【呪術廻戦】壊相の強さや術式まとめ！兄弟や死亡理由も紹介

呪術廻戦作中に登場する呪胎九相図は深い絆で結ばれた3兄弟として知られており、その内の1人である壊相は見た目に強烈なインパクトを残したキャラクターとして描かれています。ここでは壊相のプロフィールをまとめていき、同時に『呪術廻戦』の作品概要についてもまとめていきます。

壊相（えそう）は特級呪物・呪胎九相図の2番が受肉して生まれた九相図の次男です。かつて加茂憲倫の実験によって生まれた呪胎九相図を真人が手に入れ、彼らの封印を解いたことで現代に顕現しました。モヒカン頭に女性用ボディハーネスとTバックという奇抜なファッションをしていますが、兄弟に対する愛は本物で彼らと静かに過ごせることを夢見ていました。

呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪霊が存在する日本を舞台に呪詛師と呪術師の戦いが描かれている本作は、呪いをテーマにしたダークな世界観とジャンプ漫画の中でも異例なシナリオ展開が話題を呼び、2022年8月には累計発行部数7000万部を突破しています。現在も連載中であるとその人気はまだまだ伸び続けており、2023年にはアニメ2期の公開が予定されています。

高校生の虎杖悠仁は学校で暴れる呪霊を発見し先輩を助けるために果敢に立ち向かいます。呪霊を倒すためには呪力が必要だと知ると、虎杖は学校に封印されていた宿儺の指を躊躇いなく飲み込み呪力を覚醒させるのですが、それは呪いの王・両面宿儺を復活させることと同義で、後日呪術界に連行された虎杖は上層部から猶予付きの死刑を言い渡されてしまいます。その日から虎杖は誇れる死を迎えるために呪術師として生きていくことを決意します。

ここからは呪術廻戦における壊相の能力や強さ・術式についてまとめていきます。壊相は特級呪物というだけあり会得している術式が強力でその戦闘力も高いです。実際にどのような能力を持っているのかをここで解説していきます。

蝕爛腐術（しょくらんふじゅつ）は自身の血液に呪力を込めて自在に操れる術式です。血液を鋭利な形にして攻撃することができますが、壊相の血液には毒性が含まれているため単純に相手に吹きかけるだけでも威力を発揮します。並みの術師であれば血液の毒に肉体が溶解され、半日も経てば骨しか残らないとされています。

血液を操る術式には多量に使用して失血死するリスクが伴いますが、壊相の場合、自身の呪力を直接血液に変換できる特異体質のため失血死のリスクがありません。無尽蔵に血液を生み出せる能力が彼の強さにも繋がっています。

極ノ番・翅王は蝕爛腐術の奥義で、血液で大きな蝶のような翅を複数構築しそこから矢やレーザーのような遠隔攻撃を繰り出します。翅は自由に操作できるため相手を高速で追尾することが可能です。射程範囲が広い上に木々をなぎ倒すほどの威力を誇っており、更には毒性も含んでいるという万能な能力です。

朽は対象の粘膜もしくは傷口に血を侵入させ、その部位から毒と激しい痛みを与えながら分解し腐蝕させていく技です。発動中は相手の身体の分解箇所に薔薇のような紋様が浮かび上がります。また、壊相と弟の血塗の血液は同類のものであるため、血塗が血を取り込ませた相手に対して壊相が朽を発動させることも可能です。

領域展開は術式の最終段階であり呪力の極致と言われていますが、壊相が本編中に発動した描写は描かれていません。特級呪物である真人や宿儺が発動できていたところから考えれば、壊相が領域展開を発動するだけの技量はあったと考えられます。しかし、受肉して間もなかったことから身につけることができなかったのかもしれません。

ここからは呪術廻戦における壊相の両親と兄弟についてまとめていきます。壊相は主に兄妹と関係が深く、呪術廻戦作中に登場した時も兄弟と一緒に描かれることが多いです。また、彼の両親に関しては加茂との因縁が絡んでおりとても複雑なものとして知られています。

壊相の母親は明治時代の呪霊を孕む特異体質を持った女性で、父親は素性が明かされていない呪霊です。壊相たち呪胎九相図はいわゆる人間と呪霊のハーフであり、壊相は次男として産み落とされました。

加茂憲倫は壊相にとって間接的な父親に当たっています。明治時代に生きていた加茂は壊相の母親と偶然出会うと、彼女の特異体質に強い興味を惹かれ呪霊相手に9度の懐妊と9度の堕胎をさせました。壊相はその実験によって生まれた子どもであり、兄の脹相が加茂のことを強く憎んでいることから壊相自身も加茂を嫌っています。

呪胎九相図の次男として生まれた壊相は真人によって受肉された際、脹相と血塗という兄弟と共に生まれました。呪術廻戦作中で登場する際も兄弟と一緒に描かれることが多く、壊相にとって最も関わりが深い人物と言えます。

脹相は呪胎九相図の長男です。3兄弟の中で最も人間らしい見た目をしており、脱力的で浮世絵離れしている雰囲気を醸しているのに反し、内側には強い兄弟愛を持っており3人で支え合うことを信条としています。会得している術式は加茂家に伝わる赤血操術で、特異体質との重ね合わせから京都校の憲紀の完全なる上位互換と評されています。

血塗は呪胎九相図の三男です。3兄弟の中で最も呪霊らしい見た目をしており、胴体に生えた大きな口とカエルのようなズングリとした青緑色の体形が特徴的です。不気味な見た目とは裏腹に脹相と壊相のことを「兄者」と呼び慕う一面があり、2人からの指示に従順に従うといった純粋な性格でもあります。

ここからは呪術廻戦における壊相の活躍や死亡シーンについてまとめていきます。夏油や真人の指示に従って行動していた壊相でしたが、ある任務で虎杖たちと遭遇するとそこで悲劇的な最期を迎えてしまいました。

姉妹校交流会にて真人が高専に潜り込み呪胎九相図を盗むと、それを受肉させて壊相を含む3兄弟を解放します。壊相たちは自分たちにとって利があるという判断の下、真人たち呪詛師に協力することを決断。彼らから八十八橋にある宿儺の指を回収するよう言われると、壊相は弟の血塗と共に八十八橋に向かいました。

八十八橋には虎杖と伏黒、釘崎の3人がいました。伏黒には別の特級呪霊が相手になり、壊相と血塗は虎杖・釘崎と交戦。蝕爛腐術を駆使して虎杖たちを追い詰めていくと4人の戦闘場所が道路へ移ります。

蝕爛腐術の毒は強烈であるものの、釘崎の術式は壊相たちの血液に釘を刺すことで呪力を流し込める効果を持ち、両面宿儺の器である虎杖は強い耐性を持っていました。毒を受けてなお動き回れる虎杖と共鳴りでダメージを与えてくる釘崎に苦戦を強いられる壊相たち。状況は覆せずついには黒閃を受けてしまい血塗が死亡してしまいます。壊相はそれに涙を流しつつ通りかかったトラックに乗って逃げようとしましたが、追いかけてきた虎杖の攻撃によって死亡してしまいました。

ここからはアニメ版呪術廻戦にて壊相の声を担当した声優についてまとめていきます。壊相の見た目は変態的でありながら、その内面は兄弟愛が強くとても人間らしい人柄をしていました。そんな彼を演じた声優は迫真の演技で評価されているあの声優です。

壊相を演じた声優は檜山修之（ひやまのぶゆき）さんです。『幽☆遊☆白書』の飛影や『機動戦士ガンダム第08MS小隊』のシロー・アマダなど、魂の叫びや必殺技の呼称に定評がある声優です。パワフルで兄貴声が魅力的であり、呪術廻戦でも兄弟を想う兄貴キャラを見事に演じてくれました。

1967年8月25日の広島県生まれ。血液型はA型、身長は166cm、現在の所属事務所はアーツビジョンです。高校生の頃から好きなことで食べていきたいと思うようになり、卒業後に第2志望だった声優の道を歩み始めます。東京アナウンス学院や日本ナレーション演技研究所といった専門学校を通いながら演技を学んでいき、1989年にデビューを果たしました。

これまで壊相の術式や能力、死亡理由などについてまとめてきました。3兄弟の中で見た目のインパクトが強く虎杖たちの前に敵として登場した壊相でしたが、そんな彼に対して呪術廻戦ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは壊相に対する世間での評判や人気について、実際のコメントを参照しながらまとめていきます。

多くのファンは壊相のことを好きだと語っており、キャラ人気がとても高かったです。好きな理由としては血塗とのやり取りや兄弟愛が強い部分が気に入られているようで、見た目のインパクトの割に魅力的なキャラクターと認識されています。

人気が高いこともあり、壊相と血塗の死亡シーンには悲しみを訴えるコメントが多く寄せられていました。死亡した後の2人の遺体は虎杖たちの人情によって隣り合わせになるよう置かれるのですが、その描写に余計涙が出てしまうという人もいました。

壊相の元ネタを考察している人がおり、彼らの意見に関心を抱く人がいました。呪胎九相図は仏教の九相図を元ネタにしていると言われており、壊相の背中のコンプレックスと九相図の関係性が指摘されていると多くの人が納得の声を上げていました。

壊相の蝕爛腐術はとても強力な能力でしたが、虎杖たちとの戦いでは相性が悪く目立った活躍はできませんでした。ですが、壊相の死亡シーンは劇的で虎杖や読者の記憶に強いインパクトを与えました。これからの呪術廻戦では壊相の死亡から影響を受けた虎杖や脹相の動向に注目していきましょう。