【五等分の花嫁】中野四葉のかわいい魅力を解説！風太郎との関係は？

中野四葉は、中野家5人姉妹の四女です。天真爛漫な性格で姉妹の中ではムードメーカーな存在でもあります。髪型はボブカットで緑色の大きなうさ耳リボンを着けているのが特徴です。上杉風太郎のことを「上杉さん」と呼びます。

五等分の花嫁は、作者・春馬ねぎにより2017年に週刊少年マガジンに掲載されたのが始まりです。原作は全14巻、122話となり、アニメは2019年1月より3月までTBSにて放送しています。原作およびアニメの舞台のモデルとなっているのは愛知県東海市です。声優陣には、上杉風太郎役の松岡禎丞をはじめ人気声優が連なっています。

主人公の上杉風太郎が結婚式当日、初めて妻と出会った高校生の頃を思い出す所から物語が始まります。ある日、風太郎が通う高校に中野家の五つ子姉妹が転校生としてやってきますが、風太郎の口の悪さが原因で悪印象を持たれてしまいます。成績優秀な風太郎は、家族の借金返済をするために家庭教師のアルバイトを引き受けますが、教える相手は印象最悪の転校生五つ子姉妹です。五つ子姉妹の成績は落第寸前で、勉強嫌いの五つ子を相手に悪戦苦闘の日々が始まります。

五つ子の中で一番明るく活発的な性格で、人懐っこい一面があります。風太郎に対しても最初から友好的に接していています。辛い歯磨き粉が苦手だったり、動物のパジャマを着ているところがなんともかわいいです。お気に入りスポットが公園のブランコで、落ち込んだ時はブランコをこぎにくるそうです。

中野四葉のトレードマークである大きなリボンは、彼女のかわいい魅力が詰まっています。うさぎのように大きなリボンは、中野四葉の感情に合わせて動き、小動物のような愛くるしさと幼さを強調しています。ファンションに合わせてデザインが変化するのもかわいいところです。小さい頃、五つ子姉妹は同じ髪型や同じ格好をしていましたが、成長と共に5人それぞれの個性が出てきました。

中野四葉は大きなリボンをつけることで、他の姉妹と区別をして、自分の存在を意識してもらおうとしていました。風太郎との関係を通して、自分の存在価値を認識することができた四葉は、物語の最後、トレードマークのリボンを手放しています。

主人公の上杉風太郎が五つ子の家庭教師を始めた時、一番最初から協力的だったのが中野四葉です。他の姉妹たちが風太郎に対し、非協力的な態度を示すなか、姉妹と風太郎との間を一生懸命取り持っていました。四葉の協力のもと、姉妹たちが徐々に勉強会に参加していきます。そして誰よりも積極的に勉強に取り組んでいましたが、一番成績が悪いのも中野四葉でした。勉強嫌いの四葉が勉強に励む姿もかわいいです。

五等分の花嫁に登場する五つ子姉妹には、それぞれ性格に特徴がありますが、なかでも四女・中野四葉はその天然キャラがかわいい魅力です。他の姉妹に真似をされることも多く、その度に驚き戸惑う姿にかわいいと思うファンも多くいます。風太郎のドッペルゲルガーとの冗談を、すぐに間に受け戸惑う仕草がかわいいです。他の姉妹に対する罪悪感や、まわりの人を傷つけまいとする思いから天然行動をしている場面も多いです。

五つ子姉妹にはそれぞれ色々な表情を見ることができますが、なかでも中野四葉は姉妹の中でも喜怒哀楽がたくさんあり、親近感を感じるファンも多くいます。また、四葉といえば笑顔が初めに浮かぶほど、笑っている顔がかわいいです。

中野四葉は、陸上部やバスケ部などの運動部から助っ人を頼まれることが多く、誰かの役に立ちたいと思う四葉は、毎回快く依頼を受けています。臨時の助っ人でありながら、貢献度が高く、陸上部から正式に入部してほしいと執拗に誘われることから、相当の運動能力の高さを感じます。どんな状況でも断れない性格から、両立に悩む場面もあり、四葉の優しさがうかがえます。また、中野四葉のかわいいユニフォーム姿も数多く登場し、高校生らしいフレッシュさを感じさせます。

純粋で正直な性格の中野四葉は嘘をつくのが大の苦手です。嘘をつくと挙動不審になるため、すぐに見抜かれることが多いです。他の姉妹への変装も苦手としています。四葉が動揺しながらも必死に嘘をついている仕草もかわいいです。風太郎に頼まれて、二乃と三玖の外出を止めようとした四葉は、すぐバレるような嘘をつきますが、二人の姉妹はそれを信じていることから、四葉は普段から嘘をつくことがないということがうかがえます。

ふだんは恋愛に興味がなさそうに見える中野四葉ですが、風太郎の頬についたクリームを口で拭って取ってあげた時には、いつもの天然キャラからは想像できない大胆な行動に、びっくりしたと同時にドキッとしたファンも多くいます。風太郎と出かけた時に「デートですよ」と口にしたり、女の子の表情を見せるのもかわいいです。

中野四葉は小学生の時からのお子様用パンツを履いています。風太郎には内緒にしてほしいと姉妹に頼みますが、長女・一花が風太郎にバラしてしまいます。林間学校に向けて買い出しに行った際、風太郎からお子様パンツを新調しなくてよいのか尋ねられた四葉は、物持ちがいいから大丈夫だと言っていますが、風太郎がお子様パンツのことを知っていることに怒ってふてくされている姿がかわいいです。

五つ子姉妹の中でも、笑う場面が多いのが中野四葉です。屈託なく笑ったり、豪快に笑ったり、頬を赤らめて笑ったりとファンを魅了しています。しかし、コンプレックスを抱える四葉は、笑うことで自身の思いを悟られないようにしているところもあり、読者からすると、いじらしくて、またかわいい魅力です。

小学校の修学旅行で五つ子姉妹と風太郎は、同じ京都で出会っています。京都の街を一緒に散策したのが四葉で、その後泊まった宿で一緒にトランプしたのが一花だということを、風太郎は知りません。当時は同一人物だと思っており、五つ子姉妹だということも知りませんでした。

現在はお金持ちの中野家の五つ子ですが、風太郎が自身の貧乏生活はお嬢様にはわからないと嫌味を言った際に、「数年前までは同じような暮らしをしてた」と答えていることからも、幼少期は厳しい生活を送っていることがうかがえます。

五つ子たちは、小学校を卒業すると黒薔薇女子に進学します。黒薔薇女子は中高一貫の名門学校です。中野四葉はかつて風太郎と約束した、姉妹のお手本になって、将来は高い給料の会社に入る、ということを叶えるべく奮闘します。運動部では目覚ましい成果を得ていましたが、学業との両立は難しく、その結果赤点を取るようになってしまいました。

黒薔薇女子での中野四葉は成績が悪く、姉妹の中で一人だけ進級できなくなりかけました。しかし一花・二乃・三玖・五月の4人が、自分たちが進級できるのはテストでカンニングをしたからだ、と嘘をつき、一緒に留年しようとしますが、父親のはからいで5人一緒に転校することになります。

このことからも姉妹との関係や絆の深さを感じます。しかしこの転校を機に中野四葉は、姉妹たちに対し負い目を感じ、その後の風太郎に対する思いを閉じ込めてしまうことにつながります。

中野四葉と風太郎の関係は、初めは家庭教師と生徒の関係です。風太郎の父親である勇也と五つ子姉妹の継父のマルオは、学生時代からの友人でした。その縁で風太郎に、中野姉妹への家庭教師の仕事依頼が入ります。経済苦の家族を支えるべく、風太郎は家庭教師の仕事を受けますが、勉強嫌いで非協力的な姉妹たちに悪戦苦闘します。その中で中野四葉だけが最初から協力的でした。

京都修学旅行で初めて出会った時から、四葉は風太郎のことを想っていましたが、その気持ちを伝えず、姉妹にも明かそうしません。しかし風太郎との関係を通し、四葉にも変化が表れます。

五等分の花嫁8巻のラスト63話にて、2人で一緒に鳴らすと永遠に結ばれると言われる場所で、五つ子の誰かが風太郎とキスをします。ファンの中では鐘キスと呼ばれ、風太郎とキスをしたのは誰なのかとの議論が飛び交いました。この鐘キスをきっかけに風太郎は五つ子を意識するようになります。また学園祭のときに、疲れて意識が朦朧としている風太郎に対して、中野四葉は最後の思い出作りとしてキスをしています。風太郎への思いにケジメをつけて前に踏み出そうとする姿が描かれています。

6年前に京都修学旅行で出会った少女は、中野四葉です。しかしその時に少女が名乗っていないことから、風太郎は6年前の少女の名前を知りません。家庭教師の仕事に悩んでいた風太郎の前に成長した少女が現れ、悩みを聞いてくれます。少女の去り際に風太郎がとっさに名前を尋ねると、その少女は零奈と答えます。この時の零奈は中野四葉ではなく、五月が風太郎を励ます為に変装をしていました。零奈という名前は五つ子姉妹の母親の名前だったのです。

その後も五月は、風太郎を励ます為、たびたび零奈に変装して登場します。

五等分の花嫁は、風太郎が結婚式を挙げるシーンから始まります。主人公風太郎が誰と結婚するかが最後までずっと議論されていました。最後に風太郎が中野四葉を選んだ時は、ファンの間で驚いたと言う声があがっています。結婚式場で最後の五つ子ゲームで全員を言い当て、それぞれに風太郎からのメッセージを伝える場面は必見です。

中野四葉と付き合うとしたら、どのようなことがあるでしょうか。まずは、なんといっても中野四葉の元気をもらえるところです。前向きで明るい四葉と一緒にいるだけでこちらも元気になれます。また、常に自分のことよりも、周りを優先して行動する四葉の姿に癒されること間違いないです。そして飾ることのない等身大の姿が、安心感を与えてくれます。

四葉がセクシーな下着を体の前にあてて、風太郎に感想を求めるものの、風太郎が興味を示さず部屋を去っていく時に言ったセリフです。ふてくされているところがなんともかわいいです。ふだんは挑発するような発言などしない中野四葉には、少し珍しい発言です。

風太郎から、なぜ自分の味方をしてくれるのか尋ねられて答えたセリフです。ふだんは元気いっぱいで動き回る中野四葉が、寝ている風太郎にゆっくり近づき、膝枕をして顔を覗き込こんで答える場面では、ドキっとした人も多くいます。そのあとすぐにはぐらかしてしまいますが、ドキドキは止まらなかったとファンは感想を述べていました。

四葉の欲しい物を探して歩きまわった最後に、風太郎に対して答えたセリフです。風太郎は、林間学校で助けてもらったお礼をする為に、四葉を訪ねてきます。姉妹のことばかり気にして、四葉自身、自分の欲しいものがわかりません。ここからも四葉が常に姉妹のことを思っている優しさがうかがえます。1日かけて四葉の欲しい物を探すも見つからず、最後に四葉がお気に入りという公園のブランコで、一緒に遊びます。 プレゼントではなく、中野四葉は好きな人との楽しい時間や思い出が嬉しかったようです。 

五等分の花嫁・中野四葉の声優は佐倉綾音さんです。テレビアニメでは四葉を担当していますが、単行本が発売された時のCMでは、五つ子全員の声を演じていました。佐倉綾音さんは今までも元気で明るいキャラクターを数多く担当しているため、中野四葉の明るいイメージにもぴったりです。

佐倉綾音さんは、ファンの間では「あやねる」の愛称で親しまれています。かつて所属していた劇団の先生から声の仕事を勧められて、声優を目指したそうです。その後、わずか16歳という若さで声優デビューをしています。声優として話題の人気作品にいくつも出演し、ラジオでもMCを務め人気を博しています。2018年に、最も印象に残る声優や作品に贈られる「声優アワード」において、助演女優賞とパーソナリティ賞のダブル受賞をしています。

美人五つ子姉妹、一花・二乃・三玖・四葉・五月それぞれ魅力がありますが、姉妹の中でもひときわ明るく元気なのが中野四葉です。そして姉妹や風太郎の為に全力で行動し、労力を惜しみません。また誰に対しても分け隔てなく接する四葉だからこその100点です。

2017年から連載が始まった「五等分の花嫁」は今や漫画・アニメにとどまらず、映画やゲームにまでおよぶ人気作品です。その中、五等分の花嫁を知らない人をも、惹きつける魅力が中野四葉にあります。

漫画「五等分の花嫁」は全14巻あり、2022年12月時点の累計発行部数が2000万部を突破しています。全てを読まずとも中野四葉のかわいさに、魅了されるファンが増えています。

自分を犠牲にして姉妹たちに尽くす姿がかわいく健気で、また何事にも素直に一生懸命に取り組む四葉だからこそ、応援したくなる人も多いです。風太郎への想いを隠しながら姉妹たちに協力する姿が切ないですが、風太郎との関係を通して成長し、変わっていく中野四葉から目が離せません。また五つ子姉妹と風太郎との関係性の変化を通して5人の成長もまた見どころです。コミック版では完結していますが、アニメだからこそ楽しめる中野四葉の魅力がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。