【ヒロアカ】根津校長は人間ではない？過去や内通者の可能性を考察

『僕のヒーローアカデミア』の根津校長は、登場時から大きなインパクトを与えたキャラであり、作中屈指の人格者です。しかし、その正体や過去の怪しさから黒幕疑惑をかけられることがあります。そんな根津校長のプロフィールを確認していきます。

『ヒロアカ』の根津校長は、東京都出身で1月1日生まれ、身長85cm、血液型A型の人の姿に近いネズミです。雄英高校の校長を務めており、フレンドリーな性格から周りの信頼が厚いですが、基本的に話が長い点は欠点と指摘されています。その見た目とは裏腹に生徒のために臨機応変な対応ができる大人であり、雄英高校という学びの場を大切しています。

堀越耕平の『僕のヒーローアカデミア』は2014年から『週刊少年ジャンプ』に連載中で、2023年1月時点では既刊36巻が刊行されている漫画作品です。超能力モノかつアメコミテイストが入ったヒーローモノであり、魅力的なキャラや単純な善悪だけではないストーリー性が話題となっています。2016年からアニメ化されており、2022年10月からはアニメ5期が放送されています。

幼少期に医師の診察から無個性と判明した緑谷出久（デク）は、ヒーローに憧れがあったものの、個性が無ければヒーローにはなれないと周りから言われていました。しかし、憧れの対象であるオールマイトと直接出会い、彼からヒーローとしての素質を見込まれたデクは、個性「ワン・フォー・オール」を受け継いで、雄英高校への入学を果たします。同じ頃、オールマイトを狙うヴィランの活動が活発化していました。

『ヒロアカ』の根津校長が黒幕と疑われてしまう理由は、他のキャラにはない過去の経歴があるせいで、作中でも詳しい部分は語られていません。そんな根津校長の過去や個性について紹介します。

『ヒロアカ』の根津校長の正体は、正真正銘のネズミです。人間が個性でネズミのような姿になったわけではなく、ネズミが個性で人間のような姿になっています。作中でも狭いところを好んだり、毛並みにこだわりがあったりと、ネズミとしての習性が残っているようなシーンが出てきています。

『ヒロアカ』の根津校長が持つ個性は「ハイスペック」で、人間以上の頭脳になるという効果があります。この個性によって根津校長はネズミながらも人間らしい振る舞いができるのですが、作中では根津校長の正体を説明すること以外だと、詳しいことは明かされていません。期末試験ではヴィラン役として芦戸と上鳴を見ていますが、その際には鉄球重機に乗っており、頭脳プレイで2人を追い込んでいました。

『ヒロアカ』の根津校長の過去について、看護教諭であるリカバリーガールは人間に色々と弄られたと言っていますが、この点も詳しい部分は明かされていません。正体であるネズミ時代に様々な実験をされる過程で個性「ハイスペック」に目覚めたことが予想できますが、そこからなぜ校長になったのか、そのような仕打ちをした人間を導く立場になったのかは不明です。

『ヒロアカ』の根津校長は、右目に大きな傷跡が残っていますが、この傷の正体も作中では言及されていません。過去の実験の過程で傷付いたと考えることもできますが、仮に何か能力を隠しているのだとしたら、過去にヒーローとして活躍していた際に負った傷である可能性もあります。

『ヒロアカ』の根津校長は、作中で雄英高校内に内通者がいると判明した時に、その候補になったり、黒幕であったりする可能性を疑われていました。そんな根津校長が内通者や黒幕である可能性について、根拠や考察を紹介します。

『ヒロアカ』の根津校長は、雄英高校の卒業生であるオールマイトを教師として招いており、オールマイトが負傷で弱り始めていたことも把握していました。そして、オールマイトが教師になってからヴィランの活動が活発化したことから、根津校長がオールマイトを見張りやすい自分の高校に呼んだとも推測されます。それが本当であるとすれば、黒幕として内通者を校内に潜入させるのも容易です。

『ヒロアカ』の根津校長は、雄英高校の訓練施設であるUSJにヴィランが襲撃を仕掛けた際、オールマイトが助けに行くのを一度止めようとしました。普通に考えれば負傷の身であるオールマイトを心配したものですが、もしも黒幕であるなら、USJにいた教師や生徒達をヴィランに倒させるために敢えてそうした可能性もあります。

『ヒロアカ』の根津校長は、USJでの訓練を含めて学校行事がいつどこで行われるか全てを決定・把握できる立場であり、最高責任者であることから黒幕の隠れ蓑としては最適です。周りにバレないようにしながら情報を流すことも容易いなど、黒幕や内通者として最も有利な立場にいることも疑われる原因になっています。

『ヒロアカ』の根津校長は、過去に人間からひどい仕打ちを受けていることから、ヴィラン落ちしてもおかしくはないキャラです。そんな動機があるにもかかわらず、人間の味方として活動しているのは、何か裏があるのではないかと考えることもできます。根津校長の過去が詳しく描かれていれば、あらぬ疑惑をかけられることもありませんでしたが、不透明な部分が多いのが根津校長の現状です。

『ヒロアカ』の根津校長は、黒幕や内通者を疑う声がある一方で、多くの人から作中でも理想的な教師、もしくは大人として慕われるキャラでもあります。そんな根津校長が作中で言った名言について紹介します。

根津校長の名言その1「ネズミなのか犬なのか…」を含む台詞です。自己紹介のように言った言葉であり、自らの容姿をネタにしたながらも親しみやすさを感じさせる名言です。

根津校長の名言その2は「これ以上暗い未来を…」を含む台詞です。度重なるヴィランの襲撃から警察が雄英高校の文化祭を中止すべきだと言った際に、根津校長が頭を下げながら言いました。文化祭を中止することはヴィランに屈したことになるだけでなく、生徒達の学校生活の楽しみを奪うことにもなります。それが今後の暗い未来に繋がってしまうと思い、根津校長はお願いしたのです。

根津校長の名言その3は「これからは対人戦闘…」から始まる台詞です。期末試験の時、雄英学園の生徒に対する今後の展望を語った上で、対戦相手をロボットから教師に変えることにしました。ヴィランの活発化に対応するための措置であり、通例よりも今の生徒に必要な技術を教えることを重視したものになります。

アニメ『ヒロアカ』でも根津校長は初期から登場しており、声優によるボイスが付いています。そんなアニメ『ヒロアカ』における根津校長の声優について紹介します。

アニメ『ヒロアカ』で根津校長を演じたのは声優の高戸靖広さんです。高戸さんは他作品でも人間ではない生き物を演じることが多く、根津校長は特徴的な声ながらも人格者であることを窺わせる温かみを感じる演技になっています。

高戸靖広さんは岡山県出身で、1969年1月23日生まれの声優・ナレーターです。東京アナウンスアカデミーの卒業生であり、最初は声優の古川登志夫が設立した劇団青社に所属していましたが、現在は青二プロダクションに所属しています。声優デビューは1987年で、アニメ・ゲーム・吹き替え・特撮など、幅広く出演しています。

高戸靖広さんの主な出演作品としては、『ビックリマン』の聖フェニックス、ヘッドロココ、『美少女戦士セーラームーン』のアルテミス、『行け!稲中卓球部』の田中、『ONE PIEC』のブチ、Mr.9、サトリ、ゼポ、『ののちゃん』の山田のぼる、『鋼の錬金術師』のグラトニー、『ドラゴンボール改』のグルド、『ヘタリア』のロシアなどがあります。

ここでは『ヒロアカ』の根津校長について、世間での評判や人気を紹介します。見た目からマスコット的な扱いをされる一方で、人格者としての評価や黒幕疑惑など様々な話題が出てきています。

『ヒロアカ』の根津校長について、シンプルに見た目がかわいいという感想が多数見られました。校長らしい発言も多いですが、その中にもどこかネズミっぽい行動をしてしまう時があり、相澤先生のマフラーに隠れる姿などは愛玩動物のように見られています。

『ヒロアカ』の根津校長について、教師としての立ち振る舞いや言動が好きだという意見も出ていました。作中に登場する教師はそれぞれ良い部分がありますが、その中でも根津校長は一番上の立場で高校と生徒のために動いており、その姿がかっこよかったり、頼りがいがあったりと感じる人が多いようです。

『ヒロアカ』の根津校長について、本当の正体や内通者説などは、他のキャラと絡められながら色々な考察や予想が出ていました。しかし、どちらかといえばネタ寄りの意見が多く、実際に黒幕として見るには良い人物過ぎつと考えられているようです。

『ヒロアカ』の根津校長の正体は、人間以上の頭脳になる個性「ハイスペック」を得たネズミであり、実験で人間に弄られた過去を持っていますが、現在は雄英高校の責任者として教師や生徒達を見守っています。一方で、過去の経緯や詳しい事情が明かされないことから黒幕や内通者疑惑も出ていますが、現状は可能性の一つとして考えられる程度です。根津校長の再登場にも期待しながら原作を読み進めてみましょう。