【犬夜叉】最終回ではどのように物語が終わった？完結から半年後の話とは

『犬夜叉』は2008年まで『週刊少年サンデー』で連載されていたマンガ作品を指します。そこで以下の項目では『犬夜叉』を描いた原作者に関する情報だけでなく、マンガ版『犬夜叉』・テレビアニメ版『犬夜叉』それぞれの概要についても詳しく解説します。

マンガ作品『犬夜叉』を描いた原作者は、高橋留美子（たかはし・るみこ）先生です。高橋留美子先生は新潟県出身のマンガ家であり、1978年に『勝手なやつら』を発表してデビューを果たしました。ラブコメ作品の構成に長けており『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』など数々の人気作品を世に送り出してきました。現在は有限会社るーみっくプロダクション代表取締役を担当しています。

マンガ版『犬夜叉』は1996年～2008年まで『週刊少年サンデー』にて連載されていた大人気マンガ作品を指します。戦国時代を舞台に半妖の犬夜叉と人間のかごめを中心に四魂の玉のかけらを巡って繰り広げられる冒険と恋の物語が面白いと幅広い読者層を魅了しました。2020年9月時点で単行本累計発行部数が5000万部を超え、2021年から続編ストーリーの連載がスタートするなど今なお人気を集めています。

テレビアニメ版『犬夜叉』は日本テレビ系列にて2000年～2004年まで放送されました。2004年までは原作1巻～36巻を基にストーリーが構成されています。また2009年～2010年まで放送された『犬夜叉完結編』は原作37巻～56巻までストーリーに加えてアニメオリジナル要素も加えたものとなっており、かつ放送期間1年間という制約の都合上魍魎丸との戦いが簡略化されるなどファンの間で賛否を呼んでいます。

マンガ版だけでなくテレビアニメ作品でも人気を博した『犬夜叉』ですが、最終回の内容に若干の違いがあることが確認されています。そこで以下の項目ではマンガ版『犬夜叉』の最終回とテレビアニメ版『犬夜叉』の最終回についてそれぞれ紹介します。

マンガ版『犬夜叉』の最終回は、最終決戦後に出現した冥道によって闇の中に閉じ込められたかごめを救出して四魂の玉を破壊され、かごめは現代に戻ることができました。犬夜叉と別れてから戦国時代に行けなくなってから3年が経過し、もう一度犬夜叉に会いたいと願っていると再び現代と戦国時代を繋ぐ井戸が光り始めたのです。その後かごめは犬夜叉のいる世界で共に生きていくことを誓うのでした。

テレビアニメ版『犬夜叉』の最終回の基本的な流れは、マンガ版のストーリー展開とほぼ同じです。しかし大きく違う部分は、犬夜叉とかごめのキスシーンが存在することです。冥道の仕業で四魂の玉に閉じ込められてしまったかごめを犬夜叉が救出しに向かい、合流した2人は愛を確かめ合うように抱き合ってキスを交わしました。

『犬夜叉』本編ストーリーが最終回で完結してから半年後の話が後に描かれています。そこで以下の項目では『犬夜叉』の完結から半年後の話である「あれから」と『犬夜叉』の続編ストーリーである『半妖の夜叉姫』についても詳しく解説します。

『犬夜叉』の完結から半年後の世界の話を描いた「あれから」とは、東日本大震災被災地復興支援プロジェクト『ヒーローズ・カムバック』にて掲載されました。戦国時代で巫女として暮らし始めてから半年後のかごめと妖怪退治を続けている犬夜叉の2人を中心に物語が進行しています。本作では巫女の仕事に慣れて、犬夜叉と仲睦まじい夫婦生活を送っている様子を確認できます。

『犬夜叉』本編ストーリーが完結した後に続編ストーリーである『半妖の夜叉姫』の連載が2021年からスタートしました。本作は四魂の玉が消滅してから15年後の世界が舞台となっています。前作の主要キャラ達の間に産まれた子供達が「夜叉姫」の力を持った主役として活躍し、平和な未来を切り開くために活躍しています。現在弐の章までストーリーが進行しており、今後の展開が多くの読者達から注目されています。

『犬夜叉』最終回完結後も、犬夜叉とかごめ以外の主要キャラ達の日常は続いていきます。そこで以下の項目では犬夜叉とかごめを含めた『犬夜叉』主要キャラのその後の様子について詳しく解説します。犬夜叉とかごめ以外にも恋に落ちた組み合わせが存在します。

『犬夜叉』本編ストーリー最終回後の犬夜叉とかごめですが、高校卒業後にかごめは戦国時代に繋がる井戸を通って犬夜叉と共に生きていく選択をしました。その後巫女としての修行を重ねたかごめと犬夜叉が仲睦まじく暮らす感動的な姿が描かれています。

『犬夜叉』本編ストーリー最終回後の珊瑚と弥勒ですが、プロポーズをして結婚していたことが確認されています。2人は戦いを乗り越える度に心の距離を縮めていき、本編30巻の鬼女の集落にて妖怪を倒した後に弥勒は珊瑚にプロポーズしたのです。その後2人の間に双子が誕生したのです。

『犬夜叉』本編ストーリー最終回後の琥珀ですが、犬夜叉とかごめの活躍によって四魂の玉が消滅した後は姉である珊瑚が乗っていた雲母に乗って妖怪退治を始めたのです。『半妖の夜叉姫』では、大人になった琥珀が妖怪退治屋を続けている姿を確認できます。

『犬夜叉』本編ストーリー最終回後の殺生丸とりんですが、戦いが終わり平和が戻ってからは共に生活する姿が確認されています。『犬夜叉完結編』の時点ではりんはまだ子供だったため結婚はしていません。しかし互いに好意を抱いていることから将来的に夫婦となる可能性は高いです。

『犬夜叉』は最終回に至るまでにいくつかの区切りが存在します。そこで以下の項目では『犬夜叉』本編ストーリーの最初から最終回にかけてのあらすじ紹介だけでなく、ストーリー上における感動ポイントについても詳しく解説します。

戦国時代にタイムスリップしたかごめは、大木に封印されていた犬夜叉と出会います。この時かごめは百足上臈に襲われかけますが、犬夜叉の封印を解くことで窮地を脱しました。その後かごめと犬夜叉は蘇った桔梗と奈落と戦いながら四魂のかけらを集める旅に出かけます。また原作8巻にて犬夜叉がかごめに対して告白ととれる言葉を掛ける感動的シーンが存在します。

奈落の分身との戦いで犬夜叉の妖刀である鉄砕牙が折られてしまい、封印されていた犬夜叉の妖怪の血が覚醒したのです。奈落を倒すためにはさらなるパワーアップが必要だと判断した犬夜叉は父の宿敵・竜骨精と戦って撃破し、鉄砕牙の奥義「爆流破」を会得しました。その後鉄砕牙の強化を目論んで百鬼蝙蝠の結界を破り「赤い鉄砕牙」を習得しました。

奈落を追う者を始末する刺客として犬夜叉達の前に「人殺し集団・七人隊」が立ちはだかります。リーダー・蛮骨は一味の中で最年少ながらも最強の力を有しており、素手で犬夜叉を吹き飛ばせる程の実力があります。辛くも七人隊の撃破に成功した犬夜叉達はより絆を深め、改めて四魂の玉を探す旅に出かける感動シーンがあります。

ほとんどの四魂のかけらを集め最後の1つを残すとなった所で、最後のかけらはあの世とこの世の境に存在することが判明しました。最後のかけらは犬夜叉の父の友人であり、かつ大妖怪の宝仙鬼が守っていました。そこで犬夜叉は宝仙鬼から妖術「金剛槍破(こんごうそうは)」を授かり、奈落の攻撃を退けたのです。またかけらの持つ邪気によって犬夜叉の妖怪の血が暴走しますが、かごめの力を借りて正気に戻るという感動シーンが存在します。

四魂の玉を取り込んで最終形態となった奈落との戦いが始まりました。最終形態の奈落の力は凄まじかったですが、死闘の末に撃破されたのです。しかし黒幕である四魂の玉自体がかごめを玉の奥深くに取り込んでしまったのです。絶体絶命の状況に陥ったかごめでしたが、救出に来た犬夜叉と感動の再会を果たして四魂の玉を消滅させたのです。四魂の玉消滅後に一度現代に帰ったかごめでしたが、再度戦国時代に戻り犬夜叉と生きることを決意して物語は終わりました。

『犬夜叉』最終回の終わり方に対して好感を示すファンが多く存在します。そこで以下の項目では『犬夜叉』最終回に対する世間での評判だけでなく、どのような人気の理由が存在するのかについてインターネット上の『犬夜叉』ファンの言葉を参考にしながら詳しく解説します。

『犬夜叉』最終回に対する世間での評判は「原作版とアニメ版とで違った良さがある」ことです。アニメ版では原作にはなかった犬夜叉とかごめのキスシーンが描かれており、より感動的な終わり方をしていたのです。それ故にアニメ版『犬夜叉』を推している『犬夜叉』ファンが多いです。

『犬夜叉』最終回に人気が集まる理由は「感動的な終わり方をしている」からです。四魂の玉を消滅させ一度現代へ帰ったかごめでしたが、犬夜叉に会いたい一心で戦国時代へ戻り共に暮らすことを誓ったところで物語は終わりを迎えたのです。それ故にかごめと犬夜叉の明るい未来を願う『犬夜叉』ファンが多いです。

本記事では『犬夜叉』最終回に関する情報について紹介してきました。基本的なストーリーの流れは原作版・アニメ版共に同じですが、アニメ版には犬夜叉とかごめがキスをするシーンが組み込まれているとして当時ファンの間で話題を呼びました。最終決戦を終えて現代に帰還できたかごめでしたが、犬夜叉と共に歩むことを決意し再度戦国時代へ戻ったとことで『犬夜叉』のストーリーは終わりました。『犬夜叉』の感動的な最終回は今後も語り継がれていくことでしょう。