【鋼の錬金術師】アームストロング少佐は能力が派手？活躍や姉との関係も

個性的なキャラクターが多数登場する『鋼の錬金術師』の中でも、アームストロング少佐ことアレックス・ルイ・アームストロングは独特の存在感を持っています。まずは、鋼の錬金術師の内容を簡単に振り返りつつ、アレックス・ルイ・アームストロングの基本情報についてチェックしてみましょう。

『鋼の錬金術師』は、月刊少年ガンガンにて2001年から2010年までの約9年間連載されていたバトルアクション漫画で、作者は荒川弘先生です。読者からはハガレンの愛称で親しまれていて、2021年7月時点で全世界シリーズ累計発行部数を8000万部突破する大人気作品になりました。その人気は衰えることなく、アニメ化や実写化、舞台化などのメディアミックス化も多数果たしています。

幼いころ、母親を流行病で亡くしてしまったエルリック兄弟は、禁忌とされていた人体錬成を行い母親を甦らせようとしますが失敗します。その結果、エドワードは右腕と左脚、アルフォンスは全身を失ってしまいました。失った体を取り戻すために、エルリック兄弟は手がかりとなる賢者の石を求めて世界中を冒険します。

ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は、登場するキャラクターたちが繰り出す能力を駆使するバトルアクションも魅力的な作品です。その中でも、アームストロング少佐ことアレックス・ルイ・アームストロングは、作中屈指の派手な能力を持っています。ここでは、その能力を駆使してどのような活躍を残しているのかチェックしてみましょう。

ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』に登場する国家錬金術師は、それぞれ特徴的な二つ名を持っています。アームストロング少佐の二つ名は、剛腕の錬金術師です。一番の特徴でもある見事な筋肉を駆使した強力な体術を得意としています。主にボクシングのようなスタイルで戦闘しますが、時には脚技や投げ技など、戦況に応じた体術も使用可能です。錬金術師としての実力も高く、主に鉱物を殴りつけることで矢や弾丸のようなものを錬成して攻撃を仕掛けます。

作中でもかなりの大柄で強烈なインパクトがあるアームストロング少佐ことアレックス・ルイ・アームストロングですが、性格は非常に優しく涙脆い一面があります。過酷な環境にありながらも前に進もうとするエルリック兄弟のことを常に心配し、作中でも度々世話を焼くような人物です。その一方で、優しすぎるが故に非情になりきれない一面もあることから、軍人には向いていないと言われてしまうようなこともありました。

アームストロング少佐ことアレックス・ルイ・アームストロングには姉が3人、妹が1人います。その中でも、長女のオリヴィエ・ミラ・アームストロングは北方司令部に所属する軍人で、階級は少将です。優しい性格のアームストロング少佐と違い、オリヴィエ・ミラ・アームストロングは気性が荒く好戦的な面も目立ちます。こういった性格の持ち主でもある姉に対して、アームストロング少佐は苦手意識を持っていました。

ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』内でも、アームストロング少佐は際立って優しさが目立つ人物です。その優しさが関係してか、作中でも他のキャラクターたちとは違う活躍を数多く残しています。ここでは、どのような活躍を残しているのか実際にチェックしてみましょう。

イシュヴァール殲滅戦において、多くの国家錬金術師が戦争に赴きました。アレックス・ルイ・アームストロングも例外なく参加しましたが、この戦争において関係のない人々が殺害され続ける姿を見て、耐えきれなくなり抗議しています。結果的にアレックス・ルイ・アームストロングは任務を放棄してしまったため、戦場から外されることになります。その結果、高い能力を持ちながら出世する手段を失ってしまいました。

軍中枢部の制圧後、ホムンクルスのスロウスが登場します。無差別に暴れ回るスロウスの影響で多くの軍人が犠牲になってしまいました。その光景に耐えきれなくなったアームストロング少佐はスロウスを止めるために戦闘を開始します。ボロボロになりながらも戦い続けた彼の活躍もあり、最終的にはスロウスや不死の軍団を食い止めることができました。

ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』には数多くの名言が残されています。アームストロング少佐も『鋼の錬金術師』中で、さまざまな活躍や名言を残しました。ここでは、アレックス・ルイ・アームストロングが作中に残した名言についてチェックしてみましょう。

国家錬金術師として優れた能力を持つアレックス・ルイ・アームストロングは、イシュヴァール殲滅戦にも参加しました。軍からは戦争に関係ないイシュヴァールの人々も抹殺するよう命じられましたが、優しい性格の持ち主でもあるアレックス・ルイ・アームストロングだけはその悲惨な光景に耐え切れませんでした。涙ながらに戦争のおかしさを訴え続ける姿は、読者に強烈な印象を残しています。

優しい性格の持ち主のアレックス・ルイ・アームストロングはイシュヴァール殲滅戦で逃げる選択肢を取ったことにより、多くのものを失う結果になったことを強く後悔していました。そのため、ホムンクルスのスロウスが攻めてきた際は満身創痍でとても戦える状況でなかったにもかかわらず、真っ向から立ち向かいました。優しい性格のアレックス・ルイ・アームストロングだからこそ、戦うことの必要性と勇気を得た瞬間です。

ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は過去に2度のアニメ化を果たしています。アレックス・ルイ・アームストロングも登場し、数多くの活躍を残しました。ここでは、アニメ『鋼の錬金術師』に登場するアレックス・ルイ・アームストロングがどのような声優が演じていたのかチェックしてみましょう。

2003年から放映されていたアニメ『鋼の錬金術師』や、2009年から放映されていたアニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』に登場するアームストロング少佐を演じているのは、声優の内海賢二さんです。内海賢二さんは1955年から2013年まで活動していた声優で、俳優やナレーターとしても活動していました。

ここで、『鋼の錬金術師』に登場する、アームストロング少佐に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

アームストロング少佐は『鋼の錬金術師』内でも特に逞しい筋肉の持ち主です。それでいて、誰よりも優しく繊細な心を持っている点が読者の心を掴んでいるようです。また、『鋼の錬金術師』内ではアームストロング少佐の姉や妹なども強烈なインパクトを残しているため、アームストロング一家の関係性を好む声も見受けられました。

イシュヴァール殲滅戦は、『鋼の錬金術師』でも屈指のトラウマ回です。アームストロング少佐も戦うことを当時は戦うことを拒否していましたが、違う状況の時には勇敢に戦っています。優しい性格の持ち主だからこそ、本当に戦わなければならないときには全力で立ち向かう姿は読者に強い印象を与えているようです。

アームストロング少佐は『鋼の錬金術師』内で数々の戦闘を繰り広げてきましたが、その中でもスロウス戦が強い印象に残ったファンもいるようです。今まではギャグ要素が強いムードメーカーのような立ち位置のキャラクターだったからこそ、ボロボロになってもスロウスと戦い続ける姿は『鋼の錬金術師』内でも屈指の名シーンになりました。

『鋼の錬金術師』に登場するアームストロング少佐は、優しい性格の持ち主であり、時には高い身体能力を駆使して勇敢に戦うキャラクターであることがわかりました。優秀な姉や可愛らしい妹も『鋼の錬金術師』内に登場しているため、アームストロング一家が強く印象に残っているファンも存在します。こういった関係性に注目しつつ、改めて『鋼の錬金術師』を読み返してみましょう。