【呪術廻戦】パンダ先輩の声優・関智一を紹介！出演作品や担当キャラまで

漫画「呪術廻戦」に登場するキャラクター「パンダ先輩」はとてもインパクトのある見た目をしています。人間ではないことは見た目から推測できますが、普通に話すこともでき呪術師として呪いを祓うことも可能です。まずはパンダ先輩がどういったキャラクターなのか、また呪術廻戦の概要を紹介します。

まるで人間のようなパンダ先輩は、傀儡呪術学の第一人者・夜蛾正道による最高傑作であり、感情がある突然変異呪骸です。呪骸とは内部に核を宿した無生物のことで、パンダ先輩は他の呪骸と異なり核が3つあります。その3つの核はバランス重視のパンダ核・短期決戦のパワー重視のゴリラ核・あとの1つは照れ屋ということしか明かされていません。核が3つあるということはその全てと壊さない限り活動可能であるということです。感情豊かなパンダ先輩は、陽気で他人の色恋が好きな性格をしています。

漫画「呪術廻戦」は芥見下々先生原作のバトル漫画で、週刊少年ジャンプで2018年から連載されています。コミックスは現在20巻まで発刊され、社会現象を起こすほど人気の作品です。またテレビアニメ版の制作もされており2020年から第1期がスタートし、第2期は2023年から放送される予定となっています。その人気から劇場版も製作され2021年に「呪術廻戦0」が公開されました。

主人公は虎杖悠仁は身体能力が高い高校生で、ある日呪物の回収のため、宿儺の指を口にし力を得ます。そこでは呪霊の討伐に成功しましたが、宿儺の指を食べたことで呪術師の捕らえられ死刑になるところを、五条悟の提案で猶予が与えられました。そうして虎杖は呪術高等専門学校に入学し、呪術師として呪術で呪霊と闘う人生を歩み始めました。

アニメ呪術廻戦でパンダ先輩の声優を担当したのは関智一さんです。関智一さんは大人気声優の一人であり、高い演技力や巧妙な声の使い分けに定評のある声優です。呪術廻戦では陽気で面白いキャラクターで、情が深い一面もあるパンダ先輩を見事に演じています。ここでは関智一さんのプロフィールや人物像についてまとめました。関智一さんは、マルチな才能を持った声優でした。

関智一さんは今やベテラン声優と言われていますが、舞台俳優としても精力的に活動しており、劇団の座長を務め演出や脚本までこなすこともあります。マルチに活動する関智一さんの目標としている人は俳優・声優の山路和弘さんで「山路さんは演技をする時に息が止まらないという高度な技を持っている。あの域に行きたい」と語っています。

アニメ呪術廻戦16話でパンダ先輩の幼少期の回想シーンがあります。そこでパンダ先輩にお兄ちゃんとお姉ちゃんがいることを伝えられ「いませんけど」と子供らしい高い声で返事をします。この声も関智一さんが演じていて、ファンの間で話題となりました。今では口の悪いパンダ先輩が敬語で会話したことや、予想以上に高い声でしかもこれを関智一さんが演じているため、ファンからは面白いと人気のあるシーンとなっています。

関智一さんは子供の頃から舞台や映画をたくさん観ており、憧れがあったそうです。しかし顔を出す俳優にはなれないと声優を目指して、高校時代には普通科の学校に通いながらも声優の養成所に通っていました。1991年に海外アニメの吹き替えで声優デビューし、1993年には機動戦士Vガンダムでレギュラーとなりました。その後は有名なキャラクターを次々に演じ、人気声優の仲間入りを果たしました。

関智一さんの趣味の一つにフィギュアがあります。学生時代にフィギュア製作メーカーに通い、ガレージキットと呼ばれる組み立て式の模型の制作を学んでいたこともあるそうです。後に自らが原型を製作したフィギュアの販売もされたとのことです。フィギュア系の雑誌では特集やコラム連載が掲載され、その界隈のファンの間では「関さま」と呼ばれています。今までいくつかのフィギュアの原型師を務めており、そのフィギュアは実際に発売されたこともありました。

関智一さんは業界屈指の仮面ライダー愛好家として知られています。幼少期にスカイライダーやウルトラマンを観ていたことをきっかけとしていて、関智一さん自らが仮面ライダーの歴代関連曲のカバーをしたCDを発売するほどの熱の入れ様です。また仮面ライダーの作品自体にも数多く声優として出演しており、ファンの間では「関智一が声優をしたライダーが倒れると新たな関智一が声優のライダーが現れる」とネタにもされてしまうほどです。

関智一さんは既婚者で、子供もいます。正式な発表はなかったものの、関智一さん自身の発言から2000年頃に結婚しているのではないかと言われています。2008年頃には声優仲間からの発言で既に子供がいるということが分かっています。

今までたくさんのキャラクターに声を当ててきた関智一さんですが、ここでは代表的なキャラクターを紹介します。かっこいいキャラクターからマスコットキャラクターまで幅広い役を演じ分けていて、その演技力の高さが評価されています。

アニメPSYCHO-PASS(サイコパス)は2012年に第1期が放送され、その後も続編の制作がされました。劇場版も製作され人気のアニメ作品となっています。舞台は2112年の日本で、シュビラシステムが導入され、心理状態などをサイコパスという値にして指標を測る世界での物語です。厚生省公安局刑事課一係所属メンバーの活動が描かれており、主人公・狡噛慎也を関智一さんが演じました。無愛想でクールですが正義感が強く、鍛錬された身体と捜査への執念深さは人一倍あります。

国民的アニメドラえもんの主要キャラクター骨川スネ夫を演じているのは関智一さんです。2005年からスネ夫の声優を務めていますが、以前は肝付兼太さんが担当していました。関智一さんはドラえもん役のオーディションに落選し、その後スネ夫の役に見事合格、現在もその役を続投しています。先ほど紹介した狡噛慎也とスネ夫の声優が関智一さんであることに驚く人は多く、声のギャップがすごいキャラクターとして挙げられることも多いです。

カードキャプターさくらは少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていた漫画で、アニメ化やゲーム化され大人気作品です。主人公の木之本桜はカードキャプターとなり、魔法のカード・クロウカードを集めながら闘う物語です。主人公の桜の兄・木之本桃矢の役を関智一さんが担当しています。桃矢は妹をからかうぶっきらぼうな青年ですが実は妹想いでかっこいいと、ファンから絶大な人気を誇るキャラクターです。

社会現象を巻き起こした漫画・鬼滅の刃のアニメ版にも関智一さんが出演しています。鬼にされてしまった妹を人間に戻すために兄の炭治郎が鬼と戦っていく物語です。不死川実弥というキャラクターは鬼殺隊の中でもトップスラスで強い柱の一員で、鬼に対しての憎しみが強く神経質で乱暴な性格です。独特な話し方をするキャラクターで語尾には「ェ」「ァ」がつきます。他の演じてきたキャラクターとのギャップがあり、不死川の担当声優が関智一さんであると気づかない人も多く驚きの声が上がっています。

STEINS;GATEはゲームソフトとして発売され、その後アニメ版や劇場版の制作がされた人気作品です。ゲーム版は内容がやや難解ですが、伏線が随所に張り巡らされておりすべてプレイし終わった後には、感動のあまりすべての記憶を消してもう一度プレイしたいと評されるほどの傑作です。関智一さんが演じた橋田至は活動的な太ったオタクで言動が残念なところがありますが、スーパーハッカーとしての腕は天才的です。明るいオタクで作品内ではネタ的なポディションとなっています。

ふたりはプリキュアはプリキュアシリーズの第1作品目で、初代プリキュアチームです。メップルはヒロインのなぎさをプリキュアに変身させる妖精です。マスコットキャラクターということもありハイトーンな声をしていますが、この声を関智一さんが演じました。監督からは地声でいいと言われたそうですが、関さんの希望でハイトーンボイスで初回から攻めたものの、途中から喉が辛くなってしまい演じた2年間は地獄だと思っていたというエピソードがあります。

パンダ先輩はギャグシーンが面白いキャラクターではありますが、人情に熱くかっこいいシーンもあります。パンダ先輩に関して読者から人気のシーンもたくさんあり、ここではパンダ先輩の名言を紹介します。

パンダ先輩は見た目こそパンダですが流暢な日本語を話すことができます。ですがこのシーンでは都合が悪いため、わざとカタコトな話し方でパンダであることを武器にしています。 東堂葵に乙骨憂太の事を探られた際に返答に困り、この話し方でこの状況をを切り抜けようとしているシーンでした。

呪術高専京都校のメカ丸との対戦時の場面に出たセリフで、メカ丸は病気のせいで醜い姿をしておりそれがコンプレックスでした。手伝いをすると申し出たパンダ先輩に対してメカ丸は、自分の本当の姿を見ても同じ事が言えるのかと皮肉っぽく問いかけました。するとパンダ先輩は笑いながらこのセリフを言い、似たような境遇であるメカ丸に対して寄り添うような名言となりました。

冒頭だけ見るとパンダ先輩が人間嫌いだと思いますが、人間が他の人のために命を懸けるような行動に対して気持ち悪いとしながらも、合理的な自分にはない部分で好きだと言っています。メカ丸に対して醜い所も汚い所も人間の良い所であると認め、お前を手伝うと敵ながらも手を差し伸べるパンダ先輩の情が深い性格が垣間見えるシーンとなっています。

関智一さんの声について驚く意見が多くあります。本人はあまり声色を変えないようにしているそうですが、自分の声に合わないような少年の声などは変えて発声しているそうです。ですが世間からはキャラクターの声によって振り幅がすごいという声があり、各キャラクターについて関智一さんが演じていると気づかない人もいるようです。

こちらはパンダ先輩とSTEINS;GATEの橋田至(ダル)の声が似ているという意見です。この二つのキャラクター自体似ている所があります。恐らくキャラクターたちの声は関智一さんの地声に近いのだと思われます。

アニメ新テニスの王子様 U-17 WORLD CUPでは、関智一さんがギリシャ代表のチーム7人の声を全て担当しています。ギリシャ代表のPVが公開されると、すべての役が関智一さんと紹介されています。それを見た視聴者からは「技術力高すぎる」「違和感がない」と称賛の声が上がりました。当の本人は資料を見て驚いたそうで夢なら醒めてほしいと語っています。

呪術廻戦のパンダ先輩の声を演じた声優は関智一さんでした。パンダ先輩の人気もさることながら他の演じたキャラクターも人気だということが分かりました。そして関智一さんは声優として技術力の高さに定評があり、マルチな才能があることも分かりました。これからも声優界を支える一員として活躍が期待できます。