【五等分の花嫁】最終話が炎上した理由まとめ!あらすじから結末も紹介
五等分の花嫁の最終話は、賛否両論を招き炎上してしまいました。主人公の風太郎がヒロインの一人・四葉と結婚したことに対して、批判的な意見が多く寄せられたためです。この記事では五等分の花嫁の最終話が炎上した理由や、ストーリーの結末を紹介します。
目次
【五等分の花嫁】とは?
五等分の花嫁は、春場ねぎによって描かれたラブコメディです。週刊マガジンに連載された人気漫画で、TVアニメ化および映画化されました。その人気ゆえ最終話が炎上した漫画です。
五等分の花嫁の作者
五等分の花嫁の作者、春場ねぎは1991年に愛知県知多市で生まれました。子供の頃から絵を描くことが好きで、トライデントデザイン専門学校で漫画を学び、2013年にカワードクロスワールドで商業誌デビューしています。ペンネームは赤松健が描いた漫画、魔法先生ネギま!の主人公ネギ・スプリングフィールドから付けたとのことです。
五等分の花嫁の概要
五等分の花嫁は、上杉風太郎と五つ子姉妹が繰り広げるラブコメディです。2017年に読み切りとして週刊マガジンに掲載された作品が、読者の支持を受け、その後2020年までの連載となりました。2019年5月には第43回講談社漫画賞の少年部門を受賞しています。単行本は14巻で、2022年12月の時点で累計発行部数が2000万部を突破している人気漫画です。
五等分の花嫁のあらすじ
五等分の花嫁は五つ子の一人との結婚を控えた風太郎の回想から始まります。成績は優秀だけれど貧乏な高校2年生だった風太郎に、条件の良いアルバイトの話が舞い込みました。それは同級生の五つ子を無事卒業に導くための家庭教師でした。最初は反発していた五つ子たちですが、風太郎と信頼の絆を深めていくうちに恋心が芽生えていきます。五等分の花嫁には、5人のヒロインの中から花嫁が選ばれるまでの過程が描かれています。
【五等分の花嫁】最終話が炎上した理由はなぜ?
五等分の花嫁の最終話はファンから批判の声が上がり炎上しました。炎上の根底には、自分の推しが花嫁に選ばれなかった無念さがあるようです。それほど五つ子姉妹の一人一人が魅力的に描かれていたということでもあります。最終話の何が炎上の理由だったのか、以下に挙げてみます。
炎上の理由①四葉以外のファンからの批判
中野家の五つ子は見分けがつかないほどそっくりですが、見た目と違って性格は一人一人全く異なります。一人一人が違った魅力を持っているため、それぞれに推しのファンが生まれたほどです。そのため、四葉が花嫁に選ばれたことに批判も生まれました。ただし四葉以外の誰が選ばれたとしても、同じように他のキャラクター推しのファンには不満が残っただろうと言われています。
炎上の理由②五月の恋愛描写が曖昧に終わった
出会いから始まり、連載を通して最も風太郎とぶつかり合ったのが五月でした。それだけに五月と風太郎は、言いたいことを言い合える深い絆で結ばれたとも考えられています。ただし恋愛描写が曖昧で、「五月も風太郎が好きなのだろうか」と議論を呼んだほどです。正統派ヒロインとして人気を集め、花嫁の最有力候補とも言われていたキャラだけに、曖昧な恋愛描写で終わってしまったことを嘆く声も少なくありませんでした。
炎上の理由③姉妹も新婚旅行についていく展開
さらに最終話で姉妹の4人が、当たり前のように風太郎と四葉の新婚旅行について行こうとすることにも、批判が殺到し炎上しました。卒業旅行の思い出とリンクさせたシーンですが、読者の様々な妄想を駆り立てたようです。4人の非常識な振る舞いに否定的な意見が多く寄せられてはいたものの、花嫁が決まっても五つ子と風太郎の絆は変わらないという夢を、読者に与えてくれるシーンでもありました。
炎上の理由④風太郎が四葉を意識する描写が少ない
連載を通して風太郎が四葉を意識する描写が少なかったのに、「なぜ四葉だったのか」という疑問も炎上の原因の一つです。これは逆に「四葉だったから」でもあります。作者によると花嫁は最初から四葉に決まっていたそうです。作中あちらこちらに伏線が張られていますが、風太郎が四葉に素っ気なさすぎたことも伏線の一つと考えられています。
炎上の理由⑤四葉がアタックするシーンが少ない
同じように、四葉が風太郎にアタックするシーンが少なかったことも、四葉エンドに納得できないという批判の理由になっています。ただし勉強以外は切り捨てていた風太郎に、学校でのイベントを手伝うことで、学生生活を楽しんでもらおうと努力していたのは四葉です。恋愛感情的な描写は少なかったものの、風太郎の学校での生活は四葉が支えていました。
【五等分の花嫁】最終話は夢オチ?
ここまで紹介してきた以外に、五等分の花嫁が炎上してしまった理由がもう一つあります。それは、最終話がまるで夢オチのように見えるということです。五等分の花嫁の最終話は本当に夢オチなのでしょうか?ここではその真偽と、夢オチのような描写がなされた理由について考察します。
最終話の結婚式は夢オチではない?
そもそも五等分の花嫁の第1話は、結婚式の日に風太郎が五つ子たちとの出会いを回想するところから始まっています。だからこそ五つ子の誰が花嫁として選ばれるのかが、謎の焦点となった漫画です。つまり五等分の花嫁は最初と最後だけ、結婚式の日だけが現在で、後は全て過去の回想ということになります。後日談として新婚旅行の話が描かれていることからも、夢オチではなかったと推測できます。
最終話は夢オチといわれる理由
五等分の花嫁が夢オチだと言われる理由は、最終話に高校生の姿をした風太郎がソファで目覚め、さも結婚式の夢を見ていたような発言をするシーンが挿入されているためです。しかしこれは風太郎が、新婚旅行の行き先を相談する五つ子たちを見て、高校時代に卒業旅行の行き先で揉めたことを思い出した回想でした。この描写についてネット上では、読者を「夢オチ?」と錯覚させるための最後のミスリードではないかという意見が出ています。
最終話の夢オチは四葉以外のファンの救いのためだった?
最終話が夢オチではないかという批判の声が多く上がったことも、炎上の大きな理由でした。しかし「夢オチなのでは?」と結末に余韻を持たせたことで、救われたファンも多かったとも言われています。五等分の花嫁はパロディや同人誌ネタも多い人気作品です。マルチエンディングのゲームにもなっています。夢オチ疑惑を持たせることで、四葉推し以外のファンたちにも、夢と希望を与えてくれたと受け止める読者も少なくありません。
【五等分の花嫁】最終話の結末ネタバレ
最終話で、花嫁衣装を身につけた五つ子たちが、風太郎に最後の五つ子ゲームを仕掛けます。風太郎は「愛があれば見分けられる」と答え合わせをしながら、一人一人への想いを語りました。風太郎は42話で五つ子のことを零奈に語っていますが、最終話でのメッセージに繋がるものがあります。
最終話ネタバレ①一花への想い
42話で零奈に生徒たちのことを尋ねられた風太郎は、まず一花を「夢追い馬鹿」と評しました。早くから、夢を持ち根気強く努力する一花の姿勢を認めていた言葉です。最終話では長女として姉妹を守り、夢を追い続けた一花の強くあろうとする姿に眩しさを感じていたことを伝えます。女優への夢を果たした一花への、風太郎からの称賛のメッセージでした。
最終話ネタバレ②二乃への想い
42話では「身内馬鹿」とニ乃を評した風太郎でしたが、姉妹贔屓のためだけに噛み付いてくるわけではなさそうだと、当時から勘付いているような描写もありました。最終話までには、ニ乃の強さは弱さの裏返しだということに気づいていて、早くから察せなかったことを率直に謝ります。ニ乃は泣くほど嬉しかったようです。
最終話ネタバレ③三玖への想い
風太郎との出会いで、最も成長したのが三玖でした。「卑屈馬鹿」と評しながらも、風太郎は暗かった三玖が変わっていく様子を見守っていました。最終話で風太郎は三玖の成長を讃え、これからも自分自身を信じるようエールを贈ります。そのメッセージをしっかりと受け止める三玖の表情は読者の感動を呼びました。
最終話ネタバレ④五月への想い
正統派ヒロインと言われる五月は、読者の間では花嫁の最有力候補とも言われていました。その五月を風太郎は「真面目馬鹿」と評しました。相性が悪いと言いながら、五月は風太郎が本音で言い合える気のおけない相手でした。最終話の答え合わせもけんか腰です。風太郎にとって五月は「喧嘩するほど仲の良い」特別な存在でした。
最終話ネタバレ⑤選ばれたのは四葉
42話で風太郎は、四葉を「脳筋馬鹿」と評しました。「一番の悩みの種」と、四葉が一番であることを匂わせてもいます。さらに言葉は濁したものの、何か気になることもあるようでした。全て四葉エンドへの伏線だったと考えられています。最終話で風太郎は4人の姉妹たちへの答え合わせを済ませた上で、あっさり四葉を当て五つ子ゲームを終えました。
【五等分の花嫁】最終話に対する世間での評判や人気
五等分の花嫁の結末に関しては、全ての人が満足するものではなかったかもしれません。批判の声も上がり、ネットで炎上したほどです。それでも一番納得できる結末だったのではないかという見解も多く、たくさんの感謝の声もありました。
予め決まっていた流れの上での結末だったとのことですが、終盤になって先を急ぐような展開になったと批判する読者も多く、五等分の花嫁は打ち切りになったという説まで出たほどでした。
読者は作中あちらこちらに張られた伏線、ミスリード的なシーンに混乱させられました。結末を知った後、改めて読み返した人も多かったようです。
選ばれた花嫁が四葉だったことで、落胆した四葉以外推しのファンもいましたが、全体としては「良い最終回だった」という感想も多く上がっています。
五つ子たちの一人一人が魅力的で、五等分の花嫁の世界にすっかりハマってしまったファンも少なくありません。そんなファンからは、最終話で「泣いた」「泣きそうになった」という感想が多く見られました。
もちろん四葉推しのファンにとっては最高の結末となっています。
【五等分の花嫁】最終話の炎上の理由は色々あった
最終話が炎上した理由はいくつもありました。しかし、それだけの批判が殺到するということは、多くの人が五等分の花嫁の結末に興味を持っていたということです。「終盤に展開が早くなって物足りなく感じた」という声があったことから、もっと作品を楽しみたかったファンも多いことが推測できます。「単発でも続編が読みたい」という声も多く上がっており、夢オチだったという可能性も含めて、読者の期待ははまだまだ続いているようです。
この記事のライター
きらり星
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この記事へのコメント
いつきがよかったーーーー