【呪術廻戦】麗美の正体や目的を徹底考察！術式やレジィとの関係も

死滅回游が開幕すると姉の津美紀を助けるために伏黒が結界の中に侵入しましたが、その時彼を狙って返り討ちになった女術師が麗美という人物でした。ここでは麗美のプロフィールをまとめていき、同時に『呪術廻戦』の作品概要についてまとめていきます。

麗美（れみ）は死滅回游編にて登場した女性呪術師です。チャイナドレス風な衣服を身につけており長い髪の毛をサソリの尻尾のように束ねているのが特徴的。呪術廻戦第166話にて伏黒が東京第1結界に侵入した際に麗美が彼に襲い掛かりましたが、伏黒の機転によって返り討ちにあい、見過ごしてもらう代わりに伏黒専属の案内人になりました。

呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪いや呪霊が存在する世界を舞台にしたダークファンタジーな作風が評価されており、2018年の初掲載から2022年8月にかけて7000万部以上の売り上げを記録しています。その人気に伴い映画化や舞台化といったメディアミックスも展開されていると、2023年にはアニメ第2期の放送が予定されています。

高校生の虎杖悠仁はある日学校に現れた呪霊と遭遇してしまいます。人を襲う呪霊によって先輩や呪術師がピンチに陥ると、それを救おうとした虎杖は特級呪物・宿儺の指を飲み込み呪力を覚醒させ、その呪霊を見事祓ってみせます。しかし、その瞬間から虎杖は両面宿儺の器となってしまい、それを危険視する呪術界から死刑を宣告されてしまいます。五条の介入によって猶予期間を設けてもらえると、虎杖は開き直りなるべく多くの人を救うために呪術師として生きていくことを決意するのでした。

ここからは呪術廻戦における麗美の正体や目的・レジィとの関係についてまとめていきます。麗美は死滅回游から登場しているキャラクターであり彼女に関する正体や目的などが1つの場面でまとめられておらず、作中の至るところにちりばめられています。ここではそれらの内容をまとめていき特に注目されているレジィとの関係性を明らかにしていきます。

麗美は社会性がなく盲目的に男を信じる性格をしています。麗美が大人になった時、彼女の家には大量の滞納通知書が届くようになり、麗美はそれらを放置するどころか狼さんと呼んでいる同棲中の男がどうにかしてくれると信じきっています。狼さん以外にも東京第1結界の中でトップに君臨するレジィのことを信じており死滅回游中は彼の協力者として活動しています。

伏黒と協力関係を約束していた麗美でしたが、その裏ではレジィと結託し伏黒を騙そうとしている雰囲気を漂わせています。ただし、麗美の性格上彼女は単純に強い人に従いそれを簡単に信じ込んで動いている可能性が考えられます。また、麗美は羂索がマーキングした一般人の内の1人で死滅回游にも無理やり参加させられた人物であるため、彼女の目的はシンプルに死滅回游を生き残ることだと思われます。

麗美のモデルは古代エジプトの女神『セルケト』だと言われています。セルケトの頭にはサソリが乗っているのですが、それが麗美の髪型に似ています。セルケトはエジプトの砂漠などに多く生息しているサソリから人々を守る女神として崇められていた存在です。このことから麗美も将来的には誰かを守る立場になるのではないかと予想されています。

麗美とレジィは同じ結界内にいる死滅回游の泳者で互いに協力し合う関係となっています。厳密には実力が圧倒的に上であるレジィが麗美のことを守る（或いは生かしておき）、麗美はレジィの命令に従順に従っている状態です。なお、レジィは麗美に泳者を連れてくるよう言いつけており、彼らを倒してポイントを奪うことを企んでいます。

ここからは呪術廻戦における麗美の術式や強さについてまとめていきます。死滅回游に参加していることから麗美にも当然術式があると考えられており、彼女がどんな術式を持っているのかと多くの読者が注目を寄せています。

麗美の術式は髪の毛をサソリの尻尾に見立てて相手に突き刺すものです。術式の名称は不明ですが、発動すると髪の毛が針のように変化し伏黒に傷をつけるほどの威力を有しています。それ以外の特別な能力は発揮されていませんが、名称が伏せられているところからまだ何かしらの能力を持っている可能性は十分考えられます。

呪術廻戦に何度か登場している麗美ですが、これまでに彼女が領域展開を発動する描写は描かれていません。領域展開は呪術戦における最終奥義とも言い換えられる大技で、五条や宿儺といった手練れの術師でなければ発動できません。麗美は伏黒に敗北するほどの実力なので領域展開を所持しているとは少し考えづらいでしょう。

伏黒によって敗北した麗美は、その時彼に「私の騎士（ナイト）になって？」と話していました。このセリフは単に麗美という人物が簡単に男を頼る性格を表したものだと思われていましたが、このセリフには縛りが込められていたのではないかと考えられています。

そもそも麗美は自分の術式を知らない可能性があります。麗美は死滅回游の開催にあたり真人の無為転変によって呪術師に仕立て上げられた人物で、元々呪術とは無関係の人間でした。現に死滅回游の泳者である高羽史彦がそうであったため、麗美も彼と同じパターンなのかもしれません。

ここからは呪術廻戦における麗美の死滅回游での活躍シーンについてまとめていきます。麗美の活躍は現状死滅回游編に限られていますが、呪術廻戦の主要キャラである伏黒と接触していることもあり活躍シーンが比較的多く描かれています。ここでは第173話までに至る麗美の活躍内容を話数ごとに分けて解説していきます。

麗美が初登場したのは呪術廻戦第161話です。虎杖と引き離されてしまった伏黒は東京第1結界の中に入り、そこでいきなり麗美に襲われます。麗美と伏黒の戦闘描写は細かく描かれなかったものの麗美は伏黒に敗北。日高を探していた伏黒は麗美に彼の居場所を尋ね、麗美は彼を知っていると答え同時に「私の騎士になってくれない？」と条件を提示しました。それを伏黒が了承したことにより麗美は彼を日高の元まで案内することになります。

第162話で麗美は日高の居場所が新宿だと明かします。そこが危険地帯だと知っていた伏黒は行くことに迷いが生じましたが、それを尻目に麗美は唐突にシャワーが浴びたいと話し伏黒を連れて無理やり新宿に向かいました。日高の元まで歩き続ける麗美でしたが、途中で『獲物』を待っているレジィが描かれると彼は麗美と伏黒の前に現れるのでした。

レジィが「君、騙されたの」と話すと、麗美が伏黒を騙して日高ではなくレジィの元へ案内していたことが発覚しました。麗美はレジィが自分のことを生かしてくれると信じきっており、レジィの目的に気付いていない様子でした。騙されたと知った伏黒は即座に戦闘態勢に入り、その後の展開は168話にて描かれます。

レジィの戦いにレジィの部下が乱入すると、隙をつかれてしまった伏黒は麗美と一緒に爆撃されてしまいました。爆撃に巻き込まれてしまった麗美でしたが、伏黒が彼女のことを助けていると「あいつらお前を守る気がないんだ」と話します。そうして再び戦闘に戻ろうとした伏黒でしたが、麗美が彼の背中を髪の毛で刺し泣きながら「私を守って！」と叫びました。その言動に麗美を見限った伏黒は彼女を見下してさっさとその場を去るのでした。

伏黒対レジィの戦いに決着がつくと最後に勝ったのは伏黒でした。たった1人路地裏に残っていた麗美は過去に関わってきた男たちを思い出しており、いつも助けてくれた狼さんとの思い出に浸っていました。その間に彼女の前に伏黒の式神・玉犬が出現するとそこで殺されると悟った麗美でしたが、伏黒の脳内に津美紀の声がしたことにより玉犬は消滅。そして麗美の前で呪力を使い果たしていた伏黒は気絶して倒れるのでした。

これまで呪術廻戦に登場する麗美の正体や活躍シーンなどについてまとめてきましたが、彼女に対して呪術廻戦を愛読しているファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは麗美に対する世間での評判や人気について、実際にネット上に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

呪術廻戦読者の間では麗美はとても分かりやすい性格をした人物であるせいか、比較的好印象を抱かれている様子でした。伏黒を騙し助けてもらった際に背中を刺したという悪行を犯した人物ではありますが、彼女の謎に包まれた過去や素性に惹かれる人が多いようです。

麗美の術式について考察や意見しているコメントが多く寄せられていました。有力な意見として台頭しているのは、麗美の髪の毛がサソリであることから毒性を持っているというもので、ユニークな意見としてはモデルがセルケトであることから他人を守る、傷を癒す系ではないかというものも注目されています。

今後の展開予想をしている人の意見では、麗美が伏黒を刺したように今度はレジィの背中を刺すのではないかと予想されていました。麗美の行動原理は頼りになる男についていくことで、レジィに勝利した伏黒に寝返るという展開は確かに考えられる展開でしょう。

呪術廻戦における麗美は男頼みでどうしようもない性格をした人物でしたが、術式の能力が不明だったり伏黒との関係が描かれていることから今後が楽しみなキャラクターでもありました。まだ終わりが見えない死滅回游編ですが、今後の呪術廻戦の展開次第では麗美が再び活躍する場面が訪れることでしょう。