【呪術廻戦】両面宿儺の正体を徹底考察!呪いの王という説は本当?
『呪術廻戦』の主要人物である両面宿儺。「呪いの王」と呼ばれ恐れられている両面宿儺ですが、その正体は未だに謎に包まれています。ここでは、両面宿儺のモデルとなった人物や術式、関係人物などから、両面宿儺の正体について考察しました。
両面宿儺とは?
『呪術廻戦』では正体が明らかになっていない一方、その正体やモデルについて様々な考察がされている両面宿儺。登場人物の中では、五条悟とともに最強キャラとして注目されています。ここでは、両面宿儺のプロフィールをまとめました。
両面宿儺のプロフィール
- 異名:呪いの王
- 等級:特級呪物
- 嗜好・趣味:食べること
- 嫌いなもの:なし(自分以外どうでも良いと思っている)
その正体が謎に包まれている両面宿儺ですが、1000年前に人間として生きていたと呪術界では伝えられています。現在は死蝋した特級呪物です。両面宿儺は自身が「快」と感じるか「不快」と感じるかで行動するため、相手にとっては理不尽なことであっても、自分が楽しいと思えるのであれば平気で実行します。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は、芥見下下(あくたみげげ)さんが書いた、ダークファンタジー・バトル漫画です。2018年から週刊少年ジャンプで連載しています。2020年10月からアニメ放送が開始、2023年にはアニメ2期の放送が決定している人気作です。また2021年12月に公開された『劇場版 呪術廻戦 0』は、公開3日間での興行収入が歴代2位となりました。
呪術廻戦のあらすじ
非術師として普通の学校に通っていた主人公の虎杖悠二。ある日、学校に封印されていた両面宿儺の指を飲み込んでしまい、呪霊が見えるようになります。この両面宿儺は1000年前から人々に恐れられており、その指は特級呪物として厳重に封印されていました。封印を解いてしまった虎杖悠二は、両面宿儺の指20本をすべて回収するために呪術高等専門学校に入学し、呪術師たちとともに呪霊を倒していきます。
両面宿儺の正体を考察!呪いの王?
ここでは、両面宿儺の正体やモデルについて考察します。『呪術廻戦』の中でもとくに謎が多い両面宿儺の正体ですが、「呪いの王」と呼ばれている点や、『日本書紀』に両面宿儺と呼ばれる人物がいる点を頼りに、『呪術廻戦』に登場する両面宿儺とはどのような人物なのか、またモデルとなった人物は誰なのかを調べてまとめました。
両面宿儺の正体は呪いの王?
両面宿儺は呪術全盛と言われている時代に活動しており、当時の術師が総力をあげても倒すことができませんでした。その強さは死後、呪物と化しても消えることはなく、蝋化した20本の指は特級呪物として日本各地に封印されました。生前だけでなく死後も呪いとなって人々を脅かしていることから、五条悟に「呪いの王だ」と断言されています。
両面宿儺の正体は1000年以上前に実在した人間?
両面宿儺の正体は、1000年前に実在した人間として描かれています。しかし、顔が2つあり腕を4本持っていたと言われているその姿は、あまりに人間離れしていたようです。実は、『呪術廻戦』の両面宿儺は「宿儺っぽいから宿儺と呼ばれていた人」であると公式ファンブックにて明らかになりました。なお、両面宿儺の本名は明かされていません。
両面宿儺の元ネタ・モデルは日本書紀?
両面宿儺のモデル候補として、『日本書紀』に登場する豪族・両面宿儺が挙げられます。『日本書紀』に登場する両面宿儺は、頭部の前後に顔があり、手足が合計8本ある異形の姿として伝わっています。615年に飛騨国にいたとされる人間だとされる両面宿儺ですが、「悪鬼」として『日本書紀』に書かれている一方で、岐阜県(飛騨)では救世観音の化身であると伝承で語られています。
両面宿儺の元ネタ・モデルは九尾?
実は、『NARUTO』に登場した九尾(本名:九喇嘛)も両面宿儺のモデルではないかと言われています。九尾とは、『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの体内に封じられていた尾獣の一つです。両面宿儺と九尾は、どちらも主人公の体内に封印されており、体の持ち主の外面に現れるときには体に紋様が浮かびます。これらの共通点から、『呪術廻戦』の両面宿儺のモデルではないかと考えられているようです。
両面宿儺が呪いになった理由はなぜ?
「呪いの王」と呼ばれ恐れられている両面宿儺。そもそも呪いとは、人間から出た負の感情やそれを元に生み出されたもの(呪霊・呪物)の総称です。なぜ、両面宿儺は「呪いの王」と呼ばれるようになったのか。その理由・背景は明らかになっていません。しかし、人間だったときから異形の姿だったこと、術師が総力をあげても倒せなかったことから、人々が両面宿儺に恐怖心を抱くことは必然です。そんな人々の恐怖心が、死後の両面宿儺を特級呪物にしたのではないかと考えられます。
両面宿儺の強さや術式
「呪いの王」と恐れられる両面宿儺ですが、正体だけではなく術式に関してもあまり情報がありません。領域展開の名称や術式の描写、両面宿儺の嗜好・趣味が食べることである点から、術式が料理に関係しているのではと考えられています。ここでは、「呪いの王」と呼ばれる両面宿儺の術式や強さについてまとめました。
両面宿儺の術式
本来、術式の特性は1種類のみですが、両面宿儺が持つ術式は確認されているだけでも「斬撃」と「炎」の2種類があります。両面宿儺が主に使うのは「斬撃」で、非術師に対して用いる通常使用の「解(かい)」と相手の呪力量や強さに応じて調整して使用する「捌(はち)」を使い分けています。また、特級呪霊である漏瑚との戦闘で使用した炎を用いた術式「■」(読み方不明)は、炎を弓矢状にし、放つときに「開(フーガ)」と唱えていました。
両面宿儺の領域展開「伏魔御厨子」
領域展開は本来は結界として構築され、自身と相手を結界内に閉じ込めることで戦闘を有利に運ばせるものです。しかし、両面宿儺の領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)は、結界にせず相手に逃げ道を与える縛りによって、威力を底上げし、 半径200メートルが効果範囲となっています。渋谷事変では、「伏魔御厨子」を展開後「解」と「捌」を併用することで、効果範囲内にいる非術師の一般人と術師を同時に攻撃していました。
両面宿儺の強さ
両面宿儺はこれまで漏瑚など何体かの特級呪霊と戦いましたが、いずれも圧勝しています。そんな両面宿儺と唯一対抗できると考えられるのが、多数の術師から最強と言われている五条悟です。しかしその五条悟ですら両面宿儺を倒せるとは断言しておらず、倒すのは「しんどい」と言っています。そんな両面宿儺ですが、伏黒恵が呼び出した、歴代の術師が誰も調伏できなかった「魔虚羅(まこら)」を前にしたときには冷静に対処し、1人で「魔虚羅」を倒しました。
両面宿儺と関係するキャラ
ここでは、両面宿儺の器である虎杖悠二、両面宿儺が執着している伏黒恵、両面宿儺の魂に触れたことのある真人、両面宿儺の正体を探る手掛かりとなる裏梅の4人についてまとめました。両面宿儺がどのような人物なのか、その正体を探る手がかりの一つとなっています。
関係するキャラ①虎杖悠仁
『呪術廻戦』の主人公で、 両面宿儺の器としての適性があります。非術師でしたが、両面宿儺の指を飲み込んだことで呪霊が見えるようになりました。基本的に肉体の主導権は虎杖悠二が握っていますが、両面宿儺が「契鞨(けいかつ)」と唱えた場合や、一度に複数本の指を飲み込んだ場合には、両面宿儺が肉体の主導権を握ることができます。
関係するキャラ②伏黒恵
両面宿儺は登場人物のことを「人間」「貴様」などと呼んでいますが、伏黒恵だけは常に「伏黒恵」とフルネームで呼んでいます。また、渋谷事変では瀕死になった伏黒恵を介抱している姿が描かれていました。このとき「やってもらうことがある」と言っていることから、伏黒恵にしかできない何かを両面宿儺が必要としているのではないかと考えられます。
関係するキャラ③真人
両面宿儺と真人が初めて対面したのは、『呪術廻戦』の単行本3巻から4巻の「幼魚と逆罰(ようぎょとさかばち)編」です。人間の魂に触れることができる術式を持つ真人ですが、虎杖悠二の中にいる両面宿儺の魂に触れてしまい、両面宿儺に攻撃されます。その後、渋谷事変でも両面宿儺の魂に0.2秒触れてしまいますが、このときの両面宿儺は何もせず真人の弁明を黙って聞いていました。
関係するキャラ④裏梅
裏梅は、渋谷事変での漏瑚との戦闘後に両面宿儺の前に現れたオカッパの呪詛師です。渋谷事変以前から、偽夏油傑とともにいる姿が描かれていました。『呪術廻戦』の公式ファンブックにて、1000年前から両面宿儺の従者であったことが明らかになっています。ただの料理だけではなく、人を調理するのも上手いため両面宿儺の従者に選ばれました。
両面宿儺に対する世間での評判や人気
1000年前に実在した人間であったり正体で不明な点が多かったりと謎が多い一方で、作中屈指の最強キャラである両面宿儺ですが、『呪術廻戦』のファンはそんな両面宿儺をどのように感じているのでしょうか。両面宿儺に対する世間での評判や人気を調べてみました。
1000年前は人間として生きていた両面宿儺ですが、現在は呪物扱いされています。正体ははっきりとは明かされておらず、指がすべて集まった場合、人間に戻るのか呪霊化するのかもわかっていません。しかし『呪術廻戦』単行本の1巻にて、虎杖悠二に指をすべて取り込ませてから虎杖悠二の体内にいる両面宿儺ごと処刑すればいい、と書かれていることから、すべての指を取り込んだ瞬間に復活する可能性は低そうです。
両面宿儺は、『日本書紀』に登場する両面宿儺に似ている人間でした。そのため本名があるのではないかと、『呪術廻戦』のファンの間では考察されています。こちらの方は、洒落怖のリョウメンスクナに近いのではないかと考察しています。
両面宿儺の術式は「斬撃」や「炎」を使用していることから、料理に関係するのではないかと考えられています。こちらの方はそのモチーフとなったのが、『日本書紀』の神武天皇のエピソードに登場する「太刀を持った料理人」ではないかと考察していました。『呪術廻戦』に登場する両面宿儺のモデルとしても挙げられた『日本書紀』は、両面宿儺の正体を知る有力な手がかりとなりそうです。
両面宿儺の正体には謎が多かった
『呪術廻戦』に登場する特級呪物であり、1000年前に実在した人間として語られている両面宿儺。『日本書紀』がモデルだと考えられる一方で、実はその正体は謎に包まれていました。また、使用する術式や領域展開は、五条悟ですら苦戦を強いられるものばかりです。そんな『呪術廻戦』屈指の最強キャラである両面宿儺にぜひ注目してみてください。
この記事のライター
yakumo729
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