【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)の強さは?効果や羂索の術式も紹介
本記事では『呪術廻戦』に登場する羂索の領域展開・胎蔵遍野(たいぞうへんや)についてまとめていきます。『呪術廻戦』の九十九戦にて初めて描かれたたいぞうへんやの強さや効果はもちろん、羂索の術式や過去などについても解説していきます。
目次
【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)とは?
夏油の正体が明らかになったことで初めて正体が明かされた羂索は、その後特級術師の九十九との戦いで領域展開・たいぞうへんやを発動しました。ネット上では現在羂索の領域展開について様々な話題や考察が行き交っています。まずは呪術廻戦におけるたいぞうへんやの概要を説明し、呪術廻戦の作品概要やあらすじについておさらいしていきます。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)は羂索の領域展開
たいぞうへんやは呪詛師・羂索が発動する領域展開です。発動されるとムンクの叫びらしき顔が無数に出現し相手を領域内に閉じ込めます。詳細は未だ明かされていませんが、羂索が持つ重力術式を必中化させる能力を持っているとされており簡易領域程度を数秒で剥がすことができます。
呪術廻戦の概要
呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪霊と呼ばれる化け物に呪術師が立ち向かう物語が描かれており、ダークファンタジーな世界観や緻密に練られたシナリオ構成、少年誌らしからぬ描写などが話題を呼びました。2023年8月時点で累計発行部数8000万部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも展開されています。
呪術廻戦のあらすじ
高校生である虎杖悠仁は祖父の逝去を看取った日の夜、学校で呪霊の封印を解いてしまった先輩と共に呪霊に襲われてしまいます。窮地を脱するために虎杖は呪いと分かっていて宿儺の指を食べ呪力で呪霊を祓うことに成功しますが、同時に呪霊の王・両面宿儺の器になってしまい呪術界から死刑宣告されてしまいます。そこに五条の介入があって猶予期間が設けられると、虎杖は生き様で後悔しないためにも呪術師として生きることを決意しました。
【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)の強さや羂索の術式
領域展開とは呪術廻戦作中において術式を極めた一部の術師だけが発動できる最終奥義のような存在として描かれており、実際に領域展開を発動しただけで決着がついたバトルも多くあります。そんな領域展開を謎多きキャラクター・羂索が発動したことでたいぞうへんやに興味を持ったという読者は多く現れたことでしょう。ここでは呪術廻戦におけるたいぞうへんやの強さや羂索の術式についてまとめていきます。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)の強さや効果は不明?
呪術廻戦206話にてたいぞうへんやが初めて発動されましたが、具体的な効果などはまだ作中で明かされておらず詳細は不明です。しかし、対策しようとした九十九の簡易領域を貫通し領域内で彼女の体を地面に叩きつける描写が描かれていたことから、特級術師にも通用する強さと恐らく重力に関係する効果があると推察されます。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)を使う羂索の術式
羂索は肉体を乗っ取る術式と呪霊操術、重力を操る反重力機構、真人が使用していた術式・無為転変が使えることが判明しています。肉体を乗っ取ることで寿命を超えて何千年も生き永らえることができ、呪霊操術では特級呪霊を呼び出すことができます。なお、無為転変は『うずまき』で抽出した術式であり複数回使用できるかは不明です。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)の強さや効果を予想考察
詳細が明かされていないたいぞうへんやですが、考察することで実際の強さや効果を予想することができることでしょう。現在たいぞうへんやの詳細について2つの効果が考えられます。具体的な考察内容を1つずつ解説していきます。
考察①術式に必中効果が乗った状態?
領域展開には術師本人の生得術式を付与することで術式を必中化させるという効果があります。羂索はたいぞうへんやを発動した後に九十九の体を地面に叩きつけていましたが、これは反重力機構を必中化させている描写であると推察できるでしょう。
考察②重力の術式による領域展開?
反重力機構は虎杖の母親・虎杖香織が所有していた術式と明かされましたが、香織が使っていた効果は重力を打ち消す能力でした。羂索が領域展開前にその術式を九十九戦で使うと動きを捉えられず使いものになりませんでしたが、たいぞうへんやによって初めて真価を発揮しました。もしかしたらたいぞうへんやは反重力機構の効果を上昇させることに特化した領域展開なのかもしれません。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)の他にも羂索の領域展開はある?
仮にたいぞうへんやが反重力機構の効果を上昇させるための領域展開だとしたら、羂索が所有している術式それぞれを強くさせるための領域展開が他にある可能性が考えられます。領域展開を複数所有することが可能かどうかは不明ですが、何千年も生きている羂索であれば複数所有することも可能なのかもしれません。
【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)の登場回や手の形
領域展開は発動するためには手印を結ぶ必要がありますが、ファンの間ではその手の形には意味や元ネタがあると考察されています。また、登場回を把握しておくことでたいぞうへんやの内容を整理しやすくなることでしょう。ここでは呪術廻戦におけるたいぞうへんやの登場回や手の形についてまとめていきます。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)の登場回
- 呪術廻戦第205話『星と油』
胎蔵遍野(たいぞうへんや)の手の形
羂索はたいぞうへんやを発動する際に両手の甲を合わせて指を交差するように手印を結んでいました。これは仏教手印の中で18個しかない基本印の1つ・反叉合掌と同じ形で、仏の体や心が一体化し悟りの境地、つまり成仏に到達すると言われています。
胎蔵遍野(たいぞうへんや)の意味
胎蔵遍野とは『胎蔵界』を略した仏教用語で、母胎が子を育むように仏の慈悲が命ある全ての衆生を救済する世界のことを意味しています。羂索という名前には『慈悲の索(縄)なり』という意味が込められており、遍野とは非常に多いところ、至るところなどを意味しています。このことからたいぞうへんやとはあらゆる命を慈しみ育て、救済するという意味があると推察できます。
【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)を使う羂索の過去
たいぞうへんやの効果や能力を考察する際に、それまで羂索が辿ってきた活動履歴を知っておくことでより考察の幅を広げることができることでしょう。また、羂索の活動履歴は呪術廻戦のストーリーに影響を及ぼす可能性もあるため理解しておくとより本編を楽しめるはずです。ここでは呪術廻戦における羂索の過去についてまとめていきます。
羂索の過去①1000年前から存在していた?
羂索は少なくとも呪術廻戦本編の時間軸から1000年より前から生きていることが明かされています。1000年前から天元や宿儺と知り合っており、その頃から既に死滅回游の準備を進めていました。
羂索の過去②1006年前後
1006年前後の頃に羂索は天元を進化させるために星漿体同化を阻止しようとしましたが、結果的に失敗に終わりました。同化阻止作戦の詳細は不明ですが、敗因は六眼だったとされています。
羂索の過去③1506年前後
1度目の同化阻止失敗から500年が経った頃、羂索は再び星漿体同化阻止を試みました。前回の失敗から生後数か月の星漿体を殺害し六眼を持つ術師の殺害にも成功しましたが、同化の際に現れた六眼によってまたしても失敗してしまいます。
羂索の過去④1600年頃
同化阻止に失敗しながらも羂索は死滅回游に参加する術師と呪霊を集めていました。そして1600年頃、死滅回游にて鍵を握る術師・鹿紫雲一と石流龍と契約を交わしました。この際羂索は男性体に寄生していましたが、戦闘向きの肉体ではないとして鹿紫雲との戦闘を避けていました。
羂索の過去⑤明治初期
1868年頃では加茂憲倫の肉体を乗っ取り呪胎九相図を生み出しました。憲倫は当時加茂家の当主で明かされている限りの情報では羂索が御三家を乗っ取った最初で最後の人物で、後に史上最悪の呪術師として汚名を残すことになります。
羂索の過去⑥2003年前後
2003年頃では虎杖香織の肉体を乗っ取りしばらく虎杖家に潜伏しました。この時乗っ取っていた香織の肉体は遺体とされており、時間軸から察するに呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁を産んだのは羂索と考えられます。この事実によって虎杖悠仁は呪胎九相図(加茂の息子)と兄弟関係になりました。
羂索の過去⑦2006年
2006年になると約500年ぶりに星漿体同化阻止を試みました。同化阻止の詳細はやはり不明で羂索がどこまで関与したのかは分かりませんが、3回目にして初めて成功しました。また、長年探し求めていた呪霊操術の術師・夏油も発見し彼の肉体を乗っ取ります。
羂索の過去⑧2012年
2012年になった頃、羂索は2回目の同化阻止の結果から天元と星漿体、六眼の因果関係に気付き六眼の術師が2人同時に存在できないことを知ります。その特性から六眼の排除ではなく封印するという方法を思い付くと、五条を封印するための特級呪物・獄門疆を捜索し無事入手することに成功します。当時伏黒甚爾によって因果関係が崩壊する可能性がありましたが、どのみち羂索には五条を倒す術がなかったと考えられます。
【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)に対する世間での評判や人気
これまでたいぞうへんやの強さや羂索の術式などについてまとめてきましたが、実際に本誌でたいぞうへんやを見たファンはどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではたいぞうへんやに対する世間での評判や人気について、SNS上へ投稿されているコメントを参照しファンのリアルな声をまとめていきます。
たいぞうへんやが初めて描かれるとそれを不気味と感じる読者が続出しました。たいぞうへんやはムンクの叫びらしき表情をした顔や頭を失った妊婦などが描かれており、見ているだけで不安を感じてしまうほど不気味なデザインをしています。
呪術廻戦ファンの多くはたいぞうへんやの効果などについて疑問を抱いていました。発動した羂索本人が謎だらけでということも相まって、たいぞうへんやがどのような効果であるのか予想するのが難しいと言われています。
一部のファンはたいぞうへんやが羂索ではなく夏油の領域展開だったのではないかと考察していました。羂索は肉体を乗っ取る際にその人物が所有している術式を自分のものにすることができるとされていますが、領域展開もそうであるとすればたいぞうへんやが夏油や過去に乗っ取った術師のものである可能性が考えられます。
【呪術廻戦】胎蔵遍野(たいぞうへんや)は羂索の強い領域展開だった
呪術廻戦に描かれているたいぞうへんやは詳細が不明ながら羂索が使う強力な領域展開でした。羂索の素性に迫るためにもたいぞうへんやの詳細は早く明かされてほしいところでしょう。たいぞうへんやや羂索について興味を持った人は連載中の呪術廻戦をチェックしておきましょう。
この記事のライター
zeile
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