【犬夜叉】殺生丸は犬夜叉の異母兄!人物像は?娘についても詳しく解説!
『犬夜叉』に登場する殺生丸は犬夜叉の異母兄なのかその関係性を紹介します。どんな人物かをその性格や強さを含めて掘り下げます。また娘がいるのかその母親は誰なのかも紹介します。そして、『犬夜叉』に登場する殺生丸の世間での評判や人気もまとめていきます。
目次
【犬夜叉】殺生丸とは?
殺生丸のプロフィール
- 名前:殺生丸(せっしょうまる)
- 年齢:人間換算で19歳
- 容姿:中性的な美男子で銀色の長髪と額に三日月、腕と頬に二本の模様が特徴
- 性格:冷酷無比でありながら直情的な一面も内包している
犬夜叉の概要
犬夜叉は、週刊少年サンデーにて1996年から2008年まで連載されていた時代劇にファンタジー要素を組み込んだ作品です。単行本は全56巻で累計発行部数は5000万部を超え、日本のみならず世界中で愛読されている大ヒット漫画です。作者は新潟県出身の女性漫画家である高橋留美子で、犬夜叉の他にうる星やつらやめぞん一刻、らんま1/2など数々の大ヒット作品を執筆した日本を代表する漫画家の一人です。
犬夜叉のあらすじ
どんな望みも叶えるという四魂の玉を巡り、戦国時代では人間と妖怪が争っていました。四魂の玉を守っていた桔梗という巫女は、半妖である犬夜叉と愛し合っていましたが罠にはめられ、互いを裏切ることとなります。桔梗は玉を奪った犬夜叉を封印、自身も玉と一緒に燃やされることで、玉は一度この世から消え去りました。そして現代において、桔梗の生まれ変わりのかごめと犬夜叉が出会い、再び四魂の玉をめぐって、妖怪たちとの争いに巻き込まれることになります。
【犬夜叉】殺生丸の人物像や犬夜叉との関係
殺生丸は純粋な妖怪
殺生丸は、半妖の犬夜叉とは違い100%妖怪の血をひいています。西国に君臨していた犬の大妖怪である父親と、同じく犬の大妖怪である母の子であることを誇りとし、異母兄弟ではあるものの半妖である犬夜叉を蔑んでいます。普段は人間の姿をして行動をしますが、力を開放すると大きな犬の妖怪の姿があらわになります。
殺生丸の能力や強さ
殺生丸は、犬夜叉作中においても一位二位を争うほどの強さを有しています。その幾重もの手練手管で圧倒的な強さを誇り、たとえば、毒華爪という非常に強い毒を持った爪や、妖怪の父より譲り受けた天生牙という刀は、空間を切り裂いた際にあの世への道を開くことで、相手を直接現世からあの世に送り出すことができます。白兵戦のセンスを持ち合わせているほか、体の一部分だけ妖怪化して戦うこともできる為、多方面に対応した強さを持っています。
殺生丸の性格
犬夜叉に登場する主要キャラクターの一人である殺生丸は、純粋な妖怪であるが為か、冷酷無比な性格をしています。冷静で理性的な面も持ち合わせていますが、頑固な一面や従者である邪見を拳で黙らせるなどどこか暴力的で単純ともいえる一面もあり、犬夜叉の異母兄という血のつながりを感じられる面も有しています。
殺生丸と犬夜叉の関係
犬夜叉と、その異母兄である殺生丸は複雑な関係性となっています。もともとは、半妖である犬夜叉に対し半端者の弟という印象しか抱いていませんでしたが、ある時をさかいに殺生丸は犬夜叉を憎むようになります。それは鉄砕牙を犬夜叉が手にした時からでした。犬夜叉には鉄砕牙、殺生丸には天生牙がそれぞれ父から遺されましたが、鉄砕牙と違い天生牙は攻撃をするための武器ではなく、癒やしの力を持つ戦いに不向きな武器であったからです。
さらに、圧倒的な強さを有し自身の誇りであった父が持っていたのは鉄砕牙のみであり、天生牙は鉄砕牙から作られたことを知り、犬夜叉と殺生丸の軋轢は深まっていきました。殺生丸は尊敬する父が犬夜叉を優遇するような行動に嫉妬し、そこから犬夜叉に対し憎悪していましたが、最終的に犬夜叉を鉄砕牙の継承者として認め、争うことはなくなりました。
【犬夜叉】殺生丸の娘やりんとの関係
殺生丸の娘の母親はりん?
殺生丸には二人の娘がいます。犬夜叉の続編ともいえる『半妖の夜叉姫』にて、『とわ』と『せつな』という名前で登場します。この殺生丸の二人の娘と、犬夜叉の娘である『もろは』の三人を中心として物語が進んでいくのですが、この殺生丸の二人の娘の母親がりんという女性です。アニメ『半妖の夜叉姫』では15話にてそのことが語られました。
殺生丸とりんの出会い
りんは殺生丸の道中に同行していた人間の少女です。りんは家族を野盗に無惨なまでに惨殺され、その凄惨な経験から言葉を話せなくなります。そんな状態のりんを同じ村の人間は疎ましく思っておりましたが、たまたまその村で倒れ込んだ殺生丸をりんは懸命に懸命に介抱しました。当初は威嚇をしながら拒絶していた殺生丸も、りんの健気な姿に心を動かされていきます。
殺生丸もりんに対し哀れみをもって接しはじめていた折、りんは妖狼族である鋼牙の手下によって、殺されてしまいます。殺生丸は、天生牙の能力を試したいということでその能力を使用し、それによってりんは蘇生されました。その後、りんは殺生丸と行動をともにすることとなります。武器の能力を試したかったということもあるでしょうが、殺生丸がりんに対して特別な感情を抱き始めたことの証左であり、犬夜叉ファンの間では名シーンの一つに挙げられています。
殺生丸がりんにプロポーズ?
殺生丸はりんにプロポーズをしています。クールな殺生丸からは想定しづらいものですが、最終話で殺生丸はりんに対し反物を送りました。これは求婚の際の結納品にあたり、プロポーズのかわりとも言えます。また、ワイド版単行本の全巻購入特典にドラマCDが付属され、その際に従者である邪見に結婚について相談している様子や、りんが早口言葉大会をしようと提案した際に、早口でプロポーズのような言葉を語りかけていました。
【犬夜叉】殺生丸と神楽の関係
殺生丸と神楽の出会い
犬夜叉作中に登場する神楽は、奈落という半妖の分身の一人で見た目は17歳程度の麗しい女性です。分身の一人ということもあり、自身の心臓を奈落に握られており、自由を奪われていました。しかし、自身ではどうすることも叶わないと悟り、奈落を倒しうる強さをもつ殺生丸や犬夜叉を利用しようと目論見ます。そしてりんが殺生丸を待つ場所へ待ち伏せし、殺生丸が戻った際に接触を試みました。
神楽が殺生丸を気にかけ始めたのは?
接触に成功した神楽は、殺生丸に警戒されていました。そんな様子を悟ってか、神楽は特に何かアクションを起こすこともなく、妖刀である闘鬼神の情報だけ伝え後にしました。その後、その闘鬼神を巡って異母兄弟である犬夜叉と殺生丸は争うこととなるのですが、その殺生丸の強さに驚くとともに好意にも似た感情を抱くようになります。
その後も、事あるごとに顔を合わせる機会のあった二人ですが殺生丸は神楽に見向きもしませんでした。一方で神楽は、相手にされなくとも徐々に恋心をつのらせていきます。奈落に縛られた自分とは対象的に、誰にも媚びず己が信念に基づき生きていくその姿に憧れ続けていました。
神楽の悲しい最期
神楽の最後はとても悲しい結末でした。神楽に裏切られていると悟った奈落が、奪っていた心臓を素直に返したかと思えば、それと同時に瘴気を送り込みます。瘴気は妖怪にとっての毒であるため、とても苦しみます。自身ではどうすることもできない状況に追い込まれ、死の淵に自由になれた喜びと孤独に死んでいく悲しさに打ちひしがれていたとき、眼前に殺生丸が現れました。
殺生丸は、血の匂いを頼りに神楽のもとにたどり着き、天生牙をつかって神楽の傷を癒そうとしますが、時すでに遅しの状態でした。そして神楽は殺生丸に看取られながら、「最後に会えた」と言い残し亡くなりました。このシーンは殺生丸ファンの間でも指折りの名シーンとしてあげられる感動エピソードの一つです。
【犬夜叉】殺生丸の声優
殺生丸の声優は「成田剣」
犬夜叉の異母兄である殺生丸を演じているのは声優と俳優の両方で活動している成田剣さんです。成田剣さんのデビュー作や出身地などのプロフィール、どんなキャラクターを演じどのような分野で活躍をされているのかを紹介します。
成田剣のプロフィール
- 名前:成田剣(なりたつとむ)
- 生年月日:1964年5月18日
- 出身地:埼玉県
- 血液型:A型
- 所属事務所:2008年4月よりフリーで活動
- 趣味特技:剣道
- 声優デビュー作:1991年『魔法のプリンセスミンキーモモ 夢を抱きしめて』男A役
成田剣の主な出演作品
成田剣さんは、1991年に男A役でデビュー後、『コードギアス反逆のルルーシュ』のジェレミア・ゴットバルト役や『BLEACH』の石田竜弦、『るろうに剣心』の斎藤一、ゲーム版『ひぐらしのなく頃に』の小此木 鉄郎役など、そのバリトンボイスを生かした大人の男性役に定評があります。声優の他にも俳優としても活動しており、他にもCMのナレーションなどで活躍しています。
【犬夜叉】殺生丸に対する世間での評判や人気
犬夜叉の異母兄であり、半妖ではなく完全な妖怪で冷酷無比な一面をもつ殺生丸ですが、世間での評判や人気の理由はどんなものがあるのかを紹介します。
殺生丸ファンの間では高めの声を想像していたという声もありましたが、実際に演じたのはバリトンボイスの成田剣さんでした。しかし、それが功を奏し殺生丸のミステリアスな色気を上手く演出できたことで人気を博しているようです。
殺生丸とりんの組み合わせがとても好きという意見があります。妖怪である殺生丸は人間に対する感情が薄く、冷酷無比な振る舞いをする場面が多かったのですが、りんと出会ったことで情を知り、りんを慈しむ姿がとても健気で愛おしく感じるファンも多く、人気の要因の一つとなっています。
殺生丸の容姿端麗なルックスもたびたび話題にあがります。長身ですらっと伸びた長い手足にいつも涼し気な表情、長い銀髪をたなびかせて冷静に戦う殺生丸の姿に心を奪われてしまう女性ファンも多く、人気を博しています。
【犬夜叉】殺生丸は犬夜叉のかっこいい異母兄だった
殺生丸は犬夜叉の異母兄でありながら、半妖である犬夜叉を蔑み憎んでいました。しかし、様々な人々に触れ人の情を知り、そのことで精神的に成長していきました。最後には犬夜叉を認め、表面上は多少いがみ合う部分が残っていても、分かり合うことができました。その姿に犬夜叉にとってもかっこいい異母兄の殺生丸だったと評するファンも多いようです。
この記事のライター
e.effort千葉
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