【炎炎ノ消防隊】シンラ(森羅日下部)は悪魔を思わせる主人公！人物像まとめ

シンラ（森羅日下部）とは、『炎炎ノ消防隊』の主人公です。『炎炎ノ消防隊』ファンからも、シンラは「悪魔を思わせる主人公」だと言われています。ここでは、『炎炎ノ消防隊』の悪魔を思わせる主人公・シンラや、『炎炎ノ消防隊』の概要について紹介していくため、チェックしてみてください。

『炎炎ノ消防隊』の主人公・シンラは、焔ビトから一般市民を守るために組織されている特殊消防隊の第8特殊消防隊に所属する二等消防官です。黒髪の短髪に三白眼気味の目、ギザギザとした歯が特徴の少年です。幼い頃からヒーローに憧れており、ヒーローになるために特殊消防隊に入隊しました。第三世代能力者であり、足から炎を出すことが可能です。普段は明るい性格をしていますが、過去の火事の影響で、ときおり悪魔のような不気味な笑みを浮かべてしまう癖があります。

『炎炎ノ消防隊』とは、大久保篤によるSF消防士バトル漫画です。ダークファンタジーやSF要素も融合した作品で、原作のヒットを受けて2019年と2020年にアニメ化しています。原作者の大久保篤は『月刊少年ガンガン』で『B壱』や『ソウルイーター』などの人気作を連載してきた漫画家で、『炎炎ノ消防隊』は『週刊少年マガジン』に移籍後に連載をスタートした、作者初めての週刊連載作品となっています。

「焔ビト」と呼ばれる炎の化け物が引き起こす脅威により、世界は恐怖に包まれていました。主人公のシンラは第8特殊消防隊に入隊し、特殊能力を持った消防士として、焔ビトの原因究明や一般市民の安全を守る活動に身を投じることになります。シンラが特殊消防隊に志願したのは、過去に火事を経験しており、その出火原因が自分であると疑われたことが理由です。しかし仲間とともに特殊消防隊の活動を行ううちに、火事の真相が判明していきます。

『炎炎ノ消防隊』の主人公であるシンラは、ヒーローに憧れを持つ少年漫画の主人公らしい少年です。普段は明るくヒーローらしい強さを持つシンラには、意外な過去が隠されていました。ここでは『炎炎ノ消防隊』のシンラの人物像や過去について紹介していくため、チェックしてみてください。

『炎炎ノ消防隊』のシンラは、基本的に明るくポジティブな性格をしています。ヒーロー願望を持っており、訓練校時代には自称・騎士である同期のアーサー・ボイルとたびたび衝突していました。正義感が強く、仲間思いで家族思いの少年ですが、過去のショックから緊張するとぎこちない不気味な笑みを浮かべてしまう癖があります。そのため、「悪魔」と呼ばれて気味悪がられてきました。

『炎炎ノ消防隊』のシンラは普段は明るい少年ですが、悲しい過去を背負っています。シンラは5歳の頃、突然の火事によって母親と生まれたばかりの弟・ショウを亡くしています。また、火事の影響でシンラは発火能力に目覚め、足から炎を出すことができるようになったため、シンラが火事の原因だと疑われ、殺人犯として扱われてしまうのでした。

さらに、その時のショックによってうまく笑うことが出来なくなったシンラには、緊張すると悪魔のような不気味な笑みを浮かべてしまう癖がついてしまいました。そのため、シンラは「悪魔」と呼ばれるようになってしまいます。シンラが発火能力を使用した際に残る足の形をした焼け跡も「悪魔の足跡」と呼ばれ、酷い迫害に遭うのでした。

『炎炎ノ消防隊』の主人公・シンラが特殊消防隊に志願したのは、ヒーローになることが目的です。また、母親や弟のような被害者を増やさないことや、自らが火事の原因であるという濡れ衣を晴らすことも目的の一つでした。しかし物語が進むにつれて、過去の火事の原因は発火能力に目覚めた弟のショウが原因であり、その際に母親も焔ビトとなってしまったことが判明します。さらに弟と母親が生きていることが判明し、シンラは2人を助けるという目標のために動き始めることになります。

『炎炎ノ消防隊』のシンラは足から炎を出せるという強さを持つ能力者です。能力を活かして空を飛んだりキックで攻撃したりするなど、アクションヒーローのように戦うことができます。さらに物語の途中で手の型を取得したことで、必殺技も使えるようになりました。ここでは『炎炎ノ消防隊』のシンラの能力や強さ、手の型について解説していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』のシンラは、足から炎を出すことができる第三世代能力者です。靴を履いても発火能力によって燃えてしまうため、常に裸足で行動していました。しかし物語の途中で、シンラはアドラバーストを持つ第四世代能力者として覚醒します。アドラバーストとは「穢れなき炎」とも呼ばれているもので、異世界アドラからきた聖なる炎です。第三世代能力者の中でもアドラバーストを持つものは稀です。シンラはアドラバーストという強さを得たことで、伝導者一派に狙われることになります。

『炎炎ノ消防隊』の主人公であるシンラは、足から炎を出すという強さを持っています。そのため、足から出した炎を活用した空中戦を得意としています。能力を活用する事で、炎を使って空を飛び、素早く火災現場に駆けつけることもできます。もともとシンラはヒーロー願望が強かったため、「キックで戦うヒーロー」というシンラのこだわりによってこの戦闘スタイルになりました。

もともとキックを主体とした攻撃を得意としていたシンラですが、最強の消防士、新門紅丸のもとで修業を行ったことで、「手の型」による炎の制御という強さを手に入れられました。手の型とは気の流れを操作するもので、シンラが使う「虎ひしぎ」という手の型は、足の力を増幅させるための型です。シンラはこの手の型を使うことで足の炎の出力を変え、高速移動を行うことが可能になりました。

シンラの「ラピッドマンキック」とは、手の型によって足の裏から炎を一定方向へ向けて噴出し、その勢いによって飛び上がって蹴り上げる技です。先に紹介した手の型虎ひじきを応用した技で、いきなりトップスピードでキックを行うことができるため、相手が反応する前に攻撃を当てることが可能です。

シンラの「コルナ（悪魔の型）」とは、足の裏から炎を爆発的に噴出させ、相手へとぶつける技です。悪魔の型とは手の型を悪魔のような形にするもので、第8特殊消防隊の桜備大隊長に教えてもらいました。空中で、相手へかかと落としをするような態勢で攻撃を繰り出す必殺技です。

五柱目であるインカを巡って戦うことになったカロンに対して、これまでのシンラの攻撃ではダメージを与えることができませんでした。そこでシンラは悪魔の型を思い出し、コルナを繰り出しました。シンラの足から放出された炎は悪魔の形をしており、カロンに襲い掛かります。この攻撃により、シンラはカロンに初めてダメージを与えることに成功しました。

『炎炎ノ消防隊』はバトルやダークファンタジーの要素が強い作風になっており、恋愛要素はそれほど強くありません。しかし、シンラが所属している第8特殊消防隊には女性隊員もおり、それぞれ魅力的なキャラクターをしています。また、他の部隊の女性隊員の中にはシンラに対して恋心を抱いているキャラクターもいるため、魅力的なヒロイン達とシンラの関係に注目しているというファンもいます。ここでは『炎炎ノ消防隊』のシンラと女性キャラの関係について紹介していきましょう。

茉希尾瀬（マキオゼ）は、シンラと同じ第8特殊消防隊に所属している一等消防官です。シンラにとっては先輩隊員にあたるヒロインで、シンラが入隊した際にはすでに第8に所属していました。黒髪ロングに鍛えた筋肉質な体が特徴的なクールなお姉さんタイプですが、恋バナが好きで、すぐに頭の中がお花畑になってしまいます。そのため、周囲からは残念美人と言われることもあります。

シンラは茉希に対して顔を赤らめるシーンもありましたが、茉希の方はシンラの事を異性としてみてはいません。また、白馬の王子様が迎えに来てくれると信じているため、シンラと恋愛関係に発展する可能性は低いです。

環古達（タマキコタツ）は、第1特殊消防隊から第8特殊消防隊に研修配属されているシンラと同世代の消防官です。黒髪ツインテールの勝気なタイプで、黒ビキニのような衣装の上に消防服を羽織っています。シンラとは第8に来る前に出会っていますが、その際に突然服が脱げたり胸を触られたりする環の「ラッキースケベられ」体質が発動しており、シンラが被害にあっています。

シンラとは年齢が近いこともあり、同じ第8特殊消防隊所属になってからは2人で話をするシーンが多いです。また、環はもともと第1特殊消防隊に所属していましたが、憧れていた先輩の烈火星宮に殺されかけており、その際にシンラに助けられています。そのため、環はシンラに特別な感情を抱いている可能性があります。

アイリスは第8特殊消防隊に派遣されている聖陽教会のシスターです。 『炎炎ノ消防隊』のメインヒロインだと言われています。物語の序盤に、第8特殊消防隊に配属する前のシンラがアイリスをお姫様抱っこで助けているため、シンラにとってはアイリスがはじめて会ったヒロインです。

アイリスはシンラにとって天使のような存在であり、他のヒロインと比較してもアイリスのことを女性として意識しているシーンが多いです。また、アイリスと義理の姉妹であるプリンセス火華との関係改善のためにシンラが力を尽くしたこともあり、アイリスにとってシンラは特別な存在となっています。

プリンセス火華は、第5特殊消防隊の大隊長を務めている女王様タイプの女性です。アイリスとはシスターとして同じ孤児院で育ちましたが、火事で自分とアイリス以外の人間全員が死亡したため、炎を憎むようになりました。プリンセス火華は焔ビトを憎むあまり非人道的な実験を行っていましたが、シンラに殴られ諭されたことをきっかけに、昔の優しい気持ちを思い出すことができました。

シンラに初めて出会ったときにはシンラのことを見下していたプリンセス火華ですが、シンラに殴られ、炎の恐怖から救ってくれたことで、シンラに恋をしてしまいました。それ以降、第8特殊消防隊に協力してくれるようになるなど、ヒロインの中ではあからさまにシンラに好意を向ける乙女なヒロインになっています。

『炎炎ノ消防隊』は2019年にテレビアニメ1期、2020年にテレビアニメ2期が放送されています。シンラは『炎炎ノ消防隊』の主人公であるため、アニメ放送時にはどのような声優がシンラを演じるのか気になったという人も多いです。ここでは、テレビアニメ『炎炎ノ消防隊』でシンラを演じた声優について紹介していきましょう。

アニメ『炎炎ノ消防隊』で主人公のシンラを演じたのは、声優の「梶原岳人（かじわら がくと）」さんです。アニメの『ブラッククローバー』の「アスタ」役などを演じています。また、アーティストとしての歌唱力を活かして、『あんさんぶるスターズ！』の「天城一彩」役や『Paradox Live』の「朱雀野アレン」役などの音楽系ゲーム作品でも活躍しています。2020年に第14回声優アワード新人男優賞を受賞しました。

梶原岳人さんの主な出演作品として、『ブラッククローバー（アスタ）』、『ACTORS -Songs Connection-（音之宮朔）』、『シャドウバース（竜ケ崎ヒイロ）』、『お前はまだグンマを知らない（神月紀）』、『Paradox Live（朱雀野アレン）』、『あんさんぶるスターズ！（天城一彩）』、『アイ★チュウ（如月ましろ）』、『古見さんは、コミュ症です。（只野仁人）』などがあります。

『炎炎ノ消防隊』のシンラは、母と弟を失うという辛い過去を背負いながらヒーローを目指す主人公です。一見して単純でポジティブな主人公のように見えますが、トラウマを抱えながら一生懸命に頑張ることができる強さを持つシンラのことが好きというファンは多いです。ここでは『炎炎ノ消防隊』のシンラに対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』のファンの中には、シンラがただの目立ちたがりではなく、優しいヒーローになりたいという気持ちが伝わってくるとコメントしている人がいました。一見してヒーローを目指す単純な少年のように見えるシンラですが、このようなギャップが良いという意見も多いです。

『炎炎ノ消防隊』が好きな人の中には、シンラがきちんと考えて行動できる主人公である点を評価している人もいました。少年漫画の主人公は敬語が使えないような単純なキャラクターも多いですが、シンラの場合は立場をわきまえて自制ができることから、見た目以上に大人な部分があります。

『炎炎ノ消防隊』を見ている人の中には、プリンセス火華とシンラが結ばれてほしいとコメントしている人もいました。プリンセス火華はシンラに殴られて以降は健気なヒロインになるため、シンラとくっついてほしいと考えてしまうファンも多いです。

『炎炎ノ消防隊』のシンラは、辛い過去を背負いながらもヒーローを目指す強さを持った主人公です。最初は「ヒーローと言えばキック」という拘りからキックによる攻撃が主となっていましたが、手の型を覚えてからは攻撃力の強い必殺技も使えるようになりました。シンラに興味が湧いた人は、ぜひ『炎炎ノ消防隊』をチェックしてみてください。