【犬夜叉】歴代のOP主題歌をピックアップ！初代の曲は？EDもあわせて紹介

『犬夜叉』は、『週刊少年サンデー』で連載されていた少年漫画です。2000年にアニメ化すると、放送時間が夜の7時台だったこともあり、高い視聴率を獲得する人気アニメとなりました。特に『犬夜叉』の主題歌は、放送当時から人気を集めていたエイベックス・グループの有名アーティストを起用していた為、OPもEDも名曲揃いです。『犬夜叉』の歴代主題歌を紹介する前に、まずは『犬夜叉』の概要やあらすじを再確認していきましょう。

『犬夜叉』の原作者は、漫画家の高橋留美子（たかはし るみこ）先生です。高橋留美子先生は、『うる星やつら』や『らんま1/2』など、少年漫画の中でもラブコメ要素の強いファンタジー作品を多く手掛けています。連載していた漫画のほとんどがアニメ化され、日本国内のみならず、海外でも有名な女性漫画家となっています。

『犬夜叉』は、『週刊少年サンデー』にて1996年から2008年まで連載されていたファンタジー漫画です。人間と妖怪が共存する戦国時代が舞台で、現代からタイムスリップしてやってきたヒロインの日暮かごめと半妖である犬夜叉との冒険が描かれています。アニメ化をきっかけに海外でも高い評価を受けており、世界中に『犬夜叉』のファンがいます。

『犬夜叉』の舞台は現代の日本と戦国時代の日本です。神社の娘でヒロインの日暮かごめは、神社にある井戸に落ちてしまい、気が付くと戦国時代にタイムスリップしていました。そこで、犬夜叉という半妖の青年と出会い、日暮かごめが犬夜叉を封印したかつての恋人・桔梗の生まれ変わりであることが判明します。あらゆる願いを叶える宝玉「四魂の玉」が日暮かごめの体内から精製されると、四魂の玉を巡る妖怪達の争いに巻き込まれていきます。

『犬夜叉』のアニメは2000年に放送がスタートし、『犬夜叉 完結編』も含めるとOP曲は、全部で7曲あります。どの曲も、作風に合わせたアップテンポのものが多く、犬夜叉達の冒険を盛り上げるような歌詞が印象的です。まずは、『犬夜叉』の歴代主題歌の中からOP曲と歌っているアーティストを紹介していきます。

『犬夜叉』歴代OP曲で初代を飾ったのは、V6が歌う「CHANGE THE WORLD」です。V6は、1995年にジャニーズ事務所からデビューした男性アイドルグループで、アニメとのタイアップは『犬夜叉』が初めてとなります。アップテンポで爽やかな曲調と、これからの犬夜叉達の冒険を期待させるような歌詞が人気となりました。初代のOP曲だけあり、『犬夜叉』の主題歌というとCHANGE THE WORLDを思い出す人も非常に多く、有名な楽曲です。第147話と第148話では、ED曲としても使用されています。

『犬夜叉』歴代OP曲2代目は、hitomiさんが歌う「I am」です。有名なシンガーソングライターとして活動していたhitomiさんの22枚目のシングルで、アニメの主題歌としては初の楽曲となります。歌い出しの「探そう 夢のカケラ拾い集め」という部分が『犬夜叉』の作中で物語の軸となる四魂の玉の欠片とリンクし、登場人物達の心境をとらえているような歌詞が印象的です。明るくリズミカルな曲調で人気があります。

『犬夜叉』歴代OP曲3代目は、相川七瀬さんが歌う「終わりない夢」です。力強い歌唱力で有名な女性アーティスト・相川七瀬さんの20枚目のシングルとしてリリースしました。作詞も相川七瀬さんが担当し、『犬夜叉』の主題歌ということを意識して書いています。アップテンポなリズムと迫力のある歌声がかっこいい楽曲となっています。

『犬夜叉』歴代OP曲4代目は、Every Little Thingが歌う「Grip!」です。Every Little Thingは、1996年にデビューした透明感のある歌声が特徴の音楽ユニットです。『犬夜叉』の世界感を意識したような歌詞と爽やかな曲調が人気で、『犬夜叉』を代表する主題歌として有名となっています。アニメでは、曲の前奏部分で犬夜叉と日暮かごめが物語のあらすじを語っているのも、ファンによっては印象的のようです。

『犬夜叉』歴代OP曲5代目は、タッキー&翼が歌う「One Day, One Dream」です。タッキー&翼は、ジャニーズ事務所に所属する滝沢秀明さんと今井翼さんの2人で結成された男性アイドルデュオです。爽快感のあるリズムと歌詞で、『犬夜叉』の世界感を表現した楽曲となっています。特に英語と日本語の言葉遊びを取り入れた歌詞が印象的で、誰でも歌いやすいように工夫されていることでも有名です。OP映像も躍動感があって人気となっています。

『犬夜叉』歴代OP曲6代目は、島谷ひとみさんが歌う「ANGELUS -アンジェラス-」です。ロックな曲からバラード曲まで、様々な曲調の歌を歌いこなす有名な女性アーティスト・島谷ひとみさんの16枚目のシングルとしてリリースされました。歴代の爽やかな曲調のOP曲とは一転し、情熱的なラテン調のリズムでかっこいい楽曲となっています。『犬夜叉』としての最後を飾るOP曲だけに、知名度も非常に高いです。

『犬夜叉 完結編』のOP曲は、Do As Infinityが歌う「君がいない未来」です。『犬夜叉』のED曲を2曲も手掛けたDo As Infinityは、『犬夜叉 完結編』ではOP曲を担当しました。ED曲のタイトル「深い森」と「真実の詩」が歌詞に取り入れられていて、『犬夜叉』からストーリーが続いていることを連想させる一曲です。アップテンポの元気な曲で、『犬夜叉』の歴代主題歌の中でも特に人気の高い曲となっています。

『犬夜叉』のOP曲は全部で7曲ですが、ED曲はOP曲よりも多く、全部で11曲あります。明るく前向きな曲調のOP曲とは反対に、『犬夜叉』のED曲はどこか切なさを感じる歌詞とスローテンポの曲が多いのが特徴です。ここからは、『犬夜叉』と『犬夜叉 完結編』の歴代主題歌の中からED曲と歌っているアーティストを紹介していきます。

『犬夜叉』歴代OP曲で初代を飾ったのは、dreamが歌う「My will」です。dreamは、女性3人組の音楽ユニットで、2000年にデビューしました。主要キャラである日暮かごめ、珊瑚、桔梗の3人の心境を歌ったような切ない歌詞とED映像が印象的な楽曲です。この曲は、オリコンチャートで初登場6位にランクインし、dreamを代表する有名な楽曲となっています。第166話と、最終話でもEDとして起用されています。

『犬夜叉』歴代ED曲2代目は、Do As Infinityが歌う「深い森」です。1999年から活動を続けるDo As Infinityの10枚目のシングルとしてリリースされた曲です。落ち着いた曲調とどこか神秘的な雰囲気のある歌詞で『犬夜叉』の歴代主題歌の中でも人気の楽曲となっています。ED映像では、主人公サイドではなく、敵対関係にある犬夜叉の兄・殺生丸をメインに起用しているのも印象的です。

『犬夜叉』歴代ED曲3代目は、浜崎あゆみさんが歌う「Dearest」です。浜崎あゆみさんは、19歳でデビューした日本を代表するカリスマ歌姫として有名なアーティストです。オリコンチャートでは、初登場1位を獲得し、『犬夜叉』を知らない人でもこの曲は知っているという人が大勢います。主要キャラ達の心情をしっとりと歌い上げた『犬夜叉』屈指の名曲として人気が非常に高いです。

『犬夜叉』歴代ED曲4代目は、BoAさんが歌う「Every Heart -ミンナノキモチ-」です。BoAさんは、韓国出身の女性アーティストで、ヒップホップやダンスポップといった激しい曲調の歌を得意としています。この曲は、そんなBoAさんが日本で発表した初めてのバラード曲で、これまで雰囲気とは全く違う魅力を見せ有名になりました。

『犬夜叉』歴代ED曲5代目は、Do As Infinityが歌う「真実の詩」です。Do As Infinityが歌う『犬夜叉』主題歌2作目で、独特な音色の楽器を使ったバラード曲となっています。切ない歌詞を力強い歌声で歌っている為、非常にかっこいいED曲として有名です。

『犬夜叉』歴代ED曲6代目は、day after tomorrowが歌う「イタズラなKISS」です。day after tomorrowは、2002年にデビューした音楽ユニットで、明るいアップテンポの楽曲を多くリリースしています。これまで、落ち着いた曲調のEDが多かった『犬夜叉』で、初めて明るい雰囲気のED曲となっています。ED映像も歴代のEDに比べると、明るく躍動感のあるアニメーションが特徴的です。

『犬夜叉』歴代ED曲7代目は、安室奈美恵さんが歌う「Come」です。安室奈美恵さんは、世界中にファンがいる日本を代表する女性アーティストです。相手を一途に想う切ない歌詞と安室奈美恵さんの透き通るような歌声がマッチしています。物語もクライマックスとなる中で、登場人物達の心情を上手く表現する一曲です。

『犬夜叉』歴代ED曲8代目は、V6が歌う「Brand-New World」です。V6は、『犬夜叉』初代のOP曲を歌っていた為、『犬夜叉』はV6で始まりV6で終わるという印象がファンには大きくなっています。これまでの切ないバラード曲が多かった『犬夜叉』のEDですが、この曲は冒険の続きを期待させるような明るく前向きな歌となっています。

『犬夜叉 完結編』歴代ED曲初代は、AAAが歌う「With you」です。AAAは、男女混合で歌うアーティストグループで、幅広い音域の歌を得意としています。曲調はアップテンポですが、歌詞が切なく、『犬夜叉』の世界感やキャラの心境を上手く表現した一曲となっています。

『犬夜叉 完結編』歴代ED曲2代目は、alanが歌う「Diamond」です。alanさんは、中国出身の女性アーティストで、この曲は日本での12枚目のシングルとしてリリースされました。高く透き通るような歌声が印象的な曲となっていて、時空を超えていてもお互いに想い合っていることを感じさせる曲です。ED映像は、曲調に合わせて雪をテーマにしたアニメーションとなっています。

『犬夜叉 完結編』歴代ED曲3代目は、武川アイさんが歌う「遠い道の先で」です。武川アイさんは、ハスキーボイスが魅力的な日本のシンガーソングライターです。リズミカルな曲調に優しい歌声が響く一曲で、クライマックス直前の物語を盛り上げました。前回もEDの映像が冬だったのに対し、この曲では夜桜が咲いていて繋がりを感じられてる演出も印象的です。

漫画もアニメも大人気の『犬夜叉』は、これまでに劇場版が4作品上映されています。原作漫画やテレビアニメでは語られないストーリーが描かれている劇場版の『犬夜叉』でも、主題歌や挿入歌は有名アーティストを起用し、作品を盛り上げました。ここからは、劇場版『犬夜叉』の歴代主題歌や挿入歌と歌っているアーティストについて紹介していきましょう。

劇場版『犬夜叉 時代を越える想い』の主題歌は、浜崎あゆみさんが歌う「no more words」です。犬夜叉に強い恨みを持つ敵との壮絶な戦いを描いたこの映画では、時空を超えたそれぞれの想いが語られています。主題歌も、そんな映画のストーリーに沿うような壮大でありながら優しい雰囲気のある曲です。

劇場版『犬夜叉 鏡の中の夢幻城』の主題歌は、Every Little Thingが歌う「ゆらゆら」です。本作では、封印されていた凶悪な妖怪が復活し、ヒロインである日暮かごめをめぐる戦いが繰り広げられます。明るく前向きな曲調と歌詞で映画の最後を飾りました。ゆらゆらは、テレビアニメ版『犬夜叉』のOP曲であるGrip!のシングルCDに収録されています。

劇場版『犬夜叉 鏡の中の夢幻城』の挿入歌は、Every Little Thingが歌う「愛の謳」です。映画の作中で流れるこの挿入歌は、力強い歌詞とボーカルである持田香織さんの優しい歌声が非常にかっこよく響く一曲となっています。主題歌は明るくポップな曲調でしたが、こちらはしっとりとしたバラード曲です。

劇場版『犬夜叉 天下覇道の剣』の挿入歌は、安室奈美恵さんが歌う「Four Seasons」です。犬夜叉と兄である殺生丸との戦いを描いた本作ですが、物語のラストでは2人が協力して敵を倒す展開となります。最後に流れるこの主題歌は、四季の移り変わりを美しく表現した歌詞が印象的なバラード曲です。安室奈美恵さんのアルバムのみに収録されていますが、綺麗な歌詞が人気となり、安室奈美恵さんの歌うバラード曲で第6位を獲得する程有名な曲となっています。

劇場版『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』の挿入歌は、Do As Infinityが歌う「楽園」です。本作では、かつて人間と妖怪が平和に暮らしていたという蓬莱島を取り戻す為に、犬夜叉達が奮闘します。お互いを理解し合えば、種族を越えて生きていけるという強いメッセージ性があるストーリーに沿う形で、この曲が起用されました。『犬夜叉』の主題歌を多く手掛けるDo As Infinityの力強い歌声に感動する一曲です。

『半妖の夜叉姫』は、『犬夜叉』の続編として制作されたオリジナルアニメ作品です。『犬夜叉』の原作者である高橋留美子先生は、メインキャラのデザインを担当しています。2020年と2021年の2回テレビアニメが放送され、こちらも有名アーティストを起用したOPとEDが人気です。ここからは、『犬夜叉』の続編である『半妖の夜叉姫』の歴代主題歌をOP、ED全8曲を紹介していきます。

『半妖の夜叉姫』歴代OP曲初代は、SixTONESが歌う「NEW ERA」です。SixTONESは、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループで、この曲は3枚目のシングルとしてリリースしました。疾走感のある派手な曲調で勢いのある楽曲となっています。

『半妖の夜叉姫』歴代ED曲初代は、Uruさんが歌う「Break」です。Uruさんは、YouTubeでの音楽活動で有名になり、後にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。突き抜けるような高音が特徴で、切ない歌詞も相まって心に響く一曲となっています。

『半妖の夜叉姫』歴代OP曲2代目は、NEWSが歌う「BURN」です。NEWSは、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループで、この曲は27枚目のシングルとしてリリースされました。非常に激しい曲調で早口で一気に歌い上げるパワフルな楽曲です。

『半妖の夜叉姫』歴代ED曲2代目は、緑黄色社会が歌う「結証」です。緑黄色社会は、愛知県出身の男女混合バンドグループです。落ち着いたリズムの曲ですが、力強い歌声と歌詞で非常に人気があります。明るく前向きなED曲となっています。

『半妖の夜叉姫』歴代OP曲3代目は、NEWSが歌う「ReBorn」です。壱の章の第2クールでOPを担当したNEWSが弐の章でも連続でOP曲を担当しています。再生を意味する曲のタイトルのように、精神的に生まれ変わり、気持ちを新たにする登場人物達の姿を表現した楽曲となっています。

『半妖の夜叉姫』歴代ED曲3代目は、Little Glee Monsterが歌う「透明な世界」です。Little Glee Monsterは、圧倒的歌唱力を持つ女性ボーカルグループで、「リトグリ」の愛称で有名です。曲のタイトルの通り、透明感のある歌声で、登場人物達の心境を繊細に表現しています。

『半妖の夜叉姫』歴代OP曲4代目は、SixTONESが歌う「共鳴」です。『半妖の夜叉姫』でラストのOPを飾ったのは、壱の章で初代OPを担当したSixTONESです。この曲は、オリコン週間シングルランキングで1位を獲得する程の人気の曲となっています。前回のOP曲であるNEW ERA以上のアップテンポな歌で、主人公達3人の戦いを表現しています。

『半妖の夜叉姫』歴代ED曲4代目は、adieuが歌う「穴空きの空」です。adieuは、女優として有名な上白石萌歌さんの歌手としての別名義です。優しい歌詞と透明感のある歌声で、物語のクライマックスを飾りました。

『犬夜叉』の主題歌は、エイベックス・グループの有名アーティストを起用していました。その為、クオリティーの高い主題歌が多く、名曲揃いとファンから大人気です。

その中でも特に人気だったのが、V6が歌う初代OP曲「CHANGE THE WORLD」でした。これから始まる犬夜叉達の冒険を期待させるようなアップテンポの曲で、歌詞もストーリーに合っていました。『犬夜叉』の主題歌というと、この曲を一番始めに連想するファンも多い様です。

『犬夜叉』の主題歌は、曲も素晴らしいですが、OPとEDのアニメ映像もクオリティーが高くて人気です。歌詞や曲調に合わせて、OPでは個性的なキャラが続々と登場したり激しい戦闘シーンがあったりと躍動感のある仕上がりとなっています。一方EDでは、キャラの心境を表現した歌詞に合わせて落ち着いた雰囲気のアニメーションです。その為、アニメ映像を見ながら曲を聴くのが好きというファンが大勢いました。

『犬夜叉』の歴代主題歌は、どの曲も有名アーティストが歌う名曲ばかりでした。『犬夜叉』のアニメを見ていない人でも、曲は知っているという人も多く、オリコンチャートでも上位に入っていました。歴代主題歌をまとめた『犬夜叉』の主題歌集も非常に人気でした。OPやEDの映像も歌と合う演出がされていますので、是非アニメーションにも注目してみて下さい。