【BLEACH】銀城空吾の過去と正体!卍解や完現術の能力なども調査!
『BLEACH』では銀城空吾という男が登場します。銀城空吾は完現術を使う「XCUTION」という組織に黒崎一護をある目的で勧誘しました。この記事では銀城空吾の完現術や卍解の能力について紹介します。また月島秀九郎との過去や正体についてもまとめています。
銀城空吾とは
銀城空吾は『BLEACH』という少年漫画のキャラクターです。銀城空吾は死神代行証を持っており、正体不明の謎の多い人物として登場しました。ここでは銀城空吾がどんな人物なのかプロフィールをまとめています。
銀城空吾のプロフィール
『BLEACH』に登場する銀城空吾は11月15日生まれで、身長187cm、体重90kgの大柄な男性です。長い黒髪をオールバックにしており、十字架のチェーンネックレスをつけているのが特徴的です。黒崎一護と同じ死神代行証を持ち歩いています。
銀城空吾はXCUTIONメンバー
『BLEACH』の銀城空吾は「XCUTION(エクスキューション)」という組織のメンバーです。「XCUTION」の会員ナンバーは001番です。銀城空吾は黒崎一護に接触してすぐにある目的で「XCUTION」に勧誘しました。
XCUTIONとは
「XCUTION」とは完現術者の組織のことです。「XCUTION」のメンバーは自分が完現術者であることを疎ましく思っている者が集まっています。そのため、完現術の力を失くして人間になることを目的に活動していました。
銀城空吾は死神の力を失った黒崎一護を勧誘し、死神の力を取り戻させることで自分たちの完現術の力を渡そうとしていました。ちなみに茶渡泰虎も完現術者で、黒崎一護のために「XCUTION」に協力していました。井上織姫に関しては明言されていないものの完現術者ではないかと考察されています。
銀城空吾の正体と過去
『BLEACH』の銀城空吾は黒崎一護の死神の力を戻す完現術者として登場しました。しかしその正体はただの完現術者ではありませんでした。
初代死神代行
銀城空吾の正体は実は初代死神代行でした。銀城空吾は月島秀九郎に死神代行が殺されてしまったと話しましたが、それは月島秀九郎によって過去改変をされていた時の発言でした。
銀城空吾ははじめから黒崎一護の完現術の能力を奪おうと思っていましたが、演技が下手だったので正体がバレないように月島秀九郎に自ら過去を改変させていました。
黒崎一護との関係
銀城空吾は『BLEACH』の主人公・黒崎一護の前に突然現れました。銀城空吾は黒崎一護に父の黒崎一心や浦原喜助への不信感を募らせ、「XCUTION」へと勧誘します。そして黒崎一護の死神の能力を戻すという目的を話しました。人間と死神の中間である死神代行の黒崎一護であれば、完現術の力の受け渡しができるのです。
完現術の能力を疎ましく思い、人間になりたいという銀城空吾率いる「XCUTION」に黒崎一護は協力することになります。黒崎一護と銀城空吾は同じ死神代行ですが以前からの知り合いというわけではなく、死神代行消失篇で初めて会いました。
XCUTIONのリーダー格
『BLEACH』に登場する「XCUTION」の組織には明確にリーダーはいません。過去には月島秀九郎という男が「XCUTION」のリーダーをしていましたが、謀反を起こして失踪してしまいました。それから月島秀九郎の変わりに銀城空吾がリーダー格として皆を率いています。
銀城空吾と月島秀九郎
『BLEACH』の死神代行消失篇で初登場した時には、銀城空吾と月島秀九郎は敵対しているような関係でした。なぜなら月島秀九郎が「XCUTION」を裏切ったからです。月島秀九郎は元々「XCUTION」のリーダーで、死神代行を使った完現術者の能力の消失方法を発見しました。
月島秀九郎は死神代行を見つけ、何人かの完現術者は力の受け渡しに成功しました。しかしある時月島秀九郎は突然死神代行を殺害し、さらには力を受け渡した仲間達も殺して失踪してしまったのです。これは銀城空吾が黒崎一護に対して月島秀九郎について説明した時の内容なのですが、真実とは異なっていました。
月島秀九郎とは
『BLEACH』に登場する月島秀九郎とは、2月4日生まれで身長198cm、体重73kgの完現術者の青年です。月島秀九郎は「ブック・オブ・ジ・エンド」という能力を使います。この能力は斬った人間が経験してきた過去を改変する能力です。
これによって自分を仲間だと思わせたりすることができます。月島秀九郎はこの能力を使って謀反を起こしたという過去を銀城空吾に刷り込んでいました。この能力を一人に対して何度も行うと混乱して精神が壊れる場合もあります。ちなみに二度斬ることで記憶改変を解除することができます。
月島秀九郎との出会い
月島秀九郎は幼い頃に銀城空吾と出会っていました。ただ『BLEACH』の本編ではほとんど過去は語られず、額に怪我をしている月島秀九郎の頭を撫でている銀城空吾の姿が描かれていただけです。この過去のワンシーンではまだ銀城空吾が死神でした。
『BLEACH』の死神代行消失篇は人気が落ち込んでしまい、長く連載できなかったので過去を描く事ができなかったといわれています。月島秀九郎は千年血戦篇にも登場しますが、二人の過去については詳しく語られずに物語は終了しました。
月島秀九郎との関係
銀城空吾と月島秀九郎の関係について過去はほとんど描かれませんでしたが、少なくとも月島秀九郎にとって銀城空吾は大切な存在だったようです。月島秀九郎は最期、銀城空吾の死に嘆き悲しみながら胸部に穴が空いた状態で黒崎一護に襲いかかりました。過去に一人ぼっちだった月島秀九郎にとっては唯一家族のような存在だったのかもしれません。
銀城空吾の強さや能力は?
銀城空吾はただの完現術者ではなく、その正体が死神代行というだけあり「XCUTION」のメンバーの中でも戦闘能力が高い人物です。ここでは銀城空吾の強さや能力についてまとめています。
銀城空吾の強さ
『BLEACH』の死神代行消失篇では銀城空吾と黒崎一護の戦闘シーンが描かれています。黒崎一護がまだ完全な完現術を手に入れていない時は、瀕死の状態に追い込むほどの強さを見せました。この時は完全な完現術を習得するための訓練だったので、井上織姫が側にいて怪我をする度に回復させていました。
この時点では銀城空吾の方が実力は上でした。その後銀城空吾は正体を明らかにして黒崎一護の完現術の能力を奪いました。しかしその瞬間、黒崎一護は護廷十三隊の隊長格の霊力を分けてもらったことで死神の力が復活します。銀城空吾は雪緒の完現術を使って別空間で黒崎一護と石田雨竜の二人を相手にしました。
しかしすぐに銀城空吾は戦うのを中断し、浮竹十四郎が裏切り者だという話をして黒崎一護を自分の仲間にしようとしました。しかし黒崎一護に一蹴され、互いに卍解して戦います。しかし銀城空吾の卍解は黒崎一護に通用せず、剣を折られてあっけなく倒されてしまいました。
そのため完現術者としての能力は上だったかもしれませんが、死神としては黒崎一護の方が圧倒的な強さを持っていました。ちなみに銀城空吾は正体を明かした後、黒崎一護が復活しなければ尸魂界に行って浮竹十四郎に復讐するつもりでした。しかしこの実力だと復讐をすることができても失敗していた可能性があります。
完現術はクロス・オブ・スキャッフォルド
『BLEACH』の銀城空吾の完現術は「クロス・オブ・スキャッフォルド」といいます。これは十字架のチェーンネックレスが大剣に変化します。刀身部分にも持ち手があるのであらゆる戦いに応用することができます。
完現術とは
『BLEACH』には登場する完現術者とは、完現術(フルブリング)という能力を持つ人間のことで死神ではありません。石田竜弦は井上織姫や茶渡泰虎、そして滅却師もその類に入ると考察していましたが、厳密には「物質に宿る魂を引き出して操る」という能力を持っています。
愛着のある物や長く持っている物であればその形状までも自由に操る事ができ、武器としても扱えます。血統によって能力が引き継がれる滅却師とは違い、能力は子供に継承できません。完現術を持つ者は必ず生まれる前に母親が虚に襲われます。
その理由は、完現術者が霊王の欠片を持っているからです。完現術者が登場した時には母親が虚に襲われることが能力の発現条件だといわれていましたが、そもそも完現術者が霊王の欠片を保持していることが原因で必然的に生まれる前に母親が虚に襲われることが判明しています。
銀城空吾の完現術の能力
『BLEACH』の銀城空吾の完現術「クロス・オブ・スキャッフォルド」の能力は、単純な剣での攻撃の他、霊圧の斬撃波を出すこともできます。黒崎一護の完現術を奪った後は上半身に骨のような形状の鎧のジャケットを着た状態になっていました。元死神代行なので力を奪ったり与えたりすることもできます。
実際に『BLEACH』の劇中では奪った能力を他の完現術者達に分け与えていました。この時に相手の能力も奪っており、死神の力を取り戻した黒崎一護と戦った時には雪緒の完現術を使って空間を造りました。
銀城空吾の斬魄刀
銀城空吾の正体は初代死神代行なので斬魄刀を持っているはずです。『BLEACH』の読者の間では銀城空吾が完現術で発現させた大剣が斬魄刀なのではないかと考察されています。実際に『BLEACH』で黒崎一護と石田雨竜の二人と戦っている時に持っていた武器は完現術で出現させた大剣だけでした。ただ斬魄刀の名前は不明です。
卍解
『BLEACH』の銀城空吾は卍解することができます。卍解すると黒のスーツを着用し、骨のような鎧をまとったような状態となります。顔には黒いバツ印が表れて髪は白くなります。卍解時の外見は破面にも似ています。持っていた大剣は柄の部分が骨のようになり、鍔の部分は角と歯のような装飾がされた状態になります。
虚閃も使う
『BLEACH』の死神代行消失篇の終盤では黒崎一護の卍解との対決となります。卍解した状態の銀城空吾は虚閃(セロ)も使う事ができます。虚閃とは虚特有の能力の事で、虚以外では虚化した死神しか使うことができません。
なぜ銀城空吾がこの虚閃を使う事ができるのかというと、完現術者が生まれる前に母親が虚に接触していることが関係しています。この虚との接触によって完現術者は虚の力を使うことができるようになるのです。
そのため黒崎一護の完現術を吸収したことが原因ではありません。銀城空吾は卍解をした時に白を基調とした姿になるのですが、その姿は白一護にも似ています。
銀城空吾の声優は?
『BLEACH』はアニメ化されており、銀城空吾が登場する死神代行消失篇まで放送されました。ちなみに『BLEACH』の最終章である千年血戦篇の製作も決まっているので、千年血戦篇のアニメにも銀城空吾が登場するといわれています。ここでは『BLEACH』のアニメの銀城空吾役の声優を紹介します。
銀城空吾の声優は東地宏樹
『BLEACH』のアニメで銀城空吾役を演じた声優は東地宏樹です。東地宏樹は、『BLEACH』のラジオドラマ「VOMIC」でも銀城空吾役の声優を担当しました。
東地宏樹のプロフィール
『BLEACH』で銀城空吾役を演じた東地宏樹は、1966年5月26日生まれの声優・俳優です。大沢事務所に所属しています。元々声優や役者には興味はなかったそうですが、友人に影響されてこの道を目指すようになったそうです。
デビュー当時は声優ではなく舞台俳優としての活動が中心でしたが、その後ナレーションの仕事が増えたことで声優としても数多く出演するようになりました。声優デビューは1996年からで、吹き替えやゲーム作品を中心に出演しています。若い男性から中年の男性役の声優に起用されることが多いのも特徴的です。
東地宏樹の主な出演作品
声優の東地宏樹の主なアニメ出演作品には、『D.Gray-man』のクロス・マリアン役、『機動戦士ガンダム00』のラッセ・アイオン役、『黒執事』のバルドロイ役、『イナズマイレブン』の久遠道也役、『3月のライオン』の後藤正宗役などがあります。吹き替え声優としてはウィル・スミスやブラッド・ピットなど人気俳優を担当しています。
銀城空吾の世間での評判や人気
『BLEACH』では銀城空吾がラスボスでありながらもあっさりと負けてしまいました。そのため銀城空吾がお気に入りだったという方は物足りなさを感じていたようです。しかし千年血戦篇では死後の世界である尸魂界で銀城空吾が再登場します。再登場に嬉しく思うファンもたくさんいました。
『BLEACH』の死神代行消失篇は月島秀九郎の能力が過去改変なだけにストーリーも複雑になっています。そのため、読みながら混乱したという方も多いようです。アニメや漫画で過去のストーリーを見直して月島秀九郎と銀城空吾の伏線を確認している方もいました。
『BLEACH』の死神代行消失篇では銀城空吾と月島秀九郎の関係性をもっと掘り下げてほしかったという声がたくさんありました。一応伏線はいくつか回収されたものの、肝心の銀城空吾の過去などは本編で明らかになりませんでした。
ちなみに『BLEACH』の小説「Can't Fear Your Own World」で死神を辞めた過去が詳しく語られています。小説では、月島秀九郎による過去の捏造だと思われていた「仲間を殺された」という部分だけは本当のことだったことが判明します。仲間を殺したのは月島秀九郎ではなくある死神でした。これにより銀城空吾は尸魂界に復讐を企むようになります。
もしも銀城空吾が〇〇だったら
ここでは『BLEACH』の銀城空吾がもしも〇〇だったらと仮定して、地元の先輩・兄・部活の顧問の三つのシチュエーションで考察していきます。
銀城空吾地元の先輩篇
『BLEACH』の銀城空吾がもしも地元の先輩だったら、基本的に面倒見が良い人物なので何かと気にかけてくれるかもしれません。実際に『BLEACH』で過去改変によって本来の目的を忘れていた時には、自分が悪役になってまで黒崎一護の訓練に付き合っていました。
銀城空吾兄篇
『BLEACH』の銀城空吾がもしも兄だった場合は、常に一緒にいてくれる頼れる存在になるかもしれません。『BLEACH』の終盤では冷酷な性格が目立つ銀城空吾でしたが、死神に裏切られる前は温厚な性格をしていたようです。実際に過去には一人ぼっちだった月島秀九郎に「今日から俺達は2人だ」と言って笑顔を向けているシーンもありました。
銀城空吾部活の顧問篇
『BLEACH』の銀城空吾が部活の顧問だったら、容赦ない指導をすると考えられます。『BLEACH』では黒崎一護の完現術の訓練をするために、回復役の井上織姫を呼んで徹底的に痛めつけていました。
黒崎一護の場合は完現術を引き出すためにハードな訓練を強いていましたが、きちんと計画を立てて訓練させており最終的に完現術の習得まで導きました。ハードな指導方法ですが、しっかりと結果をだす部活の顧問になるかもしれません。
銀城空吾はブレない完現術者
『BLEACH』の死神代行消失篇で登場した銀城空吾の正体は初代死神代行でした。月島秀九郎の能力を使って本心を隠して復讐を企んでいましたが、黒崎一護の卍解にあっけなく敗れてしまいます。また『BLEACH』の連載期間の関係でどんな人物なのか深く語られることもありませんでいた。
銀城空吾は『BLEACH』の死神代行消失代行篇だけでなく千年血戦篇や小説でも登場しているので、ぜひその活躍をチェックしてみてください。
この記事のライター
rg4yd
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。