【銀魂】葬式回まとめ!各エピソードのあらすじと評判なども!
面白いギャグが人気の『銀魂』ですが、その中でも度々描かれる「葬式回」は、おふざけが過ぎると世間から話題を集めています。本記事では、服部全蔵や神楽、山崎退の葬式のエピソードを詳しく説明する他、『銀魂』の葬式回の評判なども紹介していきます。
目次
【銀魂】葬式回がヤバい!
ギャグコメディとして多くの人気を集めている『銀魂』ですが、その中でも葬式回が「ヤバい!」と言われています。実際に何が「ヤバい」のか、どんな葬式が行われたのかを説明する前に、まずは『銀魂』がどういう作品なのかを説明します。
漫画・アニメ『銀魂』とは
『銀魂』は、「週刊少年ジャンプ」で2004年2号から2018年42号まで連載された人情コメディストーリー漫画ですが、作者の空知英秋先生はこの作品を「SF人情なんちゃって時代劇コメディー 」だと表現しています。『銀魂』はアニメ化もされており、現在は4期まで放送されています。また、劇場版『銀魂』が3回公開されている他、小栗旬主演で2回実写映画化もされました。
漫画・アニメ『銀魂』の葬式エピソードが話題に
日本中で大人気の『銀魂』ですが、その中でも葬式回と呼ばれる話が話題となっています。そこで、3つの葬式エピソードが一体どういう内容なのか、『銀魂』のキャラクターが亡くなってしまったのかなど、気になることを詳しく紹介していきます。
【銀魂】葬式回:缶蹴り老人篇
まず1つ目の葬式回は「缶蹴り老人篇」です。「何であれやるからには負けちゃダメ」というタイトルで、漫画銀魂では9巻の第七十六訓に連載、アニメ銀魂では48話に放送されています。
ある老人から缶蹴りの誘いを受ける神楽
ある日、近所の子どもたちと缶蹴りで遊んでいた神楽でしたが、ムキになって遊ぶ神楽についていけない子どもたちは途中で遊ぶのを辞めてしまいました。するとそこに見知らぬ老人が現れ、「このジジイと缶蹴りしないか?」と神楽を缶蹴りに誘います。突然話を持ち掛けられた神楽は断りますが、そこにお登勢の奢りで焼き肉を食べに行く途中だった銀時たちが現れ、缶蹴りが始まってしまいます。
早く焼き肉を食べに行きたい新八は「適当にやりません?」と、やる気のない感じでしたが、銀時たちは「なんであれ やるからには負けるつもりはねぇ 」と缶蹴りを全力で遊びます。
とにかく老人に気付かれずに缶を倒そうと考えた銀時たちは、石を投げつけます。するとそれは老人の顔面に当たってしまいます。しかし難なく立ち上がった老人に対して今度は神楽が仕込み傘から銃弾を打ち出しますが、老人はそれを杖一本で全て防ぎ、さらには銀時たちの方向めがけて苦無を投げつけるという、超人的な動きをやってのけます。一体この老人は何者なのでしょうか。
シーンは服部全蔵の父親の葬式へ
一方、元将軍付きであったお庭番・服部全蔵の自宅では、御庭番衆最強の忍者と謳われており、忍者学校の教官も勤め上げ、多くの子供たちに慕われていた服部全蔵の父の葬式が始まっていました。全蔵の父に育てられた教え子たちは、 偵察や即座の判断力、隠密活動の修行に直結する訓練として、全蔵の父がよく授業にも取り入れていた缶蹴りを思い出します。
喪主である全蔵も、「父は大変カンケリが好きで、僕が小さい頃はもとより、大きくなってもカンケリに誘ってくるんですよ。子どもよりも自分が楽しんでる、子どものままジジィになったような親父でした。まぁ、そんな親父だったんで、皆さんのところにも化けて出てくるかもしれませんが、そん時ゃどうか一緒にカンケリしてやって下さい」 と父の思い出話を語ります。
老人の正体が服部全蔵の父親と判明
なんと、銀時たちと缶蹴りで遊んでいる老人は服部全蔵の父親だったのです。元御庭番集くノ一の猿飛あやめこと「さっちゃん」が棺桶の中にいる全蔵の父の顔を覗き、「今 ちょっとだけ笑ったような気がした」と発言していることからも、全蔵の父は銀時たちと最後に思いっきり缶蹴りをして旅立っていったのだと分かります。
この回は、子供たちとの圧倒的な力量差からムキになって全力で遊ぶことができない神楽が、老人の誘いによって全力で遊ぶことができる嬉しさが伝わってくることや、全蔵が父の悪口を言いながらも、父との別れを惜しむような様が描かれていて、『銀魂』の中でもとても感動できる回です。
【銀魂】葬式回:神楽篇
次は神楽の葬式回です。タイトルはの「別れの挨拶は簡潔に」で、漫画では52巻458訓で連載、アニメでは297話で放送されました。 神楽の葬式回を紹介する前に、まずは神楽がどういう人物なのかを紹介します。
神楽とは
神楽とは、世界最強の戦闘民族である夜兎族の少女で、普段は定春とともに万事屋に居候しています。基本マイペースな毒舌で周りを振り回しますが、一方で年頃の少女らしい川しい一面も持っています。本記事でもそんな神楽の可愛らしい一面を多く紹介しています。また、夜兎族である神楽は日光に弱く、外に出るときは仕込み銃のある傘をさしていますが後半につれその設定も忘れられました。
今回の神楽葬式回は、そんな神楽の忘れられた設定をネタにしたお話です。
生きているのに神楽の葬式?
いつも活発で天真爛漫な神楽の葬式がどうして行われたのでしょうか。それは「別れの挨拶は簡潔に」の前に描かれた話が原因です。タイトルは「初期設定はナメたら命取り」で、漫画では52巻457訓で連載、アニメでは296話に放送されました。
観測史上最高気温と言われる炎天下の下で、浮気調査のため尾行をしている万事屋でしたが、猛暑に耐え切れず、神楽の日傘の中に銀時と新八も入ります。日光に弱いという設定の神楽は、二人を傘から追い出そうとしますが、銀時たちは「まだそんな設定合ったのか」「そんな設定もういいだろ」と一向に傘を出る気はありません。
確かにアニメのスタッフも設定を忘れて、 アニメ第10期ED「This world is yours」で、日光に弱いはずなのに真夏の海岸を麦わら帽子に白いワンピース姿で走り回っている神楽の姿もあるほどです。そうして日傘の奪い合いをする万事屋の3人でしたが、いつの間にか神楽は傘の外に追い出され、カエルが潰れたような格好で倒れていました。その様子にたまらず銀時たちは駆け寄りますが、神楽は苦しそうに意識を失っていました。
その後大江戸病院に運ばれた神楽ですが、 夜兎のデータが少ない大江戸病院では治療法がわからないと言われてしまいます。 長時間日光に当たったのが悪いのではないかと言う医師の言葉に、内心焦りながらどうせすぐに治るだろうという銀時ですが、神楽は病院に夜兎の知識がないことを利用して重病のふりをし、これまで雑に扱われてきたことを反省させようと目論見ます。
神楽の葬式の裏には沖田総悟の姿が
トマトジュースを吐いたり、食欲がないなどと病人アピールをして銀時たちを心配させ、十分反省したところで、ネタばらしをしようとしますが、そんな時、『銀魂』キャラクターたちが続々と神楽の見舞いにやってきたことで、どんどん言い出しづらくなってしまいます。するとそこに真撰組の護衛付きでそよ姫も現れました。
あまりの大事に神楽はたまらず、白状しようとしますが、神楽が仮病を使っていることに気付いた沖田総司が、神楽の喉を押さえつけて気絶させてしまいます。そうして神楽が目覚めるともうすでに葬式が行われており、しかもそよ姫の友達ということで国葬にまでなってしまいました。
神楽葬式回のあらすじ
神楽の入っている棺桶は、灼熱の日焼けサロン仕様になっており、沖田が仕組んだ嫌がらせでした。さらに神楽が入った棺桶は効率化を図り、ベルトコンベアで火葬場まで運ばれ、その途中で一人一人花を入れて行くという流れ作業のような葬式にされてしまいます。そこでは、花を鼻に刺されたり、半分起き上がった状態になった神楽を棺桶に戻そうとして岩で殴られたりと、散々なお別れを迎えます。
いつの間にか棺桶を叩き潰すことが弔い方になってしまったことで、巨大な岩が放り投げられます。こんなことになったのは、自分が嘘をついたせいだと思い、棺桶の中で潰されることを覚悟する神楽ですが、そんな時神楽の目の前に現れた銀時が、神楽の傘で岩を真っ二つにします。 銀時が「ごめんな」と謝るのと同時に神楽の「ごめんね」の言葉が重なります。
その言葉で、神楽が生きていることにようやく気づいた銀時と新八ですが、多額の香典を貰っているため、何とかごまかそうとします。しかし結局神楽の嘘も露呈し、周りから非難を浴びて3人の悲鳴が上がりました。それを見たそよ姫が「よかった」と言い「そうですね」と沖田が同意します。沖田が葬式まで大事にしたのは悪意しか感じられませんが、万事屋3人の絆を感じられる素敵な回でもあります。
アニメの神楽葬式回は漫画よりも人気?
神楽の小さな嘘が大事にまで発展した葬式回でしたが、この話は漫画で連載された時よりもアニメの方が大きな反響を呼びました。その理由として、声が吹き込まれたことで、神楽の心情が分かりやすくなり、より面白くなっていることや、アニメでの沖田の狂気に満ちた顔が怖すぎることなどが挙げられます。
【銀魂】葬式回:山崎退篇
次は真選組の観察方、山崎退の葬式回です。タイトルは「何事もノリとタイミング」 で漫画では20巻168話で連載、アニメでは105話で放送されました。早速その内容を見ていく前に山崎退について紹介します。
山崎退とは
山崎退とは、真選組の観察方と呼ばれる密偵を主に行う部隊に属しており、『銀魂』では度々潜入捜査や張り込みなどを行っており、その際には「あんぱんと牛乳しか食べない」という独自の信念を持っています。山崎の特徴は、圧倒的な地味さとバトミントンで、任務そっちのけで素振りしていることもあり、その度に土方に怒られています。
山崎退が入院中にまさかの葬式
そんな冴えない印象が目立つ山崎ですが、「真選組動乱篇」では真選組と攘夷志士の熾烈な戦いが描かれました。その際に、山崎は川上万斉との戦いで死んでしまったように思われましたが、実際には何とか一命を取り止めて入院しながら傷を癒していました。しかし、山崎が生きていることを知らない真選組は山崎の葬式を行っていたのです。
山崎退葬式回の可哀想なあらすじ
無事に退院した山崎が真選組に復帰すると、丁度そこで山崎の葬式が行われており、そのことにショックを受けつつも、同時に自分を思って泣いてくれる仲間を見て、こんなに想われていたのかと感動する山崎でしたが、なんと葬式の主役は松平片栗虎の愛犬・ピー助で、山崎退は愛犬のついでに遺影を置かれていました。
さらに葬式に出席していた隊士たちは、延々と続く葬式にだんだんとだらけてしまい、そのまま宴会になってしまいます。自分を想っていたのはないことに激怒した山崎は、幽霊のふりをして宴会に飛び込み、驚かそうと考えますが、そんな時、だらけている隊士に激怒した土方十四郎がバズーカを打ち込み、山崎もその衝撃に巻き込まれてしまいます。
「真選組動乱篇」を経て、もう戻ってこないと思われた土方十四郎が現れたことで隊士たちの関心が土方に向かいます。そうして山崎が実は生きていることも曖昧なまま真選組に復帰したのでした。存在感が薄い山崎をネタにした話でしたが、結局最後まで存在を忘れられるという不憫さが際立った回で、なんとも山崎らしいです。そんな不憫なキャラクターだからこそ応援したくなるという人も多いのではないでしょうか。
【銀魂】葬式回の世間での評判や人気
アニメ『銀魂』の全蔵・父の葬式回は、感動するという意見が多かったです。物語終盤の服部全蔵が父との思い出を語るシーンは、藤原啓治さんの演技力も相まってより感動します。
アニメ『銀魂』神楽の葬式回は面白いという意見が圧倒的に多かったです。ベルトコンベアーで運ばれるテンポの良い流れがギャグの面白さを際立たせています。
アニメ『銀魂』山崎の葬式ですが、山崎は影が薄いながらもたくさんの人に愛されているキャラクターのため、残念な扱いだったものの、山崎が生きていたことに安心した人も多いようです。
【銀魂】葬式回だけではなかった!
ここまで『銀魂』の葬式回を紹介してきましたが、『銀魂』のおふざけ満点のストーリーは葬式回だけではありません
PTAにも恐れぬおふざけ満点ストーリー
まだまだ『銀魂』には、「やりすぎでは!?」と感じてしまうほどおふざけ満点のストーリがありますので、ひとつづつ紹介していきます。
232話『忘れっぽい奴は忘れた頃にやってくる』
この回では、攘夷志士の桂小太郎とともにいるエリザベスにスポットが当たった話です。1か月以上も前に姿を消したエリザベスを追いかけると、エリザベスの驚きの正体が発覚するという展開で、その話自体には何も問題はありませんでした。しかし、 アニメ専門チャンネルat-xでアニメ『銀魂』第232話の放送中止が発表されたのです。どうして放送休止にまでなってしまったのでしょうか。
原因は、「レンホウ」とはっきり書かれた選挙カーの上で手を振っている、蓮舫氏に似たキャラクターが登場したからだと噂されています。蓮舫氏似のキャラクターは、エリザベスの唐揚げを投げつけたり、髪をバリカンで借り上げるなどの活躍を見せますが、現在アニメ『銀魂』のDVDやネット配信サービスでは、蓮舫氏似のキャラクターが登場するシーンは黒塗りになって、見られないようになっています。
『銀魂』では、様々なアニメや芸能人などのパロディを行うことで有名ですが、さすがにデリケートな問題のある政治関係の話は許容されなかったようです。ですが、規制が厳しくなっている昨今の情勢の中で、ここまで踏み込んだネタを堂々と取り入れる空知先生には脱帽してしまいます。
150話『長いものには巻かれろ』
この回は、アニメ『銀魂』第3シーズンの最終回だったのですが、次回予告とは全く別の「急遽予定を変更してアニメ銀魂最終回をお送りいたします」 というテロップで始まります。万事屋の3人が、不況のあおりを受けて最終回だと供述します。そうして各々が考えた最終回が流れ始めるのですが、その一つがTV版新世紀エヴァンゲリオンの最終回と全く同じなのです。
TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の最終話で、シンジが精神世界で苦悩するシーンや、その後の「おめでとう」と祝福されるシーンまで、構図や切り替え、セリフが酷似した『銀魂』バージョンになっています。 丸パクリまでしてしまう『銀魂』に「さすがやり過ぎ」との声も上がっていますが、積極的にパロディを盛り込んでくる『銀魂』だからこそ生み出せる面白さもあるのでしょう。
【銀魂】葬式回は行き過ぎたストーリー
行き過ぎたストーリーと言われているアニメ『銀魂』の葬式回ですが、その内容はギャグがありつつも人情味に溢れた話となっているので、まだ視聴したことがないという方は是非ご覧ください。
この記事のライター
sto310
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