【鬼滅の刃】竈門炭彦には無惨の血が流れている?月彦や登場人物との関係を考察
『鬼滅の刃』最終話登場する炭治郎の子孫、竈門炭彦は、そのずば抜けた身体能力から、鬼舞辻無惨の遺伝子が残っているとか、縁壱が転生したのでは?などと噂されています。そこで、『鬼滅の刃』の登場人物と竈門炭彦の関係性を踏まえ、噂について考察していきます。
目次
【鬼滅の刃】竈門炭彦とは
竈門炭彦は、『鬼滅の刃』最終話に登場する、炭治郎とカナヲの玄孫です。最終話にしか登場していないため情報が少ないながらも、竈門炭彦は鬼舞辻無惨の遺伝子が残っているのでは?縁壱の転生?などと噂されている人物です。『鬼滅の刃』を振り返りながら、竈門炭彦について詳しく見ていきたいと思います。
竈門炭彦のプロフィール
- 名前:竈門炭彦(かまど・すみひこ)
- 年齢:15歳
- 家族構成:父、母、兄
- 好きな動物:スローロリス
- 将来の夢:動物園で働く
竈門炭彦は炭治郎にそっくりで、1歳年上の兄、カナタはカナヲに似ています。朝は苦手のようで、いつもギリギリまで寝ていて、カナタにいつも起こされています。
竈門炭彦の人物像
竈門炭彦の性格はとてもマイペースで、優しいです。鬼も今度生まれるときは鬼じゃないといいなと願うところが、何となく炭治郎を彷彿させるところです。人の数だけ物語があって、竈門炭彦はそんな誰かの話を聞くことが大好きです。運動神経がとても優れていて、トラブルを起こすことも多いですが、基本的にはいい人です。次男ということもあってか、ルーズなところも見受けられます。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
『鬼滅の刃』の概要
『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴先生の作品で『週刊少年ジャンプ』(集英社)に2016年から連載されました。『週刊少年ジャンプ』2020年24号で物語は完結しています。単行本は最終巻23巻まで発売されていて、シリーズ累計発行部数が1億5000万部を突破している人気作品です。2019年にアニメ化され、2020年には『劇場版鬼滅の刃 無限列車編』が公開され、興行収入が404.3億円で歴代日本興行収入が1位となりました。
『鬼滅の刃』のあらすじ
舞台は大正時代。炭売りの少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)は、ある日家族を鬼に殺され、妹の禰豆子(ねずこ)が鬼にされてしまいました。禰豆子を人間に戻すため、炭治郎は鬼殺隊に入って鬼と戦います。最終的に鬼の元凶である鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)を討伐し、禰豆子を人間に戻しました。鬼との戦いを通して、家族や仲間達との絆が大切に描かれた物語です。
竈門炭彦に無惨の血が流れていると思われる理由
竈門炭彦は、『鬼滅の刃』最終話にほんの少し登場しただけですが、鬼舞辻無惨の細胞が残っていて、その血が流れていると噂されていますが、どうしてでしょう?その理由と考えられる事柄を、一つずつ考察していきましょう。
理由①炭治郎の中に残った無惨の細胞
『鬼滅の刃』の物語の終盤で、炭治郎達鬼殺隊は鬼舞辻無惨と戦います。その戦いで炭治郎は右目に無惨の攻撃を受けてしまい、大量の血を流し込まれてしまいました。無惨の血は人間にとって猛毒で、細胞を破壊して死に至らしめます。炭治郎は無惨の血を流し込まれることで、体内に無惨の細胞が入り込んでしまったのです。そんな無惨の細胞が、子孫である竈門炭彦にも残っているのでは?と言われています。
無惨の遺伝子とは
無惨の遺伝子でできている無惨の細胞。そんなものが体内に入ったのですから、炭治郎の体には無惨の遺伝子が流れ込んでいます。無惨の遺伝子とは、鬼の遺伝子。それまで数々の人々を鬼に変えてきた遺伝子です。炭治郎はその遺伝子と無惨の想いで一度は鬼になりました。ずば抜けて鬼の素質があると愈史郎にも言われた炭治郎には、無惨の遺伝子が残っていてもおかしくはないと思われます。
理由②高い運動能力
常人離れした運動能力を持っている竈門炭彦。朝はギリギリまで寝ているため、通常の通学路では学校に遅刻してしまいます。そのため竈門炭彦は、まるでパルクールのように最短距離で学校に向かいます。その身のこなしが、とても人間離れしているのです。「ランニングマン」などという変なあだ名もつけられています。この常人離れした身体能力も、無惨の細胞が残っているからなのでは?と言われる理由です。
先生からは「危険登校常習者」
学校の門に立っている先生が、走ってくる竈門炭彦の姿を見つけたとたん、まだ門を閉めるまで3分あったにも関わらず、一緒に立っていた先生に門を閉めるよう指示を出しました。この時、「危険登校常習者だ」と叫んでいたので、竈門炭彦はいつもパルクール登校をしていると考えられます。途中通り抜けた家の老人に「毎朝何をしとるか」と言われているので、間違いないです。
理由③朝が弱くよく寝る
竈門炭彦は、最終話冒頭で兄のカナタに28回も起こされています。起きてるよなんて言いながら、28回起こされてもベッドから出てこず、目を閉じたままの竈門炭彦は、相当朝が苦手な様子。朝が苦手→太陽が苦手→鬼→無惨の細胞が残っている・・・確かに、無惨の血が流れているとも考えられます。
ただ、この良く寝るに関しては、 炭治郎の祖先である炭吉の妻・すやこがとても良く寝る人だったようなので、この血が引き継がれて禰豆子も炭彦も良く寝る・・・そういう解釈もできます。
よく寝るは禰豆子を連想
寝るのが好きと言っていて、桃寿郎に剣道部に誘われても、寝る時間が減るのが嫌だと断るくらい、竈門炭彦は寝ることが大好きです。このことから連想されるのが、禰豆子が鬼だった頃よく寝ていたこと。やっぱり竈門炭彦には、鬼である無惨の血が流れているのでしょうか?
理由④身勝手な行動や言動
竈門炭彦は、朝ギリギリで起きたため遅刻しそうになります。窓から飛び降りた竈門炭彦は「皆勤賞が欲しいんだぁ」と言いながら学校に向かいました。最短距離で学校に向かうため、他人の家の敷地内も通り抜けます。信号が赤で止まらなきゃと思いつつ、走り出したパトカーを側転でかわして信号無視。このような身勝手さが、無惨と重なります。
「私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え」
出典: magmix.jp
警察のお世話になることも
『鬼滅の刃』最終話で、竈門炭彦がパルクール登校をした際、側転でかわしたパトカーに乗っていた警官が「7件通報がきている高校生」と言っていて、炭彦が校門を抜けた後に先生に詰め寄っていました。その後炭彦の家に警察から連絡がいき、炭彦は警察と両親に4時間みっちり説教されました。
理由⑤いぎたない
『鬼滅の刃』最終話の冒頭で、起こしても起きない炭彦がカナタに「起きてるよ」となどと言い、それに対してカナタが「寝汚い(いぎたない)」と言っています。その「いぎたない」が、珠世が過去に無惨に向けて言った言葉「生き汚い(いきぎたない)」と似ているため、竈門炭彦と無惨の細胞を結びつけることが多いようですが、こちらは理由として考えるには無理があるのかなと思います。
竈門炭彦と月彦の関係
竈門炭彦と月彦という名前が似ていることから、炭彦には無惨の細胞が残っているのでは?とも言われていますが、そもそも月彦とは誰なのでしょう?炭彦と月彦の関係や、それぞれの名前の意味を考えてみましょう。
月彦とは
月彦というのは、炭治郎が浅草で無惨と遭遇した際に、無惨が人間のフリをして妻や娘に名乗っていた名前です。
炭彦の名前に込められた意味
竈門炭彦の「彦」には、徳の高い行いに優れた男子という意味があり、男性を上品にした言葉でもあります。名前として使う場合は、「才色兼備な子に育つように」「たくましく力強く育つように」などという願いが込められます。また、「彦」の言葉の語源は「日の子」です。炭彦の「炭」は竈門家で代々引き継がれてきた言葉なので、炭彦にもつけられたものだと考えられます。
日の子とは
「彦」の語源とされる「日の子」とは、「日の子→日子→ひこ→彦」で男性の呼称として使われています。「日の子」の「日」は美称の意味、「子」は子ども・子孫の意味として使われるのが一般的な考え方ですが、「日の子」は太陽神の末裔を表す言葉という説もあります。
古事記に登場する「天照大神」との関係
古事記によると、天照大神は伊邪那岐命(いざなきのみこと)がみそぎで左目を洗った際に生まれたとされています。天照大神は、古事記では太陽神、日本書紀では日神(ひのかみ)と呼ばれています。ひのかみ・・・ヒノカミです。ちなみに、右目から生まれたのは月読命(つくよみのみこと)で月を司る神、夜を統べる神とされています。
月彦と日の呼吸
日の呼吸はヒノカミ、つまりイザナキノミコトの左目から生まれた天照大神です。その対となるのが右目から生まれた月読命。夜を統べる神というのは、鬼の始祖として、夜を鬼の恐怖で支配してきた無惨のことのようではないですか?名前に「月」を入れたのには、そういった意味合いもあったのではないかと考えられます。
月彦は「太陽への憧れ」
無惨は太陽の克服を望んでいました。そのため、夜を統べる神を意味する「月」に、太陽神の末裔を意味する「彦」をつけたのではないでしょうか。1000年以上も太陽の下に出れなかった、無惨の太陽に対する憧れは、相当なものだったのではないかと考えられます。
竈門炭彦は縁壱の転生者なのか
竈門炭彦には無惨の細胞が残っていると言われていますが、もう一つ、縁壱の転生者なのでは?という噂もあります。どのようなところから縁壱の転生者と言われているのか、詳しく見ていきましょう。
竈門炭彦が縁壱の転生者と思われる理由
『鬼滅の刃』最終話での竈門炭彦のパルクール登校。あの身体能力が縁壱の転生者と言われる理由の一つです。縁壱は子どもの頃、一昼夜走っても疲れて足が止まることがなかったと言っています。その身のこなしや、パルクールしながら学校まで足を止めないところは、縁壱の転生者と言えるかもしれません。また、炭彦はヒノカミ神楽を舞うことができます。それが、縁壱の転生者と言われる二つ目の理由です。
縁壱の転生者らしき人物
『鬼滅の刃』最終話のおまけページに、仲睦まじい親子として、縁壱に似た後姿が紹介されています。そのため、竈門炭彦とは別に縁壱の転生者がいるのでは?と思われます。
ヒノカミ神楽を継承
竈門炭彦は、カナタと共にヒノカミ神楽を舞うことができるようです。年に一回、産屋敷家が管理している神社で、2人は神様にヒノカミ神楽の舞を捧げています。ちなみに、耳飾りも竈門家で額に入れて飾られています。炭吉が縁壱に約束した通り、ヒノカミ神楽と共に、きちんと引き継がれているようです。
登場人物との関係
関係①竈門カナタ
竈門カナタは、炭彦の一つ上の兄です。見た目はカナヲに良く似ていて、イケメンです。炭彦とは違って、性格もクールです。
竈門カナタの人物像
亡くなった祖母に対し、素直になれなかったことをとても後悔していて、思ったことはきちんと伝えるようにしています。そのため、女子に対しても思ったことはすぐに口にします。年上の我妻橙子(あがつま・とうこ)にも、「地球で一番可愛いと思うよ」などと言っていました。イケメン・クール・思ったことを口にする、そんなカナタはとてもモテていて、初恋ドロボウなんていうあだ名がつけられています。
関係②煉獄桃寿郎
煉獄桃寿郎(れんごく・とうじゅろう)は、煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の弟である千寿郎(せんじゅろう)の子孫です。特徴的な見た目は、まんま引き継がれてきたようです。炭彦とは同級生の友人で、所属している剣道部にいつも誘っています。
煉獄桃寿郎の人物像
千寿郎の子孫ですが、桃寿郎の性格は杏寿郎そのものです。とてもポジティブ人間で、悪口に対しても「ありがとう」と返します。そして、その身体能力は炭彦に引けを取りません。パトカーと同じ速度で走ることができます。
関係③嘴平青葉
嘴平青葉(はしびら・あおば)28歳は、伊之助(いのすけ)とアオイの曽孫です。見た目がとても美しく、善逸(ぜんいつ)の子孫である善照(よしてる)が女性と見間違えましたが、男性です。見た目は伊之助にそっくりですが、性格は大人しそうです。弟が1人います。
嘴平青葉の人物像
無惨が1000年以上も探し求めていた「青い彼岸花」を発見して、研究していました。1年で2~3日、しかも昼間しか咲かないという青い彼岸花なのですが、研究中に全部枯らしてしまい、会社をクビになってしまいました。山奥で独りで暮らしたいと言っているところが、伊之助の血筋だなと思うところです。
竈門炭彦との出会い
前述の理由で無職となり、公園で泣いていると、警察と両親に4時間怒られて泣いている炭彦と出会いました。2人は仲良くなり、バドミントンを楽しんだようです。
もしも竈門炭彦が〇〇だったら
竈門炭彦の「もしも○○だったら」をお届けします。炭彦のいろんな姿を妄想していきましょう。どの炭彦がお好みですか?
竈門炭彦「彼氏」篇
寝ることが優先されそうな竈門炭彦が彼氏だったら、おうちデートが多くなりそうです。炭彦はマイペースなので、そんな彼のことを広い心で受け止めてあげられる女性が、彼女としては相性が良いと思います。浮気はしませんが、基本的には女心に鈍感なため、待ちの姿勢ではダメです。攻めの姿勢でいきましょう。
竈門炭彦「スポーツ選手」篇
竈門炭彦がスポーツ選手となるならば、一番はパルクールの選手です。世界チャンピオンになれる実力の持ち主ですが、朝寝坊のクセがあるので、大会の時間に間に合わない可能性が高いのが、少し心配なところです。もう一つ、体操選手として活躍した場合、宇髄天元(うずい・てんげん)の子孫・天満(てんま)とはよきライバルとなりそうです。
竈門炭彦「警察官」篇
常人離れした身体能力なので、犯人が逃げても必ず捕まえることができます。ですが、行動する際に周りは見えなくなるため、危険行為は避けられません。竈門炭彦とペアを組む警察官は、始末書の達人になります。
竈門炭彦の世間での評判や人気
竈門炭彦は炭治郎にそっくりですが、炭治郎のように忍耐強くはなさそうです。そしてとってもマイペース。そんな炭彦の性格は次男だからと考える人はたくさんいました。ファンの方はよく考えています。
竈門炭彦が好きだと言う意見はとてもたくさんありました。その中では、竈門炭彦が個人で好きという人と、カナタとセットで好きという人にわかれるようです。
竈門炭彦はかわいいと人気のようです。あの笑顔もかわいいですが、語尾を伸ばすところがたまらないと評判です。そして、桃寿郎とのやり取りは、ファンにはたまらないかわいさのようです。
竈門炭彦のまるでパルクールには、思わず笑ってしまった読者も多かったようです。物語の始まりがかなりの悲劇だったので、最終回で笑えて良かったです。
竈門炭彦の遺伝子は謎に包まれている
『鬼滅の刃』の最終話に登場する竈門炭彦について、その身体能力から無惨の遺伝子や縁壱の転生について考察してきました。どちらも可能性としては否定できませんが、それを立証することはできませんでした。竈門炭彦の遺伝子は謎に包まれています。ですが、常人離れした身体能力には、何かしらの理由があると思われます。炭彦の優しい性格から、無惨の細胞が残っている可能性は否定したいところです。
この記事のライター
*haru
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