【ハンターハンター】名シーン14選!感動のセリフや名場面を紹介
『ハンターハンター』は、ハンターを中心に物語が描かれているバトル漫画ですが、激しいバトルシーンや感動的なシーンが多く、たくさんのキャラの名シーンがファンの心に刻まれている作品です。この記事では、そんな『ハンターハンター』の名シーンや名セリフをご紹介します。
ハンターハンターとは
『ハンターハンター』とは、冨樫義博先生が描く少年漫画で、様々な専門分野で活躍するハンターが登場します。ハンターにはプロハンターとアマチュアハンターがいて、それぞれが特別な能力を持って活動しています。『ハンターハンター』は、そんなハンター達の活躍を描いた冒険バトルファンタジーです。
ハンターハンターは名シーンがたくさんある
激しいバトルシーンだけではなく、感動的なシーンも描かれる『ハンターハンター』では、主要キャラであるゴンやキルア達だけではなく、登場する多くのキャラが名シーンを残しています。多くの名シーンは、テレビアニメではより印象的なシーンとして描かれました。
ハンターハンターのアニメや漫画の概要
『ハンターハンター』の名シーンなどをご紹介する前に、『ハンターハンター』の概要について少しお話していきます。『ハンターハンター』は1998年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で不定期連載されている作品で、2018年10月までに単行本が36巻発売されています。その後作者の持病の腰痛などから休載となっていて、2022年6月現在でもまだ連載は再開されておらず、多くのファンが作者の心配をしつつ『ハンターハンター』の連載再開を待ち望んでいます。
『ハンターハンター』はテレビアニメも2局で放送されるほどの人気を誇っていて、1999年からフジテレビ系で放送されたものは旧アニメ、2011年から制作会社を変えて日テレ系で放送されたものは新アニメと呼ばれて、どちらのテレビアニメもファンの間ではとても人気の高いテレビアニメとなっています。
ハンターハンターのあらすじ
『ハンターハンター』の主人公であるゴンは、くじら島で暮らす少年でした。ある日、森でキツネグマに襲われそうになっていたところをハンターのカイトに救われ、父親がとても優れたハンターであることを知ります。ゴンはハンターとなって父親に会うため、くじら島から旅立ちました。そしてハンター試験で、キルア、レオリオ、クラピカと出会い、大切な仲間となりました。キルアとは親友となり、ハンターとなった後も一緒に行動しながらお互いに成長していきます。
こうして大切な仲間達や他のハンター達と関りながら、ゴンはたくさんの困難へと立ち向かいながら、人として、ハンターとして成長していきます。そして、一時は命を落としかけましたが、無事に父親に会うという目的を果たし、新しい一歩を踏み出すのでした。
【ハンターハンター】名シーンや感動のシーン14選
ここからは、『ハンターハンター』に登場するたくさんのキャラが残した名シーンや感動的なシーンなどをご紹介していきます。『ハンターハンター』には数多くのキャラが登場し、それぞれに印象的な名シーンが描かれてきましたが、その中から選りすぐった14の名シーンをご紹介していきます。
名シーン①ゴンの冒険の始まり
名シーン①は、ゴンの冒険の始まりです。ゴンがハンターになることを、育ての親であるミトは快く思いませんでした。ミトは、ゴンがハンター試験を受けるのを許可するのに、沼の主を釣り上げるという課題を出しました。その課題をクリアしたゴンは、くじら島を旅立ちます。ミトとの別れのシーンは、アニメではより感動的なシーンとして描かれました。
名シーン②ゴンと友達になりたいキルア
名シーン②は、ゴンと友達になりたいという本心を語ったキルアのシーンです。キルアは、『ハンターハンター』の物語の中で暗殺一族と呼ばれているゾルディック家の3男です。幼い頃から暗殺者としての教育を受けて育ってきて、暗殺の仕事もしていました。ハンター試験でゴンと出会ったキルアは、少しずつ心が変化していきましたが、最終試験で兄であるイルミと対峙することになり、そこで本当にしたいことを問われました。
この時はまだイルミの針がキルアの頭の中に刺さっている状態でしたので、イルミに歯向かうことができませんでしたが、キルアが絞り出すように本心を語ったシーンがこのシーンです。イルミには友達など必要ないと言われてしまいますが、レオリオのとっくに友達だというセリフが、より切なさを増すシーンでした。
名シーン③ヒソカの「興奮しちゃうじゃないか」
名シーン③は、天空闘技場でヒソカが見せたシーンです。ハンター試験では戦闘狂というヒソカの狂気的なシーンは描かれていましたが、この天空闘技場でのシーンは、ヒソカの変態的な性格が明確に描かれたシーンでもあります。天空闘技場でゴンは、ハンター試験でヒソカに貸しとして渡されていたプレートをヒソカに返すために戦いました。その際にゴンの成長を感じたヒソカが興奮するシーンであり、この時のヒソカのセリフは名セリフとしてファンの心に刻まれているようです。
名シーン④クロロの「派手に殺れ」
名シーン④は、ヨークシン編で幻影旅団の団長であるクロロの指示が団員達に伝えられたシーンです。幻影旅団は、ヨークシンで行われるオークションの品の強奪が目的でヨークシンに来ていました。そんな幻影旅団のメンバーの1人、ウボォーギンが殺されてしまい、その追悼としてクロロは団員達に派手に殺れという注文をつけたのでした。この時のクロロがかっこいいと、ファンの間では話題となりました。
名シーン⑤ウボォーギンVSクラピカの「死んで償え」
名シーン⑤は、幻影旅団のメンバー・ウボォーギンとクラピカの戦闘シーンです。クラピカは幻影旅団に惨殺されたクルタ族の生き残りであり、幻影旅団は仲間達の仇です。クラピカは、幻影旅団の中でも強化系で一番のパワーを持っているウボォーギンに自分の鎖が切られなければ、他の団員は鎖で捕らえさえすれば素手でも倒せるとの考えを立証するために、最初にウボォーギンを狙いました。
この戦いでのクラピカの「死んで償え」というセリフには、一族を惨殺した幻影旅団に対する激しい憎悪が感じられます。
名シーン⑥ウボォーギンへの追悼の言葉
ウヴォーさん、聞こえますか?オレ達からあなたへの鎮魂曲(レクイエム)です
出典: manga-legend.com
名シーン⑥は、幻影旅団団長であるクロロからのウボォーギンへの追悼の言葉が送られたシーンです。クロロのこの言葉は名言にもなっています。クロロを抹殺するために集められた暗殺者の1人を殺した後、クロロは部屋の窓を開け放って外で団員達が派手に戦っている音に耳を傾けながら、指揮者のように両手を動かしました。アニメではとても美しいシーンが描かれて、ファンは魅了されました。
幻影旅団はとても非情な集団ですが、仲間に対する想いはとても強いようです。このようなところが、幻影旅団が高い人気を誇っている理由なのでしょう。
名シーン⑦ゴンVSピトー戦
名シーン⑦は、ゴンとピトーの戦いが描かれたシーンです。ゴンはピトーがコムギの治療を終えるのを待ってから、ピトーと共にカイトのところへと向かいました。そこでピトーに伝えられた事実は、カイトはすでに死んでいて元には戻せないということ。絶望したゴンは、涙を流して座り込みました。その後、ゴンが全てを投げうってゴンさん化したシーンは、かなりの衝撃を与えたシーンだったのではないでしょうか。誰も予想できなかった展開に、ゴンさんはとても話題になりました。
大丈夫
痛くないよ
強がりじゃ
ない
少しだけ
嬉しい
やっと・・・
カイトと同じになれた
あの時・・・
少しだけ
救われた出典: www.garyoku.xyz
『ハンターハンター』では衝撃的なシーンが多く描かれますが、ゴンさんがピトーを倒したシーンもかなりのものでした。ですが、このシーンは衝撃的な印象だけを与えたわけではありません。ピトーは死後にテレプシコーラでゴンの左腕を斬り落としました。この時にゴンがキルアに対して言ったセリフには、とても切ないものを感じたファンも多かったです。
名シーン⑧シルバ&ゼノVSクロロ
名シーン⑧は、ヨークシンで幻影旅団の団長であるクロロと、暗殺一族であるゾルディック家のシルバとゼノが戦ったシーンです。とても激しい戦闘シーンが、アニメではより躍動的に描かれて見ごたえのあるシーンとなっています。この戦闘シーンでは、戦いの中でクロロの能力の条件を見抜いたゼノもさすがだと感じますが、能力を盗むことを念頭に2人と戦っていたクロロにも驚かされます。最終的には決着がつかないまま戦闘は終わってしまったので、本当に強いのはクロロなのかゼノ・シルバなのかが気になるファンはとても多く、様々な考察をしているファンがたくさんいるようです。
名シーン⑨パクノダの最期
名シーン⑨は、パクノダの最期のシーンです。パクノダは幻影旅団のメンバーで、クラピカがクロロを捕えた時に呼び出されて、心臓にクラピカのジャッジメントチェーンを刺されました。その際に言い渡された条件が、12時までにゴンとキルアを開放することと、クラピカについての情報を漏らさないこと。幻影旅団には最低限のルールが2つ決められていて、1つは団員同士でもめたらコインで決めること、もう1つは生かすべきは個人ではなく旅団ということでした。
パクノダはこの2つ目のルールでかなり悩みましたが、ルールではなくて団長であるクロロの命を守る選択をしました。パクノダは、自身の念能力・メモリーボムで団員達に自分の記憶としてクラピカの情報を与え、心臓をクラピカの鎖で突き抜かれて死亡しました。敵であり非情な盗賊である幻影旅団ですが、仲間を想って命をかけたパクノダの最期のシーンは、とても感動的に描かれました。
名シーン⑩ネテロVSメルエム戦
名シーン⑩は、ネテロとメルエムの戦闘シーンです。ハンター協会会長のネテロと、キメラアントの王・メルエムの戦いは、とても激しい戦いとなりました。人間とキメラアントの王では体のつくりが違い過ぎます。戦いの序盤からネテロの念能力・百式観音でメルエムを攻撃していき、そのスピードに避けられずに攻撃を喰らうメルエムでした。ですが、コムギとの軍議での対戦で身につけた知識により、百式観音の攻撃パターンの先読みができるようになり攻略し始めたのです。
次第にネテロは追い詰められてしまい、最終的に自爆という手段を取りました。ネテロは、自身の心臓が止まった時には爆発する仕掛けを施していたのです。ネテロは命をかけてメルエムとの戦いに挑んでいたのでした。この激しいバトルシーンは、アニメでは神作画だったとファンの間では評価されています。
名シーン⑪コムギの負傷によるメルエムの振る舞い
名シーン⑪は、ゼノの襲撃によってコムギが負傷した際のメルエムの振る舞いが描かれたシーンです。メルエムは、コムギとの対局が始まるまでは、キメラアントの王らしくとても暴虐な性格をしていました。ですが、コムギとの軍議での対局を繰り返していくうちに、メルエムの考え方に変化が生じていったのです。その結果、メルエムはコムギを1人の大切な人間として扱うようになり、瀕死の重傷を負ったコムギを抱えるメルエムは至極人間的に描かれています。
メルエムがコムギを抱きかかえるところにやって来たネテロとゼノでしたが、その場ではメルエムが「善」で、ネテロとゼノが「悪」と言わざるを得ないような状況でした。
名シーン⑫コムギのことを思い出すメルエム
名シーン⑫は、メルエムがコムギのことを思い出すシーンです。メルエムはネテロとの戦いによってコムギとの記憶を失っていました。元の暴虐なキメラアントの王に戻っていたのです。ですが、記憶の奥底にコムギとの過去が残っていて、時折浮かんでくる記憶にモヤモヤしていました。そんなメルエムでしたが、たまたま遭遇した元師団長・ウェルフィンとの会話で、コムギとの記憶がよみがえりました。暴虐なキメラアントの王として覚醒しようとしていたメルエムでしたが、人間らしい穏やかさを取り戻してコムギの元へと向かいました。
名シーン⑬メルエムとコムギの最期の対局
名シーン⑬は、コムギとの最期の対局シーンです。この時、メルエムは残りの寿命があとわずかだということを悟っていました。残りの時間をコムギと一緒に過ごしたいと願うメルエムのこの後のシーンは、『ハンターハンター』の中で最も感動的なシーンとして描かれているのではないでしょうか。メルエムは、寝言を言いながら眠っているコムギに笑みをこぼしながら、彼女を起こして軍議を始めます。対局しながらメルエムは、最期をコムギと軍議を打って過ごしたかったことを伝えました。自身が侵されている毒でコムギが死んでしまわないように遠ざけようとするメルエムでしたが、コムギは傍にいさせて欲しいと軍議を続けました。
生まれてきた意味が今この瞬間のためだったことを理解した2人。次第に死期が近づいていくメルエムは、少し休みたいとコムギの膝に横たわります。何度も何度もコムギの名を呼び、最期はコムギに「メルエム」という自分の名を呼んでもらい、メルエムはコムギの腕の中でその命を終えました。そして、コムギもまたメルエムと手を握ったまま最期の時を迎えました。
名シーン⑭ゴンの実力をヒソカが認める
名シーン⑭は、天空闘技場での戦いで、ヒソカがゴンの実力を認めたシーンです。ゴンは、ヒソカに貸しとして与えられたプレートを、ヒソカの顔に1発拳をぶち込んでから返すと決めていました。天空闘技場でヒソカと対戦することになったゴンは、その決意通りにヒソカの顔を殴りました。その後は本気のヒソカにまったく敵わないゴンでしたが、それでも攻撃を仕掛けるゴンにヒソカはその実力を認めました。
【ハンターハンター】名シーンに対する世間での評判や人気
『ハンターハンター』で描かれた、たくさんのキャラの名シーンをご紹介してきましたが、ファンの皆さんにとっての名シーンはどのシーンだったのでしょうか?Twitterでの『ハンターハンター』の名シーンについてのコメントを見ていきたいと思います。
友だちと一緒に『ハンターハンター』の名シーンについて語り合ったことをツイートしているファンもいました。いろんなキャラのセリフなどを書き出したり、名シーンを書き残したりしていて、思い出のノートに仕上がっていそうです。『ハンターハンター』には、ファンそれぞれが名シーンと感じたシーンがたくさん描かれています。
キメラアント編では、感動的なシーンがとても多く描かれました。ですが、そのあとの会長選挙編で描かれたキルアとアルカの物語にも感動シーンはたくさんあって、ファンの間では人気のある物語です。
『ハンターハンター』では、いろんなキャラの感動的な物語が描かれます。主要キャラではなくても、ちょっとした感動シーンなどが描かれてきました。敵キャラでも同じように感動シーンが描かれてきたのが『ハンターハンター』です。その中でも最も印象に残った感動的な名シーンは、メルエムとコムギのシーンだと語るファンはとても多かったです。
【ハンターハンター】どのキャラも名シーンを残している
『ハンターハンター』では、主要キャラ以外にもたくさんのキャラの名シーンが描かれています。テレビアニメではどのキャラの名シーンもより魅力を増して、印象に残るものとなっていると思います。そして『ハンターハンター』の物語は暗黒大陸編へと突入しています。この先もまたたくさんの名シーンが登場していくのではないでしょうか。物語の続きがとても楽しみな作品です。
この記事のライター
*haru
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