなっています。代表作は『HUNTER×HUNTER』のヒソカや、『ハイキュー!!』の及川徹、『ヘタリア』のイタリアなどです。

アニメ『鬼滅の刃』で伊之助や無一郎の日輪刀を担当している「鉄穴森（かなもり）」の声優は「竹本英史（たけもと えいじ）」さんです。優しそうな鉄穴森から豹変してブチ切れる演技が面白かったのは、声優の竹本英史さんの演技力もあってのものだという声もありました。

竹本英史さんは1993年放送の『ドラゴンリーグ』のテコドント役で声優デビューした、大ベテラン声優です。出身は山口県で、山口弁が得意なようです。事務所プロフィールの特技の欄には「妻自慢」とあり、愛妻家な面も見られます。

竹本英史さんの代表作は『鬼滅の刃』の鉄穴森鋼蔵をはじめ、『戦国無双シリーズ』の石田三成、『ゴールデンカムイ』の月島基、『テイルズ オブ ヴェスペリア』のレイヴンなどです。青年の役からおじさんの役まで幅広く活躍されており、どの役もかっこいいと評判になっております。

『鬼滅の刃』で登場する刀鍛冶の里には温泉があり、擦り傷や打ち身などはたちまち治っていくと鬼殺隊士の中でも評判です。『鬼滅の刃』の本編でも柱の甘露寺蜜璃や、炭治郎の同期である不死川玄弥も温泉に浸かっていました。刀鍛冶の里に温泉があること、刀鍛冶の名前に「鉄」や「鋼」の文字が入っていること、日輪刀を作っていることなど、ファンの間では様々なことが考察されています。

鋼鐵塚（はがねづか）という難しい名前のため、間違うことが多々あるようです。間違う理由は音の響きのせいだと考えているファンもいるようです。鱗滝さんも「お面をしている」「おじさんである」「謎が多い」ということから、一緒に考察されているようです。『鬼滅の刃』では登場人物の漢字や読み方が難しいキャラクターがたくさんいるので、こういった共通点を見つけるのも面白いかもしれません。

鋼鐵塚の下の名前は「蛍（ほたる）」です。これは鉄珍が付けた名前で、可愛すぎると鋼鐵塚本人からも怒られているようです。ファンの間でも蛍という名前が話題になっており、名前と見た目のギャップが好きだという声もたくさんあります。

『鬼滅の刃』の登場人物はみんな漢字が難しく、読めない・覚えられないと言う人が多いようです。刀鍛冶の里の人は漢字も難しければ読み方も更に難しくなっているので、漢字の勉強にもなりそうです。炭治郎の担当の刀鍛冶の「鋼鐵塚」の名前を思い出そうとして、パティシエの「Toshi Yoroizuka」さんを思い浮かべるファンもいました。

『鬼滅の刃』で登場する刀鍛冶は個性的な人が多い印象です。今回はそんな刀鍛冶の人たちが自分の身近にいる〇〇だったらということを考えていきたいと思います。刀鍛冶の中でも人気が高い、鋼鐵塚・鉄穴森・小鉄のもし〇〇だったらをまとめていきます。

『鬼滅の刃』の本編では37歳の独身の鋼鐵塚です。そんな鋼鐵塚が父親だったら、普段の癇癪を起こしやすい鋼鐵塚は少し扱いづらい気がします。好物のみたらし団子を与えれば大人しくなるので、それはそれで扱いやすい人なのかと考えられます。『鬼滅の刃』での刀鍛冶の仕事のように、仕事に熱中している姿を見せらせると「お父さん、かっこいい」となるのかもしれません。

鉄穴森はアニメ『鬼滅の刃』で登場した時はとても優しくて柔らかな声でした。そんな鉄穴森が先生だったら、優しくて頼りがいのある先生になると思います。あまりにも優しい声で授業をすると、寝てしまう生徒が続出するかもしれません。ただ、怒った時は誰も手がつけられないくらいになってしまうのだろうかと想像してしまいます。

『鬼滅の刃』の漫画で登場した小鉄は時透無一郎と言い争っていました。力こそないものの、柱の無一郎に怯むことなく突っかかっていったのは勇気がある証拠だと言えます。そんな小鉄が弟だったら、すぐ喧嘩になってしまうのかもしれません。しかし、小鉄はきちんと「ありがとう」や「ごめんなさい」が言える子なので、可愛い弟になるのかもしれません。

『鬼滅の刃』に登場する刀鍛冶（刀匠）の名前と読み方をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。鬼殺隊員にとって日輪刀はとても大事な道具です。その日輪刀を鋳造できる刀鍛冶の人々は、鬼殺隊にとっても大切な存在です。『鬼滅の刃』の漫画やアニメを見る際は、炭治郎達の鬼殺隊員だけでなく、大切な裏方である刀鍛冶にも注目してみてください。