【五等分の花嫁】打ち切りの噂について考察！理由はアニメが関係している？

五等分の花嫁は春場ねぎ先生によるラブコメディ漫画です。アニメ化や映画化、ゲーム化も果たし人気を博しています。恋愛模様だけでなく、伏線の張られたストーリー展開や受験をテーマにした勉強漫画の要素もあり、高いストーリー性は高評価を得ました。原作が終わっても未だ人気の衰えない作品です。

五等分の花嫁の作者は春場（はるば）ねぎ先生です。「カワードクロスワールド」で第89回週刊少年マガジン新人漫画賞の入選を果たし、同作品で商業誌デビューしました。現在はYouTuberとしても活動しており、自身のキャラクターを描く動画などを配信しています。また、最新作『戦隊大失格』のアニメ化も決まっており、今後の活躍も期待される漫画家です。

五等分の花嫁は、週刊少年マガジンで2017年8月から2020年2月まで連載されていました。一人の男子高校生と、五つ子の女子高校生が繰り広げるラブコメディです。様々なメディア展開をされました。また、1話冒頭で風太郎が五つ子の誰かと結婚することがわかっており、誰と結婚するのか最後まで注目を集めました。2019年5月には『第43回講談社漫画賞』の少年部門を受賞するなど業界内でも高い評価を獲得し、コミックスの累計発行部数は1450万部を記録しています。

上杉風太郎は成績優秀でしたが、貧乏家庭で家に借金がありました。そんな中、転校生である中野五月と出会い、中野家の五つ子全員の勉強を教えるアルバイトをすることになります。風太郎と五つ子は家庭教師を通じて次第に仲を深め、悩みやトラウマを解決していきます。それぞれ特別な想いを抱き始める五つ子に対し、最終回で風太郎が出した答えは見どころのひとつとなっています。

五等分の花嫁の漫画は2020年に発行巻数14巻で連載を終了しています。また、アニメ第1期は原作が連載中の2019年、結末までが描かれないまま終了していたこともあり、五等分の花嫁の漫画やアニメは打ち切りになったのではないかと噂されていました。その噂の出どころや結論について、解説していきます。

結論から言うと、打ち切りではなかったようです。作者のTwitterでの発言や、アニメ第1期が不評だったこともあり、そのような噂が出たのではないかと言われています。しかし五等分の花嫁は根強い人気がある作品には違いないので、打ち切りというのは考えにくいでしょう。また、後述しますが物語の設定上引き延ばしが難しかったこともあり短い連載となったことも噂の要因となりました。

こちらも、打ち切りではありません。2019年1月から3月までアニメ『五等分の花嫁』第1期が放送され、さらに第2期『五等分の花嫁∬（インテグラル）』が2021年1月から3月まで放送されました。2022年5月には映画化もされ、アニメでは語られなかった結末までが描かれました。打ち切りであれば続編はないはずなので、現在はその噂は否定されています。

五等分の花嫁は結婚式のシーンから過去を回想する形で物語が始まります。そのため、学生時代のイベントなどを描いても引き延ばしに限界があり、作者もこうした苦労を明かしていました。また、作者は連載当時から誰と結ばれるかを決めていたと語っており、連載前から決められた結末に向かって描かれたため引き延ばしが出来なかったようです。作者が張った沢山の伏線を考えると、確かに引き延ばしは難しいのではないかという意見もネット上では見られました。

五等分の花嫁の漫画は打ち切りだったのではないかと囁かれています。その理由には2019年に放送されたアニメ（第1期）や作者のツイートが関係していたという噂もありますので、真相を探っていきます。

五等分の花嫁の人気のひとつに、春場ねぎ先生の作画の綺麗さがありました。しかしアニメ化はアニメーション会社が行うため、作画が変わってしまいます。第1期では春場先生の作画を表現しきれず、ファンからは作画がひどいと言われてしまいました。そのせいか、第2期では制作会社が手塚プロダクションからバイブリーアニメーションスタジオに変わり、キャラクターデザインも変更となりました。そのため、作画も高評価に転じました。

アニメ『五等分の花嫁』の最終回で風太郎と結婚するのは四葉だと判明しました。しかしそこに明確な理由が述べられておらず、ネット上で四葉が選ばれた理由がわからないと批判を買いました。五つ子にはそれぞれにファンがついており、理由もよくわからず自分の推しが選ばれなかったことに対し、四葉以外のファンは納得出来なかったのです。ちなみに原作の最終回では、それぞれに対する風太郎の想いが描かれています。

作者の春場ねぎ先生が過去のツイートで「早期打ち切りも覚悟していた」と書いたため、打ち切りの噂が流れてしまったという説もあるようです。ただ、ツイートを見るとそういった内容ではなく、覚悟していたがここまで続けられたという感謝が述べられてしました。そのため、今は打ち切りの噂は否定されています。

人気を博した作品にも関わらず、漫画はわずか14巻で終わってしまいました。引き延ばしできなかった理由は前述しましたが、それでも短い連載だったため打ち切りの噂が流れてしまったようです。また、アニメ第1期の放送が終了し少し経ったタイミングだったため、アニメの不評が影響したのではないかと考えるファンが打ち切りの噂を流したという説もあります。

ここからは、五等分の花嫁の漫画最終回についてネタバレを含め解説していきます。漫画では最後に五つ子ゲームファイナルが行われ、同じドレスを着た五つ子の中から風太郎が四葉を当てる様子が描かれました。風太郎や五つ子の想いに涙したファンも多かった最終回の様子を、風太郎がそれぞれに打ち明けた想いを元に紹介していきます。

一花は、女優という、五つ子から離れて自分自身が輝く場所を見つけています。そんな彼女のことを風太郎はまぶしすぎる存在だったと告白しました。一花は『闇堕ち』したと言われるほど風太郎にのめりこんでおり、風太郎を巡る戦いでも読者が想像しなかった必死さや想いの強さを見せつけました。自分自身が輝く場所を見つけられた一花なので、風太郎と結ばれなかったのはファンも納得だったようです。

二乃は、五つ子の中でも最もストレートに愛情を伝えてきました。五つ子の中でも気が強いと思われがちですが、風太郎はその強さの裏にある弱さに最近になって気付いたと打ち明けました。そして、学生時代にそれに気付けなかったことを謝罪します。そんな風太郎の言葉を聞いて、二乃は涙を見せました。二乃には熱狂的なファンが多く、結ばれなかったことを残念がるファンも大勢いました。

三玖は五つ子の中で最も成長を果たしました。そんな彼女に対して、風太郎は多くを語りませんでした。風太郎が三玖にかけた一言に、これまでの2人の関係性がうかがえます。三玖の頑張りを応援し、風太郎と結ばれてほしいというファンが多かったため、今回の結果に不満の声も上がっていました。しかし、結婚式での三玖の明るい表情に安堵したファンもいたようです。

五月は風太郎が五つ子の家庭教師をするきっかけをつくった人物です。2人は口喧嘩が絶えず、「友人」という関係性のまま最終回を迎えました。五つ子ゲームファイナルでも息ピッタリの掛け合いを見せ、親友ともとれる信頼の深さを見せています。物語のきっかけを作ったり、メインヒロインと考える人も多かった五月ですが、恋愛に発展しないという結果には賛否の声が挙がりました。

見事風太郎の心を射止めたのは四葉でした。風太郎は最終回の五つ子ゲームでもあっさりと四葉を当てて見せました。幼い頃に出会い、長年の想いを成就させて風太郎の花嫁となった四葉を祝福する声も多く聞かれましたが、やはり「なぜ四葉なのか」という声もありました。しかし作者は最初から四葉と結ばれることを決めていたと語っているため、ファンも仕方がないと納得せざるを得なかったようです。

五等分の花嫁は連載が終了した後も根強い人気を誇っています。2023年の札幌雪祭りでも五等分の花嫁の雪像が作られ、多くのファンが現地を訪れているようです。

打ち切りの噂はありますが、Twitterなどを見ると人気作品だということがわかります。特に漫画の最終巻は感動したという声が多くあがっていました。アニメについては初期の作画崩壊に厳しい声もありましたが、それを引いてもアニメとして素晴らしいという声も多くあります。その人気の高さから、五等分の花嫁は原作やアニメが終わった現在も色々なゲームや企業とコラボしています。

SNSでも五等分の花嫁のツイート探すと、圧倒的に「好き」という反応が多いです。それだけ多くのファンに愛されている漫画＆アニメだということがわかります。

以上が五等分の花嫁の漫画打ち切りの噂について考察です。打ち切りの噂の一番の理由は、アニメ初期の不評でした。しかし個性的な五つ子やその結末など作画以外でも大きな注目を集めた作品です。また、素晴らしい作品だとネット上での評価も高いため、ぜひご自身の目で原作を読んだりアニメを見たりして、五等分の花嫁が打ち切りだったのかどうか確かめてみてください。