【ハイキュー】及川徹は青葉城西のエース!最強セッターの強さの理由は?
『ハイキュー』に登場する及川徹(おいかわとおる)は青葉城西高校バレー部の名セッターであり、絶対的なエースとして君臨しています。本記事ではハイキュー作品内イケメン担当でもある及川徹の、その強さの理由や名セリフ、卒業後の動向についても紹介していきます。
目次
【ハイキュー】及川徹は青葉城西のエースで最強セッター
及川徹のプロフィール
- 学校:青葉城西高校3年6組
- ポジション:セッター
- 誕生日:7月20日
- 身長:184.3㎝
- 体重:72.2kg
- 最高到達点:335㎝
- 好きな食べ物:牛乳パン
『ハイキュー』に登場する及川徹とは、主人公たちの名ライバル校として挙げる青葉城西高校の主将兼セッターを務める人物です。人当たりの良さそうな雰囲気を醸し出していますが、笑顔で嫌味を言ったり他人をからかうなど、性格の悪さも見られます。しかしチームからの信頼は非常に厚く、及川が誰よりも優れている点は、仲間の力を100%引き出すことが出来るその洞察力と、カリスマ性にあると断言できるでしょう。
ハイキューの概要
『ハイキュー』とは2012年から約8年間、週刊少年ジャンプにて連載された大人気スポーツ漫画です。作者は前作ホラー漫画で初連載を果たした古館春一(ふるたてはるいち)で、バレーボールを題材とした連載はかねての目標でした。その後小説や舞台化はもちろん、アニメ版も非常に高く評価され海外への進出も果たします。8月19日が「ハイキューの日」に登録されるなど、もはや社会現象を巻き起こしているスポーツ漫画。ハイキューを一言で表すなら「劇的青春」という言葉が当てはまります。
ハイキューのあらすじ
『ハイキュー』は小柄な中学生、日向翔陽(ひなたしょうよう)がテレビ中継で見た春高バレーにて、烏野高校のエース「小さな巨人」に心を奪われ、バレーボールに興味を持ちます。しかし中学にはバレー部が無く、環境を整えるところからのスタート。結果、初試合は最初で最後の3年の夏になってしまいます。そこで影山飛雄(かげやまとびお)率いる北山第一中に惨敗。影山にこの3年間を否定された日向は、影山へのリベンジを目標に憧れであった烏野高校へ入学を決めます。
【ハイキュー】及川徹の強さの理由
強さの理由①精密なトス
『ハイキュー』に登場する及川徹は、精密であり高いトスアップの技術を持っているセッターです。その精密なトスが上げられる理由のひとつに「異常な洞察力の高さ」が関係しています。チームメイト一人一人の動きを細かに観察し、それに合わせて自分がどのように動き、どういったトスを上げればスパイカーが活かされるかを常に考えており、初めて入ったチームでもその力を発揮することが出来るという脅威の能力を持っています。
強さの理由②強烈なサーブ
『ハイキュー』に登場する及川徹の代名詞とも言える最大の武器です。スパイクレベルの強烈なサーブを打つことが可能で、相手守備陣が全く反応できないこともあります。及川徹にサーブが回れば、試合の流れは一気に傾き対戦相手を乱し、場合によってはそのまま決着がついてしまうことも。青葉城西の重要な攻撃要素になっています。
強さの理由③天才へのコンプレックス
『ハイキュー』に登場する及川徹がこれだけ高い能力を身につけた大きな理由のひとつには、血の滲むような努力があったからだと言えます。及川徹は天才へのコンプレックスがあるのでした。作中では影山の圧倒的なセンスに対して苛立ちを見せるシーンや、同期でもある全国三大エースの最強スパイカー牛島若利(うしじまわかとし)の存在も大きく影響していると考えられます。
強さの理由④中学時代の影山との関係
『ハイキュー』に登場する及川徹は、影山の中学校時代の先輩に当たります。及川が牛島に圧倒され挫折を経験していた際に、後輩として影山が入部してきました。影山のセンスと技術の高さを目の当たりにした及川は、さらに精神的に追い詰められてしまいます。いよいよ限界に達した及川は、練習中に影山を殴ろうとしてしまうのでした。
異変に気づいたチームメイトの岩泉一(いわいずみはじめ)にギリギリのところで止められ、この時にかけられた言葉から及川はバレーに対しての考え方が変化し、ある種吹っ切れるのです。つまり及川徹の精神成長のために、影山の存在は必要不可欠でありました。
【ハイキュー】及川徹の卒業後
卒業後①アルゼンチンに行く
『及川徹』は高校卒業後、バレーボールを続けるか悩んでいた際に、憧れのセッターであったホセ•ブランコに背中を押してもらい、彼を追ってアルゼンチンへ行くことを決意しました。その後アルゼンチンリーグ「CAサンファン」に所属し、背番号17番をもらいセッターとして活躍することになります。
卒業後②ビーチバレーの修行中に日向と再会
『及川徹』はブラジル遠征に行った際、日向とまさかの再会を果たします。お互いこれまでの経緯を話し、そこでビーチバレーに挑戦。そんな2人を見ていた現地ブラジル人コンビが、ビール代をかけて勝負を挑んできます。及川のトスに日向のスパイクという、ファン待望であった夢の共演が実現しました。インドアにはない砂や風などの環境に苦戦し、その時は敗れてしまうのですが、数日後にしっかりとリベンジを果たします。ここでも及川の洞察力から成せる順応性の高さが光りました。
卒業後③2020年東京オリンピックに出場
『及川徹』はその後、なんとアルゼンチン人国籍を取得し、アルゼンチン代表のセッターとして2020年東京オリンピックに出場します。ハイキュー最終回はアルゼンチンVS日本戦となっており、日本代表には日向や影山、そして牛島も選出されているのです。過去に2度アルゼンチン代表が勝利しているらしいのですが、このオリンピック対決の勝敗は描かれないままに終わります。ファンの間では、鳥肌の立つような最終回だったと、今もなお語られていました。
【ハイキュー】及川徹の名言
及川徹の名言①「才能は開花させるもの…」
才能は開花させるもの、センスは磨くもの
『及川徹』のこの名言はハイキュー17巻第146話に収録されています。烏野との終盤戦、レシーブが乱れコート外に飛んでいったボールを全力で追いかけ、そこから精密なロングトスを上げるシーンにて、この名言がモノローグのように登場しました。決して天才ではなく必死の努力でここまで来た及川だからこそのセリフであり、多くのファンの心を掴んだ伝説的シーンとなっています。
及川徹の名言②「いいチームですよね…」
いいチームですよね!全力で当たって砕けてほしいですネ!
『及川徹』のこちらの名言はハイキュー6巻第48話に登場しています。インターハイ予選の二回戦突破後にテレビ取材があり、そこで烏野に対する印象を聞かれた時の回答がこちらのセリフでした。爽やかな笑顔でサラッと毒づく及川らしい、性格の悪さが現れたワンシーンです。この放送は烏野メンバーもしっかりとテレビで見ており、再度闘志を燃やしていました。
及川徹の名言③「信じてるよ…」
信じてるよお前ら
『及川徹』のこの名言はハイキュー6巻第49話に登場します。試合が始まる前、スッと真面目な表情に切り変わり、チームメイトにこのセリフを投げかけました。大声を張り上げて気合を入れるという方法ではない、なんとも及川らしいセリフでチームを鼓舞します。メンバーとの信頼関係が、より強く結ばれていることが明らかになったワンシーンです。
【ハイキュー】及川徹の声優
及川徹の声優は「浪川大輔」
『ハイキュー』のアニメ版にて、「及川徹」の声優を務めたのは浪川大輔(なみかわだいすけ)です。青葉城西の絶対的エースであり、その容姿やプレイスタイルから、非常に多くのファンを抱える及川徹の声優となると、非常に重要な役であることは容易に想像がつきます。ここではそんな役柄を見事演じた浪川大輔について詳しく紹介していきます。
浪川大輔のプロフィール
- 出身地:東京都
- 生年月日:1976年4月2日
- 血液型:B型
- 身長:173㎝
- 職業:声優・俳優・歌手
- 事務所:ステイラック
『及川徹』を務める浪川大輔は、小学2年の終わり頃、劇団こまどりに所属します。そこで海外テレビドラマの子ども役の日本語吹き替えとして、声優デビューを果たします。当時は、スタジオに入るまでにセリフを完璧に覚えていたことから「天才」と評されていました。その頃アメリカでは子供を主人公にする話が流行しており、立て続けに人気作の吹き替えが決定し、声優として一気に活躍します。現在は、芝居の仕方でハイトーンにもロートーンにも聞かせる技術を持ち合わせているようです。
浪川大輔の主な出演作品
『ハイキュー』の及川徹を務めている浪川大輔が出演する主な作品を紹介していきます。呪術廻戦「脹相」東京リベンジャーズ「灰谷蘭」あひるの空「高橋克己」鬼滅の刃「鋼鐡塚蛍」など。さらに浪川大輔は吹き替えとしての活躍が目立っており、「ロードオブザリングシリーズ」、「スターウォーズシリーズ」の主演吹き替えや、「ターミネーター3」や「スパイキッズシーリズ」の吹き替えにも出演していました。
【ハイキュー】及川徹に対する世間での評判や人気
『ハイキュー』に登場する及川徹の強さの理由や、青葉城西エースとしての立ち振る舞いについて紹介してきました。ここでは及川徹に対して世間でのリアルな評判を見ていきます。その容姿やセッターとしての技術も最強クラス、しかし及川の人気の理由はそれだけではありませんでした。
『及川徹』については好感の声しか見当たらず、ハイキューに登場するキャラクターの中でもトップクラスの人気を誇ってる様子です。エースの実力を持ち、それでいてイケメン。さらには努力家でもあるという非の打ち所がない及川に対し、女性ファンからの支持が非常に多いようでした。
『及川徹』の人気の理由のひとつに、誰よりもストイックで、直向きに努力し続ける泥臭さも関係しているようでした。普段はヘラヘラとしており、時折冷酷な表情を見せるという、いかにも天才プレイヤーのような佇まいですが、実は天才から最も遠いプレイヤーだったという設定は、及川徹の魅力をさらに高めているのでした。
『及川徹』に対しそのバレーボールに対する、強い意志がかっこいいという意見も多く見られました。幾度かの挫折を乗り越え最終的には、全員を敵に回してアルゼンチンへ向かうという決定は、凄まじい覚悟があってこそ出来ることです。及川徹の普段は見せない、実は強く熱い男だというところに魅力を感じるファンは、少なくありませんでした。
【ハイキュー】及川徹は最強セッターだった
『ハイキュー』に登場する及川徹は、青葉城西を率いるエースにしてキャプテン。セッターとしての技術の高さはもちろん、その背景に隠されたバレーボールに対する血の滲むような努力や、天才へのコンプレックスがあるという、非常に人間らしい一面こそが、まさに彼の最強たる所以であることがわかりました。及川徹のような魅力あるキャラクターがたくさん登場するハイキューを、是非この機会にチェックしてみてください。
この記事のライター
うら
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