【呪術廻戦】伏黒津美紀と恵の関係性！寝たきりや呪われた理由を解説

伏黒津美紀と恵の関係性や寝たきりの状態だった理由についてまとめていく前に、まずは伏黒津美紀が呪術廻戦においてどのような存在として描かれているのかについてまとめていきます。また、現在連載中の作品『呪術廻戦』についても内容をおさらいしていきます。

伏黒津美紀（ふしぐろつみき）は伏黒恵の1つ上の義理の姉です。恵曰く典型的な善人とされており、彼を前に保護者のように接することもありました。誰かのことを呪う暇があるなら大切な人のことを考えていたいという思想の持ち主で人格者のような優しさをしていますが、中学を卒業した後に原因不明の呪いにかかってしまい、以降は寝たきりの生活を強いられています。

呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪術師と呪霊の戦いが描かれた本作は人の死や呪いをテーマにしたダークファンタジーもので、2022年8月時点で累計発行部数7000万部を突破する売り上げを記録しています。その人気に伴いアニメ化や舞台化といったメディアミックスも多数展開されており、様々な媒体でファンから愛されています。

常人離れした身体能力を持つ高校生の虎杖悠仁は、祖父の逝去を看取った夜に学校で呪霊と遭遇します。校内に取り残された先輩のため果敢に呪霊に立ち向かった虎杖でしたが、呪霊の強さに追い詰められると呪いを祓う力を得るため、宿儺の指を食べて宿儺の力を手にします。しかし、宿儺の正体は呪術界にとって忌々しい存在であると、上層部は虎杖にすべての宿儺の指を食べた後に死ぬという死刑宣告を下し、彼に呪術師としての生活を強行させるのでした。

ここからは呪術廻戦における伏黒津美紀と伏黒恵の関係や2人の過去についてまとめていきます。伏黒津美紀と恵はお互いの人生にとって切っても切り離せない関係性を持っており、恵に関しては呪術師を志したきっかけにもなった存在です。具体的にどのような関係だったのかをここで詳しく見ていきます。

伏黒津美紀は恵の姉であり、2人は血のつながりがない義理の姉弟です。伏黒恵の父親・伏黒甚爾と津美紀の母親が再婚したことでその関係性が生まれましたが、再婚した両親は子ども2人を置いてどこかに蒸発してしまいます。蒸発した後は津美紀と恵の2人で家族として暮らしており、津美紀は自分が姉であるという自覚からか、時折恵に対して保護者のような接し方をすることがありました。

父親の伏黒甚爾は元々ギャンブル好きでヒモ男というろくでなしな人物でした。津美紀の母とどのようにして蒸発したのかは明かされていませんが、甚爾が死亡してしまった、あるいは他の女のところに住み着いて帰ってこなくなったことを受けて、面倒に思った母親は子どもを置いていったと考えられます。

伏黒甚爾は呪術界御三家とも呼ばれている禪院家の出身です。その息子として生まれた伏黒恵には呪術師として突出した才能を持っており、甚爾は息子を禅院家に売ってお金と引き換えようとしていました。蒸発した後、禪院家に連れていかれそうになった恵。ですがそこに五条悟が介入すると、彼の提案で禪院家に引き取られる話はなくなり、代わりに将来呪術師になることを担保として呪術高専から金銭援助を受けることになりました。

伏黒恵が中学生の頃、自分が将来呪術師になるという確定の未来に反抗していましたが、そんな時に姉の津美紀が呪いで倒れてしまい『幸せになるべき善人が報われない』ことに疑問を抱くようになります。そして考えを巡らせた結果、自分が呪術師となって少しでも多くの善人が平等に幸せを享受できるような世界を作ろうと決断を下し、初めて自らの意志で呪術師になることを前向きに志しました。

ここからは呪術廻戦における伏黒津美紀が呪われた理由や今後についてまとめていきます。伏黒津美紀が呪われたのは突然のことで、寝たきりの状態になった時も具体的な理由や呪いの正体が分からないままでした。ここでは伏黒津美紀が呪われたことに関係している情報やネット上にある考察などを紹介していきます。

中学校を卒業して間もない頃に伏黒津美紀は原因不明の呪いに倒れ、寝たきりの状態になります。呪術廻戦本編の時間軸で表すと現在伏黒恵が高校1年生で、姉の津美紀とは1年差なのでおよそ1年前に呪われたということになります。

呪術廻戦『起首雷同編』にて、伏黒津美紀は同級生と共に八十八橋へ肝試しに行った事が明らかにされました。その事実を知った恵は八十八橋に呪いをかけた呪霊がいるのではと思い立って向かってみると、その推察通りそこに呪霊が存在していました。しかし、恵がそれを祓ってみるも姉の津美紀は目を覚ましませんでした。

渋谷事変の終盤にて、津美紀の呪いは呪詛師の羂索が原因であることが判明しました。羂索の狙いは死滅回游という呪術を持つ者同士の殺し合いを開催することで、その準備のために1000人の一般人が必要であると、無差別な1000人にマーキング代わりの呪いをつけて回りました。人によってはその呪いで寝たきりになることもあるようで、津美紀もその現象が表れた1人だったわけです。

死滅回游計画を進めていた夏油。その準備が最終局面に差し掛かってくると、マーキングしておいた一般人を調整するために術式・無為転変を遠隔発動しました。その時、1年以上寝たきりだった津美紀は初めて目を覚まします。しかし、彼女の額には謎の痣が浮かび上がっており、まるで別人のような面持ちをしているのでした。

今後の呪術廻戦は死滅回游編へと突入します。そこでどのような展開になるのかネット上では様々な考察が行き交っている状態です。具体的な内容を挙げてみると、恵と津美紀が再会を果たし死滅回游を共に乗り切る展開や、再会した後に協力ではなく殺し合いをしてしまう展開、もしかしたらどちらかが自害してしまうのではないか、といった意見が語られていました。

ここからはアニメ版呪術廻戦にて、伏黒津美紀の声を担当している声優についてまとめていきます。恵の姉でありとても優しく人思いな性格をしていた伏黒津美紀。そんな彼女を演じた声優は、他作品で様々な女性キャラを演じ分け、メインヒロインを担当することも多いあの有名声優さんです。

伏黒津美紀を演じている声優は早見沙織（はやみさおり）さんです。透明感のある透き通った声が特徴的であり、正当派な女子高生やあどけない幼女キャラ、ツンデレな女性にゆるふわな人外キャラなど多種多様な性格のキャラクターを演じ分けられる実力派声優です。その演技力を評価して2016年の第10回声優アワードでは助演女優賞を受賞しました。

1991年5月29日の東京都生まれ。血液型はAB型、身長は164cm、現在の所属事務所はアイムエンタープライズです。小学4年生の頃に見たオードリー・ヘプバーンの映画から声優の仕事に興味を持ち始め、中学3年になった2007年にデビューを果たします。なお、代表作でもある『ラブプラス』の高嶺愛花を担当した時はそのキャラとほぼ変わらない年齢で演じており、リアルな高校生の雰囲気が自然に出ていたと評価されていたそうです。

これまで呪術廻戦に登場する伏黒津美紀の呪いの正体や恵との関係についてまとめてきました。長く寝たきりの状態で恵の話以外ではあまり情報が出ていない津美紀でしたが、そんな彼女の存在に対して呪術廻戦ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは伏黒津美紀に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

伏黒津美紀は弟思いの心優しい人物でしたが、その人柄に好感を抱いている人が多くいました。人情深くて見た目も可愛い部分も評価されている中、今後の展開でそれが全く逆に裏返るのではと予想している人もいます。

津美紀と恵の姉弟関係が尊くて良いと語る人も何人かいました。2人は両親によって振り回され、互いに寂しい境遇に陥った共通の過去を持っていましたが、この出来事は他のキャラクターにはない魅力でもあるのは確かでしょう。

呪術廻戦の死滅回游編にて伏黒津美紀がどのように物語に関わってくるのか予想している考察が多くありました。ある意見にはアニメ声優が早見沙織であることから伏黒津美紀が必然的に重要人物になるだろうという予想もあり、今後の展開に期待を寄せているようでした。

伏黒津美紀は恵にとって大きなきっかけを与えてくれた人物でした。これからの呪術廻戦は死滅回游編が始まっていきますが、伏黒津美紀はその先の展開を左右する重要人物になるかもしれません。今後の呪術廻戦では伏黒津美紀と恵の動向に注目して読んでいくとより楽しめることでしょう。