【ハイキュー】星海光来は小さな巨人に近い男？能力の高さや卒業後について

『ハイキュー!!』の星海光来は、鴎台高校2年1組に所属しています。誕生日は4月16日で、鴎台のバレー部ではウィングスパイカーを担当しています。身長は169.2cmと低いですが、最高到達点は342cmもあります。身長が低い分、体重も61.7kgとやや少なめです。まるで羽毛のような白くて逆立った髪と、ぎょろりとした大きな目が特徴です。

星海光来は自分以外の家族が高身長で、自分だけ背が低いことにコンプレックスを抱いていました。小学生のときからバレーを始めますが、低身長のせいで中学まではずっと控えの選手に回されていました。そんな環境で育ったせいか、星海はややひねくれた性格をしています。「小さいのに凄い」と言われると怒るくせに、自分を小さいからと舐めてかかる人間の鼻を明かすのが大好きです。

そのため、自分のプレーを見てもリアクションの薄い影山飛雄に不満を抱き、「もっとビビれ」と突っかかったりしました。一緒に行動することが多い昼神幸郎からは、面倒くさいやつだと言われています。また、星海は極度の負けず嫌いであり、他人を蹴落としてまで上に行こうとする上昇志向があります。しかし、その上昇志向のおかげで絶え間なく努力を続け、高校では実力が開花しました。

ハイキュー!!は高校のバレーボール部を舞台にした漫画で、全国大会を目指す高校生たちの成長物語が描かれています。週刊少年ジャンプで掲載されていましたが、原作はすでに完結しています。スピンオフ作品である『ハイキュー部!!』という作品もあり、こちらは少年ジャンプ＋にて現在でも連載中です。ハイキュー!!の作者は古館春一さんですが、ハイキュー部!!は原作を元に宮島京平さんが描いています。

日向翔陽はテレビで見た春高バレーで、「小さな巨人」と呼ばれて活躍していた選手に心を奪われます。自分もバレーを始めた日向でしたが、中学時代は環境に恵まれず、ろくに試合もできませんでした。最初で最後の試合で相手チームの影山飛雄に、「3年間何をしていた」と言われ憤慨します。その影山と高校で同じチームになり、2人は互いに喧嘩ばかりしていました。しかし、お互いを認めあった2人は最強のコンビとなり、ともに全国大会を目指すのでした。

小さな巨人は、日向翔陽がバレーを始めるきっかけにもなった人物です。この小さな巨人は宇内天満という選手でしたが、170cmという低身長ながらエースとして活躍していました。星海光来の身長も169.2cmと、宇内とほぼ同じくらいの数値です。このように、星海はバレー選手にしては身長が低いことから、小さな巨人に近いといわれています。

小さな巨人の宇内天満と身長が近い星海光来ですが、身長が低いだけでは小さな巨人とはいえません。星海が小さな巨人に近いといわれる最も大きな理由は、彼の能力や実力にあります。星海は低身長を感じさせないほどのジャンプ力の持ち主で、非常に攻撃力の高いスパイクを放つことができます。

ジャンプ力の安定感は日向翔陽以上で、実力の高さは全日本ユースの選抜強化合宿にも選ばれるほどです。また、ジャンプ力以外の実力も高く、オールラウンダーとして活躍できます。空中戦以外にも多彩な技を持った星海は、「現代版小さな巨人」として注目を集めています。

ハイキュー!!の星海光来は、過剰なまでの自信と絶対的なプライドを持ったキャラです。自分の低身長をバカにした人間には、スーパープレイで見返すことにしています。また、自分の実力に自信を持っている星海は、精神的にも強くそれがプレーに表れています。バレーの実力だけでなく精神的な強さを持った星海は、まさに小さな巨人の称号にふさわしい選手だといえるでしょう。

ハイキュー!!の星海光来は、小学校2年生の頃からバレーを始めました。いとこがバレーを始めたからという理由もありますが、そこには高身長の兄から逃げたいという気持ちもありました。星海の兄は背が高く、バスケをプレーしていました。星海は自分もバスケをしたいと言いますが、兄から「チビには無理」と言われてしまいます。そのせいでバスケが嫌になり、バレーを選ぶことになったのです。

そんな動機で選んだバレーでしたが、星海は徐々にバレーの魅力にハマっていきます。何度も練習を重ねてようやくスパイクが打てるようになった頃、兄から一度スパイクを打たせてくれと頼まれます。簡単に打てるものではないと呆れながらトスを出した星海でしたが、兄は高身長を活かして簡単にスパイクを打ってしまいました。この出来事により星海はさらに身長の壁を感じ、ひどく落ち込んでしまいます。

母親にどうして自分だけ背が低いのか尋ると、母は微笑みながら遺伝だと答えました。父親も兄も高身長の星海家でしたが、母親だけは小柄だったのです。母は星海に大きくなる方法はわからなくても、強くなる方法ならいくらでもあると教えます。星海はこの言葉を胸に刻み、「背が高くなること」ではなく、「強くなること」を目指すようになったのでした。

星海光来が所属する鴎台高校バレー部は、春高の準々決勝で烏野高校と当たりました。鴎台は烏野のエースである東峰旭を徹底的にマークし、1セット目を25対20で取りました。しかし、覚醒したエースの東峰や日向翔陽の活躍により、23対25で2セット目を烏野に取り返されます。3セット目は日向が最強の囮となり活躍しますが、日向は体調不良により途中退場してしまいます。一進一退の攻防が続きましたが、最後は星海が決めて25対23で烏野を下しました。

ハイキュー!!では、最終巻でキャラたちの卒業後が描かれています。星海光来の卒業後も、そこで見ることができます。星海は高校卒業後、Vリーグに入ります。影山飛雄や牛島若利と同じシュヴァイデンアドラーズの所属となり、アウトサイドヒッターとして活躍します。日向翔陽は高校卒業後ブラジルに修行に行きますが、帰国するとVリーグのブラックジャッカルに入団します。そこでようやく日向との再戦がかなった星海は、高校時代以上に熱い戦いを繰り広げるのでした。

こちらの名言は、星海光来が筑井田戦後のインタビューで言ったセリフです。星海は身長が低いことにコンプレックスを抱きながらも、それを言い訳にはしませんでした。背が低くても強くなることを目指し、ここまで活躍できる選手となったのです。身長が低い選手にとって、星海のこの名言は大きな希望となったことでしょう。

星海光来は、自分と同じくらい低身長の日向翔陽のことを、何かと意識していました。そして、烏野高校との対戦前、日向に向かってこのセリフを放つのでした。しかし、日向にとって目指す場所は、すでに小さな巨人とは違うところにありました。日向は小さな巨人ではなく最強の囮になりたいと言い、小さな巨人の称号は星海に譲るのでした。

こちらの名言は、春高の準々決勝で星海光来が言ったセリフです。星海は小さいころから、自分より身長が高く強い相手と戦ってきました。そのため、自分が弱いことを嫌というほど知っており、強さを求めて必死に練習してきたのです。どんな苦境にも負けずに立ち向かってきた、星海の精神的な強さがわかる名言です。

アニメ版のハイキュー!!で星海光来を演じたのは、声優の花江夏樹さんです。花江夏樹さんは『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で人気に火がつきましたが、それ以前から数々のキャラを演じてきました。花江夏樹さんは優しげな声のキャラを演じることが多いですが、星海のような元気な少年役も上手です。続いて、声優の花江夏樹さんの詳しいプロフィールや、ハイキュー!!以外の主な出演作品について見ていきましょう。

声優の花江夏樹さんは、1991年6月26日生まれのB型です。出身地は神奈川県で、アクロスエンタテインメントに所属しています。『桜蘭高校ホスト部』をきっかけに声優を志し、アクロスエンタテインメントに直接ボイスサンプルを送りました。2011年に『ゴールデン☆キッズ』の俊太役で声優デビューを果たし、2012年の『TARI TARI』のウィーン役で初レギュラーを獲得しました。

声優の花江夏樹さんは、鬼滅の刃以外にも多くの人気作品に出演しています。これまでに出演した主な作品には、『ダイヤのA』（小湊春市）、『東京喰種トーキョーグール』（金木研、佐々木琲世）、『アルスラーン戦記』（エラム）、『政宗くんのリベンジ』（真壁政宗）などがあります。

ハイキュー!!の星海光来は、小さい頃は自分の身長が低いことを嫌がって泣いていました。しかし、強くなると決めてからは、身長のことを言い訳にすることはありませんでした。そんな星海の生き様を、かっこいいと感じる人が多かったです。

ハイキュー!!の星海光来と日向翔陽は、それぞれが「小さな巨人」といっておかしくない実力の持ち主です。しかし、高校時代の時点では、やはり星海のほうが小さな巨人に近いと思う人が多いようです。また、日向が星海に小さな巨人の称号を譲りましたが、日向に譲られなくても星海が正真正銘の小さな巨人だとコメントしている人もいました。

アニメ版のハイキュー!!では、星海光来役の花江夏樹さんの演技が評判でした。星海にハマりすぎという声や、最高だという声が上がっていました。ただ、あまりにも鬼滅の刃のイメージが強く、竈門炭治郎を思い浮かべてしまう人もいたようです。

ハイキュー!!の星海光来は、低身長のハンデなど吹き飛ばすほどの実力の持ち主です。小さい体で活躍する姿は、まさに「小さな巨人」というべき存在です。卒業後もVリーグで活躍し、日向翔陽との再戦も果たします。原作は終わってしまいましたが、きっとこれからも小さな巨人として活躍していくことでしょう。